JPH0314563Y2 - - Google Patents

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JPH0314563Y2
JPH0314563Y2 JP1984198591U JP19859184U JPH0314563Y2 JP H0314563 Y2 JPH0314563 Y2 JP H0314563Y2 JP 1984198591 U JP1984198591 U JP 1984198591U JP 19859184 U JP19859184 U JP 19859184U JP H0314563 Y2 JPH0314563 Y2 JP H0314563Y2
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JP
Japan
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piston
cylinder tube
protrusion
hydraulic cylinder
dust ring
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JP1984198591U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一般産業機械の油圧装置に使用され
る油圧シリンダに関する。
〔従来の技術〕
第3図にその一部分を示した従来の油圧シリン
ダについて説明する。
第3図において、シリンダチユーブ1と、この
シリンダチユーブ1の摺動自在に嵌入され、ピス
トンロツド3と一体的に構成されたピストン2と
で構成してある。このシリンダチユーブ1とピス
トン2とは、ボトム側の圧力室1aとヘツド側の
圧力室1bとを形成する。このボトム側の圧力室
1aに圧油を供給すると、ピストンロツド3は第
3図においてピストン2と共に右方向に移動す
る。ヘツド側の圧力室1bに圧油を供給すると、
ピストンロツド3は第3図においてピストン2と
共に左方向に移動する。この様にシリンダチユー
ブ1内を左右に移動するピストン2は、その中央
部に、シール部材4が設けてある。このシール部
材4は、前記シリンダチユーブ1の内面に摺接す
るスリツパシール4aと、このスリツパシール4
aに押圧力を付与するO−リング4bとで構成し
てありボトム側の圧力室1aとヘツド側の圧力室
1bとの間をシールをする。このシール部材4の
両端には、ウエアリング5が設けてある。このウ
エアリング5は、ピストン2をできるだけ第3図
に示すように保持するための軸受機能を備えてい
るものである。すなわち、油圧シリンダは、前記
の様に、ボトム側の圧力室1a又はヘツド側の圧
力室1bに圧油を供給することで、ピストンロツ
ド3がシリンダチユーブ1より進出したり後退
し、シリンダチユーブ1とピストンロツド3との
各々に取りつけられた機材を相対的に作動させる
ものである。この様な作用において、ピストンロ
ツド3は常に正常な状態で作動しているのでな
く、機材に作用する反力で座屈力により撓みを受
ける。このため、ピストン2も撓みをうけるが、
その撓みによる荷重を受けるのがウエアリング5
である。従つて、その材質は、硬く摺動抵抗の小
さいものが選ばれている。このウエアリング5の
さらに外側に設けてあるのがダストリング6であ
る。このダストリング6は、ボトム側の圧力室1
a又はヘツド側の圧力室1bに存在する異物(こ
の異物は、油圧シリンダの製造中に進入するもの
又は機器の作動中に進入するもの等が有る。特に
酸化鉄は極めて高い高度を有し且つ微細である。
このような異物がウエアリング5とシリンダチユ
ーブ1の内面上との間に進入すると、シリンダチ
ユーブ1は、丁度サンドペーパーで削られた様に
なり、シール部材4の機能が低下するものであ
る。)がウエアリング5の部分へ進入しない様に
なつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上の構成を有する油圧シリンダでは、次の問
題点を有する。
この油圧シリンダでは、ピストン2に設けたダ
ストリング6が、ピストン2の端面から△Lだけ
ピストン2の内側に位置し、ピストンツバ2aを
形成する。このピストンツバ2aの外周は、前述
したように油圧シリンダが作動中にピストンロツ
ド3に作動する座屈力や、ピストンロツド3に作
用する偏荷重によつてピストン2が偏心してもシ
リンダチユーブ1の内面に接しないだけの隙間△
Sを設けてある。この隙間△Sは、前述したよう
に、ピストンロツド3に作用する座屈力や、偏荷
重の影響を受け、△Sより大きくなつたり、小さ
くなつたりする。従つて、隙間△Sに異物が進入
した状態で、ピストンロツド3に座屈力や偏荷重
が作用し隙間△Sより小さくなるとピストンツバ
2aの外周とシリンダチユーブ1の内面との間に
異物が噛み込むことになり、前述したようにシリ
ンダチユーブ1の内面を傷つけることになる。特
に、問題になるのは、異物の大さきさは、均質で
はなく、大小様々な異物があり、隙間△Sは、あ
まり大きくするとダストリング6が確実に保持で
きなくなり、また小さくすると偏荷重、座屈力に
よりシリンダチユーブ1の内面にピストンツバ2
aが当たり傷つける問題がある。従つて、適当な
隙間△Sを形成せざるを得ないものである。この
ためどうしてもシリンダチユーブ1の内面を傷つ
ける問題を有するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案の上述の問題点を解決するため
に、次のような手段を講じた。即ち、シリンダチ
ユーブの軸心方向にピストンを摺動自在に嵌入
し、このピストン端部に弾性体のダストリングを
装着して成る油圧シリンダにおいて、前記ダスト
リングにピストン端面までのピストン外周部を被
覆すると共に、前記シリンダチユーブに摺接する
突起部を設け、該突起部の厚みをピストンの最大
偏心量相当大の異物が没入する厚みとした。
〔作用〕
上記の技術手段を有する本考案は、ダストリン
グの突起部がピストン端面までのピストン端面を
被覆すると共にシリンダチユーブに摺接するので
隙間△Sが埋められる。この様なピストンを有す
る油圧シリンダを作動させると、ピストンロツド
に作用する偏荷重、座屈力により、前記突起部と
シリンダチユーブの内面に隙間が生じ、異物が噛
み込むことになるが、突起部の厚みを最大偏心量
相当大の異物を没入させる程度となつているので
異物はダストリングの突起部に没入してしまいシ
リンダチユーブの内面を傷つけらない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を前述した従来(第3
図)の油圧シリンダに適用した場合について説明
する。第1図において、第3図の油圧シリンダと
異なるところは、ピストン端部に装着されるダス
トリングの構造が異なる。この実施例で使用され
るダストリング7は、その外側にピストン端部ま
でのピストン外周部(距離△L)を被覆する突起
部7aを設け、この突起部7aの厚み△Hをシリ
ンダチユーブ1の内面に摺接する厚みとしてる。
さらに、この突起部7aの厚みは、次のような条
件で定められている。
ピストン2はピストンロツド3の偏荷重や片寄
り荷重を受けながら摺動するので、シリンダチユ
ーブ1とダストリング7との間に隙間を生じ、こ
の隙間の最大値はピストン2の最大偏心量に略等
しい。すなわち、シリンダチユーブ1とダストリ
ング7との間に、最大偏心量相当大までのゴミ、
鉄粉などの異物がかみ込むこととなる。この最大
偏心量相当大の異物を突起部7aに没入させるた
めには、突起部7aの厚み△Hは最大偏心量以上
となる。また、最大偏心量相当大の異物を突起部
7aに没入させた状態でシリンダチユーブ1の内
面に摺接し、更に新たな異物をも没入させること
ができるためには、最大偏心量を相当上回る厚み
△Hが当然に必要となる。要するに、突起部7a
の厚み△Hは、ピストンの最大偏心量相当大の異
物が没入し、その没入状態を維持すると共にシリ
ンダチユーブ1の内面への摺接も維持できる厚み
△Hとする。ダストリング7は合成樹脂等の比較
的硬度のある弾性体で形成されるので、ピストン
の最大偏心量相当大の異物が没入することによつ
て突起部7aに割れが生じないように、第1図示
のような充分な厚み△Hを有する突起部7aとし
ている。
つぎに、第2図により、上述した構成の油圧シ
リンダの作動を説明する。第2図aはピストンの
偏心により最大偏心量に略等しい隙間εを生じた
場合を示し、第2図bはピストンに偏心がない場
合を示している。第2図bにおいて、ピストンに
偏心がなく、ダストリング7の突起部7aがシリ
ンダチユーブ1の内面に摺接していると、この突
起部7aが第3図の隙間△Sを完全に埋めてしま
つているので、ゴミ、鉄粉などの異物がピストン
2の摺動中にかみ込むことがほとんどない。しか
しながら、第2図aにおいて、ピストン2が偏荷
重や片寄り荷重を受けながら摺動し、ピストンの
最大偏心量に略等しい隙間εを生じた場合には、
最大偏心量相当大の異物9がこの隙間εにかみ込
むことになる。ところで、突起部7aの厚み△H
は最大偏心量相当大の異物が没入する程度となつ
ており、第2図bのように、再び突起部7aがシ
リンダチユーブ1の内面に摺接するようになる
と、異物9は突起部7a内に没入してしまい順次
取り込まれていく。したがつて、これらの異物9
がシリンダチユーブ1の内面を傷付けることはな
い。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の油圧
シリンダによれば、ダストリングにピストン端面
までのピストン外周部を被覆すると共に、シリン
ダチユーブに摺接する突起部を設け、該突起部の
厚みをピストンの最大偏心量相当大の異物が没入
する厚みとしたので、異物のかみ込みをほとんど
なくする。異物がかみ込んだとしても、突起部の
厚みは最大偏心相当大の異物が没入する程度とな
つており、異物は突起部内に没入してしまい、シ
リンダチユーブ内面を傷付けることはない。従つ
て、油中に混入しているゴミ、鉄粉などの異物に
よるシリンダチユーブ内面の損傷、更には、この
損傷に伴うシール機能の低下を未然に防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧シリンダの実施例を示す
一部断面図、第2図は同油圧シリンダの作動を示
す一部断面図、第3図は従来の油圧シリンダを示
す一部断面図である。 1……シリンダチユーブ、2……ピストン、3
……ピストンロツド、7……ダストリング、7a
…突起部、9……異物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダチユーブの軸心方向にピストンを摺動
    自在に嵌入し、このピストン端部に弾性体のダス
    トリングを装着して成る油圧シリンダにおいて、 前記ダストリングにピストン端面までのピスト
    ン外周部を被覆すると共に、前記シリンダチユー
    ブに摺接する突起部を設け、該突起部の厚みをピ
    ストンの最大偏心量相当大の異物が没入する厚み
    としたことを特徴とする油圧シリンダ。
JP1984198591U 1984-12-26 1984-12-26 Expired JPH0314563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984198591U JPH0314563Y2 (ja) 1984-12-26 1984-12-26

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JPS5992206U (ja) * 1982-12-13 1984-06-22 カヤバ工業株式会社 油圧シリンダ

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JPS61112103U (ja) 1986-07-16

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