JPS5914169B2 - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

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JPS5914169B2
JPS5914169B2 JP53146956A JP14695678A JPS5914169B2 JP S5914169 B2 JPS5914169 B2 JP S5914169B2 JP 53146956 A JP53146956 A JP 53146956A JP 14695678 A JP14695678 A JP 14695678A JP S5914169 B2 JPS5914169 B2 JP S5914169B2
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一造 伊藤
敏夫 阿賀
哲男 安藤
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Hokushin Electric Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/05Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects
    • G01F1/20Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects by detection of dynamic effects of the flow
    • G01F1/32Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects by detection of dynamic effects of the flow using swirl flowmeters
    • G01F1/325Means for detecting quantities used as proxy variables for swirl
    • G01F1/3287Means for detecting quantities used as proxy variables for swirl circuits therefor

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カルマン渦を利用して流体の流速または流量
を測定する渦流量計に関するもので、さらに詳しくは圧
電センサとチヤージアンプとを有する渦流量計に関する
流体中に物体を置くと、物体の両後側面から交互にかつ
規則的に渦が発生し、下流に渦列となつて流れることは
古くから知られている。
この渦列はカルマン渦列といわれ、単位時間当りの渦の
生成数(渦周波数)が流体の流速に比例している。渦流
量計は、測定流体を導く管路内に渦発生体を配置し、渦
発生体によつて流速に比例したカルマン渦を発生させ、
渦の生成による流体振動(渦信号)を感熱素子や圧電素
子等のセンサで検出した後信号変換して流体の流速や流
量を測定するものである。そして圧電素子をセンサとす
る渦流量計としては、流体振動を圧電センサで交流電圧
の変化として検出した後信号処理するものが、米国特許
第3,948,098号ですでに知られている。また圧
電センサは流体振動を電荷量の変化として検出すること
もできる。この場合は圧電センサからの電荷量をチヤー
ジアンブを用いて電圧信号に変換される。チヤージアン
プは測定すべき渦周波数(測体流体が液体の場合1Hz
〜120Hz程度)の範囲内で良好な特性を示すように
、通常はそのカツトオフ周波数を測定すべき渦周波数の
最低値(1Hz)以下に選ばれる。ところでチヤージア
ンプにおいて、良好な低域特性を得るには、チヤージア
ンプの帰還回路を構成する抵抗とコンデンサよりなる時
定数を大きくしなければならない。しかしながらチヤー
ジアンプの感度はコンデンサの値で決まり、良好な感度
を得るにはその値を小さくすることが望ましい。それ故
時定数を大きくするには、抵抗の値を大きくしなければ
ならない。例えばチヤージアンプのカツトオフ周波数を
1Hzにするには、抵抗の値は1000MΩ以上の非常
に大きな値となる。しかも実際の問題として1000M
Ω以上の高抵抗となると、抵抗値の信頼性の問題が生じ
、またコストの面でも問題が生ずる。その結果、圧電セ
ンサで流体振動を電荷量の変化として検出した後信号処
理するようにした渦流量計はまだ実用化されていない。
また渦信号には渦周波数(1Hz〜120Hz程度)よ
り低周波のゆらぎといわれるノイズ成分が重畳されてい
る。
その周波数は渦周波数が高くなる程高くなり、大きさも
周波数に応じて増大する。さらに渦信号を圧電センサで
検出する場合には、ポンプなどにより励起される管路振
動等によるノイズの影響を受ける。管路振動等のノイズ
は数十Hz〜数百Hzにあり、その大きさは周波数に比
例して一般的に増大する。渦流量計においては、これら
のノイズの影響を有効に除去し、渦信号を低流速から高
流速まで良好なS/Nで検出できることが望ましい。本
発明の目的は、圧電センサとチヤージアンプを有し、上
述の如き欠点のない新規な渦流量計を提供するにある。
以下図面を用いて本発明渦流量計を詳細に説明する。第
1図は本発明の一実施例を示す構成説明図であり、第2
図は本発明の一実施例を示す電気的接続図である。
両図において、10は渦流量計検出器、20は渦流量計
変換器、30は一対の伝送線、40は受信側に配置され
た直流電源、50は受信側に配置された負荷である。渦
流量計検出器10において、11は測定流体が流れる管
路、12は管路11に垂直に挿入された柱状の渦発生体
で、その両端は管路11に固定されている。
渦発生体12の本体12aはステンレス等の剛性の物質
からなり、測定流体にカルマン渦列を生ぜしめかつ流体
振動を安定強化するような例えば台形等の断面形状を有
している。渦発生体12の頂部12bはステンレス等の
剛性の物質からなり、凹部12cを有し本体12aとは
溶接等により一体に形成されている。13はニオブ酸リ
チウム(LiNbO3)等の圧電素子で、前記渦発生体
12の凹部12cにガラス等の絶縁材14によつて封着
されている。
また圧電素子13は円板状をなし、その中心が渦発生体
12の中立軸と一致するように配置されている。さらに
圧電素子13には、第3図に示すようにその表と裏にそ
れぞれ左右に分割して対称的に電極15a,15b,1
5c,15dが設けられ、電極15aと15bで挟まれ
た部分で第1の圧電センサ16aを形成し、電極15c
と15dで挟まれた部分で第2の圧電センサ16bを形
成する。そして第1、第2の圧電センサ16a,16b
に生ずる電荷が差動的になるように、電極15aと15
dおよび電極15bと15cが各々結線され、かつ電極
15aと15cからそれぞれリード線17a,17bが
絶縁材14を貫通して外部に取り出され、渦流量計変換
器20に電気的および機械的に結合される。そして管路
11内に測定流体が流れると、渦発生体12はカルマン
渦を発生させるとともに、渦の生成に基づく流体振動に
よる交番力を受ける。渦発生体12は交番力を受けると
その内部に図に示す如く中立軸を挟んで互いに逆方向の
応力変化ノが発生する。
この渦発生体12に生ずる応力変化は絶縁材14を介し
て圧電素子13に伝達される。したがつて第1、第2の
圧電センサ16a,16bにはそれぞれ応力変化に対応
して互いに逆位相の電荷量の変化が生ずる。また管路振
動等のノイズに対しては、渦発生12が剛性物質で形成
されているため、渦発生体12が管路11とともに振れ
、圧電センサ16a,16bには加速度として表われ大
部分が同相の電荷量の変化として生ずる。そして圧電セ
ンサ16a,16bに生ずる電荷量は差動的に取り出さ
れるため、信号に基づく逆位相の電荷量は2倍となるが
、ノイズによる同相の電荷量は互いに折ち消され、充分
に小さくなり、リード線1Ta,17b間に(まS/N
の良い信号が得られる。このリード線17a,17b間
に生ずる渦周波数fの交番電荷qが渦流量計変換器20
に加えられる。なお交番電荷qの大きさは渦周波数fの
2乗に比例している。このような構成の渦流量計検出器
10によれば、カルマン渦の生成に基づく流体振動によ
る交番力を渦発生体12で受け、その内部に生ずる応力
を渦発生体12の内部に設けた圧電センサにより検出す
るようにしているので、可動部等のないきわめて簡単な
構造となり、竪牢で耐久性に富み、かつ感度のよい検出
器が得られる。
しかも渦発生体全体で流体振動による交番力を受けるた
め、測定流体の流速分布の影響の少ない検出器が得られ
る。またセンサが直接測定流体と触れていないので、測
定流体との接触部分には耐蝕材判が自由に選べ、しかも
コーテイングに対する制約もなく高腐蝕性の測定流体に
も使用できる。さらに圧電素子13の渦発生体12への
封着材14に耐熱性の高いガラス等を用いれば耐熱性の
良いものが得られ、高温の測定流体にも使用できる等種
々の特徴を有している。なお本実施例の渦流量計検出器
10において渦発生体12の両端は管路11に固定され
ていると説明したが、固定端一自由端或は固定端一支持
端の組み合せであつてもよい。
また、固定方法は溶接、ねじ締め、ボルト締め等いずれ
であつてもよいことは勿論である。また圧電素子13と
してニオブ酸リチウムを説明したが、ニオブ酸リチウム
や水晶等の圧電性結晶、或はジルコン・チタン酸鉛(P
ZT)やチタン酸鉛等のセラミツク系圧電磁器或は感圧
素子でもよく、要するに力を電荷量に変換するものであ
ればよい。さらに絶縁材14はガラスでなく、たとえば
、エポキシ系やセラミツク系やセメント系或はマイカ等
でもよく、要するに渦発生体12に生ずる交番応力を圧
電素子に確実に感度よく伝達し、電気的に絶縁し、化学
的に安定なものであればよい。さらに渦流量計検出器1
0として本実施例では、渦発生体12の内部に圧電素子
13を設ける場合を例示したが、渦発生体12の下流側
に渦発生体とは別個に、流体振動による交番力を受ける
受圧体を設け、受圧体の内部に圧電素子13をガラス等
の絶縁材14で封着し受圧体に生ずる応力変化を検出す
るものであつてもよい。
さらに渦流量計検出器10としては、流体振動により渦
発生体や受力体に生ずる応力を圧電センサで検出するも
のに限らず、圧電センサを用いて流体振動を検出するも
のであれば必要に応じて種々の構成のものを用いること
ができる。渦流量計変換器20において、21はチヤー
ジアンプ、22はフイルタ回路、23は比較器、24は
論理回路、25は時定数回路、26は出力増幅器、27
は出力トランジスタ、28は定電圧回路である。
出力トランジスタ27は帰還抵抗Rfと直列に接続され
ており、この直列回路が一対の伝送線30を介して受信
側の直流電源40と負荷50の直列回路に接続され、出
力トランジスタ27で制御される出力電流10が帰還抵
抗Rfおよび負荷50に流れるようになつている。定電
圧回路28は出力トランジスタ27と並列に接続されて
おり、電界効果トランジスタQ,からなる定電流回路J
と、これに抵抗R2Oを介して直列に接続されたツエナ
ーダイオードDZlとからなり、DZlのの両端に安定
化した電圧Esを発生するものである。この電圧Esは
論理回路24の電源端子に供給されるとともに、出力増
幅器26を構成する演算増幅器0P4の一方の入力端沼
→に抵抗Rl6,Rl7で分圧されて加えられ、かつ0
P4の他方の入力端伯→に帰還抵抗Rfの両端に生ずる
帰還電圧10Rfと加算された後抵抗Rl8,R,,で
分圧されて加えられる。さらに抵抗R2Oとツエナーダ
イオードDZlの直列回路の両端電圧がトランジスタQ
2を介してチヤージアンプ21、フイルタ回路22、比
較器23および出力増幅器26の各演算増幅器0P1,
0P2,0P3,0P4に電源電圧Vとして与えられる
。チヤージアンプ21は、演算増幅器0P1と0P1の
帰還回路に接続されたコンデンサC1と抵抗R1とで構
成され、その入力端子間に前記渦流量計検出器10のリ
ード線17a,17bが結合コンデンサCOを介して接
続されている。
また0P1の電源端子間には電源電圧Vl)功?られ、
かつ0P,の入力端刑には前記電圧Vを抵抗R2,R3
で分圧した電圧が抵抗R4を介して加えられている。チ
ヤージアンプ21は、その入力端子間に与えられる渦流
量計検出器10からの交番電荷qを交流電圧e1に変換
するものである。チヤージアンプ21はリード線17a
,17bの容量の変化が出力電圧に影響をおよぼさない
ため、リード線17a,17bのふれによるS/Nの低
下を生じない利点があり、リード線を充分に長くできる
ので、渦流量計変換器20を渦流量計検出器10の設置
場所から離して設置することも容易である。また、渦流
量計検出器10において圧電素子13がガラス等の絶縁
材14で封着されているため、圧電センサの絶縁抵抗は
通常充分に大きな値であるが、渦流量計検出器10を高
温下で使用すると、LlNbO3等の圧電素子13の絶
縁抵抗およびガラス等の絶縁材14の絶縁抵抗が急激に
低下するため、0P1の入力端ヂ→の電位が低下し、0
P1の出力E,が飽和するという問題が生ずる。本実施
例のチヤージアンプ21では、渦流量計検出器10から
の電荷を結合コンデンサCOを介して受け、検出器10
側に直流電流が流れないようにして、検出器10側の絶
縁抵抗の低下による動作点の変動を防止してある。また
結合コンデンサCOの容量を圧電素子13の等価容量C
sよりも充分に大きな値に選ぶことによつて、チヤージ
アンプ21のゲインには実質的に影響を与えない。すな
わち、渦流量計検出器10を高温下で使用しても、動作
が安定で、かつ感度の低下のないチヤージアンブが得ら
れる。なお、圧電センサに静的な電荷がたまるような場
合には、必要に応じて圧電センサに並列に放電用抵抗R
Oを接続すればよい。また、0P1の入力端子(4))
と電源端子間に接続されたコンデンサCノま電源供給ラ
インに比較器23等によるはねかえりを防止するための
ものである。フイルタ回路22は、演算増幅器0P2と
、0P2の入力回路に接続される抵抗R5,R6とコン
デンサC4からなる入力インピーダンス回路22aと0
P2の帰還回路に接続される抵抗R7,R8とコンデン
サC5,C6からなる帰還インピーダンス回路22bを
有する単一帰還形のローパスフイルタが示されているフ
イルタ回路22の入力端にはチヤージ了ンブ21の出力
端が結合コンデンサC3を介して接続されている。
フイルタ回路22は、渦流量計検出器10からの交番電
荷qの大きさが渦周波数fの2乗に比例して大きくなり
、かつ管路振動等のノイズは渦周波数(1〜120圧程
度)より高い高周波成分が大部分であるため、渦周波数
の測定範囲において圧電素子13とチヤージアンブ21
およびフイルタ回路22からなる回路全体のゲインをほ
ぼ一定にするとともに、渦流量計検出器10によつて除
去できなかつたノイズ(例えば管路振動の非常に大きい
場合や、第1、抵2圧電センサ16a,16bの製作時
の不均衡が大きい場合に生ずるノイズ)を充分に減衰さ
せ、さらにS/Nの良好な交流電圧E2を得るためのも
のである。また本実施例のように演算増幅器0P2によ
るアクテイブフイルタを用いることによつて、テヤージ
アンプ21の低域特性を補償することができる。すなわ
ちチヤージアンプにおいて、良好な低域特性を得るため
には、抵抗R1とコンデンサC1よりなる時定数を大き
くしなければならない。ところでチヤージアンプの感度
はコンデンサC1の値で決まり、良好な感度を得るには
その値を小さくすることが望ましい。それ故時定数を大
きくするには、抵抗R1の値を大きくしなければならな
い。例えば、チヤージアンブのカツトオフ周波数を渦周
波数の最低値(1Hz)以下にするには、抵抗R1の値
は1000MΩ以上の非常に大きな値となる。しかし、
実際の問題として1000MΩ以上の高抵抗となると、
抵抗値の信頼性の問題が生じ、またコストの面でも問題
が生ずる。そこで本実施例では、チヤージアンプ21の
カツトオフ周波数Fc(=?)を渦周波数の最低値2C
1R,より高く(例えば30Hz付近)選び、かつコン
デンサC1の値を圧電素子13の等価容量Csの値より
大きく選んでチヤーアンプのゲインを?く1にし、第4
図の点線イに示すように低域特性を犠牲ノにして抵抗R
1の値を充分に小さく(例えば50MΩ)選んである。
一方アクテイブフイルタ22は第4図の点線岨こ示す如
く、そのカツトオフ周波数Faを渦周波数の最低値付近
に選び、かつゲインを充分に大きく選んである。したが
つて、圧電素子13とチヤージアンブ21およびアクテ
イブフイルタ22からなる回路全体の特性は第4図の実
線に示すようになり、アクテイブフイルタ22によりチ
ヤージアンプ21の低域特性を補償し所望のゲインを得
ている。すなわち回路全体のゲインは、Fa−Fcの周
波数範囲では一定となり、Fc以上の周波数では例えば
−20dB/Decで減少する。このため測定周波数よ
り高い周波数のノイズは、その振幅を充分に減衰させる
ことができ、良好なS/Nが得られる。このようにチヤ
ージアンプにアクテイブフイルタ組合せ、アクテイブフ
イルタによりチヤージアンプの低域特性および感度を補
償するようにしているので、チヤージアンブ21を構成
する抵抗R,の値をいちぢるしく小さくでき実用上の効
果はきわめて大きい。なお、チヤージアンプ21の抵抗
R1をさらに小さくしたい場合には、0P1の出力e1
を分圧して抵抗R1に加えるようにすれば、分圧比に応
じて抵抗R1の値を小さくできる。ところで、チヤージ
アンプ21の出力に生ずる交流電圧E,の波形は第5図
に示すように、測定流体が低流速時には管路振動等の高
周波ノイズが重畳された波形となり、高流速時にはビー
ド信号でかつ低周波のゆらぎ成分を含んだ波形となつて
いる。
E,をローパス特性のフイルタ回路22を介して取り出
すと、その出力は第6図に示すように低流速時には高周
波ノイズが除去されS/Nの良好な信号となるが、高流
速時には低周波ノイズで出力が飽和し、高周波の信号成
分が計数できない波形となる。これは高流速時に信号成
分が高周波となりフイルタ回路22で減衰するのに対し
、ノイズ成分である低周波のゆらぎ成分が高流速時に大
きくなるためである。そこで本発明では、ツエナーダイ
オードDZ2と抵抗R2lの直列回路をフイルタ回路2
2を構成する演算増幅器0P2の入出力端子間に接続し
、0P2の出力E2がツエナ一電圧Vz以上になると、
0P2にDZ2とR23の直列回路を介して帰還をかけ
フイルタ特性を解除するとともに、振幅制限特性を持つ
ように構成してある。
よつて、ツエナ一電圧Vzを例えば渦周波数が6〜10
Hz付近の0P2の出力E2相当の値に選べば、出力E
2の波形は、第7図に示すようにE2がVz以下の低流
速時には高周波ノイズが除去された波形となり、E2が
Vz以上の高流速時には低周波のノイズ成分の影響を受
けない波形となつて、低流速時においても高流速時にお
いてもS/Nの良好な信号となる。ななお、直列回路の
抵抗R2,を省略してツエナーダイオードDZ2単独で
もフイルタ特性を解除する効果は充分である。
ただし、この場合出力波形が多少乱れひげが生ずる。ま
たフイルタ回路22のフイルタ特性を解除する手段とし
ては、フイルタ回路22と並列にスイツチを設け、信号
電圧に関連したフイルタ回路22の出力またはチヤージ
アンブ21の出力が設定値を越えたときオンとなるよう
に1駆動してもよい。ただし、本実施例のようにツエナ
ーダイオードを用いる場合の方が構成が簡単になる利点
がある。比較器23は、演算増幅器0P3と、0P3の
正帰還用抵抗R9を有するシユミツトトリガが示されて
おり、その入力端子に結合コンデンサC7を介してフイ
ルタ回路22の出力端が接続されている。
また0P3の電源端子間には電源電圧Vが加えられ、か
つこの電圧V,を抵抗RlO,Rll,Rl2からなる
分圧回路で分圧した電圧が0P3の入力端子←),(4
)にそれぞれ抵抗Rl3,Rl4を介して加えられトリ
ガレベルの設定値が与えられている。なお抵抗Rl3,
Rl4の値はRlO,Rll,Rl2に比して充分に大
きく選ばれており、かつ抵抗Rl2には並列にコンデン
サC8が接続されている。比較器23は、フイルタ回路
22を介して与えられる第8図イに示すごとき渦周波数
fの交流電圧E2を第9図口に示すごとき一定レベルの
パルス信号P1に変換するためのものである。論理回路
24(ま、C−MOSのゲート回路で、2個のエクスク
ルースィブオアゲートGl,G2からなつており、G1
の一方の入力端子に比較器23の出力端が接続されてい
る。
G1の他方の入力端子はGl,G2に供給される一定電
圧Esの基準側に接続されG,の出力端子は時定数回路
25と、G2の一方の入力端子にそれぞれ接続されてい
る。またG2の他方の入力端子には時定数回路25の出
力端子が接続されている。エクスクルースイブオアゲー
トは、2つの入力端子に印加される信号の状態が1P,
10Wあるいは107,111のとき11FFを出力し
、1P,111あるいは101,W01のとき直戸を出
力するもので、その1P,801の判別を行うスレツシ
ユホールド電圧を第8図におけるETとすれば、G1の
出力には第8図ハに示すごとく、一定振幅Esのパルス
信号P2が生ずる。このパルス信号P2は抵抗RlOと
コンデンサC,からなる時定数回路25に加えられ、そ
の時定数C9RlOで立上り、同じ時定数で立下る遅れ
をもつた第8図二に示すごとき波形の信号P3に変換さ
れる。なお時定数回路25の時定数C9R,Oはパルス
信号P1のパルス幅に比して充分に小さく選定されてい
る。このパルス信号P3がパルス信号P2とともにG2
に加えられているので、G2の出力端には第8図ホに示
すごとく、時定数回路25の出力が零からETに達する
までの間t1と、EsからETになるまでの間T2にお
いて、パルス信号POが生ずる。このパルス信号PO(
7)振幅はEsで一定であり、一周明Tにおけるパルス
幅t(=t1+T2)も一定である。特にパルス幅tは
温度変化によりスレツシユホールド電圧ETが変動して
も、実質上一定な値に維持される。すなわちC−MOS
のスレツシユホールド電圧ETが常温付近において供給
電!F.Esの1/2になるという特性を持つており、
またG2の入力に加わる信号の振幅も一定であるので、
パルス信号POのパルス幅t(=t1+T2)は、ET
が下がりt1が小さくなるとT2がその分大きくなつて
補償し、逆にETが上がりt1が大きくなるとT2がそ
の分小さくなつて補償する。そしてパルス幅tの大きさ
は、時定数回路25の時定数C,RlOを可変抵抗Rl
Oで変えることによつて容易に調整できる。したがつて
、論理回路24の出力パルス信号POはそのデユテ・イ
レシオ+が正確に渦周波数fに比例したものとなる。こ
の出力パルス信号POが抵抗Rl5を介して出力増幅器
26の入力端伯→に加えられる。このように論理回路2
4としてC{0Sを用いると、温度変化による影響を実
質的に受けず、しかも消費電力が少ない等の効果がある
なお、時定数回路25の出力P3を第9図に示すように
エクスクルースイブオアゲートG3を介してG2に加え
るようにしてもよい。この場合第9図では定電圧回路2
8が高圧側に帰還抵抗Rfが低圧側に設けられているの
で、G2の出力POを反転するゲートG4が設けられる
。またゲートGl,G3としては、エクスクルースイブ
オアゲートとして動作するものを例示したが、オアゲー
トやナンドゲートとして動作するものであつてもよい。
出力増幅器26は、演算増幅器0P4からなつており、
0P4の入力端子←)は抵抗Rllを介して論理回路2
4の出力端に接続されている。
0P4の電源端子間には電源電圧vが供給されており、
また0P4の一方の入力端子←)には、一定電圧Esを
抵抗R,6,Rl7で分圧した電圧が加えられ、他方の
入力端子には一定電圧Esと帰還電圧10Rfとが加算
された後抵抗Rl8,R,,で分圧されて加えられてい
る。
なお、抵抗Rl3にはパルス信号POの平渭用コンデン
サClOが接続されている。よつて、0P4の入力端昭
→の電位Eaおよび入力端子(ト)の電圧Ebはそれぞ
れ次式のごとくなる。ただし、Rf<<Rl8,Rl9 そして、0P4のゲインが充分に大きく、EaとEbと
が等しくなるように出力トランジスタ27を1駆動し、
出力電流oを制御するので、出力電流10はとなる。
(3)式において、各抵抗の値とパルス幅tおよび電圧
Esはともに一定な値であるので、出力電流10は渦周
波数f(=−T−)すなわち流体の流速に正確に対応し
たものとなる。この出力電流10は一対の伝送線30を
介して受信側の負荷50へ伝送される。そして出力電流
10の零点は可変抵抗Rl9によつて調整でき、スパン
は可変抵抗RlOによつて調整できるので、渦周波数の
変化範囲のO〜100%に対し例えばDC4〜20mA
のごとき出力電流10を得ることが容易である。
特にスパン調整を)つ 時定数回路25の可変抵抗RlOでパルス信号POのパ
ルス幅tを変えて行つているので、スバン調整によつて
零点の変動を生じない利点がある。
なお上述の実施例では、渦流量計変換器20がすべて渦
流量計検出器10上にマウントされている場合を例示し
たが、チヤージアンブ21とフイルタ回路22および比
較器23からなる変換器20の前段部20aのみを検出
器10上にマウントすることもできる。このように変換
器20を前段部20aと後段部20bとに分離して配置
する場合には、論理回路24等が分離箇所に加わるノイ
ズによつて誤動作する恐れがあるが、第9図に示すよう
にダイオードDl,D2と抵抗R22からなる保護回路
を後段部20b入力側に設けることによつて、ノイズの
影響を有効に除去できる。また第10図に示すように後
段部20bの出力増幅器26の出力で指示計60を駆動
するとともに、電源40を後段部20bの近くに配置す
れば、現場指示計の渦流量計が得られる。さらに第11
図に示すように後段部20bを省略し、前段部20aか
らのパルス信号P1を受信側に伝送することもできる。
この場合変換器20側と受信側とは3線の伝送線30で
結合され、パルス信号P1は積算器70で積算される。
以上説明したように本発明によれば、圧電センサとチヤ
ージアンプを有する実用的な渦流量計が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明渦流量計の一実施例を示す構成説明図、
第2図は本発明渦流量計の一実施例を示す電気的接続図
、第3図は本発明渦流量計に用いる圧電センサの一例を
示す構成説明図、第4図は本発明渦流量計の動作を説明
するための特性曲線、第5図〜第8図は本発明の動作を
説明するための信号波形図、第9図〜第11図は本発明
の他の実施例を示す電気的接続図である。 10−・・・・・渦流量計検出器、20−・・・・・渦
流量計変換器、12−・・−・・渦発生体、13−・・
・・・圧電素子、16a,16b−・・−・・圧電セン
サ、21−・・一・・チヤージアンブ、22−・・・・
・フイルタ回路、24−・・・・・論理回路、25−・
・−・・時定数回路、26−・・・・・出力増幅器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 測定流体にその流速に応じたカルマン渦を生成させ
    る渦発生体と、カルマン渦の生成による渦信号を電荷量
    の変化として検出する圧電センサと、この圧電センサよ
    りの交番電荷を交流の信号電圧に変換するチャージアン
    プと、このチャージアンプからの信号電圧をローパス特
    性のフィルタ回路を介して取り出した後パルス信号に変
    換する手段と、前記信号電圧があるレベル以上になつた
    ときフィルタ回路のフィルタ特性を解除する手段と、前
    記パルス信号が加えられる時定数回路と、前記パルス信
    号と前記時定数回路の出力が加えられエクスクルースイ
    ブオアゲートとして動作し、そのデユテイレシオが渦周
    波数に対応したパルス信号を出力する論理回路と、この
    論理回路からのパルス出力を直流の電流信号に変換する
    出力回路とを具え、直流の電流信号が測定流体の流速ま
    たは流量を表わすようにしたことを特徴とする渦流量計
    。 2 チャージアンプと組合せるローパス特性のフイルタ
    回路として演算増幅器とインピーダンス素子よりなるア
    クティブフィルタを用い、そのカットオフ周波数をチャ
    ージアンプのカットオフ周波数より低く選びチャージア
    ンプの低域特性を補償するようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の渦流量計。 3 アクティブフィルタとして演算増幅器とインピーダ
    ンス素子を組合せた単一帰還形のローパスフィルタを用
    いたことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の渦流
    量計。 4 アクティブフィルタを構成する演算増幅器の入出力
    間にツェナーダイオードと抵抗の直列回路を接続し、演
    算増幅器の出力があるレベル以上になつたときフィルタ
    回路のフィルタ特性を解除するようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項および第2項記載の渦流量計
    。 5 渦発生体にその中立軸を挾んで配置され、かつ渦発
    生体と一体になるように取付けられてカルマン渦の生成
    に伴う渦信号を互いに逆相の電荷量の変化として検出す
    る2個の圧電センサを具えたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の渦流量計。 6 渦発生体の下流側に設けられた受圧体にその中立軸
    を挾んで配置され、カルマン渦の生成に伴う渦信号を互
    いに逆相の電荷量として検出する2個の圧電センサを具
    えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の渦流
    量計。 7 論理回路としてC−MOSを用いたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の渦流量計。 8 時定数回路の抵抗の値を変えてスパン調整を行うこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の渦流量計。 9 出力回路として、論理回路の出力が抵抗を介して差
    動入力端子のいずれか一方に加えられる出力増幅器と、
    この出力増幅器の差動入力端子の一方に一定電圧を抵抗
    分圧して加える手段と、出力増幅器の差動入力端子の他
    方に一定電圧と出力増幅器の出力を分圧して得た帰還電
    圧の和を抵抗分 圧して加える手段とを具えたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の渦流量計。 10 出力回路として、論理回路の出力が抵抗を介して
    差動入力端子のいずれか一方に加えられる出力増幅器と
    、この出力増幅器の差動入力端子の一方に一定電圧を抵
    抗分圧して加え、かつ他方に一定電圧と帰還電圧の和を
    抵抗分圧して加える手段と、出力増幅器により駆動され
    る出力トランジスタと、この出力トランジスタによつて
    制御される出力電流が一対の伝送線を介して供給される
    受信側に直流電源と直列に接続された負荷と、この負荷
    を流れる出力電流に対応した前記帰還電圧を発生する帰
    還抵抗とを具えたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の渦流量計。 11 測定流体にその流速に応じたカルマン渦を生 成
    させる渦発生体と、カルマン渦の生成による渦信号を電
    荷量の変化として検出する圧電センサと、この圧電セン
    サよりの交番電荷を交流の信号電圧に変換するチャージ
    アンプと、このチャージアンプからの信号電圧を演算増
    幅器とインピーダンス 素子とを組合せたローパス特性
    のアクティブフィルタを介して取り出した後パルス信号
    に変換する手段と、前記演算増幅器の入出力間に接続さ
    れ、信号電圧があるレベル以上になつたとき前記アクテ
    ィブフィルタの出力の振幅を制限し、フィルタ 特性を
    解除するツェナーダイオードと、前記パルス信号を受信
    側の負荷に伝送する手段とを有し、前記アクティブフィ
    ルタのカットオフ周波数を前記チャージアンプのカット
    オフ周波数より低く選びチャージアンプの低域特性を補
    償するようにし たことを特徴とする渦流量計。
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JPS60115881U (ja) * 1984-01-13 1985-08-05 株式会社 キングジム ボツクス
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