JPS59185973A - トレ−コンベヤ式緑茶乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトレーコンベヤ式緑茶乾燥機に関し、特に乾燥
室Ｔｉ：数段に区画してその各々に火炉を接続し、且つ
各区画板は上位のトレーコンベヤから落下する粉茶の受
段としたことを特徴とするものでおる。

緑茶は新鮮な生茶葉を荒茶に加工したのち、主としてト
レーコンベヤ式乾燥機を用いて乾燥して仕上ける。　　
トレーコンベヤ式乾燥機は、一種の箱型連続乾燥機であ
って、乾燥室に数段のトレーコンベヤが備えられていて
、材料緑茶は上段のトレーコンベヤから順次下段のトレ
ーコンベヤに転軟されつつ、次第に下方へ移動しながら
乾燥し、機外へ排出される様になっている０ ところで緑茶の乾燥は、単に緑茶の含有水分を減少させ
ることだけを目的とするのではなく、乾燥された緑茶を
更に加熱することによって材料緑茶の青臭みを除き、緑
茶に特有の香ばしさ２強めることにを・る。　即ち、ト
レーコンベヤ式乾燥機は乾燥室内にＶ段のトレーコンベ
ヤを備えていて、緑茶を乾燥し、且つ一種の火入れとを
行なうものであるから、乾燥能率と火入れの効果の点か
ら、材料緑茶に対しては緑茶の乾燥度合の進行するに応
じてそれぞれに適した温度の熱風を当てる、のが望まし
いのでおる。

しかしながら従来のこの種トレーコンベヤ式乾燥機は、
乾燥室内は単室でおって、乾燥室の下部に設は九火炉か
ら熱風を送り込む様になっているから、乾燥室内は温度
・分布か必然的に定まり、上部に近いほど温度が低く、
湿度が高くなる。　従って材料緑茶が水分含有率が高い
ものであるときは、乾燥に高温熱風な必要とするから、
火入れ温度が高すぎて緑茶は却つて香ばしさが損なわれ
るし、また水７分含有率が低いものであるときは熱風の
温度を低くせざるを得ないから、火入れ温度が低すぎて
緑茶は、青臭みが残り、香ばしさが充分に発揮されない
。

加えてトレーコンベヤから零れ落ちた粉末は半゛乾燥の
状態で枠外へ新田されるので、これが製品乾燥緑茶の品
質？低下ざぜる賛因となっているのである。

本発明は上記し７′ｃ従来のトレーコンベヤ式乾燥機の
欠点を改良し、上質の乾燥緑茶を得ることができるよう
にしたものであって、乾燥室を数段に区画し、各々に火
炉を接続して材料緑茶に対して最も適した温度の熱風を
供給して、乾燥能率を高めると共に火入九の効果をよく
し、併せて各区画板はトレーコンベヤから落下する粉茶
の受段として、粉末を充分に乾燥させ、以って上質の乾
燥緑茶を得ようとするものである。

以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する
。

図中符号ｌは乾燥室でおる。　この乾燥室は基本的には
従来のこの種の乾燥機のそれと同様でおって１内部に数
段のトレーコンベヤ２が備えられており、土部に材料緑
茶の投入口３が形成されると共に下部に乾燥緑茶の排出
口４が形成されていて、材料緑茶を連続的に乾燥し、取
出すようになっている０　乾燥室ｌにはまた、一段若し
くはそれ以上の区画板４が備えられていて〜これによっ
て乾燥室内が数段の加熱室１ａ〜ｌｃに区画されておｐ
、更にそれぞれの乾燥室には火Ｐ５ａ〜５Ｃが付設され
ていて、各乾燥室１ａ〜ｌｃＫ適宜な温度の熱風を送り
込む様になっている。　同、各乾燥室１ａ〜１ｃには排
気ダクトが接続されているが図では省゛略した。

また、区画板４はトレーコンベヤ２から零れ落ちる粉末
を党けてこれを下段のトレーコンベヤに載せるための受
段としての機能′ｆｒ：府するものであって、少なくと
も一万の端は下段のトレーコンベヤ２よりも若干短かく
形成されており、且つその上に掃き寄せコンベヤ６が備
えられていて、区画板４の上に落下した肴粉茶を区画板
の端縁から下段のトレーコンベヤ２上に掃き落丁様にな
っている。

以上詳述した様に本発明は緑茶乾燥機の乾燥室を数段に
区画して加熱室とし、各加熱室にそれぞれ独立に火炉を
接続する告共に各加熱室の低底面を受段としたもので、
以下の如き効果がおる。

即ち、乾燥室ｌを単室としたときは、室内の温度分布を
制御することができず、例えば乾燥室の下部から熱風を
送入したときは、室内は下部から上部に向って次第に温
度が低くなり、しかも上部に向って次第に湿度が高くな
るので、結局、乾燥室に投入された直後の、未乾燥の材
料緑茶に対して最も温度が低く、湿度の高い熱風を当て
ることとなる。

従って、材料緑茶が水分含有率の高いものであるときは
、これを乾燥するためには高温の熱直接関係がないから
上記した場合には、火入れにとっては温度が高過ぎるこ
とがある。　従って仁の場合は、熱風の温度を乾燥に適
した温度にすると火入れの温度が高すぎて製品緑茶の香
気が搗なわれるし、火入れに適した温度にすると緑茶は
充分に乾燥し切れないま＼排出されることとなｐ１結局
、品質の高い緑茶は得られないのである。

これに対して乾燥室ｌを数段に区画することに、１１．
り、材料緑茶を乾燥度合の進行するに合わせて緑茶に適
した温度の熱風で乾燥することができるのでおつ７．例
えば、水分含有率の高い材料緑茶に対しては、上位の加
熱室に温度の高い熱風を供給して材料緑茶が最下段の加
熱室ｌｃに至ったときは緑茶を所定の水分含有率とし、
且つ最下段の力加熱室１ｃでは火入れに適した温度の熱
風を当てることができるので、作業能率が高く、シかも
上質の緑茶が得られる　のでおる。

特にこの種のトレーコンベヤ式乾燥機では、粉茶の一部
がコンベヤから零れ落ち、未乾燥の状態で乾燥緑茶に混
合して取り出されるので、これが製品緑茶の品質を低下
させる一因となっていたが、乾燥室ｙ、数段の加熱室に
区画することにより、各加熱室内でトレーコンベヤから
零れ落ち几粉茶は加熱室の底面である区画板に一旦受は
止めら第１るので、粉茶も充分に乾燥され、上質の緑茶
となるのでおる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す縦断面図であるＯｌ　；加
　熱　室　　　　２；トレーコンベヤ３；投　入　口　
　４；排　出　口 ５　；火　炉　　　　　　　６　；掃き出しコンベヤ特
許出願人代理人 福地正次

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内部に数段のトレーコンベヤを備エタトレーコンベヤ式
   乾燥機の乾燥室内に一段若しくはそれ以上の区画板を設
   けて乾燥室を数段の加熱室に区画し、各加熱室にはそれ
   ぞれ独立に火炉を接続すると共に区画板の上には粉茶用
   掃き出しコンベヤを設けたことを％徴とする緑茶乾燥機
   。