JPS5918330B2 - 化学的に抵抗性のあるコンクリ−ト用の結合剤および上記結合剤の製造方法 - Google Patents

化学的に抵抗性のあるコンクリ−ト用の結合剤および上記結合剤の製造方法

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JPS5918330B2
JPS5918330B2 JP11271979A JP11271979A JPS5918330B2 JP S5918330 B2 JPS5918330 B2 JP S5918330B2 JP 11271979 A JP11271979 A JP 11271979A JP 11271979 A JP11271979 A JP 11271979A JP S5918330 B2 JPS5918330 B2 JP S5918330B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、結合剤組成物およびその製造方法に関し、特
に、化学的に抵抗性のあるコンクリート用の結合剤およ
びこの結合剤の製造方法ζこ関する。
最も有利には、本発明は、化学的浸食を受けやすい環境
で使用するための仕上げブロックおよびパネル、軸受構
造部材の製造(こ利用することが出来る。
はとんどの国の化学工業は、比較的長い昔から強烈な発
展をし始めたけれども、廉価な化学的に抵抗性のあるコ
ンクリートを製造する問題は、現在迄十分に解決されて
いない。
コンクリートの物理的および化学的特性およびそのコス
トは、結合剤の性質および特徴およびその製造方法に左
右されることは、常識である。
したカイって、この問題を解決する際のほとんどの試み
は、結合剤組成の改良およびその製造方法の改良に向け
られて来た。
結合剤として珪酸ヒドロシルを使用して(FRG特許1
,240,457号明細書)、シリカモジュラス(S
i02対アルカリ金属酸化物モル比)力f1〜4.2の
アルカリ元素の固体珪錯塩に、珪酸ヒドロシルと0.3
〜3重量重量水不溶性無機珪酸塩の混合物または粒径2
00未満のAl2O3,TiO2゜ZnO2,5n02
.CrO2,Fe2O3のような不溶性コロイド金属酸
化物の1つを添加することにより、コンクリートを製造
する方法カイ知られている。
日本国特許明細書38−10178tこは、アルカリヒ
ドロ珪酸塩中のアルカリを中和するための追加の試剤を
添加して結合剤として作用する水和シリカを生成し、そ
れによって耐水性を改良する、シリカモジュラスが5以
下の乾燥粉末アルカリヒドロ珪酸塩である耐酸性セメン
トの製造方法が記載されている。
しかしながら、上記すべての場合においては、結合剤と
して5i02の最も化学的に不安定な変態である水和シ
リカが使用されるので、生成結合剤は濃縮酸中では十分
に安定であるけれども、水、塩の水溶液および酸の弱溶
液、特に熱溶液およびアルカリ溶液および蒸気中では安
定性が低い。
さらに、上記結合剤は、主としてヒドロシリカが、乾燥
されるヒドロシリカの脱水により硬化するので、乾燥の
結果生成する細孔および毛細管は、結合剤強度、耐水性
および溶液、蒸気およびガス(こ対する不透過性を低下
させる。
米国特許第3,498,802号明細書には、熱可塑性
物質および水硬性セメントを製造するための水蒸気処理
法が記載されており、この方法は、一緒に溶解した場合
、約80−90モル%5in2゜モル%R20(R20
はNa2O,に20およびそれらの混合物からなる)が
ガラス容積全体に分解されたアルカリ珪酸塩ガラスを生
じる物質、酸化物および他の成分を混合し、上記混合物
をボールミルで粉砕し、それを約1500°で融解し、
生成融解物を冷却してガラスとし、生成ガラスを粉砕し
て粒径0.149mm未満(好ましくは0.074mm
未満)さし、そして無水ガラス粉末を約900−100
0℃に加熱して部分的に結晶化してクリストバライト、
石英およびトリジマイトを生成することを包含する。
ある量のアルカリ珪酸塩ガラスを含有する生成無水半結
晶粉末は、熱可塑性物質および水硬性セメントの製造用
の最初の材料として使用される。
この粉末は、少なくとも1気圧の圧力および約100−
200℃の温度の気体環境中で上記粉末粒子上に少なく
とも表面部分を発生させるのに十分な時間処理すると、
その容積内に最大約30重量%の水を含有する。
半結晶ガラス粉末は、乾燥した場合、シラノール基5i
−OHを介して粒子間の付着に基づく接合特性を発揮す
る。
ガラス粒子中にクリストバライト、石英またはトリジマ
イトが存在するさ、生成接合剤はより耐久性となり、半
結晶ガラスの容積中にアルカリ金属酸化物が20−6モ
ル%6と減少すると、すなわち、シリカモジュラスが4
から15.7に増大するさ、上記接合剤の安定性は上記
接合剤tこ比較して改良される。
しかしながら、上記接合剤は、不十分な化学安定性を示
す水和シリカを接合剤として含有し、水利半結晶ガラス
容積中(ことちらかと云えば相当量のアルカリ酸化物の
存在および粉末粒子の大きな比表面積は、硬化組成物の
化学的抵抗性および機械的強度に影響を及ぼす。
これは、水利無定形接合剤は水、水溶液および蒸気の作
用下で部分的に溶解して洗い流され、またアルカリ溶液
lこは完全に溶解するということQこより説明される。
最初の材料の粉砕およびアルカリシリカガラスの高温度
への繰り返えし加熱は、製造工程を長びかせ、高められ
たエネルギー消費をもたらす。
より良い物理的および化学的特性を特徴とする化学的に
抵抗性のあるコンクリートを製造するための結合剤も知
られている(米国特許第3,754,952号明細書)
この結合剤は、比表面積が1000−5000cri/
iの微粉石英砂40−80重量%および微粉アルカリシ
リカ成分20−60重量%からなり、上記石英砂は、酸
化物R20(Rはナトリウム、カリウムである)の少な
くとも1種と結合されたシリカ成分を含有する。
8〜13モル%の酸化ナトリウムまたは酸化カリウムを
容積内に含有する高シリカガラスは、シリカ成分として
使用される。
この結合剤を製造する方法は、下記の工程を包含する二
石英砂を、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウムのような化合物の少なくとも1
種と混合する工程;生成混合物を加熱して酸化物R20
(Rはナトリウム、カリウムである)を生成融解する工
程;生生融解物を処理および冷却してアルカリシリカ成
分を生成する工程;生成アルカリシリカ成分を粉砕する
工程;石英砂を粉砕して1000−sooocrit/
gの比表面積を得る工程;微粉アルカリシリカ成分を微
粉石英砂と混合する工程。
この方法によれば、上記化合物(炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化ナトIJウム、水酸化カリウムまたは
それらの混合物)の少なくとも1種が、上記石英砂に1
0−30重量%の量で添加される。
高シリカアルカリガラスを得るためには、石英砂と上記
化合物の1種との混合物が、1580−1800℃に加
熱される。
この混合物は、この温度で処理されて石英砂が完全に溶
解され、均質な高シリカアルカリガラス溶融物が得られ
る。
冷却すると、生成溶融物は硬化し、亀裂して0.5〜2
0crILの寸法の粒状体となり、次いでこのものは粉
砕される。
このようにして得られた結合剤は、無定形シリカおよび
酸化カリウムおよび(または)酸化ナトリウムからなる
均質組成物を呈する。
上記結合剤をコンクリート物品の製造(こ使用する場合
、結合剤は水き混合され、次いでオートクレーブで飽和
水蒸気環境(こて1908C以上の温度で処理される。
この場合、結合剤は、溶解して石英砂の微粒子上に結晶
化するガラス質シリカのために硬化する。
したがって、公知の結合剤組成物と異なって、上記結合
剤は、熱力学的(こかつ化学的に最も安定であるSiO
□の正常状態を有する無水結晶シリカを主要結合剤とし
て含有する。
これは、石英をベースとする結合剤の優れた物理−化学
特性およびいかなる濃度の酸溶液ばかりでなく、最大1
2のpHのアルカリ溶液においてもまた塩溶液および有
機溶剤におけるその化学的抵抗性を説明する。
しかしながら、この結合剤を用いてつくったコンクリー
トを水環境に長い時間さらすと、その強度は最初の2ケ
月で40−50%低下する。
これは、結合剤に含まれるアルカリヒドロ珪酸塩が水に
溶解し、コンクリートから洗い流され、その結果より大
きい気孔率が生じ、強度が低下するという事実により説
明される。
したがって、上記結合剤を使用してつくったコンクリー
トのより大きい耐水性は、結合剤中の酸化ナトリウムお
よび酸化カリウムの含量を低下させるζdこよってのみ
達成出来る。
しかしながら、ガラス炉で得るこ吉が出来る最大温度(
最大1600℃戸こおいてさえ。
上記酸化物の含量は、8モル楚以下に減少させることが
出来ないことが判明した。
同時に、電気炉で得ることが出来るより高い温度を用い
ると、電気エネルギーか相当に消費され、コンクリート
の耐久性が影響され、したがって、商業的見地から有利
でない。
さらに、比較的耐久性のあるガラス粒状体を冷却後に粉
砕するには、かなりのエネルギー量が必要である。
本発明は、化学的Oこ抵抗性のあるコンクリート用の結
合剤およびこの結合剤の製造方法を提供することにあり
、シリカ成分の質的変化により、結合剤組成物中の成分
比の量的変化によって、当業界で公知のこの種の結合剤
組成物と比較してより高い耐水性およびより廉価な製造
費を特徴さする結合剤を製造することが5′J能になる
本発明の目的は、比表面積が1000−5000crt
t/yの微粉石英および酸化物R20(Rはナトリウム
、カリウムである)の少なくとも1種と結合された珪酸
成分からなる微粉アルカリシリカを含む化学的に抵抗性
のあるコンクリート用の結合剤が、珪酸成分さして、シ
リカの結晶変態だ吉えばトリジマイト、クリストバライ
トの少なくとも1種を含有し、酸化ナトリウム、酸化カ
リウムまたはそれらの混合物の量が05〜6モル力であ
り、上記成分が下記の量(重量%): 微粉石英砂 30〜80 酸化カリウム、酸化ナトリ ラムまたはそれらの混合物 を含有するシリカの結晶変 態 20〜70で取られる
ということ(こより達成される。
結合剤組成物中に、粒子表面に0.5〜6モル力のアル
カリ金属酸化物を含有するクリストバライト、トリジマ
イトまたはそれらの混合物が存在することにより、アル
カリヒドロ珪酸塩の含量を最小限にすることか出来、そ
れによって、化学的に抵抗性のあるコンクリートの耐水
性が、公知のシリカベース結合剤組成物を使用してつく
ったコンクリート(こ比較して本質的ζこ改良される。
アルカリ金属酸化物含量を0.5モルカ以下に減少させ
ることは、得策ではない。
何となれば、オートクレーブで処理中゛珪酸成分が溶解
し、石英砂粒子上に結晶化し、したがって、結合剤組成
物中のアルカリ量が十分でないとコンクリート中の結合
剤の硬化が停止する可能性か生じるからである。
同時lこ、本発明の結合剤は、より廉価である。
何となれば、クリストバライトおよびトリジマイトは、
同じ種類の公知の結合剤組成物の高シリカアルカリガラ
スよりより低い温度で石英砂から生成するからである。
シリカの結晶変態は、0.315−1.25mmの寸法
を有する粒子を70重量楚以上含有し、残りは粉末状部
分であるのが好ましい。
シリカの結晶変態中のそのような割合の部分は、コンク
リートの十分高い強度およびクリストバライトおよびト
リジマイト粒状体の粉砕結果さして生成する粉末粒子の
完全利用をもたらす。
トリジマイトを使用する場合、それは上記酸化物を6モ
ル%含有するのが適尚である。
そのような結合剤は、オートクレーブで処理した場合、
より大きい硬化速度を示す。
この結合剤を製造するに際してのエネルギ消費量は、6
モル力の酸化カリウムを含有するクリストバライトを使
用する場合最小である。
0.5モルチの酸化ナトリウムを含有するクリストバラ
イトを使用する吉、結合剤の最大耐水性が得られる。
シリカの結晶変態としてトリジマイトを使用する場合、
結合剤は、70重量楚の上記シリカの結晶変態および3
0重量楚の微粉石英砂を含有するのが得策である。
結合剤中の成分がそのような割合であると、コンクリー
トの最大密度および機械的強度か与えられる。
結合剤は、トリジマイトおよびクリストバライトの混合
物を含有するのが好ましく、この混合物は、結合剤の硬
化さ加熱に消費されるエネルギー呈上の間で最適関係を
与える。
結合剤がクリストバライトとトリジマイトを1対4の割
合で含有する場合、最良の結果が達成される。
本発明の目的はまた、石英砂を、炭酸ナトIJつム、炭
酸カリウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムの
ような化合物の少なくとも1種と混合し、生成混合物を
加熱して酸化物R20(Rはナトリウム、カリウムであ
る)を生成しそして上記酸化物を石英砂粒子の表面と結
合させ、処理してアルカリシリカ成分を生ゼしぬ、生成
混合物を冷却して粉砕し、石英砂を比表面積がi o
o o −5000CIIt/gになるように粉砕し、
そして微粉アルカリシリカ成分を微粉石英砂と混合する
ことを含む結合剤の製造方法において、炭酸ナトIJウ
ム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
またはそれらの混合物のような上記化合物の少なくとも
1種を、0.7−15重量%の量で、石英砂と混合し、
生成混合物を1000−1550℃に加熱し、次いでこ
の温度で処理してクリストバライトおよびトリジマイト
のようなシリカの結晶変態の少なくとも1種を生成せし
めるこ吉を特徴とする上記方法において達成される。
そのような方法は、酸化物を石英砂上ケーキ化して石英
砂粒子の表面に珪酸塩を生成せしめ、石英を融解するこ
となくトリジマイトおよびクリストバライトに変換せし
め、その結果、公知のシリカベース結合剤の製造方法に
おいて高シリカアルカリガラスを得る場合より単位エネ
ルギー消費量は低くなる。
同時に、アルカリシリカ成分は(この場合、酸化物を含
有するシリカの結晶変態)、少量の酸化物形成化合物た
とえば炭酸す) IJウムおよび炭酸カリウムならびに
水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムで形成され、こ
のため、結合剤の耐水性が改良される。
シリカの結晶変態のケーキ塊の粉砕には、公知のシリカ
ベース結合剤の製造方法における高シリカアルカリガラ
スの粉砕よりエネルギーが少なくてすむが、これは、ケ
ーキ塊の50−60%を粉砕すればよいという事実によ
り説明される。
さらに、ケーキ塊の粒子間の機械的結合強度は比較的低
い。
上記酸化物を含有するシリカの結晶変態を800℃/時
の温度低下速度で冷却することが推奨され、これによっ
て、塊の量は最小になる。
最大耐水性を有する結合剤を製造する(こは、石英砂に
導入される水酸化ナトリウムの量は0.7重量係を構成
することが必要である。
より少ないエネルギー消費量で工程の最大効率を得るに
は、石英砂に導入される炭酸カリウムの量は15重量%
を構成することが必要である。
石英砂と炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムまたはそれらの混合物のような化
合物の1種との混合物は、1200°Cで石英がクリス
トバライトAこ変換するまで好ましくは30分間処理さ
れる。
これによって、加熱のためのエネルギー消費量が最小限
にされる。
石英砂と炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムまたはそれらの混合物のような化
合物の1種との混合物は、1200−1400℃で30
−60分間石英がトリジマイトcこ変換されるまで処理
するのが適当であり、これによって、最大の硬化速度を
特徴さする結合剤を製造することが出来る。
石英砂さ炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムまたはそれらの混合物のような化
合物の1種との混合物は、1550℃で10分間処理す
るのが得策であり、これ(こよって、工程の最大効率が
得られるであろう。
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウムおよ
び水酸化カリウムのような化合物を用いる場合、それら
の化合物は石英砂と混合される前に水(こ溶解され、こ
の場合、追加物質の量は最小限になり、石英の変換は最
も好ましい条件下で行われる。
石英砂さ乾燥炭酸すl−IJウムおよび乾燥炭酸カリウ
ムとの混合物は、加熱前に湿めらされるのがさらに適当
であり、これによって、結合剤を回転炉または沸騰床を
有する炉で製造する場合熱担体(こより追加の自由流動
性物質が運び去られるのが防止される。
例1 本発明による化学的に抵抗性のあるコンクリート用の結
合剤を、下記の方法で製造する。
0.5トンの石英砂および3.7 kgの水酸化すトリ
ウムを水に溶解した溶液を、ブレード−パドルミキサー
で互いに混合する。
得られた均質混合物を、回転炉に入れ、1.550℃に
加熱する。
加熱すると、水酸化ナトリウムは分解して酸化ナトリウ
ムと水になる。
酸化ナトリウムとシリカ間の反応結果として、石英砂粒
子の表面上(こ珪酸塩が生成する。
この混合物を、1550℃で10分間石英がクリストバ
ライトに構造変換するまで処理する。
生成アルカリシリカ成分(0,5モル%の酸化ナトリウ
ムを含有するクリストバライト)を1000°C/hの
温度低下速度で冷却し、この場合、冷却は上記成分(こ
空気を吹きつけることにより行う。
冷却したら、酸化ナトリウムを含有するクリストバライ
トを振動篩で篩い分けし、0.315−0.63mm寸
法の粒子を分離する。
0.214)ンの第二成分(石英砂)をボールミルで粉
砕して表面積が5000cyitl&になるようにする
微粉石英砂を、酸化ナトリウムを含有する微粉の篩い分
けしたクリストバライト(0,315−0,63mm)
と混合する。
得られた結合剤組成物は、下記成分(重量%)からなる
: 石英砂 30 0.5モル雀の酸化ナトリウム を含有するシリカの結晶変態 (クリストバライト)70 得られた結合剤から、4X4X16C11Lの寸法が等
しい角台試料を成形した。
この目的ζこ対して、結合剤を水と混合して町塑性塊を
形成し、これを型に入れ、振動により圧縮し、飽和水蒸
気環境で12気圧および190℃で72時間オートクレ
ーブ処理した。
得られた試料を室温に冷却し、次いで型から取り出した
同様にして、下記成分(重量%)を含有する高シリカア
ルカリガラスをベースさする当業界で公知の耐水性結合
剤から試料をつくった: 微粉石英砂 60 8モル係酸化ナトリウムを 含有する微粉アルカリ高シ リカ 40比較目的の
ために、本発明結合剤および従来技術結合剤からつくっ
た試料を、曲げおよび圧縮テストにかけ、極限曲げおよ
び圧縮強度を測定し、ならびに普通および水飽和状態に
関する耐水係数を測定した。
テスト中、試料に加れられる荷重は、試料が破壊するま
で徐々に増大させた。
試料への水飽和は、試料を水中で1時間沸騰させ、次い
で試料を水中でさらに48時間保持することにより行っ
た。
曲げに対する耐水係数は、飽和状態の極限曲げ強度対普
通状態の極限曲げ強度の比として測定した。
圧縮に対する耐水係数は同様にして測定した。
圧縮テスト結果を下記の表に示す。
本発明結合剤の製造に要する単位エネルギー消費量は、
従来技術結合剤の製造に要するそれより10%低い。
従来技術結合剤およびこの例でつくった結合剤を用いて
つくったコンクリートから、10×10×10cIfL
のテスト用立方体を成形した。
石英砂および粉砕珪岩を不活性充填剤として使用した。
試料を圧縮テスHこかけて普通および水飽和状態に対す
る極限圧縮強度、耐水係数および耐酸性を測定した。
極限圧縮強度および耐水係数を前述のよう(こして測定
した。
耐酸性を測定するために、コンクリートを粉砕し、30
%硫酸水溶液中で1時間沸騰させた。
耐酸性は、沸騰後に乾燥したコンクリートの重量対沸騰
前の初期重量比(%)として測定した。
テスト結果を下記表に示す。
例2 本発明ζこよる化学的に抵抗性のあるコンクリート用の
結合剤を次のようにして製造する。
65kgの炭酸ナトリウムおよび0.5トンの石英砂を
、ブレード−パドルミキサーで互いに混合する。
得られた均質混合物を水で湿らし、回転炉に入れ、12
00℃に加熱する。
加熱すると、炭酸ナトリウムは分解して酸化ナトリウム
および二酸化炭素になる。
酸化ナトリウムとシリカ間の反応の結果、石英砂粒子の
表面上に珪酸塩が生成する3この混合物を、1200℃
で30分間石英がクリストバライトに変換するまで処理
する。
生成アルカリシリカ成分(6モル%酸化ナトリウムを含
有するクリストバライト)を、780℃/hの温度低下
速度で冷却するが、これは、上記成分を流れる水中に入
れて行う。
冷却し乾燥したら、酸化ナトリウムを含有するクリスト
バライトの塊をハンマークラッシャーで粉砕して最大粒
径1.251mにする。
0.825トンの第二成分(石英砂)をボールミルで粉
砕して生成粒子の比表面積が4000citygになる
ようにする。
微粉石英砂を、酸化す) IJウムを含有しかつ70重
量%の粒子が0.315−1.25mmの寸法を有しか
つ30重量%の粒子がダスト様部分である微粉クリスト
バライトと混合する。
得られた結合剤は、下記成分(重量%)からなる: 石英砂 60 6モル%酸化ナトリウムを 含有するシリカの結晶変態 (クリストバライ ト)40 得られた結合剤から、例1と同様にして、4×4×16
CrILの寸法が等しい角台試料を成形した。
同様にして、下記成分(重量%)を含有する高シリカア
ルカリガラスをベースとする肖業界で公知の耐水性結合
剤から、試料を形成した:微粉石英砂
60 8モル楚酸化す) IJウムを 含有する微粉高シリカアル カリガラス 40 比較目的のため(こ、本発明および従来技術の結合剤を
、曲げおよび圧縮テストにかけて、普通状態および水飽
和状態に対する極限的げおよび圧縮強度ならびに耐水係
数を測定した。
テストプログラムは例1と同じであった。
比較テスト結果を下記表に示す。
本発明結合剤の製造に要する単位エネルギー消費量は、
従来技術結合剤の製造に要するそれより50%低い。
従来技術結合剤およびこの例で製造した結合剤を用いて
つくったコンクリートから、10×10×10Crft
のテスト用立方体を成形した。
粉砕珪岩を不活性充填剤として用いた。
試料を圧縮テストにかけ、普通状態および水飽和状態に
対する極限圧縮極度、耐水係数および耐酸性を測定した
これらの特性は、例1と同様に測定した。
例3 本発明による化学的に抵抗性のあるコンクリート用結合
剤を次のようにして製造する。
50%水溶液(乾燥基準)として85ゆの量で取られた
炭酸カリウムを、0.5)ンの量で取られた石英砂と、
プレード−パドルミキサーで混合する。
生成混合物を回転炉に入れ、1200℃に加熱する。
加熱すると、水が蒸発し、炭酸ナトリウムは分解して酸
化カリウムおよび二酸化炭素になる。
酸化カリウムと石英砂粒子の表面上のシリカとの反応結
果として、珪酸塩が生成する。
この混合物を1200℃で1時間石英がトリジマイトに
変換するまで処理する。
生成アルカリシリカ成分(6モル楚酸化カリウムを含有
するトリジマイト)を、7800℃/時の温度低下速度
で冷却する。
この冷却は、炉から上記成分を流れる水中に入れて行う
冷却し乾燥したら、酸化カリウムを含有するトリジマイ
トを、振動篩で篩い分けして0.315−0.63m7
ILの寸法を有する粒子を分離する。
2.2トンの第二成分(石英砂)をボールミルで粉砕し
て生成粒子の比表面積が5000cit/g(こなるよ
うにする。
微粉石英砂を、0.315−0.63mmの粒径を有し
かつ酸化カリウムを含有する篩い分けしたトリジマイト
と混合する。
得られた結合剤は、下記成分(重量%)を含有する: 石英砂 80 6モル%酸化カリウムを 含有するシリカの結晶変 態(トリジマイト)20 得られた結合剤から、例1と同様(こして、4×4X1
6crILの寸法が等しい向合試料を成形し、試料は1
90℃で20時間オートクレーブ処理した。
同様にして、下記成分(重量%)を含有する高シリカア
ルカリガラスをベースとする当業界で公知の耐水性結合
剤から、試料を製造した:微粉石英砂
60 8モル係酸化ナトリウム を含有する微粉高シリカ アルカリガラス 40 比較目的のため(こ、本発明および従来技術結合剤を、
曲げおよび圧縮テストにかけ、普通および水飽和状態に
対する極限間げおよび圧縮強度ならびに耐水係数を測定
した。
テストプログラムは例1と同しであった。
圧縮テスト結果を下記表に示す。
本発明結合剤の製造に要する単位エネルギー消費量は、
従来技術結合剤の製造に要するそれより25%低い。
従来技術結合剤およびこの例で製造した結合剤を用いて
つくったコンクリートから、10×1010X10のテ
スト用立方体を成形した。
粉砕石英を不活性充填剤として用いた。
試料を、圧縮テスト(こかけて、普通および水飽和状態
に対する極限圧縮強度、耐水係数および耐酸性を測定し
た。
上記特性は、例1の方法(こより測定した。
テスト結果を下記表に示す。
例4 本発明による化学的(こ抵抗性のあるコンクリート用結
合剤を次のようにして製造する。
85kgの炭酸カリウムを、0.51−ンの石英砂さ、
ブレード−パドルミキサーで混合する。
得られた均質混合物を回転炉に入れ、1200’Cに加
熱する。
加熱すると、炭酸カリウムは分解して酸化カリウムおよ
び二酸化炭素(どなる。
酸化カリウムさシリカ間の反応結果として、石英砂粒子
の表面上に珪酸塩が生成する。
この混合物を1200℃で20分間石英がクリストバラ
イトに変換するまで処理する。
生成アルカリシリカ成分(6モル係酸化カリウムを含有
するクリストバライト)を、800℃/hの温度低下速
度で冷却する。
冷却は、成分に空気を吹きつけるこさにより行う。
冷却したら、酸化カリウムを含有するクリストバライト
を振動篩で篩い分けして粒径0.315−1.25mm
の寸法を有する粒子を分離する。
2.2トンの第二成分(石英砂)をボールミルで粉砕し
て比表面積1000crtt/gの粒子を得る。
微粉石英砂を酸化カリウムを含有する篩い分けしたクリ
ストバライトと混合する。
得られた結合剤は下記成分(重量%)を含有する: 石英砂 80 6モル楚酸化カリウムを 含有するシリカの結晶変 態(クリストバライト)20 得られた結合剤から、例1と同様にして、4×4X16
に’+71の寸法が等しい烏合試料を成形した。
ただし、この場合、オートクレーブ処理は48時間であ
った。
同様にして、下記成分(重量%)を含有する高シリカア
ルカリガラスをベースとする当業界で公知の耐水性結合
剤から、試料を製造した:微粉石英砂
60 8モル矛酸化ナトリウム を含有する微粉高シリカ アルカリガラス 40 比較目的のために、本発明および従来技術結合剤を、曲
げおよび圧縮テストにかけて、普通状態および水飽和状
態に対する極限および圧縮強度ならびに耐水係数を測定
した。
テストプログラムは例1と同じであった。
比較テスト結果を下記表に示す。
本発明結合剤の製造に要する単位エネルギー消費量は、
従来技術結合剤の製造に要するそれより60%低い。
従来技術結合剤およびこの例でつくった結合剤を用いて
コンクリートから、10X10X10cfnのテスト片
角台を成形した。
粉砕珪岩を不活性充填剤として使用した。
試料を圧縮テスト(こかけて、普通および水飽和状態に
対する極限強度、耐水係数および耐酸性を測定した。
上記特性は、例1と同様の方法より測定した。
テスト結果を下記表に示す。
例5 本発明による化学的(こ抵抗性のあるコンクリート用結
合剤を次のようにして製造する。
5.4kgの水酸化カリウムを水に溶解した溶液を、0
.5トンの石英砂と、ブレード−パドルミキサーで混合
する。
得られた均質混合物を回転炉に入れ、1400℃に加熱
する。
加熱すると、水酸化カリウムは分解して酸化カリウムお
よび水になる。
酸化カリウムとシリカ間の反応の結果として、石英砂粒
子の表面上に、珪酸塩か生成する。
この混合物を、1400℃で1時間石英がトリジマイト
に変換するまで処理する。
生成アルカリシリカ成分(0,5モル楚酸化カリウムを
含有するトリジマイト)を、1000°C/hの温度低
下速度で冷却する。
冷却は、上記成分に空気を吹きつけることにより行う。
冷却したら、酸化カリウムを含有するトリジマイトを、
振動篩で篩い分けして0.315−0.63mmの寸法
を有する粒子を分離する。
2.15トンの第二成分(石英砂)をボールミルで粉砕
して、生成粒子の比表面積が4500c1791Cなる
ようにする。
微粉石英砂を、酸化カリウムを含有する篩い分けしたト
リジマイトと混合する。
得られた結合剤組成物は、下記成分(重量%)を含有す
る: 石英砂 70 0.5モル係酸化カリウム を含有するシリカの結晶 変態(トリジマイト)30 得られた結合剤から、例1と同様にして4×4×16c
IrLの寸法が等しい烏合試料を成形した。
同様(こして、下記成分(重量%)を含有する高シリカ
アルカリガラスをベースとする当業界で公知の耐水性結
合剤から、試料を調製した:微粉石英砂
60 8モル雀酸化ナトリウム を含有する微粉高シリカ アルカリガラス 40 比較目的のために、本発明および従来技術結合剤を、曲
げおよび圧縮テスト(こかけ、普通および水飽和状態(
こ対する極限曲げおよび圧縮強度、ならび(こ耐水係数
を測定した。
テストプログラムは、例1と同じであった。
比較テスト結果は、下記表に示す。
本発明結合剤の製造ζこ要する単位エネルギー消費量は
、従来技術結合剤の製造に要するそれより5−10%低
い。
従来技術結合剤およびこの例で製造した結合剤を用いて
つくったコンクリートから、10×10×10cfrL
のテスト立方体を成形した。
石英砂および粉砕珪岩を、不活性充填剤として使用した
試料を圧力テスl−Icかけ、普通および水飽和状態(
こ対する極限圧縮、耐水係数および耐酸性を測定した。
上記特性は、例1の方法により測定した。テスト結果を
下記表に示す: 例6 本発明ζこよる化学的に抵抗性のあるコンクリート用結
合剤を、次のよう(こして製造する。
85に9の炭酸カリウムを、0.5)ンの石英砂と、ブ
レード−パドルミキサーで混合する。
得られた均質混合物を水で湿らし、次いで、回転炉に入
れ、1200℃に加熱する。
加熱するさ、炭酸カリウムは分解して酸化カリウムおよ
び二酸化炭素(こなる。
酸化カリウムとシリカ間の反応結果として、石英砂粒子
の表面上に珪酸塩が生成する。
この混合物の1200℃における処理は、実質的にすべ
ての石英がトリジマイトに変換するまで1時間行う。
生成アルカリシリカ成分(6モル%酸化カリウムを含有
するトリジマイト)を、7200℃/hの温度低下速度
で冷却する。
冷却は、炉から上記成分を取り出して流れる水中に入れ
ること(こより行う。
冷却して乾燥したら、酸化カリウムを含有するトリジマ
イトを、振動篩で篩い分けして、0.63−1.25m
mの寸法を有する粒子を分離する。
0.235トンの第二成分(石英砂)を、ボールミルで
粉砕して比表面積が4000CrIt/gの粒子を得る
微粉石英砂を、酸化カリウムを含有する第ニトリシマイ
ト(0,63−1,25mm) き混合する。
得られた結合剤は、下記成分(重量%)を含有する: 石英砂 30 6モル係酸化カリウムを含 有するシリカの結晶変態 (トリジマイト)70 得られた結合剤から、例1と同様にして、4×4X16
cfrLの寸法か等しい烏合試料を成形した。
ただし、この場合、190℃でオートクレーブ処理時間
は48時間であった。
同様にして、下記成分(重量%)を含有する高シリカア
ルカリガラスをベースとする当業界で公知の耐水性結合
剤から、試料を製造した:微粉石英砂
60 8モル係酸化ナトリウムを 含有する微粉高シリカアル カリガラス 40 比較目的のために、本発明および従来技術結合剤を、曲
げおよび圧縮テストにかけ、普通および水飽和状態lこ
対する極限曲げおよび圧縮強度、ならびに耐水係数を測
定した。
テストプログラムは、例1と同じであった。
比較テスト結果を、下記の表に示す: 本発明結合剤の製造lこ要する単位エネルギー消費量は
、従来技術結合の製造lこ要するそれより、25%低い
従来技術結合剤およびこの例で製造した結合剤を用いて
つくったコンクリートから、10×10×10crrL
のテスト用向合を成形した。
石英砂および粉砕珪岩を、不活性充填剤として使用した
試料を、圧縮テストにかけて、普通および水飽和状態に
対する極限圧縮強度、耐水係数および耐酸性を測定した
上記特性は、例1と同様にして測定した。
テスト結果を下記の表に示す: 例7 本発明lこよる化学的に抵抗性のあるコンクリート用結
合剤を次のようlこして製造する。
73kgの炭酸ナトリウムを、0.5)ンの石英砂と、
ブレード−パドルミキサーで混合する。
得られた均質混合物を、水で湿らし、回転炉に入れ、1
300℃に加熱する。
加熱すると、炭酸ナトリウムは分解して酸化ナトリウム
および二酸化炭素になる。
石英砂粒子の表面上における酸化ナトリウムとシリカの
間の反応の結果として、珪酸塩が生成する。
この混合物を、1300℃で1時間実質的ことすべての
石英がトリジマイトとクリストバライトの4:1混合物
に変換するまで処理する。
生成アルカリシリカ成分(6モル%酸化ナトリウムを含
有するトリジマイトとクリストバライトの混合物)を、
soo。
℃/時の温度低下速度で冷却する。
冷却は、上記成分を流れる水中に入れることにより行う
冷却し乾燥したら、酸化ナトリウムを含有するトリジマ
イトとクリストバライトの混合物の塊を、ハンマークラ
ッシャーで粉砕し、70重量%か0.315−1.25
mm部分および30重量楚がダスト様部分のものを得
た。
825に9の第二成分(石英砂)を、ボールミルで粉砕
して、比表面積が4000crit/gの粒子を得た。
微粉石英砂を、酸化ナトリウムを含有するトリジマイト
とクリストバライトの微粉混合物き混合する。
得られた結合剤組成物は、下記成分も(重量%)を含有
する: 石英砂 60 6モル係酸化ナトリウムを 含有するシリカの結晶変態 (トリジマイトとクリスト バライトの混合物 40 得られた結合剤から、例1さ同様にして4×4×16c
rfLの寸法が等しい烏合試料を成形した。
ただし、この場合、190℃でオートクレーブ処理時間
は32時間であった。
同様にして、下記成分(重量%)を有する高シリカアル
カリガラスをベースとする消業界で公知の耐水性結合剤
から、試料を形成した: 微粉石英砂 60 8モル係酸化ナトリウムを 含有する微粉高シリカアル カリガラス 40 比較目的きして、本発明および従来技術結合剤を、曲げ
および圧縮テストにかけて、普通および水飽和状態に対
する極限的げおよび圧縮強度、ならびに耐水係数を測定
した。
テストプログラムは、例1と同じであった。
比較テスト結果は、下記表に示す: 本発明結合剤の製造に要する単位エネルギー消費量は、
従来技術結合剤の製造に要するそれより50%低い。
従来技術結合剤およびこの例で製造した結合剤を用いて
つくったコンクリートから、10×10×106rnの
テスト用向合を成形した。
石英砂および粉砂珪岩を、不活性充填剤として用いた。
試料を、圧縮テストにかけ、普通および水飽和状態に対
する極限圧縮強度、耐水係数および耐酸性を測定した。
上記特性は、例1と同様に測定した。
子スト鈷早は、下書i:1表6と示す: 例8 本発明(こよる化学的lこ抵抗性のあるコンクリート用
結合剤を、次のようにして製造する。
炭酸ナトリウムと水酸化ナトリウムの1対1混合物の3
5kgを、0.5トンの石英砂と、ブレード−パドルミ
キサーで混合する。
得られた均質混合物を、回転炉に入れ、1300°C(
こ加熱する。
加熱すると、炭酸ナトリウムおよび水酸化ナトリウムは
、分解して、酸化ナトリウム、二酸化炭素および水にな
る。
酸化ナトリウムとシリカ間の反応の結果として、石英砂
粒子の表面に珪酸塩が生成する。
この混合物の1300℃における処理は、石英がトリジ
マイトに変換するまで1時間行う。
生成アルカリシリカ成分(4モル%酸化ナトリウムを含
有するトリジマイト)を、800℃/時の温度低下速度
で冷却する。
冷却は、上記成分に空気を吹きつけることにより行う。
冷却したら、酸化ナトリウムを含有するトリジマイトの
塊を、ハンマークラッシャーで粉砕し、0.315mm
の寸法の粒子を得る。
0.788トンの第二成分(石英砂)を、ボールミルで
粉砕して、比表面積1000crIt/gの粒子を得る
微粉石英砂を、酸化ナトリウムを含有する粉砕トリジマ
イトと混合する。
得られた結合剤は、下記成分(重量%)を含有する: 石英砂 60 4モル%酸化ナトリウムを含 有するシリカの結晶変態 (トリジマイト)40 得られた結合剤から、例1と同様lこして、寸法が等し
い向合試料を成型した。
同様に、下記成分(重量%)を含有する高シリカアルカ
リガラスをベースとする当業界で公知の耐水性結合剤か
ら試料を形成した: 微粉石英砂 60 8モル%酸化ナトリウムを含 有する微粉高シリカアルカリ ガラス 40 比較目的として、本発明および従来技術結合剤を、曲げ
および圧縮テストにかけて、普通および水飽和状態(こ
対する極限曲げおよび圧縮強度ならびに耐水係数を測定
した。
テストプログラムは例1と同じであった。
比較テスト結果を、下記表1こ示す: 本発明の結合剤の製造に要する単位エネルギー消費量は
、従来技術結合剤の製造に要するそれより50%低い。
従来技術結合剤およびこの例で製造した結合剤を用いて
つくったコンクリートから、IO×10×10crfL
のテスト用立方体を成型した。
粉砕珪岩を不活性充填剤として使用した。
試料を、圧縮テストにかけて、普通および水飽和状態l
こ対する極限圧縮強度、耐水係数および耐酸性を測定し
た。
上記特性は、例1と同じ方法で測定した。
テスト結果を下記表に示す: 例9 本発明による化学的に抵抗性のあるコンクリート用結合
剤を、次のようにして得る。
0.5トンの石英砂を、水酸化ナトリウムおよび水酸化
カリウムの1対1.5混合物50kg(乾燥基準)の5
0%水溶液と、ブレード−パドルミキサーで混合する。
得られた均質混合物を回転炉に入れ、1000℃に加熱
する。
加熱すると、水酸化すI−IJウムおよび水酸化カリウ
ムは分解して、酸化ナトリウム、酸化カリウムおよび水
になる。
石英砂粒子の表面上で酸化ナトリウムおよび酸化カリウ
ムとシリカとの反応の結果として、珪酸塩が生成する。
この混合物の1000℃における処理は、石英がクリス
トバライトに変換するまで4時間行う。
生成アルカリシリカ成分(6モル楚の酸化ナトリウムお
よび酸化カリウムを含有するクリストバライト)を、2
500°C/時の温度低下速度で冷却する。
冷却は、上記成分に空気を吹きつけることにより行う。
冷却すると、酸化ナトリウムおよび酸化カリウムを含有
するクリストバライトの塊を、ハンマークラッシャーで
粉砕して0.3151mの寸法を有する粒子を得る。
0.227トンの第二成分(石英砂)を、ボールミルで
粉砕して比表面積が3000crttygの粒子を得る
微粉石英砂、酸化ナトリウムおよび酸化カリウムを含有
する微粉クリストバライトと混合する。
得られた結合剤は、下記成分(重量%)を含有する: 石英砂 30 6モル嘱酸化ナトリウムお よび酸化カリウムを含有す るシリカの結晶変態(クリ ストバライト)70 得られた結合剤から、例1と同様にして寸法が等しい向
合試料を成形した。
同様にして、下記成分(重量%)を含有する高シリカア
ルカリガラスをベースとする当業界で公知の耐水性結合
剤から試料をつくった: 微粉石英 60 8モル係酸化ナトリウムを 含有する微粉高シリカアル カリガラス 40 比較目的として、本発明および従来技術結合剤を、曲げ
および圧縮テスHこかけ、普通および水飽和状態に対す
る極限的げおよび圧縮強度、ならびに耐水係数を測定し
た。
テストプログラムは例1と同じであった。
比較テスト結果を下記表に示す: 本発明結合剤の製造に要する単位エネルギー消費量は、
従来技術結合剤の製造に要するそれより15%低い。
従来技術結合剤およびこの例で製造した結合剤を用いて
つくったコンクリートから、10×1OX10cXのテ
スト用立方体を成形した。
石英砂を不活性充填剤として使用した。
試料を圧縮テストQこかけて、普通および水飽和状態に
対する極限圧縮強度ならびに耐水係数および耐酸性を測
定した。
上記特性は、例1の方法により測定した。
テスト結果を下記表に示す: 例10 本発明による化学的ζこ抵抗性のあるコンクリート用結
合剤を、次のようにして製造する。
乾燥炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムを1対1.5で
含有する混合物78kgを、0.5トンの石英砂ト、ブ
レード−パドルミキサーで混合する。
得られた均質混合物を水で湿らし、回転炉に入れ、12
50°Ccこ2加熱する。
加熱するさ、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムは分解
して、酸化ナトリウムおよび酸化カリウムおよび二酸化
炭素になる。
酸化ナトリウムおよび酸化カリウムとシリカとの反応の
結果として、石英砂粒子の表面上に珪酸塩が生成する。
生成混合物を、1250℃で1時間石英がトリジマイト
に変換され−るまで処理する。
6モルチの酸化ナトリウム゛および酸化カリウムを含有
する生成アルカリシリカ成分を、1000℃/時の温度
低下速度で冷却する。
冷却は、上記成分(こ空気を吹きつけることにより行う
冷却したら、酸化ナトリウムおよび酸化カリウムを含有
するトリジマイトの塊を、ハンマークラッシャーで粉砕
して1.25mmの寸法を有する粒子を得る。
0.55トンの第二成分(石英砂)をボールミルで粉砕
して、比表面積400 ocit/gの粒子を得る。
微粉石英砂を、酸化ナトリウムおよび酸化カリウムを含
有する微粉トリジマイトと混合する。
得られる結合剤は、下記成分(重量%)を含有する: 石英砂 50 6モル係の酸化物を含有す るシリカの結晶変態(トリ ジマイ ト 50得られた結合
剤から、例1と同様にして、寸法が等しい向合試料を成
形する。
同様にして、下記成分(重量%)を含有する高シリカア
ルカリガラスをベースとする西業界で公知の耐水性結合
剤から、試料を形成する:微粉石英砂
60 8モル楚酸化ナトリウムを 含有する微粉シリカアルカ リガラス 40 比較目的として、本発明および従来技術結合剤を、曲げ
および圧縮テストにかけて、普通および水飽和状態に対
する極限面げおよび圧縮強度ならびに耐水係数を測定し
た。
テストプログラムは、例1と同じであった。
比較テスト結果は下記表に示す: 本発明結合剤の製造に要する単位エネルギー消費量は、
従来技術結合剤の製造に要するそれより30%低い。
従来技術結合剤およびこの例で製造した結合剤を用いて
つくったコンクリートから、10×lO×10crrL
のテスト用立方体を成形した。
石英砂および粉砕珪岩を不活性充填剤として用いた。
試料を、圧縮テストにかけ、普通および水飽和状態に対
する極限圧縮強度ならびに耐水係数および耐酸性を測定
した。
上記特性は、例1の方法により測定した。
テスト結果を、下記表に示す:本発明は好ましい実施態
様について記載されたが、本発明の範囲内で種々の変更
が可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 比表面積1ooo〜5000crit/gの微粉石
    英砂および酸化物R20(Rはナトリウム、カリウムで
    ある)の少なくとも1種と結合された珪酸成分からなる
    微粉アルカリシリカ成分を含む化学的に抵抗性のあるコ
    ンクリート用の結合剤であって、珪酸成分として、トリ
    ジマイト、クリストバライトのようなシリカの結晶変態
    の少なくとも1種を含有し、粒子表面上の酸化ナトリウ
    ム、酸化カリウムまたはそれらの混合物の量は、0.5
    〜6.0モル楚であり、上記成分は下記の量(重量%)
    : 微粉石英砂 30〜80酸化ナトリウ
    ム、酸化カリ9 ムまたはそれらの混合物を含 20〜70有するシリカ
    の結晶変態 で使用することを特徴とする上記結合剤。 2 上記シリカの結晶変態が、0.315〜1.250
    mmの寸法を有する粒子力f70重量%以上で、残りが
    ダスト様部分である、上記第1項に記載の結合剤。 3 アルカリシリカ成分か、6モル%の上記酸化物を含
    有するトリジマイトを包含する、上記第1項に記載の結
    合剤。 4 アルカリシリカ成分が、6モル楚の酸化カリウムを
    含有するクリストバライトを包含する、上記第1項(こ
    記載の結合剤。 5 アルカリシリカ成分が、0.5モル%の酸化ナトリ
    ウムを含有するクリストバライトを包含する、上記第1
    項に記載の結合剤。 6 シリカの結晶変態として、トリジマイトを使用する
    場合、70重量優の上記シリカの結晶変態および30重
    量楚の微粉石英砂を含有する、上記第1項に記載の結合
    剤。 7 トリジマイトとクリストバライトの混合物を含有す
    る、上記第1項に記載の結合剤。 8 上記混合物を形成するトリジマイトおよびクリスト
    バライトが、1部のクリストバライト対4部のトリジマ
    イトの比で取られる、上記第7項に記載の結合剤。 9 石英砂を、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
    ナトリウムおよび水酸化カリウムのような化合物の少な
    くとも1種き混合し、生成混合物を加熱して酸化物R2
    0(Rはナトリウム、カリウムである)を生成しかつ上
    記酸化物を石英砂粒子の表面に化学的に結合させ、上記
    混合物を処理してアルカリシリカ成分を生成し、その後
    冷却および粉砕し、石英砂をその比表面積rf1000
    〜5000crit/gになるように粉砕し、そして微
    粉アルカリシリカ成分を微粉石英砂と混合することを含
    む上記第1項に記載の結合剤の製造方法において、上記
    化合物(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリ
    ウムおよび水酸化カリウム)の1種またはそれらの混合
    物を0.7〜15重量楚の量で、石英砂と混合し、生成
    混合物を、シリカの結晶変態たとえばクリストバライト
    またはトリジマイトの少なくとも1種が生成するまで加
    熱することを特徴とする上記方法。 10上記酸化物を含有するシリカの結晶変態が、800
    ℃/時の温度低下速度など冷却される、上記第9項に記
    載の方法。 11 水酸化ナトリウムが石英砂に0.7重量楚の量
    で添加される、上記第9項(こ記載の方法。 12炭酸カリウムが石英砂(こ15重量楚の量で添加さ
    れる、上記第9項に記載の方法。 13 石英砂と炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
    ナトリウム、水酸化カリウムまたはそれらの混合物のよ
    うな化合物の1種との混合物が、1200℃で30分間
    石英がクリストバライトに変換されるまで処理される、
    上記第9項に記載の方法。 14 石英砂と炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
    ナトリウム、水酸化カリウムまたはそれらの混合物のよ
    うな化合物の1種との混合物が、1200〜1400℃
    で30〜60分間石英がトリジマイトに変換されるまで
    処理される、上記第9項に記載の方法。 15 石英砂と炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
    ナトリウム、水酸化カリウムまたはそれらの混合物のよ
    うな化合物の1種との混合物が、1550℃で10分間
    処理される、上記第9項に記載の方法。 16 水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
    ウム、炭酸カリウムのような混合物を使用する場合、こ
    れらの化合物は石英砂と混合される前に水に溶解される
    、上記第9項に記載の方法。 17石英砂さ乾燥炭酸ナトリウムおよび(または)乾燥
    炭酸カリウムとの混合物が、加熱前lこ湿らされる、上
    記第9項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59112448U (ja) * 1983-01-19 1984-07-30 ティーディーケイ株式会社 感温リ−ドスイツチ装置
JPS62178435U (ja) * 1986-05-06 1987-11-12
JPH0388245U (ja) * 1989-12-25 1991-09-10

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