JPS5918332Y2 - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

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Publication number
JPS5918332Y2
JPS5918332Y2 JP7643379U JP7643379U JPS5918332Y2 JP S5918332 Y2 JPS5918332 Y2 JP S5918332Y2 JP 7643379 U JP7643379 U JP 7643379U JP 7643379 U JP7643379 U JP 7643379U JP S5918332 Y2 JPS5918332 Y2 JP S5918332Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vortex
frequency
capacitor
output
low
Prior art date
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Expired
Application number
JP7643379U
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English (en)
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JPS55175823U (ja
Inventor
一造 伊藤
幸男 小林
Original Assignee
横河電機株式会社
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Publication date
Application filed by 横河電機株式会社 filed Critical 横河電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カルマン渦を利用して流体の流速または流量
を測定する渦流量計に関する。
流体中に物体を置くと、物体の雨後側面から交互にかつ
規則的に渦が発生し、下流に渦列となって流れることが
古くから知られている。
この渦列はカルマン渦列といわれ、単位時間当りの渦の
生成数(渦周波数)が流体の流速に比例している。
渦流量計は、測定流体を導く管路内に渦発生体を配置し
、渦発生体によって流速に比例した渦を発生させ、渦信
号を感熱素子や圧電素子等のセンサで検出した後信号変
換して流体の流速や流量を測定するものである。
ところで渦信号には渦周波数(1〜120土程度)より
低周波のゆらぎといわれるノイズ成分が重畳されている
このノイズの周波数は渦周波数が高くなる程高くなり、
その大きさも周波数に応じて増大する。
さらに渦信号を圧電センサで検出する場合には、ポンプ
などにより励起される管路振動等によるノイズの影響を
受ける。
管路振動等のノイズは数十止〜数百止にあり、その大き
さは周波数に比例して一般的には増大する。
本考案は、これらのノイズの影響を有効に除去し、渦信
号を低流速から高流速まで良好なS/Nで検出できる圧
電素子をセンサとする渦流量計を提供するにある。
第1図は本考案の一実施例を示す接続図である。
図において、1は測定流体の流速に応じて生ずる渦信号
を検出する圧電素子を用いたセンサで、渦発生体やその
下流側に設けた受力体および測定流体が流れる管路に取
付けられており、渦信号に応じてその両端に渦周波数の
交番電荷Qが生ずる。
電荷Qの大きさは第2図の点線イの如く渦周波数の2乗
特性となっている。
2はチャージアンプで、演算増幅器OP1とその帰還回
路に接続されたコンテ゛ンサC1と抵抗R1とで構成さ
れ、入力端子間に圧電センサ1が接続されている。
チャージアンプ2の周波数特性は第2図の点線口に示す
如く、カットオフ周波数 に達するまではゲインが直線的に増加し、faを越える
とゲインがCs/C1(ただしCsは圧電センサ1の等
価容量)で一定となる。
ところでチャージアンプ2のカットオフ周波数faを渦
周波数の最低値付近(例えば3止)に選びかつCs/C
1にゲインを持たせるには、抵抗R1の値を1000M
、17以上の非常に大きな値とする必要があり、抵抗値
の信頼性等に問題が生ずる。
そこで、チャージアンプ2のカットオフ周波数faを渦
周波数の最低値より高い例えば30Hz付近に選び、か
つコンデンサC1の値を圧電センサ1の容量Csの値よ
り大きく選んでゲインを1より小さくシ、第2図の点線
イに示すように低域特性を犠牲にして抵抗R1の値を充
分に小さく(例えば50MJ7)選ばれている。
3はフィルタ回路で、演算増幅器OP2とO12の入力
回路に接続される抵抗R2,R3とコンデンサC2から
なる入力インピーダンス回路と、O12の帰還回路に接
続される抵抗R4,R5とコンデンサC3,C4からな
る帰還インピーダンス回路からなり、第2図の点線へに
示す如き周波数特性を有する単−帰還形のローパスフィ
ルタが示されている。
そしてフィルタ回路3は、そのカットオフ周波散出を渦
周波数の最低値付近に選び、かつゲインを充分に大きく
選んである。
このため圧電センサ1とチャージアンプ2およびフィル
タ回路3からなる回路の特性は第2図の実線に示すよう
になり、フィルタ回路3によりチャージアンプ2の低域
特性を補償し所望のゲインを得ている。
4はコンデンサC5と、互いに逆極性で並列に接続され
た2個のダイオードD1.D2および抵抗R6の直列回
路で、フィルタ回路3を構成する演算増幅器OP2の入
出力端間に接続され、O12の出力e。
がダイオードの順方向電圧Vc組以上なるとフィルタ回
路3のフィルタ特性を解除するものである。
このように構成した本考案において、チャージアンプ2
は圧電センサ1からの交番電荷QをコンデンサC1にチ
ャージし、OPlの出力端子に交流電圧e1を生ずる。
この電圧e1の波形は第3図に示すように、測定流体が
低流速時には管路振動等の高周波ノイズが重畳された波
形となり、高流速時にはビート信号でかつ低周波のゆら
ぎ成分を含んだ波形となっている。
elをカットオフ周波数mのローパスフィルタ回路3を
介して取り出すと、その出力は第4図に示すように渦周
波数fがm以下の低流速時には高周波ノイズが除去され
S/Nの良好な信号となるが、fが山以上の高流速時に
は低周波のノイズで出力が飽和し、高周波の信号成分が
計数できない波形となる。
これは高流速時に信号成分が高周波となりフィルタ回路
3で減衰するのに対し、ノイズ成分である低周波のゆら
ぎ成分が高流速時に大きくなるためである。
そこで本考案では、コンデンサC5と2個のダイオード
D1.D2および抵抗R6の直列回路4をフィルタ回路
3を構成する演算増幅器OP2の入出力端子間に接続し
、O12の出力e。
がダイオードの順方向電圧Vc組以上なると、O12に
直列回路4を介して帰還をかけフィルタ特性を解除する
とともに、振幅制限特性を持つように構成しである。
よって、ダイオードの順方向電圧Vcを山付近のO12
の出力eo相当の値に選べば゛、出力e。
の波形は、第5図に示すようにe。
がVc以下の低流速時(f <fb相当)には高周波ノ
イズが除去された波形となり、eoがVc組以上高流速
時(f >fb相当)には低周波のノイズ成分の影響を
受けない波形となって、低流速時においても高流速時に
おいてもS/Nの良好な信号となる。
そして、ダイオードの順方向電圧Vcは約0.6■とイ
氏いので、ローパスフィルタ3のカットオフ周波数を低
くできる。
またダイオードD1.D2に直列に接続されるコンデン
サC5は、eoの直流分を阻止するためのもので0.1
μF程度のものが使用されている。
なお、チャージアンプ2とフィルタ回路3とをコンデン
サで結合すればC2は不用であるが、測定最小信号周波
数が1〜2)(z程度であり、フィルタ回路3のゲイン
を500倍程度とすると結合コンデンサの容量は大きな
ものにする必要がある。
ところで大容量(数10μF)のコンデンサで実用的な
ものはタンタルコンデンサであるが有極性であるため、
安全設計上2個を付き合わせて無極性にする必要があり
、スペース、コストとも割高となる。
第6図は本考案の他の実施例を示す接続図で、単一の直
流電源で動作させる場合である。
図において、演算増幅器OP1.OP2.OP3の電源
端子に単一の直流電源■から電源電圧を与え、かつ単一
の直流電源■からの電圧を抵抗R7,R8で分圧した電
圧vbを、OPlの入力端子(ト)には抵抗R1’とコ
ンテ゛ンサC1′の並列回路を介して加え、O12の入
力端子(1)には直接加え、さらにO20の入力端子(
ト)には抵抗R9を介して加えるように構成されている
ここでOPlの入力端子(→に接続された抵抗R1’と
コンデンサCI’の値をOPlの帰還回路に接続された
抵抗R1とコンテ゛ンサC1の値と等しく選べば、圧電
センサ1のストレ容量を介して加わるコモンモードノイ
ズの影響を第1図の場合に比して1/200にでき、か
つ出力e1も第1図の場合に比して2倍にできる。
また圧電センサ1とチャージアンプ2の入力端間に接続
された結合コンデンサCo 、Co’は、圧電センサ1
側に直流電流が流れないようにして、圧電センサ1の絶
縁抵抗の低下によるOPlの動作点の変動を防止するた
めのものである。
この場合結合コンデンサCo 、Co’の容量を圧電セ
ンサ1の容量Csよりも充分に大きな値に選ぶことによ
り、チャージアンプ2のゲインには実質的に影響を与え
ない。
さらにチャージアンプ2とフィルタ回路3との間に設け
たO40からなるバッファアンプ5は、OPlの入力端
子(1)に高抵抗R1’を接続したことにより、フィル
タ回路3のO40の入力端子0と(1)間の電位差が大
きくなるのを防止するためである。
このときチャージアンプ2とバッファアンプ5間を結合
するコンデンサC6の容量はC5と同様0.1μF程度
である。
なお抵抗R8に並列に接続したコンデンサC7は、電源
供給ラインからのノイズを有効に除去するためのもので
ある。
なお上述では、圧電センサ1に生ずる電荷量をチャージ
アンプ2で交流電圧に変換してフィルタ回路3に与える
場合を例示したが、圧電センサ1に生ずる電圧を直接ま
たは増幅した後フィルタ回路3に与えるようにしてもよ
い。
以上説明したように本考案においては、低流速時にはフ
ィルタ回路により管路振動等の高周或ノイズを除去し、
高流速時にはダイオードによりフィルタ特性を解除し信
号周波数の減衰を軽減することによって渦信号に重畳し
てくる低周波ノイズ成分に対して十分なS/Nを確保で
きる圧電素子をセンサとする渦流量計が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気的接続図、第2図
〜第5図はその動作説明図、第6図は本考案の別の実施
例を示す電気的接続図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測定流体の流速に応じて生ずる渦信号を圧電センサで検
    出しこれを交流の信号電圧に変換後口−パスフィルタを
    介して取り出すようにした渦流量計であって、ローパス
    フィルタとして演算増幅器とインピーダンス素子よりな
    るアクティブフィルタを用い、演算増幅器の入出力間に
    コンテ゛ンサとダイオードおよび抵抗の直列回路を接続
    し、演算増幅器の出力があるレベル以上になったときフ
    ィルタ特性を解除するようにしたことを特徴とする渦流
    量計。
JP7643379U 1979-06-04 1979-06-04 渦流量計 Expired JPS5918332Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7643379U JPS5918332Y2 (ja) 1979-06-04 1979-06-04 渦流量計

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JP7643379U JPS5918332Y2 (ja) 1979-06-04 1979-06-04 渦流量計

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Publication Number Publication Date
JPS55175823U JPS55175823U (ja) 1980-12-17
JPS5918332Y2 true JPS5918332Y2 (ja) 1984-05-28

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ID=29309936

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JP7643379U Expired JPS5918332Y2 (ja) 1979-06-04 1979-06-04 渦流量計

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