JPS5918420Y2 - レ−ザ光伝送装置 - Google Patents

レ−ザ光伝送装置

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Publication number
JPS5918420Y2
JPS5918420Y2 JP1979076998U JP7699879U JPS5918420Y2 JP S5918420 Y2 JPS5918420 Y2 JP S5918420Y2 JP 1979076998 U JP1979076998 U JP 1979076998U JP 7699879 U JP7699879 U JP 7699879U JP S5918420 Y2 JPS5918420 Y2 JP S5918420Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cap
laser beam
core
optical fiber
laser light
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979076998U
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English (en)
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JPS55178107U (ja
Inventor
泰典 下井
明 小野
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光ファイバのクラッド部を加工用のレーザ光か
ら保護するレーザ光伝送装置に関する。
一般に、光ファイバ(オプティカルファイバ)の継面は
第1図に示すように中心部に石英ガラス製のコア部1が
あり、その回りをシリコン樹脂製のクラッド部2で覆い
、更にそのクラッド部2をナイロン製の被覆3で覆った
構成になっている。
ところでレーザ加工用のレーザ光をこの光ファイバを使
って伝送させる場合、レーザ光の伝送は、上記コア部1
で行なわれるためレーザ光を集光光学系、例えばレンズ
等によってコア部1の直径まで集光させる必要がある。
レーザ光をレンズで集光するとその焦点面ではガウス型
の強度分布となり、集光径dはl/eになる径をもって
表わされ、また集光径dとレーザ光の拡がり角θ及びレ
ンズの集魚距離fとの関係はd=fθで表わされる。
例えば、θ=7.5 mradノL/−ザ光をコア径が
0.15mmの光ファイバに集光させる場合、最小集光
径d=0.15mmとすればf=20mmとなり、焦点
距離が20 mmのレンズを使用すればよいことになる
しかしながら前述のように焦点面ではガウス型の強度分
布となるため、レーザ発生装置から出力されたレーザ光
はそのエネルギーの約87%程度がコア部1に入射され
、残りの13%程度のエネルギーはコア部1の周囲に照
射されることになる。
ところで、低損失の石英ガラスアイバーでは伝送エネル
ギー容量として108W /crrt程度の値が実証さ
れている。
今、パルス幅1m秒、エネルギー2ジユールのレーザ光
で集光した場合、コア部1のレーザ光入射端面における
レーザ光の強度(パワー密度)は約107W /cm’
程度となり、このような集光条件では石英コア自体は十
分耐え得るものである。
しかしながら、コア部1が石英ガラスファイバの場合、
そのコア部1を覆っているクラッド部2にはシリコン樹
脂が使われ、このシリコン樹脂がレーザ光で損傷を受け
ない数位値は10’W /画程度である。
ところが前述のレーザ集光条件ではクラッド部2にも1
05〜106W/CI+12程度のレーザ光が照射され
、クラッド部2は損傷を受けることになる。
そしてクララド部2が損傷を受けると石英コア自体が変
形しレーザ光の伝送が悪くなったり、場合によっては全
く伝送できなくなることがあった。
更にまたコア部1以外に照射されたレーザ光は安全性に
欠けるものであった。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、レーザ光を伝
送させる光ファイバの先端部に、光ファイバのクラッド
部をレーザ光から保護する反射治具を設けるものであっ
て、上記クラッド部がレーザ光によって損傷を受け、レ
ーザ光の伝送が阻害されるようなことのないレーザ光伝
送装置を提供することを目的とするもので゛ある。
以下本考案の1実施例を第2図〜第3図を参照し具体的
に説明する。
図中10はレーザ発生装置であり、このレーザ発生装置
10より出力される加工用のレーザ光をレンズ11で集
光し、光ファイバ12のコア部13に入射させるように
している。
ところで上記光ファイバ12の先端部にはクラッド部1
4をレーザ光から保護する反射治具16を取り付けると
共に、上記光ファイバ12を、その先端部でクラッド部
14及びナイロン被覆部15を所定長除去し、コア部1
3を露出させている。
上記反射治具16は第3図に示すように、頂部に上記コ
ア部13の外径と同一寸法の開口部17 aを有する円
錐状のキャップ17と、このキャップ17に嵌挿し、キ
ャップ17全体を包囲する円筒18からなるもので、上
記キャップ17をその開口部17 aに上記コア部13
の先端を貫挿させて、他端部を上記ナイロン被覆部15
を覆うように嵌着させると共に、上記円筒18を上記キ
ャップ17に嵌挿し、互いにその底部で固定している。
尚、上記コア部13のレーザ光入射端面13 aを上記
キャップ17の開口部17 aの開口端に一致させると
共に、上記円筒18の上部開口端に上記コア部13の外
径よりも大きい開口部19 aを有するリング19を取
り付け、リング19の上端面を上記レーザ光入射端面1
3aに一致させている。
また上記キャップ17には銅、モリブデン、タングステ
ン等のレーザ光による損傷を受ける敷位値の高い材料が
使われている。
このような構成によればレーザ発生装置10から出力さ
れたレーザ光はレンズ11で集光されコア部13のレー
ザ光入射端面13aに入射される。
ところでレーザ光をレンズ11で集光させると、その焦
点面ではガウス型の強度分布となる。
したがってレーザ光の約87%がコア部13内に入射さ
れ、残りの約13%のレーザ光はリング19の開口部1
9 aから反射治具16内に進入する。
反射治具16内に進入したレーザ光はキャップ17及び
円筒18の壁面で衝突を繰返しながら減衰する。
そのため、光ファイバ12のクラッド部14にはレーザ
光が全く照射されず、したがってクラッド部14がレー
ザ光によって損傷を受ける虞れはなく、レーザ光の伝送
が阻害される虞れもないものである。
また、キャップ17は円錐形状のものであるため、レー
ザ光は円錐の側面に斜めに入射され、垂直入射に比べ広
い面積に照射されるため、エネルギー密度が低くなり、
更にまた、キャップ17にはレーザ光による損傷を受け
る敷位値の高い材料が使用されているため、キャップ1
7がレーザ光によって損傷を受けることはない。
またコア部13内に入射されない約13%のレーザ光は
反射治具16によって確実にとらえられるため、安全性
からも極めて好ましいものである。
尚、本実施例においてはコア部13のレーザ光入射端面
13 aを、キャップ17の開口部17 aの開口端に
一致させているが、かならずしも一致させる必要はない
以上述べたように本考案は、コア部に入射されないレー
ザ光がキャップと円筒からなる反射治具内に進入し、上
記キャップと円筒の壁面で衝突を繰返しながら減衰する
そのため、クラット部がレーザ光を受けて損傷するとい
う虞れが全くないばかりか、コア部から外れたレーザ光
が周囲に漏れるという危険もない。
さらに、コア部から外れたレーザ光は円錐状のキャップ
の側面に斜めに入射されるため垂直入射に比べて広い面
積で照射されるので、エネルギー密度が低くなり、キャ
ップが損傷を受けずらくなる。
さらに、本考案のレーザ光伝送装置は先端部の柔軟性が
要求される医療用に好適する。
【図面の簡単な説明】
第1図は光ファイバの断面図、第2図は本考案の実施例
を示す略図、第3図は同実施例の反射治具を示す断面図
である。 15・・・・・・ナイロン被覆部、 16・・・・・・反射治具、 17・・・・・・ キャップ、 17 a・・・・・・開口部、 18・・・・・・円筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レーザ装置から出力される加工用のレーザ光をレンズで
    集光し光ファイバのコア部に入射させて伝送するものに
    おいて、上記光ファイバのレーザ光の入射端部のコア部
    を露出させるとともに、この入射端部には、頂部に上記
    コア部の外径とほぼ同一寸法の開口部を有する円錐状の
    キャップおよびこのキャップ全体を包囲するようにキャ
    ップに被嵌された円筒からなる反射治具を、上記キャッ
    プの開口部が上記コア部の入射端面側に位置するよう、
    その開口部をコア部に嵌合させ、かつ他端部がクラッド
    部を覆うように設けたことを特徴とするレーザ光伝送装
    置。
JP1979076998U 1979-06-06 1979-06-06 レ−ザ光伝送装置 Expired JPS5918420Y2 (ja)

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JP1979076998U JPS5918420Y2 (ja) 1979-06-06 1979-06-06 レ−ザ光伝送装置

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JPS55178107U JPS55178107U (ja) 1980-12-20
JPS5918420Y2 true JPS5918420Y2 (ja) 1984-05-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030721Y2 (ja) * 1981-07-31 1985-09-14 工業技術院長 レ−ザ−光吸収装置
JPS6032652Y2 (ja) * 1981-10-20 1985-09-30 株式会社東芝 レ−ザビ−ム伝送装置
JPS58183156A (ja) * 1982-04-20 1983-10-26 株式会社東芝 治療用レ−ザ装置
JPS58183157A (ja) * 1982-04-21 1983-10-26 株式会社東芝 治療用レ−ザ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS549951A (en) * 1977-06-24 1979-01-25 Hitachi Ltd Optical connector and production of the same

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