JPS591841Y2 - 車輪用バランスウエイト - Google Patents
車輪用バランスウエイトInfo
- Publication number
- JPS591841Y2 JPS591841Y2 JP1976147010U JP14701076U JPS591841Y2 JP S591841 Y2 JPS591841 Y2 JP S591841Y2 JP 1976147010 U JP1976147010 U JP 1976147010U JP 14701076 U JP14701076 U JP 14701076U JP S591841 Y2 JPS591841 Y2 JP S591841Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead alloy
- mounting member
- balance weight
- wheel
- wheels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車の車輪に用いるバランスウェイトに係
り、特にその取付部材の改良に関する。
り、特にその取付部材の改良に関する。
車輪のバランスの不整を調整するために、車輪リムに装
着されるバランスウェイトは、第1図ないし第3図に示
すように、U字状の取付部材1の一端に鉛合金2を鋳込
んで一体とすることにより形成されている。
着されるバランスウェイトは、第1図ないし第3図に示
すように、U字状の取付部材1の一端に鉛合金2を鋳込
んで一体とすることにより形成されている。
取付部材1は通常SK材を硬度Hv400前後に焼入れ
してばね性が付与されており、車輪リム3への装着にあ
たっては取付部材1の頭部をハンマで叩き、取付部材1
を車輪リム3に上記ばね性で挟着固定するようにしてい
る。
してばね性が付与されており、車輪リム3への装着にあ
たっては取付部材1の頭部をハンマで叩き、取付部材1
を車輪リム3に上記ばね性で挟着固定するようにしてい
る。
ところで鉛合金2は必要とされる重量に応じてその大き
さが異なるものであるが、ホイールやその周辺のホイー
ルキャップの存在によってその形状が制約され、重量が
大な場合には特に円周方向の長さ11が大となる。
さが異なるものであるが、ホイールやその周辺のホイー
ルキャップの存在によってその形状が制約され、重量が
大な場合には特に円周方向の長さ11が大となる。
これに対し、従来の取付部材1は一定の幅12を有し、
鉛合金2の長さ11に比しその一部に埋没されているに
過ぎないため、上記車輪リム3への装着時に取付部材1
を叩く際、鉛合金2が変形することがあり、この変形は
使用中のバランスウェイトの脱落をもたらすおそれがあ
った。
鉛合金2の長さ11に比しその一部に埋没されているに
過ぎないため、上記車輪リム3への装着時に取付部材1
を叩く際、鉛合金2が変形することがあり、この変形は
使用中のバランスウェイトの脱落をもたらすおそれがあ
った。
特に、車輪ホイールはアルミホイールの進出等に代表さ
れるように、単なる車輪的感覚から外観装飾的役割りが
重要視されるに至っており、これに装着されるバランス
ウェイトの鉛合金もより細長く薄いものになる傾向であ
るため、鉛合金の変形、および変形に基因する脱落の可
能性がより高くなっている。
れるように、単なる車輪的感覚から外観装飾的役割りが
重要視されるに至っており、これに装着されるバランス
ウェイトの鉛合金もより細長く薄いものになる傾向であ
るため、鉛合金の変形、および変形に基因する脱落の可
能性がより高くなっている。
本考案は、上記の欠点を解消するもので、取付部材の鉛
合金への埋没部分の長さをリムに対して半径方向よりも
円周方向に対してより延在した形状の鉛合金の円周方向
長さに応して増大させ、取付部材により鉛合金を補強す
ることにより鉛合金の変形を防止したものである。
合金への埋没部分の長さをリムに対して半径方向よりも
円周方向に対してより延在した形状の鉛合金の円周方向
長さに応して増大させ、取付部材により鉛合金を補強す
ることにより鉛合金の変形を防止したものである。
図示実施例について説明すると、第3図、第4図におい
て、取付部材1の鉛合金2への埋没部分1aは、車輪リ
ム3への取付部分1bから左右に突出して、鉛合金2の
円周方向、すなわち長手方向のほぼ全長に渡る長さとな
っている。
て、取付部材1の鉛合金2への埋没部分1aは、車輪リ
ム3への取付部分1bから左右に突出して、鉛合金2の
円周方向、すなわち長手方向のほぼ全長に渡る長さとな
っている。
すなわち、取付部分1bと埋没部分1aとは丁字形状を
なし、埋没部分の幅りは取付部分の幅12に比し大であ
る。
なし、埋没部分の幅りは取付部分の幅12に比し大であ
る。
なお、4は鉛合金2の脱落を防止するため取付部材1に
形成した鋳込み穴であって、この鋳込み穴4は埋没部分
1aの長手方向両端部に設けてもよい。
形成した鋳込み穴であって、この鋳込み穴4は埋没部分
1aの長手方向両端部に設けてもよい。
また、第6図に示すように、埋没部分1aの長手方向両
端部に折曲片5を形成し、この折曲片5により鉛合金2
と取付部材1との一体化を図ることもできる。
端部に折曲片5を形成し、この折曲片5により鉛合金2
と取付部材1との一体化を図ることもできる。
上記構成に係る本考案のバランスウェイトの取付部材に
よれば、鉛合金2内にはその円周方向長さに応じて取付
部材1が位置することとなるので、鉛合金2は取付部材
1により補強され、車輪リム3への取付時の打込みに際
しても変形するおそれがなく、変形に基因して脱落する
こともない。
よれば、鉛合金2内にはその円周方向長さに応じて取付
部材1が位置することとなるので、鉛合金2は取付部材
1により補強され、車輪リム3への取付時の打込みに際
しても変形するおそれがなく、変形に基因して脱落する
こともない。
また、鉛合金2が変形しないので、鉛合金2に着色を施
した場合等では変形によって着色が脱落するおそれがな
いから、意匠または装飾的効果を損うこともない。
した場合等では変形によって着色が脱落するおそれがな
いから、意匠または装飾的効果を損うこともない。
さらに、従来品に比して長くなっている埋没部分1aは
、鉛合金2と共に重量部分としての機能が高くなり、し
たがって同一重量のバランスウェイトを得る場合には、
高価な鉛合金2の使用量を減少させることができるので
、多量に生産するこの種のバランスウェイトにあっては
、コストの低減を図れる効果がある。
、鉛合金2と共に重量部分としての機能が高くなり、し
たがって同一重量のバランスウェイトを得る場合には、
高価な鉛合金2の使用量を減少させることができるので
、多量に生産するこの種のバランスウェイトにあっては
、コストの低減を図れる効果がある。
なお、取付部材1の鉛合金2への埋没部分1aの長さ1
3およびその形状は、バランスウェイトとして必要とさ
れる鉛合金2の形状に応じ、その変形を防止する目的の
下に、鉛合金2の強度との関連で適宜決定されるもので
あり、必ずしも鉛合金2の長さの厳密な意味での全長に
渡る必要はない 以上の通り本考案の車輪用バランスウェイトの取付部材
は、その鉛合金への埋没部分の長さを鉛合金の長さに応
じてこれを補強すべく長くして車輪リムへの取付部分と
この埋没部分とをT字状にしたものであるから、車輪リ
ムへの取付時等に鉛合金が変形するおそれがなく、した
がって変形によってバランスウェイトが脱落する危険や
、装飾的効果を損うおそれがないと共に、埋没部分の重
量が大となるので鉛合金の使用量を減少させてコストの
低減を図れる効果がある。
3およびその形状は、バランスウェイトとして必要とさ
れる鉛合金2の形状に応じ、その変形を防止する目的の
下に、鉛合金2の強度との関連で適宜決定されるもので
あり、必ずしも鉛合金2の長さの厳密な意味での全長に
渡る必要はない 以上の通り本考案の車輪用バランスウェイトの取付部材
は、その鉛合金への埋没部分の長さを鉛合金の長さに応
じてこれを補強すべく長くして車輪リムへの取付部分と
この埋没部分とをT字状にしたものであるから、車輪リ
ムへの取付時等に鉛合金が変形するおそれがなく、した
がって変形によってバランスウェイトが脱落する危険や
、装飾的効果を損うおそれがないと共に、埋没部分の重
量が大となるので鉛合金の使用量を減少させてコストの
低減を図れる効果がある。
第1図は、従来のバランスウェイトの正面図、第2図は
、取付部材の斜視図、第3図は、車輪リムへの取付状態
を示す断面図、第4図は、本考案に係るバランスウェイ
トの実施例を示す正面図、第5図は、第4図のバランス
ウェイトの取付部材の斜視図、第6図は鉛合金の離脱防
止用の折曲片を形成した取付部材の斜視図である。 1・・・取付部分、1a・・・埋没部分、1b・・・取
付部分、2・・・鉛合金、3・・・車輪リム。
、取付部材の斜視図、第3図は、車輪リムへの取付状態
を示す断面図、第4図は、本考案に係るバランスウェイ
トの実施例を示す正面図、第5図は、第4図のバランス
ウェイトの取付部材の斜視図、第6図は鉛合金の離脱防
止用の折曲片を形成した取付部材の斜視図である。 1・・・取付部分、1a・・・埋没部分、1b・・・取
付部分、2・・・鉛合金、3・・・車輪リム。
Claims (1)
- U字状の取付部材の一端に鉛合金を鋳込んで一体とした
車輪用バランスウェイトにおいて、上記取付部材の鉛合
金への埋没部分をリムに対して半径方向よりも円周方向
に対してより延在した形状の鉛合金の長手方向に延長し
て、車輪リムへの取付部分とこの埋没部分とがT字状を
形成するようにしたことを特徴とする車輪用バランスウ
ェイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976147010U JPS591841Y2 (ja) | 1976-11-01 | 1976-11-01 | 車輪用バランスウエイト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976147010U JPS591841Y2 (ja) | 1976-11-01 | 1976-11-01 | 車輪用バランスウエイト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5364401U JPS5364401U (ja) | 1978-05-31 |
JPS591841Y2 true JPS591841Y2 (ja) | 1984-01-19 |
Family
ID=28755460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976147010U Expired JPS591841Y2 (ja) | 1976-11-01 | 1976-11-01 | 車輪用バランスウエイト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591841Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS453921Y1 (ja) * | 1965-05-10 | 1970-02-24 | ||
JPS4935448U (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-28 |
-
1976
- 1976-11-01 JP JP1976147010U patent/JPS591841Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS453921Y1 (ja) * | 1965-05-10 | 1970-02-24 | ||
JPS4935448U (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5364401U (ja) | 1978-05-31 |
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