JPS59184505A - 厚鋼板の脱磁方法 - Google Patents
厚鋼板の脱磁方法Info
- Publication number
- JPS59184505A JPS59184505A JP5964083A JP5964083A JPS59184505A JP S59184505 A JPS59184505 A JP S59184505A JP 5964083 A JP5964083 A JP 5964083A JP 5964083 A JP5964083 A JP 5964083A JP S59184505 A JPS59184505 A JP S59184505A
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- JP
- Japan
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- steel plate
- demagnetization
- demagnetizing
- residual magnetism
- thick
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F13/00—Apparatus or processes for magnetising or demagnetising
- H01F13/006—Methods and devices for demagnetising of magnetic bodies, e.g. workpieces, sheet material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Ac-Ac Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、厚鋼板の残留磁気を交流磁界により脱磁す
る方法に関し、特に板厚８０闘以上の厚鋼板に有効な脱
磁方法を提案することを目的とするものである。
る方法に関し、特に板厚８０闘以上の厚鋼板に有効な脱
磁方法を提案することを目的とするものである。
一般に、鋼板に残留磁気があると、その鋼板を電気溶接
する場合に、残留磁気によってアークが曲げられ、溶接
欠陥を招く原因となる。すなわち、母材の溶融した部分
に溶融金属が埋まりきらないで、溶着金属の表面と母材
表面と接する部分に、母材表面より低いみぞが発生する
いわゆるアンダカットと呼ばれる溶接欠陥や、溶融金属
中に発生した気泡が凝固時に離脱できずに溶接部内に残
留するいわゆるブローホールという溶接欠陥となること
があった。このため、主に厚鋼板にあっては、上記残留
磁気を何らかの方法で基準値以下まで消去する必要があ
った。
する場合に、残留磁気によってアークが曲げられ、溶接
欠陥を招く原因となる。すなわち、母材の溶融した部分
に溶融金属が埋まりきらないで、溶着金属の表面と母材
表面と接する部分に、母材表面より低いみぞが発生する
いわゆるアンダカットと呼ばれる溶接欠陥や、溶融金属
中に発生した気泡が凝固時に離脱できずに溶接部内に残
留するいわゆるブローホールという溶接欠陥となること
があった。このため、主に厚鋼板にあっては、上記残留
磁気を何らかの方法で基準値以下まで消去する必要があ
った。
上記残留磁気の脱磁方法としては、従来脱磁コイルによ
り一定周波数の電流を流して磁場をつくり、この中を通
過させて残留磁気を消去する方法がとられており、この
方法にはさらに、商用のサイクルを使用する交流脱磁法
と、交番の磁場を作用させる直流脱磁法の二種類がある
。交流脱磁法は、電気回路が簡単であり、かつ鋼板を移
送させながら連続して脱磁できるので従来多用されてい
るが、厚鋼板になると交流磁場の表皮効果により中心部
の磁気まで消去することが困難であるため、適用し得る
鋼板の最大厚みは８０ｆｆ１ｇ程度と限度がある。そこ
で、８０ｆｆ以上の厚鋼板の脱磁は、通常直流脱磁法で
行なわれている。
り一定周波数の電流を流して磁場をつくり、この中を通
過させて残留磁気を消去する方法がとられており、この
方法にはさらに、商用のサイクルを使用する交流脱磁法
と、交番の磁場を作用させる直流脱磁法の二種類がある
。交流脱磁法は、電気回路が簡単であり、かつ鋼板を移
送させながら連続して脱磁できるので従来多用されてい
るが、厚鋼板になると交流磁場の表皮効果により中心部
の磁気まで消去することが困難であるため、適用し得る
鋼板の最大厚みは８０ｆｆ１ｇ程度と限度がある。そこ
で、８０ｆｆ以上の厚鋼板の脱磁は、通常直流脱磁法で
行なわれている。
直流脱磁法の場合は、交流脱磁法のように鋼板を移動さ
せながら脱磁することができないので、鋼板を長手方向
にいくつかに区分し、その区分を順次脱磁していく必要
があり、その脱磁回数は厚鋼板の化学成分、寸法および
脱磁前の残留磁気で決まる。従って、直流脱磁法の場合
は、その都度鋼板の移送を停止して複数回の脱磁作業を
行なわねばならない上、化学成分、寸法、脱磁前の残留
磁気量により再説磁を必要とする場合があり、作業能率
が低いという欠点があった。
せながら脱磁することができないので、鋼板を長手方向
にいくつかに区分し、その区分を順次脱磁していく必要
があり、その脱磁回数は厚鋼板の化学成分、寸法および
脱磁前の残留磁気で決まる。従って、直流脱磁法の場合
は、その都度鋼板の移送を停止して複数回の脱磁作業を
行なわねばならない上、化学成分、寸法、脱磁前の残留
磁気量により再説磁を必要とする場合があり、作業能率
が低いという欠点があった。
この発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、
鋼板を移送させながら連続して脱磁できる交流脱磁法を
用い、表皮効果による脱磁能力の低ドを補うために、脱
磁コイルに流れる交流電流の脱磁周波数を周波数変換に
より低下させることにより脱磁能力を維持し、８０１ｒ
１１以上の厚鋼板の交流脱磁を可能としたものである。
鋼板を移送させながら連続して脱磁できる交流脱磁法を
用い、表皮効果による脱磁能力の低ドを補うために、脱
磁コイルに流れる交流電流の脱磁周波数を周波数変換に
より低下させることにより脱磁能力を維持し、８０１ｒ
１１以上の厚鋼板の交流脱磁を可能としたものである。
以下、この発明法を図面に基づいて説明する。
先ず、脱磁の原理について簡単に説明すると、第１Ｉ１
２！に示すごとく例えば、ある鋼板に＋Ｉ、の磁界を加
えて、Ｂｍの強制磁化を行なったとした場合。
２！に示すごとく例えば、ある鋼板に＋Ｉ、の磁界を加
えて、Ｂｍの強制磁化を行なったとした場合。
＋Ｉ、の磁界を遮断すると、その時、鋼板に残る残留磁
気はＢ１となる。次に、鋼板に−Ｉ２ （Ｉｔ ＜１＋
）の逆転磁界を加えてＢｘの磁化を行ない、−Ｔ２の
磁界を遮断すると、鋼板の残留磁気はＢ２（Ｂ２＜Ｂｌ
）となり、徐々に減衰していくことがわかる。脱磁処理
は以上の動作を繰返すことにより、鋼板の残留磁気を零
方向へ追い込んで行なおうとするものである。
気はＢ１となる。次に、鋼板に−Ｉ２ （Ｉｔ ＜１＋
）の逆転磁界を加えてＢｘの磁化を行ない、−Ｔ２の
磁界を遮断すると、鋼板の残留磁気はＢ２（Ｂ２＜Ｂｌ
）となり、徐々に減衰していくことがわかる。脱磁処理
は以上の動作を繰返すことにより、鋼板の残留磁気を零
方向へ追い込んで行なおうとするものである。
第２図はこの発明法を実施するための装置の一例を示す
もので、（１）は鋼板、（２）は脱磁コイル、（３）は
誘導電圧調整器、（４）は変圧器、（５）は周波数変換
器、（６）は電源である。すなわち、鋼板（１）の残留
磁気を脱磁する場合は、誘導電圧調整器（３）の誘導電
圧および作動時間を制御し、変圧器（４）によって発生
する交流電流を脱磁コイル（２）に流すことにより、第
１図の原理で鋼板（１）の残留磁気を零の方向へ追い込
んで脱磁する。このときの脱磁電流の周波数は第８図８
の波形を呈する。
もので、（１）は鋼板、（２）は脱磁コイル、（３）は
誘導電圧調整器、（４）は変圧器、（５）は周波数変換
器、（６）は電源である。すなわち、鋼板（１）の残留
磁気を脱磁する場合は、誘導電圧調整器（３）の誘導電
圧および作動時間を制御し、変圧器（４）によって発生
する交流電流を脱磁コイル（２）に流すことにより、第
１図の原理で鋼板（１）の残留磁気を零の方向へ追い込
んで脱磁する。このときの脱磁電流の周波数は第８図８
の波形を呈する。
次に、板厚が８０ｆｆ以上の厚鋼板の場合は、変圧器（
４）によって発生する交流電流（脱磁電流）の＝ ３− 周波数を周波数変換器（５）により、第８図すに示す波
形に変換する。つまり、脱磁周波数を低下させて直流に
近い波形にすることにより脱磁時間が長くなるので、厚
鋼板の中心部の残留磁気まで交流脱磁できる。
４）によって発生する交流電流（脱磁電流）の＝ ３− 周波数を周波数変換器（５）により、第８図すに示す波
形に変換する。つまり、脱磁周波数を低下させて直流に
近い波形にすることにより脱磁時間が長くなるので、厚
鋼板の中心部の残留磁気まで交流脱磁できる。
第４図はこの発明者らの行なった実験データを示すもの
で、脱磁周波数を低下させることにより極厚鋼板まで脱
磁が可能であることがわかる。この実験に用いた鋼板は
いずれも９１Ｎｉ鋼からなるもので、板厚８０ｆｌまで
はいわゆる商用周波数で３０ガウス以下まで脱磁可能で
あるが、８０闘を越える板厚になると商用周波数では脱
磁能力に限界がある。しかしながら、脱磁周波数を低下
させれば３０闘以上の極厚鋼板でも交流脱磁法で８０ガ
ウス以下まで脱磁可能であることがわかる。
で、脱磁周波数を低下させることにより極厚鋼板まで脱
磁が可能であることがわかる。この実験に用いた鋼板は
いずれも９１Ｎｉ鋼からなるもので、板厚８０ｆｌまで
はいわゆる商用周波数で３０ガウス以下まで脱磁可能で
あるが、８０闘を越える板厚になると商用周波数では脱
磁能力に限界がある。しかしながら、脱磁周波数を低下
させれば３０闘以上の極厚鋼板でも交流脱磁法で８０ガ
ウス以下まで脱磁可能であることがわかる。
次に、この発明法の実施例について説明する。
第１表に示す鋼種および寸法の厚鋼板を第２図に示す装
置により第１表に示す脱磁周波数で脱磁した場合の残留
磁気の値を、従来の直流脱磁法と ４− 比較して第１表に併せて示す。なお、第１表中、脱磁前
・後の残留磁気の値は供試鋼板の角部の最大値である。
置により第１表に示す脱磁周波数で脱磁した場合の残留
磁気の値を、従来の直流脱磁法と ４− 比較して第１表に併せて示す。なお、第１表中、脱磁前
・後の残留磁気の値は供試鋼板の角部の最大値である。
第１表より、本発明法および従来法共に、脱磁後の残留
磁気は一般の基準値である５０ガウス以下に消去されて
いるが、本発明法の脱磁所要時間は従来法の約１／４で
あり、短時間で同等の値が得られている。これは、従来
の直流脱磁法の場合は脱磁１回毎に鋼板を停止して区分
毎に脱磁作業を行なうためであるのに対し、本発明法は
交流脱磁であり鋼板を移送しながら連続して脱磁できる
ので、１回の脱磁作業で済むことによる。
磁気は一般の基準値である５０ガウス以下に消去されて
いるが、本発明法の脱磁所要時間は従来法の約１／４で
あり、短時間で同等の値が得られている。これは、従来
の直流脱磁法の場合は脱磁１回毎に鋼板を停止して区分
毎に脱磁作業を行なうためであるのに対し、本発明法は
交流脱磁であり鋼板を移送しながら連続して脱磁できる
ので、１回の脱磁作業で済むことによる。
以下余白
上記の実施例からも明らかなごとく、この発明法によれ
ば、鋼板の板厚に応じて脱磁周波数を変換（低下させる
）させるだけで、３θ闘以上の極厚鋼板でも１回の脱磁
作業で目標とする脱磁効果を得ることができるので、従
来の直流脱磁法のように複数回に分けて行なう必要がな
く、脱磁作業の簡略化がはかられ、極めて能率的である
。
ば、鋼板の板厚に応じて脱磁周波数を変換（低下させる
）させるだけで、３θ闘以上の極厚鋼板でも１回の脱磁
作業で目標とする脱磁効果を得ることができるので、従
来の直流脱磁法のように複数回に分けて行なう必要がな
く、脱磁作業の簡略化がはかられ、極めて能率的である
。
第１図は鋼板の脱磁原理を説明するための残留磁気と脱
磁電流の関係を示す図、第２図はこの発８図すはこの発
明法の脱磁周波数を示す波形図、第４図はこの発明法に
おける板厚、脱磁周波数および脱磁後残留磁気の関係を
示す図表である。 ｌ・−鋼板、２・・・脱磁コイル、８−・誘導電圧調整
器、４・−・変圧器、５・・・周波数変換器、６電源。 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 押 １） 良 久 ８− ２６− （Ｙ４．￥）導シト界■！ （ＩＩ−１）硅駅菌！准
磁電流の関係を示す図、第２図はこの発８図すはこの発
明法の脱磁周波数を示す波形図、第４図はこの発明法に
おける板厚、脱磁周波数および脱磁後残留磁気の関係を
示す図表である。 ｌ・−鋼板、２・・・脱磁コイル、８−・誘導電圧調整
器、４・−・変圧器、５・・・周波数変換器、６電源。 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 押 １） 良 久 ８− ２６− （Ｙ４．￥）導シト界■！ （ＩＩ−１）硅駅菌！准
Claims (1)
- 鋼板の残留磁気を脱磁コイルにより消去する方法におい
て、脱磁コイルに流れる交流電流の脱磁周波数を鋼板の
板厚に応じて周波数変換器により変換させて脱磁するこ
とを特徴とする厚鋼板の脱磁方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5964083A JPS59184505A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 厚鋼板の脱磁方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5964083A JPS59184505A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 厚鋼板の脱磁方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59184505A true JPS59184505A (ja) | 1984-10-19 |
Family
ID=13119017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5964083A Pending JPS59184505A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 厚鋼板の脱磁方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59184505A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001079801A2 (en) * | 2000-04-17 | 2001-10-25 | Fast Technology Ag | Magnetic transducer element and method of preparation |
| CN102800458A (zh) * | 2012-09-07 | 2012-11-28 | 重庆旭辉电气有限公司 | 直流衰减变频消磁装置 |
-
1983
- 1983-04-04 JP JP5964083A patent/JPS59184505A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001079801A2 (en) * | 2000-04-17 | 2001-10-25 | Fast Technology Ag | Magnetic transducer element and method of preparation |
| WO2001079801A3 (en) * | 2000-04-17 | 2002-03-21 | Fast Technology Ag | Magnetic transducer element and method of preparation |
| JP2003531368A (ja) * | 2000-04-17 | 2003-10-21 | ファースト テクノロジー アーゲー | 磁気変換素子及びその製造方法 |
| US6871555B2 (en) | 2000-04-17 | 2005-03-29 | Abas, Inc. | Magnetic transducer element and method of preparation |
| CN102800458A (zh) * | 2012-09-07 | 2012-11-28 | 重庆旭辉电气有限公司 | 直流衰减变频消磁装置 |
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