JPS5918731Y2 - 押釦式チユ−ナ - Google Patents

押釦式チユ−ナ

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JPS5918731Y2
JPS5918731Y2 JP3708479U JP3708479U JPS5918731Y2 JP S5918731 Y2 JPS5918731 Y2 JP S5918731Y2 JP 3708479 U JP3708479 U JP 3708479U JP 3708479 U JP3708479 U JP 3708479U JP S5918731 Y2 JPS5918731 Y2 JP S5918731Y2
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JP
Japan
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cam
plate
push
push button
pin
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JP3708479U
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Inventor
三明 直井
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ミツミ電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押釦式チューナに係り、押釦杆操作に連通ずる
放送バンド切換板を簡単な構成で高精度にスライドさせ
て選局精度を向上しうる押釦式チューナを提供すること
を目的とする。
第1図は本考案になる押釦式チューナのl実施例の全体
斜視図、第2図は上記押釦式チューナの上方フレーム及
びμ同調器を取去った状態の全体斜視図、第3図及び第
4図は夫々上記押釦式チューナの要部及び他の要部の分
解斜視図、第5図A、 Bは夫々上記押釦式チューナの
押釦杆部分の平面図及び同図A中A−A線に沿う縦断矢
視図である。
図中、押釦式チューナ1は、大略板状の下方フレーム2
及び上方フレーム3を有する。
下方フレーム2は、前端に第4図に示す如く6組の孔4
a、4bを有する前方側板4をネジ止めされ、又第3図
、第5図に示す如く中央に夫々孔5aを有する6個の中
央側板5を切起こし形成され、又後端に1対のピン6a
を打出し形成した後方側板6を折曲形成される。
又フレーム2は右方に側板2a〜2Cを折曲形成され、
且つ2本のピン7.8を植設される。
上方フレーム3は、第1図に示す如く上面にピン9によ
り指針10を枢支される。
この場合後述するカム板13のピン13 aがフレーム
3及び指針10の各長孔3a、10aを嵌挿する。
指針10は表示部10aを有し、ピン9、切起こし係止
部10 b、ピン133間に取付けたワイヤバネ11よ
り第1図中反時計方向に回動附勢されてガタを除去され
ている。
12はカム体で、二枚のカム板13.14を所定間隙を
有してピン15により一体組付けてなり、第3図に示す
如く、フレーム2上面に該カム板14を4本のガイドピ
ン21により案内されて矢印C,D方向スライド自在に
取付けられる。
カム板1,1は夫々隣接ピッチ2Pで且つ互いにピッチ
Pずらせて配設された例えば3個のV字型カム部22を
有し、各カム部22は夫々左右巾寸法l(但し奥<l<
1)の1対の対称カム面22a、22bを有する。
又上吏カム板13は−のピン13aを突設される。
下方カム板14の右方部には矢印C,D方向と大略45
°傾斜した長孔14a、切起こし係止部14bを設けら
れ、更にL字状腕部14 Cにピン23、切起こし係止
部14dを設けられている。
24は長孔24 aを有する三角形状中間板で、第3図
、第6図に示す如くカム板14上面にピン25により若
干のガタを有して枢支され且つ係止部14 bとの間に
張設したコイルバネ26により附勢して取付けられてお
り、該長7L24aはカム板14の長孔14 aと大略
重畳するが若干寸法該係止部14 b方向へずれ変位し
ている。
27はスライド板で、第4図に示す如く、夫々段部28
aを有する6個の孔28を設けられ且つ一端折曲部2
7 aにナツト29を介して調整ネジ30を取付けられ
ており、第1、第2、第5図に示す如く、前方側板4前
面に矢印C,D方向スライド自在に係合されるが通常は
後述するバネ92により附勢されて矢印り方向スライド
限位置にある。
31はバンド切換板で、第3図に示す如く前後端に設け
た段部31 a、 31 b間に先細状の6個のガイド
溝32 a〜32 fを設けられており、フレーム2上
面の中央及び後方側板5,6間に矢印C,D方向スライ
ド自在に嵌合配設される。
切換板31はそのスライド位置にかかわらず前方段部3
1 aを後述する各操作杆38a、38bの後端部43
dにより規制され、且つ後方段部31 bを後方側板
6の1対のピン6aにより規制されて浮上りを防止され
ている。
切換板31の後部に一体形成した腕部31Cには各バン
ド用回路を選択切換えるスライドスイッチ(共に図示せ
ず)を連結されている。
又ガイド溝32 a〜32 fは、この場合溝32 a
が長波選局用、溝32 bが中波選局用、溝32 Cが
短波選局用、溝32 d〜32 fが夫々同一形状でF
M選局用に選定されている。
上記バンド切換板31の浮上り防止構造によれば前後端
を夫々後端部43 d及びピン6aにより別個に規制し
ているため、スライド動作が安定し、しかも後端部43
dのガイド溝32a〜32 fに対するスライド距離
を大に設定して切換精度を向上しうる。
37a、37bは夫々例えば3個の押釦杆で、第3図、
第5図に示す如く左右方向に隣接ピッチPで交互に配設
されており夫々操作杆38a、38b、規定子39、カ
ムバレー40、押釦41よりなる。
押釦杆37 aの金属板製操作杆38 aは第5図に示
す如く、途中に枢支孔42 aを有する溝部42を設け
られ本体部43及び弾性変位自在の抑止部44を一体形
成される。
尚抑止部44の付根には切欠部45が設けられ上記弾性
変位を容易に行ないうる構成とされている。
本体部43は係止部43a、ストッパ一部43 b、長
孔43 C1後端部43 dを有し、抑止部44は押圧
用凸部44 aを有し、又両者43.44の上面に規定
子39回動規制用の1対のピン46を設けられる。
他の操作杆37 bは操作杆37 aと大略同−構成で
あるが、第5図に示す如く1対のピン46を操作杆38
b下面に設けられている。
規定子39は金属製で、第8図A、Bに示す如く当接部
39 a、ボス部39 b及び係止部39 Cを一体形
成されており、操作杆38 Hの上面側よりボス部39
bを枢支孔42 aに嵌合され、操作杆38 a下面
で係止部39Cに第9図A、 Bに示す押えばね51の
係合孔51aを係合され回動自在に係止される。
内押えばね51はその爪部51 bが溝部42に係合し
て回転方向係止される。
金属板製カムバレー40は、第3〜5図に示す如く、カ
ム部40 a及び孔40 bを有する。
押釦41は第5図A、 Bに示す如く、凹部41a。
41 bを有する遍平四角形状で、該凹部41 a、4
1 bを夫々操作杆38 Hの本体部43及び抑止部4
4に嵌合され、押釦41に挿通させたピン52を更に本
体部43の長孔43 C及びカムバレー40の孔40
bに貫通させて組付けられる。
このときピン52は長孔43 C前端に位置し且つ抑止
部44の凸部44 aは凹部41 bの二次曲線状ガイ
ド部41 Cの先端に位置する。
(従ってこのとき規定子39はフリーである)他の押釦
杆37 bの操作杆38 bにも同様に組付けをなされ
るが、この場合は規定子39は操作杆38 b下面側に
取付けられる。
押釦杆37a、37bはフレーム2に対し、第2図、第
3図に示す如く夫々操作杆38a、38bがカム体12
の1対のカム板13.14間を挿通しフレーム2の前方
及び中央側板4,5間に矢印A、 B方向スライド自在
に支承されて取付けられる。
このとき第4図、第5図に示す如く操作杆38a(38
b)の後端部43 dは中央側板5の各社5aを嵌合挿
通突出して上記の如くバンド切換板31の段部31 a
に接し、又本体部43は前方側板4の孔4aを嵌合挿通
して更にスライド板27の孔28の右方部を挿通し、且
つ抑止部44は前方側板4の孔4bを遊嵌挿通して更に
該孔28の左方部を挿通する。
又カムレバー40のカム部40 aは該孔28の段部2
8 aに離間対向する。
かくして6個の押釦杆37a、37bはカム体12長手
方向に交互に隣接ピッチPを有して取付けられ、押釦杆
38 aの上面側規定子39は夫々上方カム板13のカ
ム部22に対応し且つ押釦杆38 bの下面側規定子3
9は夫々下方カム板14のカム部22に対応する。
更に押釦杆37a、37bは夫/4作杆38a、38b
が係止部43 a及びフレーム2のビン2d間に張設し
たコイルバネ53により第5図A中矢印B方向へ附勢さ
れストッパ一部43 bが前方側板4に当接して位置決
めされる。
ここで、上記の如くカム体12をカム板13.14の二
枚構成とし、隣接ピッチPの押釦杆37a、37bを一
個おきにカム板13,14に交互に対応させる構成とし
た理由を述べる。
一般には隣接ピッチPの複数の押釦杆が1枚のカム板の
みに対応する構成が通常であり、これによれば、カム板
の−のV字型カム部の最大ピッチ寸法は上記ピッチPに
一致することにより、カム部の1対の対称カム面の各巾
寸法は男となる。
従ってカム板が例えば読出し選局時に一度にスライドし
うる最大寸法はこの寸法兇となり、カム板の仲立位置よ
り左右に夫々男の半分ずつ、即ち最大猪ずつスライドし
うる範囲で記憶及び読出し選局を行なうことは自明のこ
とである。
しかしこの最大スライド寸法(PA+’APA)に全て
の放送局を対応させると、該寸法夾が比較的小なるため
選局精度が低下してしまうという欠点がある。
従って、本実施例では、押釦杆37a、37bを交互に
カム板13.14に対応させて、例えば押釦杆37 a
のみについてみると隣接ピッチ2Pおきにカム板13に
対応させている。
従ってカム板13のカム部22の隣接ピッチは2Pとな
り、その1対のカム面22a、22bの巾寸法1も最大
限Pに設定しうる。
従ってカム板13が読出し選局時に一度にスライドしう
る最大寸法はPとなり、カム板13は中立位置より左右
に夫々Pの半分ずつ、即ち最大男ずつスライドしうろこ
とになる。
従ってこの最大スライド寸法(PA+’A = P)に
全ての放送局が対応することになり、従来例の最大スラ
イド寸法挑の場合に比して、選局精度は2倍に向上する
しかしながら実際には精度はそこまで向上させる必要は
ないため、本実施例では各カム面22a、22bの巾寸
法lをl<I<hとして最大スライド寸法(k+に−1
,但し’J<l<P)に設定しているものである。
押釦杆37 b及びカム板14の関係についても全く同
様である。
61はμ同調器で、第3図中コ字状板62に複数のコイ
ル63を固定し、スライド板64に固定した複数のコア
65が該スライド板64の矢印A、 B方向スライドに
伴ないコイル63に出入してμ同調を取るもので、側板
2Cにネジ止めされる。
又スライド板64には下方に突出するピン66を固着さ
れており、該ピン66は第3図、第6図中中間板24の
長孔24 a及びカム板14の長孔14 aに共通に嵌
挿される。
このため中間板24はピン25との枢支ガタに基付きコ
イルバネ26に抗してピン25方向に若干強制スライド
され、相対的にピン66は長孔14aのコイルバネ26
側孔縁に圧接され嵌合ガタを除去される。
従って後述する如くカム体12が矢印C,D方向へスラ
イドする際ピン66は長孔14aにより案内されて相対
的に矢印A、 B方向へスライドされるが、この場合
スライドガタを生ぜず同調精度が向上される。
67は同調軸伝達機構で、第4図、第7図に示す如く、
大略同調操作軸(図示せず)と同軸のウオーム軸68の
回転を上記フレーム2に植設したピン7に嵌合された各
回転部品を介してカム体12に伝達するものである。
ウオーム軸68は、ウオーム部68 aを有し、フレー
ム70の三側板70 a〜70 Cの内、対向側板70
a、70b間に押えバネ71を介して挿通されEリング
72により係止して支承される。
ウオーム軸68の一端にはオルダム継手半体73を嵌合
され、他端はフレーム70の係止部70 dとめ間に張
設したコイルバネ74により軸直角方向に附勢される。
従ってウオーム軸68は上記2個のバネ71.74によ
りフレーム70に軸方向及び軸直角方向にガタなく取付
けられ且つウオーム部68 aが後述するウオームホイ
ール部86 aにバックラッシュなきよう圧接噛合され
る。
このフレーム70はその1対の側板70b、70Cをフ
レーム2の1対の側板2a、2bにネジ止めされ、上側
板70 eにピン7先端を挿通される。
ピン7には、第4図、第6図、第7図に示す如く順次、
クランク81.1対の円錐状クラッチ半休82.83(
円錐クラッチ84となる)、中間軸85、ウオームホイ
ール86を嵌合される。
クランク81は筒型の金属板よりなり半径方向の長孔8
1 a及び先端係止部81 bを有し、又クラッチ半体
82はテーパ部82 aを有し、両者81.82は互い
に同軸的且つ一体的に接着固定されピン7に嵌合される
又クランク81の長孔81 aは第6図、第7図に示す
如くカム板14のピン23に嵌合され、且つ係止部81
b及びカム板14の係止部14d間にコイルバネ87
を張設される。
これによりクランク81(クラッチ半体82)は常時反
時計方向へ回動附勢されその長孔81 aの一縁のみが
ビン23外周に圧接されるため、クランク81の回動及
びカム板14のスライドの各動作量にガタを生ずること
なく精度を向上しうる。
尚これに限らず、カム板14に長孔を設け、且つクラン
ク81にピンを設けて互いに嵌合させるようにしてもよ
い。
クラッチ半体83はテーパ部83 aを有し、又中間軸
85は外周溝部85 a、筒状部85 b、1対の凹部
85 C1係止部85 dを有し、両者83.85は同
軸的且つ一体的に接着固定されピン7に嵌合される。
ウオームホイール86は、ウオームホイール部86 a
、軸部86 b、1対の凸部86 C1−の係止部86
dを有し、中間軸85に対しその軸部86 bを筒状
部85 bに嵌合させ且つ凸部86 C及び凹部85C
を軸方向嵌合させてピン7に嵌合取付けられる。
又中間軸85及びウオームホイール86の各係止部85
d、86d間にはコイルバネ88が張設されるため、両
者85.86は常時互いに反対方向に回動附勢されて凹
部85 C及び凸部86 Cの各−側が圧接され、これ
により両者85 (83)、 86はガタなく一体的に
回動される。
又ピン7には第4図、第7図に示す如く更にワッシャ8
9及びコイルバネ90を嵌合される。
従ってウオームホイール86は該バネ90により中間軸
85に圧接され、この状態でウオームホイール部86
aがウオーム軸68のウオーム部68 aに噛合する。
従ってウオームホイール86は後述する回転時に噛合に
基付き発生する上方への移動力をバネ90により打消さ
れ正常な噛合を行ないうる。
又バネ90は後述するバネ93と共に円錐クラッチ84
の連結力をも附与する。
91はクラッチ切換用フォークで、フォーク部91a及
び筒状部91 b、凸部91 Cを有し、筒状部91b
をピン8に嵌合させ、且つフォーク部91 aを中間軸
85の外周溝部85 aに係合させて取付けられる。
ピン8には更にコイルバネ92を嵌合され又Eリング9
3を係合される。
従ってフォーク91は該バネ92により相対的に下方へ
附勢されることにより、該フォーク部91 a及び外周
溝部85 aの保合を介して中間軸85(クラッチ半体
83)を下方へ附勢せしめる。
これにより円錐クラッチ84の各クラッチ半体82.8
3が互いのテーパ部82a、83aを圧接して連結状態
となる。
尚この連結状態時にはフォーク91の筒状部91 b下
端はフレーム2上面と若干寸法離間されて上記バネ92
の附勢力をきかせる構成としである。
94はクラッチ切換用回動レバーで、押圧用凸部94
a及び折曲部94 bを有し、ピン95によりフレーム
2の側板2aに枢支される。
このとき凸部94 aはフォーク91の凸部91 C下
面に接し、又折曲部94 bはスライド板27のネジ3
0先端に接する。
次に上記構成になる押釦式チューナ1の動作を押釦杆3
7 a及びカム板13を例として、カム板13(カム体
12)が中立位置から左右に夫々寸法夷以上、即ち総ス
ライド寸法史以上になる場合につき説明する。
(総スライド寸法挑以上の場合の選局可能が説明されれ
ば、当然総スライド寸法ら以下の場合は従来例と同様に
選局可能である)又ここで第10図中カム部22の各カ
ム面22a、22bのカム谷部22 Cより左右に夫々
寸法核の個所を夫々点a、点すとし、且つ夫々寸法具の
個所を夫々点C1点dとする。
まず同調操作軸を回動操作して例えばFMバンドの所望
局を選局するとする。
操作軸を例えば反時計方向へ回動操作すると、オルダム
継手(オルダム継手半体73)を介してウオーム軸68
が同方向へ回動する。
するとそのウオーム部68 a、ウオームホイール部8
6 aの噛合によりウオームホイール86、中間軸85
、円錐クラッチ84、クランク81が一体的に(円錐ク
ラッチ84は連結状態にある)平面図上反時計方向へ回
動する。
従って第6図中クランク81が反時計方向へ回動すると
、長孔81 a及びピン23の規制により、カム体12
(カム板13.14)が矢印C方向へ例えば寸法61分
スライドして第5図Aに示す中立位置より第10図に示
す位置に至る。
他方、カム体12の矢印C方向スライドにより、第3図
中カム板14の長孔14 a及びピン66の規制により
μ同調器61のスライド板64及びコア65が矢印a方
向へ所定距離スライドしてコイル63及びコア65によ
り所望局の選局同調がなされる。
かくして記憶したい局の選局が完了する。
向上記動作中長孔81 a及びピン23の規制はコイル
バネ87により又長孔14 a及びピン66の規制はコ
イルバネ26付き中間板24により夫々動作ガタを除去
されているため以後繰返し同調を行なう際にも常に高精
度の選局を行ないうる。
又上記カム体12の矢印C方向スライドに伴ない第1図
中カム板13のピン13aも上方フレーム3の長孔3a
内を同方向へスライドする。
このため指針10はその長孔10aを該ピン13 aに
より規制されてピン9を支点として時計方向へ回動して
その表示部10 aにより上記所望局の選局を表示する
尚このとき指針10はワイヤバネ11によりピン13a
に対しガタなく規制され高精度の表示を行ないうる。
次に、上記所望局を記憶するに際七、第10図中、FM
バンド用押釦杆37 aを押釦41を操作して矢印A方
向へ押込みスライドせしめる。
すると規定子39の当接部39 aが同図中二点鎖線で
示す如く、カム部22の右方カム面22 bの点す、
d間の部分(即ち谷部22 Cより寸法d1の部分)
に当接する。
続いて、押釦杆37 aを更に同方向へスライドさせる
と、規定子39はその当接部39 aがカム面22bに
よりガイドされて図中反時計方向へ回動し第11図に示
す如く該当接部39 aはカム部22の谷部22 Cに
当接して上記寸法61分矢印C方向へ移動する。
かくして操作杆38 aのスライドが停止される。
続いて、押釦41を更に矢印A方向へ押込むと、操作杆
38 aはスライドせず押釦41のみが同方向へスライ
ドする。
これにより同図に示す如く抑止部44の凸部44 aが
押釦41のガイド部41 Cの先端より該ガイド部41
Cに乗上げ移行し、これに伴ない抑止部44は大路上
記規定子39近傍部を支点として図中反時計方向へ弾性
的に回動する。
これにより本体部43及び抑止部44は夫々孔41a、
41b内を相対的に矢印B方向へ移行する。
押釦41は孔41 a、 41 b最奥部に夫々本体部
43及び抑止部44前端を当接される位置で矢印A方向
スライドを停止されて第11図に示す位置に至り、この
間ピン52は長孔43 Cの前端より相対的に後端位置
に至る。
ここで上記抑止部44の反時計方向回動により、規定子
39はボス部39 bの外周面を枢支孔42 a内周面
により押圧されてこの位置で回動不可能にクランプされ
る。
次いで押釦41の押込力を解除すると、押釦杆37 a
は第11図に示す構成を保って上記バネ53により矢印
B方向へスライド復帰し第12図に示す如くストッパ一
部43 bが前方側板4に当接復帰して停止する。
かくして記憶操作が完了する。
向上記押釦杆37 aの押込スライド中、規定子39が
カム板13に当接する直前にカムレバー40がスライド
板27に当接してこれを矢印C方向へスライドせしめて
いる。
従って後述する如く円錐クラッチ84の連結が切離され
てカム体12は矢印C,D方向スライド可能の状態とな
っているが、実際には規定子39の回動負荷が小さいた
めスライドすることなく上記記憶動作に何ら支障は生じ
ない。
又押釦杆37 aが記憶を行なって後に矢印B方向へス
ライド復帰する際には、スライド板27はバネ92によ
り矢印り方向へスライド復帰されて第12図に示す状態
に戻る。
又上記押釦杆37 aの押込スライド中、第10図に示
す如く操作杆38 aの後端部43 dがバンド切換板
31のテーパ状ガイド部32 dの右方傾斜部に当接し
、該切換板31を矢印り方向へスライドせしめた後第1
1図に示す如くガイド部32 d奥部を嵌挿する。
従ってFM用押釦杆37 aを記憶又は読出し用に押込
む際には切換板31はそれ以前に他のバンドを選択する
位置にあるにかかわらず必ず第11図に示す位置に強制
スライドされ、該切換板31に連結する上記スライドス
イッチにより電気的にFMバンドを切換選択せしめる。
次いで、上記所望局を読出し同調する操作につき説明す
るが、このとき引続き操作軸を回転操作してFMバンド
又は他のバンドの他の局が選局されているとする。
これに伴ないカム板13は第11図の位置より例えば矢
印り方向へスライドされて第12図に示す如く中立位置
より寸法62分(但し’A<d2<’A右方位置に移行
しているとする。
まず、第12図中押釦41を操作して押釦杆37aを矢
印A方向へ押込スライド変位させると、規定子39は実
線位置より二点鎖線位置へ移動してその当接部39 a
が上記カム部22の左方カム面22 aの点aより外方
部分(即ち谷部22 Cより左方へ寸法d1十d2の個
所)に当接する。
続いて押釦杆37 aを押込むが、押込開始時にカムレ
バー40のカム部40 aがスライド板27の孔28の
段部28 aに当接してその斜面効果により第4図、第
6図中該スライド板27及びその調整ネジ30を矢印C
方向へ所定寸法分スライドせしめる。
従って回動レバー94がその折曲部94 bを該ネジ3
0により押圧されて正面よりみて時計方向へ回動され、
その凸部94 aがフォーク91の凸部91 Cに当接
しこれを上方へ押圧する。
従ってフォーク91はコイルバネ92に抗して上方へ若
干寸法スライドされ、同時にそのフォーク91 aに係
合する中間軸85、クラッチ半体83、ウオームホイー
ル86を更にコイルバネ90に抗して一体的に上方へス
ライドせしめる。
かくして円錐クラッチ84のクラッチ半休82.83は
若干寸法離間して連結を切離される。
これによりカム体12は同調軸伝達機構67のクラッチ
半体83より上方部分の負荷を切離されて比較的自由に
矢印C,D方向スライドしうる状態となる。
ここで、規定子39は上記クランプ状態にあるためミ続
いてカム板13に当接後もそれ自体回動することなく矢
印A方向へ移動する。
従って、カム板13は相対的にそのカム面22 aを規
定子39の当接部39 aにより当接ガイドされて第1
2図中矢印C方向へスライドされる。
かくしてカム板13はカム部22の谷部22 Cに当接
部39 aを当接されるまで上記寸法d1+d2分スラ
イドして停止し、結局第11図に示す位置に復帰される
これに伴ない、μ同調器61のコア65も長孔14 a
及びピン66の規制により記憶時位置にスライド復帰し
、且つ指針10がピン13a及び長孔10 aの規制に
より記憶時位置に回動復帰する。
更にバンド切換板31もFMバンド位置に復帰する。
かくして上記FMバンドの所望局が読出し選局され、指
針10によりその表示がなされる。
次いで押釦杆37 aはバネ53により再びストッパ一
部43 bか゛側板4に当接するまで矢印B方向へスラ
イド復帰される。
これによりスライド板27はカムレバー40の規制を解
除されて、矢印り方向へスライド復帰され、回動レバー
94も回動復帰され、フォーク91が中間軸85、クラ
ッチ半体83、ウオームホイール86と共に下方へスラ
イド復帰される。
かくして円錐クラッチ84が再び連結され、カム体12
は同調軸伝達機構67の負荷を連結されて不要なガタ変
位を防止される。
上記の如く、円錐クラッチ84の−のクラッチ半体83
が上下方向にスライドしてクラッチ切換えを行なう構成
によれば、押釦式チューナ1の平面スペースを小型化し
え、又円錐クラッチ自体小なる摩擦面積で大なる摩擦結
合力を得られるため、一層小型化しうる上に選局精度も
向上される。
又上記読出し完了後、次に他の局を記憶する場合は、予
め規定子39の上記クランプを解除し回動自在としてお
かねばならないが、これには上記読出し完了状態より押
釦41を更に矢印B方向へ引けばよい。
このとき操作杆38 aは前方側板4に当接してスライ
ドしえず、押釦41のみが同方向へスライドする。
従って相対的に本体部43、抑止部44が夫々孔41
a、 41 bより抜出す方向に移動し第10図に示す
如くピン52が長孔43 C前端位置に復帰して停止さ
れる。
同時に抑止部44も相対的にその凸部44 aが孔41
b奥部よりガイド部41 C先端に移行して図中時計
方向へ弾性的に回動復帰する。
かくして規定子39は上記クランプを解除されて回動自
在となり、次の記憶可能状態となる。
次に、押釦杆37 bについては操作杆38 b下面側
の規定子39が下方カム板14のカム部22に対し全く
同様に当接連動して、上記の場合と全く同様に記憶及び
読出し選局を行ないうる。
尚上記実施例中、同調軸伝達機構67のクランク81.
1対のクラッチ半休82.83、中間軸85は夫々別体
的に製造しているが、これに限ることなくクランク81
及びクラッチ半体82、クラッチ半体83及び中間軸8
5を夫々予め一体モールド成型するようにしてもよく、
これによれば製造コストを低減しつる。
又上記実施例中、カム板14の長孔14 a、中間板2
4、スライド板64のピン66の構成はこれに限ること
なく、逆にカム板14にピン66を植設し、且つスライ
ド板64に長孔14 aを設けると共に中間板24を枢
支して同様にコア65のスライド規制を行なうようにし
てもよい。
第13図は本考案押釦式チューナの他の実施例を示す。
この実施例は上記実施例より回動レバー94を除去して
スライド板101により直接フォーク91を上方スライ
ドさせようとしたものである。
スライド板101は上記スライド板27の孔28とは左
右方向対称形状で段部102 aを有する孔102を設
けられており、更に右端に折曲形成した腕部101aに
フォーク91の凸部91 C下方に接する傾斜部101
bを設けられている。
又操作杆38 Hのカムレバー40も上記実施例とは左
右方向対称形状に取付けられている。
従って、押釦杆37 aを図中矢印A方向へ押込みスラ
イドすると、カム板40のカム部40 aが段部102
aに当接して今度はスライド板101を上記実施例の場
合とは逆に矢印り方向へ強制スライドせしめる。
するとその傾斜部101bがフォーク91の凸部91
C下面に当接してフォーク91を上方へスライドせしめ
、上記の場合と同様に円錐クラッチ84の連結を切離し
カム体12を矢印C,D方向スライド自在の状態とせし
める。
この実施例によれば、回動レバー94を必要としない分
構成を簡単化しうる。
上述の如く、本考案になる押釦式チューナによれば、夫
々可動及び抑止自在の規定子を有し装置本体の前後方向
スライド自在に支承された複数の押釦杆と、該本体に左
右方向スライド自在に配設されており該規定子を当接さ
れて記憶及び読出しを行ないうるカム板と、複数のカム
部を有し該中央及び後方側板間に嵌合されて左右方向ス
ライド自在に配設されており該各押釦杆の押動時に夫々
これに対応する該各カム部に当接規制され相対的に夫々
所定方向へスライド変位されて所定の放送バンドを切換
選択するバンド切換板とよりなり、該バンド切換板はそ
の上面の前端側及び後端側を夫々中央側板より突出する
押釦打抜端部及び後方側板に形成した突起部により位置
規制される構成としてなるため、従来バンド切換板を単
に押釦打抜端部のみにより位置規制しているものに比し
て、該バンド切換板は前後を別個に位置規制されるため
、位置決め及びスライド動作が安定し、又その分押釦打
抜端部の規制部分長さを小としてその分押釦杆の該バン
ド切換板のカム部に対する突き出し長さを十分確保しう
るため、該切換板のスライド位置決め精度が向上して選
局精度を向上しえ、又その構成も後方側板に単に突起部
を設けるのみでよく極めて簡単である等の特長を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案になる押釦式チューナの1実施例の全体
斜視図、第2図は上記押釦式チューナの上方フレーム及
びμ同調器を取去った状態の全体斜視図、第3図及び第
4図は夫々上記押釦式チューナの要部及び他の要部の分
解斜視図、第5図A、 Bは夫々上記押釦式チューナの
押釦行部分の平面図及び同図A中A−A線に沿う縦断矢
視図、第6図及び第7図は夫々上記押釦式チューナの主
要部の斜視図及び縦断面部分図、第8図A、 Bは夫々
上記押釦式チューナの規定子の平面図及び側面図、第9
図A、 Bは夫々上記押釦式チューナの押えばねの平面
図及び側面図、第10図〜第12図は夫々上記押釦式チ
ューナの押釦行部分の動作状態を示す図、第13図は上
記押釦式チューナの他の実施例の要部の分解斜視図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々可動及び抑止自在の規定子を有し装置本体の前後方
    向スライド自在に支承された複数の押釦杆と、該本体に
    左右方向スライド自在に配設されており該規定子を当接
    されて記憶及び読出しを行ないうるカム板と、複数のカ
    ム部を有し該中央及び後方側板間に嵌合されて左右方向
    スライド自在に配設されており該各押釦杆の押動時に夫
    々これに対応する該各カム部に当接規制され相対的に夫
    々所定方向へスライド変位されて所定の放送バンドを切
    換選択するバンド切換板とよりなり、該バンド切換板は
    その上面の前端側及び後端側を夫々中央側板より突出す
    る押釦打抜端部及び後方側板に形成した突起部により位
    置規制される構成としてなる押釦式チューナ。
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