JPS5918193Y2 - ピストン - Google Patents
ピストンInfo
- Publication number
- JPS5918193Y2 JPS5918193Y2 JP16399078U JP16399078U JPS5918193Y2 JP S5918193 Y2 JPS5918193 Y2 JP S5918193Y2 JP 16399078 U JP16399078 U JP 16399078U JP 16399078 U JP16399078 U JP 16399078U JP S5918193 Y2 JPS5918193 Y2 JP S5918193Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- outer layer
- packing
- piston body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Actuator (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は流体圧シリンダにおけるピストンに関する。
流体圧シリンダにおいては、長期の使用によってシリン
ダボアの内面に摺動傷が発生して稼動率を低下させる傾
向がある。
ダボアの内面に摺動傷が発生して稼動率を低下させる傾
向がある。
この傷は一般に異物等の混入によるものではなく、摺動
中のピストンの平行度が僅かでも狂うことによって生ず
るものであることが多い。
中のピストンの平行度が僅かでも狂うことによって生ず
るものであることが多い。
元来ピストンは第1図に示すようにピストン本体aの両
面にパツキンbを配し、さらにその両端にパツキン固定
板Cを固定して前記パツキンbをピストン本体aとの間
に挟着し、これらの一体物をピストンロッドdに挿通し
、ピストンロッドをねじその他溶接などによってピスト
ン本体に固定してシリンダeのボア内部へ密嵌して摺動
させるように構成されるものであるが、従来のピストン
の構造は、ピストン本体aのウオールとシリンダeのボ
ア内面との間に空隙fを設けであるため、摺動によって
シリンダ内のピストン位置が変ると、ロッドdの支点g
における平行度が狂う傾向があり、そのためピストンが
蛇行してパツキン固定板Cの周縁がボア内面に不均等に
圧接し、これが摺動傷を生ずる原因となっていた。
面にパツキンbを配し、さらにその両端にパツキン固定
板Cを固定して前記パツキンbをピストン本体aとの間
に挟着し、これらの一体物をピストンロッドdに挿通し
、ピストンロッドをねじその他溶接などによってピスト
ン本体に固定してシリンダeのボア内部へ密嵌して摺動
させるように構成されるものであるが、従来のピストン
の構造は、ピストン本体aのウオールとシリンダeのボ
ア内面との間に空隙fを設けであるため、摺動によって
シリンダ内のピストン位置が変ると、ロッドdの支点g
における平行度が狂う傾向があり、そのためピストンが
蛇行してパツキン固定板Cの周縁がボア内面に不均等に
圧接し、これが摺動傷を生ずる原因となっていた。
本考案の目的はこのような従来の欠点を排除することの
できるピストンを提供し、これによってシリンダの永久
使用化を図ったことにある。
できるピストンを提供し、これによってシリンダの永久
使用化を図ったことにある。
本考案の主眼は、ピストンとシリンダボア内面との間に
間隙を形成させないことによって平行度を確保させるこ
とと、ボア内面に接するピストンウオールの材質に限定
を加えてボア内面の摺動摩耗に対する保護を図ったこと
にある。
間隙を形成させないことによって平行度を確保させるこ
とと、ボア内面に接するピストンウオールの材質に限定
を加えてボア内面の摺動摩耗に対する保護を図ったこと
にある。
本考案のピストンは第2図に示すようにピストン本体1
におけるピストンウオールに別材質の外層11を一体形
成させ、隣接するパツキン2との周面高さを同等にし、
これによってシリンダのボア内面e′との間に間隙を生
じさせないように構成する。
におけるピストンウオールに別材質の外層11を一体形
成させ、隣接するパツキン2との周面高さを同等にし、
これによってシリンダのボア内面e′との間に間隙を生
じさせないように構成する。
ピストン本体1の両側には前述のパツキン2を配置し、
さらにその外側にパツキン固定板3を当てがって前記パ
ツキン2をピストン本体との間に挾持させである。
さらにその外側にパツキン固定板3を当てがって前記パ
ツキン2をピストン本体との間に挾持させである。
パツキン固定板3は第3図にも示すようにディスク状の
パツキン2を押さえるに適した段部を周側面に形成しで
ある。
パツキン2を押さえるに適した段部を周側面に形成しで
ある。
前記パツキン2の最先端には、端部に向うリップ21を
形成してあり、パツキン固定板3の端部外周は、摺動面
となる外周寸法に整列させず僅かに小径に形成してあり
、この外周面にも別材質の外層31を一体に溶着形威し
である。
形成してあり、パツキン固定板3の端部外周は、摺動面
となる外周寸法に整列させず僅かに小径に形成してあり
、この外周面にも別材質の外層31を一体に溶着形威し
である。
ピストンにおける外層11の材質は硬鉛または錫を主体
として、これにアンチモン及び銅を化合した合金を使用
するものであり、シリンダのボア内面の硬度よりも低い
硬度の合金を使用する。
として、これにアンチモン及び銅を化合した合金を使用
するものであり、シリンダのボア内面の硬度よりも低い
硬度の合金を使用する。
外層11の層厚は3mm程度とするが、外層の成形に際
しては、ピストン本体1の外周面に予め外層形成用の凹
凸部を切削成形しておく。
しては、ピストン本体1の外周面に予め外層形成用の凹
凸部を切削成形しておく。
一方外層形成用の円筒モールドを成型して縦割りに2分
割し、これを前記ピストン本体の外周部に組合わせ、そ
ののちピストン本体を180°Cに予熱してから、該ピ
ストン本体とモールドとが形成する空隙部分へ溶融させ
た前記合金を鋳込んで外層を形成する。
割し、これを前記ピストン本体の外周部に組合わせ、そ
ののちピストン本体を180°Cに予熱してから、該ピ
ストン本体とモールドとが形成する空隙部分へ溶融させ
た前記合金を鋳込んで外層を形成する。
前記合金材は420°Cで溶融し、予熱したピストン本
体に削設した溝部の隙間へむらなく鋳込ませることがで
きる。
体に削設した溝部の隙間へむらなく鋳込ませることがで
きる。
なおパツキン固定板の外層31もピストン本体の外層1
1と同材質の金属を使用するが、層厚は3mm以下であ
ってもよい。
1と同材質の金属を使用するが、層厚は3mm以下であ
ってもよい。
本考案のピストンによれば、シリンダのボア内径とピス
トンウオールとの間に隙間が形成されないので摺動時の
平行度が確保されピストンロッド4の摺動動作も円滑に
行なわれる。
トンウオールとの間に隙間が形成されないので摺動時の
平行度が確保されピストンロッド4の摺動動作も円滑に
行なわれる。
またピストンウオールを威す外層11は耐摩耗性金属で
あるが、シリンダボア内面よりも硬度が低い合金である
ので、シリンダ内面を損傷しない。
あるが、シリンダボア内面よりも硬度が低い合金である
ので、シリンダ内面を損傷しない。
さらにまた外層11が異物等によって損傷した場合には
、外層だけを溶解して除去し、新しい層を形成させるこ
とができる。
、外層だけを溶解して除去し、新しい層を形成させるこ
とができる。
本考案においては前記パツキン2のリップ面とパツキン
固定板3の端部外周面との間には0.1mm程度の間隙
を形威しであるので、ピストンロッドの摺動により加圧
された流体がパツキンを押し拡げることにより、パツキ
ンがシリンダのボア内面と密着し、パツキンを一層有効
に作動させることになる。
固定板3の端部外周面との間には0.1mm程度の間隙
を形威しであるので、ピストンロッドの摺動により加圧
された流体がパツキンを押し拡げることにより、パツキ
ンがシリンダのボア内面と密着し、パツキンを一層有効
に作動させることになる。
本考案のピストンによれば、ピストン及びロッドにおけ
る運動時の平行度を確保させることが可能であるので摺
動傷を発生させず、ロッド支点に狂いを生じさせないの
でシリンダ機能としての長期使用が可能となり、信頼性
の低下も生じない。
る運動時の平行度を確保させることが可能であるので摺
動傷を発生させず、ロッド支点に狂いを生じさせないの
でシリンダ機能としての長期使用が可能となり、信頼性
の低下も生じない。
また必要時に外層だけを形成し直すことによって半永久
使用も可能となる。
使用も可能となる。
第1図は従来のピストンを使用したシリンダの断面図。
第2図は本考案のピストンの断面図。第3図は第2図に
おけるIII矢視部分の拡大部分図。
おけるIII矢視部分の拡大部分図。
Claims (1)
- ピストン本体の両面にパツキンを配し両端をパツキン固
定板で挟着し軸心部にピストンロッドを貫通され、前記
ピストンロッドがねしその他溶接などによってピストン
本体に固定されてシリンダ内を摺動させるごとく構成し
たピストンにおいて、ピストン本体のウオールならひ゛
にパツキン固定板の外周縁にシリンダ内の内面材質より
も硬度の低い金属材を溶着させ、前記ピストン本体とシ
リンダ内面とを密着させ間隙を形成させないようにした
構成を特徴とするピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16399078U JPS5918193Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16399078U JPS5918193Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | ピストン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5580505U JPS5580505U (ja) | 1980-06-03 |
JPS5918193Y2 true JPS5918193Y2 (ja) | 1984-05-26 |
Family
ID=29161115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16399078U Expired JPS5918193Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | ピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918193Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0314563Y2 (ja) * | 1984-12-26 | 1991-04-02 | ||
JP2710724B2 (ja) * | 1992-02-18 | 1998-02-10 | シーケーディ株式会社 | 角形偏平シリンダ |
JP2011185343A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Kyb Co Ltd | 流体圧シリンダ |
-
1978
- 1978-11-30 JP JP16399078U patent/JPS5918193Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5580505U (ja) | 1980-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
IE36369L (en) | Gate valve for a foundry ladle | |
KR870001885A (ko) | 쌍드럼식 연속 주조기 | |
JPS5918193Y2 (ja) | ピストン | |
JPH05208253A (ja) | ホットチャンバーダイカストマシンの射出用プランジャー | |
US4729497A (en) | Slide unit and partial plate member thereof for use in a sliding closure unit | |
US2380654A (en) | Method of piston ring manufacture | |
CN103967938B (zh) | 一种汽车轮毂轴承单元密封件 | |
US3677558A (en) | Oil stripping piston ring | |
CN211820172U (zh) | 一种应用于液压缸的超高温密封装置及液压缸 | |
CN209762267U (zh) | 具有底部定位防吹出结构的偏心蝶阀 | |
US4000837A (en) | Sliding gate valves | |
US3918724A (en) | Seal for repair of a shaft or the like | |
DE19847865C2 (de) | Zylinderlaufbuchse | |
JPH0144801Y2 (ja) | ||
JPH0223908Y2 (ja) | ||
JPS60129467A (ja) | シリンダの製作方法 | |
FR2313591A1 (fr) | Support de charge tournante | |
CN211778454U (zh) | 一种无磁弹簧垫圈 | |
GB1254517A (en) | A dismantleable cylinder for reciprocating piston machines | |
JPS6246949Y2 (ja) | ||
US2349918A (en) | Piston construction | |
JPS6311312Y2 (ja) | ||
JPH0573359U (ja) | ピストンリング | |
CN205996116U (zh) | 精密铸造防尘结构 | |
JPS5919800Y2 (ja) | エキスパンダ付油掻きピストンリング |