JPS59183867A - 塗膜の形成方法 - Google Patents

塗膜の形成方法

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JPS59183867A
JPS59183867A JP5651283A JP5651283A JPS59183867A JP S59183867 A JPS59183867 A JP S59183867A JP 5651283 A JP5651283 A JP 5651283A JP 5651283 A JP5651283 A JP 5651283A JP S59183867 A JPS59183867 A JP S59183867A
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Isamu Suzuki
勇 鈴木
Susumu Maeda
進 前田
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Dai Nippon Toryo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長期耐久性に優れ、色落ちのない鮮明性のあ
る塗膜の形成方法に関するものである。
近年、自動車車体等の塗装は塗装工程の短縮化のため、
ココート、/ベーク方式が広く採用されつつおる。
また、塗膜の色相として、鮮やかでかつ深色なソリッド
カラーが好んで使用されるようになり、そのためレッド
、オレンジ、イエロー、グリーンあるいはブルー系の有
機顔料が塗料用着色顔料として使用されるようになって
きた。
しかしながら、有機顔料は一般に隠蔽力が非常に小さい
ことから、高濃度の有機顔料を使用することで隠蔽力不
足を補っているが、このように高濃度の有機顔料を塗料
に使用すると色落ちの危険性が高くなるという問題点が
あった。
そこで前記問題点を解決するため従来から有機顔料を含
む塗料(ペースコート)を塗布し、次いで透明クリヤー
塗料(トツノコート)を塗布するというココート/ベー
ク方式が知られている。しかしながら、この方式では着
色顔料の反転現象等が生じヤすく、それ故塗膜の仕上り
外観、品質の確保のためにはペースコートとトップコー
トの合成樹脂の組成や分子量等を変える必要があった。
そのため両塗膜の膨張率、収縮率の差に帰因して塗膜に
クラックやノ・クリ等が発生することが避けられず長期
耐久性に問題があった。
また、前記色落ちの問題を解決するため、着色ペースコ
ート層上に着色半透明のトップコート層をココート、/
ベーク方式で形成するという方式も提案さ几ている。
しかしながら、この方式においても、ペースコートとト
ップコートの顔料濃度差に起因する反転現象は、両層の
合成樹脂の組成や分子量等をかえたり、あるいはれ面調
贅剤を添加したりする等の手段では完全には防止するこ
とが出来ず、そのためチリチリ肌等が屡々発生すること
があり塗膜の平滑性に問題があった。
本発明者は、上記の如き現状に鑑み、長期耐久性に優れ
色落ちのない鮮明性のある塗膜を形成する方法につき鋭
意検討の結果、本発明に到ったものである。
すなわち、本発明は、被塗物上に、必要に応じ下地処理
を施した後、有機着色顔料を主体とする着色顔料の顔料
重量濃度〔塗膜形成性固形分に対する顔料の重量割合(
以下PWCと略称する)〕が約/θ〜30%の着色塗料
(Aを塗布し、該着色塗料(Aの塗膜が未乾燥状態にあ
る間に、着色半透明塗料(13を塗り重ね、形成された
両塗膜を同時に乾燥させる塗膜の形成方法において、 着色塗料(八と1着色半透明塗料(Bの構成成分である
合成樹脂は同一であり、着色半透明塗料(EDで使用す
る顔料はPWCが約/〜70%の有機着色顔料を主体と
する着色顔料(1)とPWCが約s〜夕0係の透明顔料
(11)とからなり、かつ着色顔料(1)と透明顔料(
10の合計P W Cは着色堕科(AtのPWC以上で
おることを特徴とする塗膜の形成方法に関する。
本発明の方法により、従来の/コート/ベーク方式のソ
リッド塗料に比べて塗膜表面部分の着色顔料濃度を低く
しているため塗膜の色落ち性を著しく向上させるという
効果が得られる。加えて、前記従来のλコート、/ベー
ク方式のペースコートとトップコートに用いる合成樹脂
の相違等に起因するワレや〕・クリ等の、長期耐久性に
慾影響を及ぼす塗膜の破壊現象の防止、並びに着色顔料
の反転に起因する塗面のチリチリ肌等の如き、塗膜の初
期品質の改善に著しい効果が得られる。
本発明において使用される着色塗料(へは、従来から一
般に使用されている自動車用等の濃色ソリッド塗料が大
略そのまま使用出来る。すなわち、上記着色塗料(Aは
アクリル−ウメタン樹脂系、アクリル−アミノ樹脂系、
アルキッド−アミノ樹脂系、ポリエステル−アミノ樹脂
系、4セリエステル−ウレタン樹脂系等の合成樹脂;着
色顔料;ドルオール、キシロール、エタノール、ブタノ
ール、セロソルブ、酢酸ブチル等の溶剤;及び紫外線吸
収剤、表面調督削、可塑剤等の添加剤少゛駿力)らなる
ものである。
前記百色顔料としては、塗膜に鮮明性をもたせるため有
機着色顔料をPWC約10〜30%使用する。なお、着
色顔料として酸化チタン、カーボンブラック、弁柄等の
無機着色顔料を色相にもよるが半分以下の竜で有機着色
顔料と置換えることも出来る。なお、PWCが70%未
満であると隠蔽力が十分でなく、逆に30%を越えると
塗料の粘度が高くなり塗装作桑性が憑くなるのでいずれ
も好ましくない。
前記有機着色顔料としては、アゾ系顔料、フタロシアニ
ン系顔料、塩基性染料系レーキ、酸性染料系レーキ、ア
ンスラキノン系顔料、ペリノン系顔料、ペリノン系顔料
、チオインジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサ
ジン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタロン系
顔料、アソメチンアゾ系顔料等が挙げられる。
本発明において使用される着色半透明塗料(B)に於て
は、着色塗料(〜と同一の合成樹脂を使用する。
このように同一の合成樹脂を使用することにより、トッ
プコートとベースコート間の相溶性が良くなるため、従
来の塗装方式で屡々生起していたような塗膜間の破壊現
象が防止出来る。
上記着色半透明塗料(eに使用する着色顔料(1)とし
ては前記着色塗料(八と同様な有機着色顔料もしくはそ
れを主体としたものが使用出来る。
該着色顔料(1)は、色相にもよるがPWCが約/〜7
0%が適当である。PWCが7%未満になると膜厚差に
よる色の濃淡が目立ちやすくなり、逆に70%を越える
と色落ちが発生しやすくなるのでいずれも好咬しくない
また、上記着色半透明塗料(EDに使用する透明顔料(
11)としては、粒径0./μ以下の硫酸バリウム、炭
酸カルシウム等が使用出来るが、本発明においては特に
−次粒子の平均粒径が0.03μ 以下の硫酸バリウム
(以下これを超微粒子硫酸バリウムという)が好適であ
る。かかる超微粒子硫酸バリウムは極めて透明であり、
かつ着色顔料粒子間に存在して着色顔料の凝集等を防止
するため分散安定性の向上に寄与し、鮮明で光沢ある塗
膜を得ることが出来る。
上記透明顔料(11)ばPWCが3〜50%が適当であ
る。P ’W Cが3%未満になるとベースコートの着
色顔料の反転が生じやすくなり、逆にり0%を越えると
塗膜が脆くなるのでいずれも好ましく々い。
また着色顔料(+)と透明顔料(11)の合計PWCは
着色顔料の反転を防止するため着色塗料(Aのpwc以
上にする必要がある。
本発明の方法に於ては、必要により表面処理、プライマ
ーを塗布する等の下地処理を施した被塗物上にエアース
プレー、エアレススプレー、静電スプレー等の如き、通
常の塗装手段により乾燥膜厚が約/夕〜グ0μになるよ
う着色塗料(八を塗布する。
次いで/〜10分間程度静置し、塗膜が未乾燥状態にあ
る間に、半透明塗料(B)を乾燥膜厚が約/S〜30μ
になるように塗布する。
次いで/〜−0分間程度靜置し、常温または加熱により
両塗膜を同時に乾燥させる。
以上の通り、本発明の方法により、色落ちのない鮮明な
塗膜であって、しかもトツノコートとペースコート間の
破壊現象の生じにくい長期耐久性のある塗膜が得られる
以下、本発明を実施例により、更に詳細に説明する。な
お、[部J、r%Jはいずれも重量基準である。
実施例/ 下記の配合のペースコート、透明顔料分散ペース、半透
明トツノコート、希釈シンナーの夫々を、塗装前に予め
調製した。
<を合I>・・・・・・ベースコート チオインジゴマルーン 注/)        g 部
弁柄                  コ部アルキ
ッド樹脂 注2)          36 部メラミ
ン樹脂溶液 注3)         2S部キジロー
ル               2q部(着色顔料の
PWC=/乙、4t%) く配合■〉・・・・・・透明顔料分散ペース硫酸バリウ
ム 注グ)           4tθ部アルキッド
樹脂 注2)          27 部メラミン樹
脂溶液 注3)         /り部キジロール 
              2’1 部(透明顔料の
pwc=n、i%) 〈配合■1〉・・・・・・半透明ドッグコート配合■ 
               100部配合■   
             700部アルキッド樹脂 
注″”           7.20 部メラミン樹
脂溶液 注3)          訂mキジロール 
              灯部(着色顔料のPWC
−2,0%。
透明顔料のPWC=37..2%) 〈配合■〉・・・・・・希釈シンナー ツルペッツUOOgO部 プチルセロンルブ             /り部n
−ブタノール              3部注/)
「クロモ7タルポルドーR3J(チバガイギー社製商品
名) 注2)油長/9.酸価7.故平均分子曖3Sθθのヤシ
油変性アルキッド樹脂 性3)「ユーバンコθ5EJ(三井東圧化学社製商品名
)〔固形分60%〕 注II)  [BF−,20J  (小名浜堺化学社燗
商品名)〔平均−次粒径0.0sμ〕 配合Iを配合1■で希釈し、粘度2s秒/、20℃(7
オードカツf4グ)とした塗料を、カチオン電着塗膜(
20μ)、アミノアルキッド樹脂系中塗塗膜(30μ)
を施した軟鋼板上に乾燥膜厚が、、20μになるようエ
アースプレー塗装し、3分間セツティング後、配合用を
配合IVで希釈し、粘度25秒/2θ℃(フォードカッ
プ−+lI)とした塗料を乾燥膜厚コθμになるようエ
アースプレーにて塗り重ね、7分間セツティング後、7
30℃で、20分間焼付けだ。
比較例/ 配合11において、硫酸バリウムを配合せず、アルキッ
ド樹脂を4tり部、メラミン樹脂溶液を32部とする以
外は実施例/と全く同一条件で塗膜を形成させた。
比較例ユ 配合Illにおいて、配合Iの有機顔料をさらに//夕
部追加し、着色顔料のPwcを79.9% とする以外
は実施例/と全く同一条件で塗膜を形成させた。
実施例コ 下記の配合のペースコート、透明顔料分散ペース、半透
明トップコート、希釈シンナーの夫々を、塗装前に予め
調製した。
〈配合■〉・・・・・・ペースコート ペリレン系顔料 注5)          /乙 部
弁柄                   2部酸化
チタン                 / 部アク
リル樹脂溶液 注乙)汐/  部 メラミン樹脂溶液 注7)         2部部キ
ジロール               70部(着色
顔料のP″V’lC=μ、5匍 く配合■〉・・・・・・透明顔料分散ペース硫酸バリウ
ム 江、!r)            3s 部アク
リル樹脂溶液 注6)         3g 部メラ
ミン樹脂溶液 注7)         /左部キジロ
ール               72部(透明顔料
のPWC=l19尾%) 〈配合用ン・・・・・・半透明トツノコート配合I  
               10μ部配合■   
             550部アクリル樹脂溶液
 注乙)         2g!i 部メラミン樹脂
溶液 注7>、、//3 部(着色顔料のPWC=、2
.乙チ。
透明顔料のPWC=コ乙、7%) 〈配合tV>・・・・・・希釈シンナーソルベツン≠7
0o             gO部ブチルセロソル
ブ             /り部n−ブタノール 
             S部注3)「パリオグンレ
ッドL 3910HD」(BASF社製商品名) 注6)「コータックスs日−30,2J (東し社製商
品名)〔固形分70%〕 注7) 注3)と同じ 注g) 注11t)と同じ 配合■を配合■で希釈し、粘度27秒/、20℃(フォ
ードカッブナlI)とした塗料を、カチオン電着塗膜(
,20μ)、アばノアルキツド樹脂系中塗塗膜(30μ
)を施した軟鋼板上に乾燥膜厚が20μになるようエア
ースプレー塗装し、3分間セツティング後、配合用を配
合IVで希釈し、粘度λり秒/2θ℃(フオードカツゾ
≠グ)とした塗    □料を乾燥膜厚が20μになる
ようエアースプレーにて塗り重ね、7分間セツティング
後、/り0℃で20分間焼付けた。
比較例3 実施例λの配合Iを配合■で希釈した塗料を乾燥膜厚グ
θμになるようエアースプレー塗装し、7分間セツティ
ング後、15μ℃で20分間焼付けた。
比較例グ 実施例コの配合HCおいてRリレン系顔料/乙部、弁柄
2部、酸化チタン/部の代りにチオインゾゴマルーン/
乙部、弁柄3部を使用する以外は同様の塗料を配合■で
希釈し、粘度−3秒/ 、:m℃(フオードカツノ+l
I)としたものを、カチオン電着塗膜(,20μ)、ア
ミノアルキッド樹脂系中塗塗膜(3θμ)を施した軟鋼
板上に乾燥膜厚がΩθμになるようエアースプレー塗装
した。3分間セツティング後、実施例/の配合■を配合
■Vで希釈し粘度25秒/、20℃(フォードヵップナ
ダ)とした塗料を乾燥膜厚が、20μになるようエアー
スプレーにて塗り重ね、7分間セツティング後、750
℃で20分間焼付けた。
実施例/〜コ及び比較例/〜グで得られた試験板を、塗
膜の光沢、平滑性、色落ち性及び耐久性の夫々につき試
験した結果を第1表に示した。
注/)60°鏡面光沢 ○:90以上、Δ:gO〜gq。
x :、 g o未満 注、2)塗面に映る螢光ランプ影を観察○:ゆがみなく
映る Δ:ややゆがんで映る ×:堺界が?ケて映る 注3)塗膜を焼付けた後/昼夜放置し、塗面を超微粒子
コン・マウンド(「FMC−g//J」石原薬品社製商
品名)をしみ込ませたネル布にて10往復拭き取った。
○:ネル布が極くわずか着色したもの Δ:ネル布が少し着色したもの ×:ネル布が著しく着色しだもの 注1)注3)で記載の条件で耐久試験のための暴露をし
た後、水で濡らしたネル布にて塗面を70往復拭き取っ
た。なお、○。
Δ、×は注3)と同様の評価。
注5)フロリダにて南面5°の暴露条件にて/年間暴露
した後110℃の温水グ時間と−,20℃、り時間を/
サイクルとして/θプサイル負荷した。
O:白化現象、ブリスターが全くなく、セロハンテープ
で剥離なし ×:白化現象、ブリスターの発生があ り、セロハンテープで剥離したも 第1表から明白な通り、本発明の方法によれば優れた塗
膜が得られることが判る。
一方、トツノコートの顔料分を少なくした比較例/から
得られた塗膜は、着色順料が反転現象を生じ、光沢、肌
の平滑性が悪く、また耐久性も悪かった。またトツノコ
ート着色顔料を過剰にした比較例λ、比較例3から得ら
れた塗膜は色落ちが著しかった。またトツノコートとベ
ースコートの合成樹脂を変えた比較例ダから得られた塗
膜は耐久性が悪かった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被塗物上に、有機着色顔料を主体とする着色顔料
    の顔料重量濃度が約/θ〜30%の着色塗料(Aを塗布
    し、該着色塗料力の塗膜が未乾燥状態にある間に着色半
    透明塗料(F3を塗り重ね、形成された両塗膜を同時に
    乾燥させる塗膜の形成方法において、 着色塗料(廊と着色半透明塗料(IBの構成成分である
    合成樹脂は同一であり、着色半透明塗料旧で使用する顔
    料は、顔料重量濃度が約/〜lO係の有機着色顔料を主
    体とする着色顔料(1)と顔料重量濃度が約、t−SO
    %の透明顔料(11)とからなり、かつ着色顔料(1)
    と透明顔料(11)の合計顔料重量濃度は着色塗料(へ
    の顔料重量濃度以上であることを特徴とする、塗膜の形
    成方法。
  2. (2)L記透明顔料(11)は、−欠粒子の平均粒径が
    0.05μ 以下の硫酸バリウムであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の塗膜の形成方法。
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