JPS59183146A - 遊星歯車変速機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は遊星歯車変速機に関するものである従来此の
種の変速機は固体伝導の変速機の中でも歯車を使用して
居る為に効率も良く又無段階に変速出来て用途も広く変
速範囲も広いので多くの発明者の研究の対象となりなが
らも實現されないで居た。

其の理由は此の変速機を大きく分割すると遊星歯車部分
と変速を司る部分に大別されるが遊星歯車部分に対して
変速部分の力があまりにも弱くて反力が此の部分に集中
しすべらせてしまう事である特に低速域に於ての定出力
が希ましいが其の様な変速部分はいまだ存在しないので
、たとえば変速ベルト、磨擦車、変速電動機、油圧、等
であるこれ等を使つて変速部分を構成してもこれ等の能
力に左右せられて遊星歯車の長所も消えてしまうのであ
る。

従来の此の種変速機の研究者は此の変速部分の強化のみ
に力をそゝいでいた様である。私は変速部分の強化では
なくて遊星歯車部分にかゝる出力軸のトルク反力を変速
部分に負荷させる事なく原動機に返却する方法を考えこ
れに努力を傾注して来た以下図面にもとづきこれを設明
する。

先づ入力軸と出力軸が同一廻転の場合から段々と減速す
る場合に付て設明すると其の場合磨擦車（８）と磨擦車
（１０）は同一廻転であり此の場合全歯車は噛合運動は
停止し公転のみの状態で出力軸も入力軸も同一廻転で全
部が一体となつて廻転している状態である。

今球型磨擦車（９）の軸を傾て（８）より（１０）を減
速した場合（１４）の歯数より（１６）の歯数の方が多
いために公転軸（７）が後退する事になる。（７）が後
退すれば遊星歯車（３）は空転し（４′）歯車及出力歯
車（５）は減速する。

ますます（１２）を減速すればますます出力軸（６）は
減速し遂に停止する。より以上に減速すればある程度ま
では送転の廻転が得られる事になる。

増速するのであれば此の反対の作業をすればよいのであ
り又（１２）を入力軸以上の廻転まで上げて行くとある
程度までは入力軸以上の廻転も得られるわけである。此
の場合（４′）と（５）の噛合点と（１３）と（１４）
の噛合点と（１５）と（１６）の噛合点の３点によつて
Ｙ軸すなはち公転軸（７）は支えられて居る為に送転し
ないのである。又歯車（１３）と（１５）は同一である
ので（１２）に対して出力軸のトルク反力は全々作用せ
ず磨擦車に負荷はかゝらないのである。又（５）と（１
６）は同一であり（４′）と（１４）は同一であるので
完全に割り切れているので（１３）と（１４）の又（１
５）と（１６）の噛合点と（４′）と（５）の噛合点及
Ｙ軸の偏心の位置は変る事はないので（１５）と（１６
）は軌道をはづれる事もない。歯車（２）と遊星歯車（
３）は直接の関係はないので適当な歯数を選べばよい。

（４）も又同様である。一番大切な事は（１３）と（１
５）は同一でＸ軸よりのきよりは同一であるので、此の
点と（４′）と（５）の噛合点によつてＹ軸すなはち公
転軸（７）は支持せられて居る為に公転軸（７）は完全
に支えられて居てすべりが起り得ない事である。これに
よつて磨擦車（８）及（９）及（１０）はただ単にパイ
ロツトの役目をはたすにすぎない。

従て出力軸のトルク反力は公転軸（７）遊星歯車（３）
入力歯車（２）入力軸（１）を介して原動機にすべてを
造される事になる。

以下本発明の応用の効果に付て設明する。

変速部分は何にてもよいのであり其の応用範囲ははかり
知れないものがあり、およそ変速使用の目的に合ふ物は
すべてと言つてよく機動車、産業機械船舶、荷役機械、
工作機械、トラクター等はかり知れないものがある。ト
ラツクの称に荷重の状態が大きく変るものでも使用可能
である。自動車の場合普通自動車に使用せられている油
廻転式トルクコンバーターを変速部分に使用すればよく
この場合■根車の大きさは普通の場合の数拾分の一の大
きさでよく磨擦が輕減せられるのできわめて高効率であ
る。

これによつてエンジンブレーキの役目も果すし又身体が
つかれないので事故防止にもなる。

又工作機械に使用すればいかなる廻転域に於ても定出力
であり従来の変速電動機の様に低速出力対策の為に大き
い電動機を使用する必要もなく多大の電力の消費する必
要もない。

又本機は歯車を多く使用している為に効率が悪い様に見
えるが入力が２手に分れて入るので各歯車にかゝる荷重
は半分であるのでそれ経悪くなる事はない。本変速機の
最も大きな特長は全廻転域に於て出力が定出力であるの
で各部分の耐力の限界までの低速重荷重用として使用出
来る事である。

【図面の簡単な説明】

（１）は入力軸で原動機につながつている（２）は（１
）と１体の入力歯車（３）は（２）と噛合つた遊星歯車
（４）は（３）と噛合つた内接歯車、（４′）は（４）
と１体の外接歯車で（５）は（４′）と噛合つた出力内
接歯車で（６）は（５）と１体の出力軸である。（６）
は軸受によつて外ケーシングに支えられている。（７）
斜線の部分は公転軸で内部は軸受によつて入力軸（１）
によつて支えられ外は軸受によつて（３）及（４）及（
４′）及（１６）を支えて居てＸ軸に対してＹ軸上に偏
心している又これ等はそれぞれ自由に廻転する。一方変
速入力として磨擦車（８）は（１）と１体でありこれに
磨擦せる球型磨擦車（９）がありこれに磨擦する磨擦車
（１０）があり（９）の傾を変る事によつて変速する称
になつて居る。（１１）は（１０）と１体の中空軸で内
部は（１）に対して外部は外ケーシングに軸受によつて
支えられそれぞれに対して自由に廻転する。 （１２）は（１１）と１体の偏心軸でＺ軸上に偏心して
いる。 （１３）は（１５）と同一の歯車で（１３）は（１４）
と（１５）は（１６）と噛合つていて（１２）に対し軸
受によつて自由に廻転する。 （１４）は（１３）と噛合つた内接歯車で出力軸の一部
であり（５）及（６）と１体である。（１６）は（１５
）と噛合つた内接歯車であり（４）及（４′）と１体で
ある。 なほ（５）と（１６）は同一直径同一歯数であり（４′
）と（１４）は同一直径同一歯数であり（１３）と（１
５）は同一直径同一歯数である。小丸はそれぞれのベア
リングでありそれぞれに対して自由に廻転する事を示す
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. これは原理であり他のべゝル歯車や平歯車又はオルダム
   接手等を使用して同一主旨の変速機を作る事や内接歯車
   に比較的大きな外接歯車を噛合せ偏心を歯車又は公転軸
   に作用させてすべりを止めて原動機に出力軸のトルク反
   力を入力軸に返却する事である。