JPS5918092Y2 - 船外機の排気装置 - Google Patents
船外機の排気装置Info
- Publication number
- JPS5918092Y2 JPS5918092Y2 JP10155478U JP10155478U JPS5918092Y2 JP S5918092 Y2 JPS5918092 Y2 JP S5918092Y2 JP 10155478 U JP10155478 U JP 10155478U JP 10155478 U JP10155478 U JP 10155478U JP S5918092 Y2 JPS5918092 Y2 JP S5918092Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- exhaust gas
- exhaust
- catalyst
- gas passage
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、船外機の排気装置に関する。
さらに詳しくは、エンジン性能や触媒機能を低下させる
ことなく排気ガスを冷却する排気装置に関する。
ことなく排気ガスを冷却する排気装置に関する。
従来の船外機の排気装置は、エンジンから排出される排
気ガスを船外機内に設けた単なる排気ガス通路を通して
大気中あるいは水中に排出する構造となっている。
気ガスを船外機内に設けた単なる排気ガス通路を通して
大気中あるいは水中に排出する構造となっている。
この場合、高温排気ガスにより排気ガス通路およびその
周辺は高温となり、排気ガス通路周辺に設けたゴム製の
シール材やブツシュ等の耐久性が低下する等種々の熱害
が発生する。
周辺は高温となり、排気ガス通路周辺に設けたゴム製の
シール材やブツシュ等の耐久性が低下する等種々の熱害
が発生する。
一方大気汚染防止の面から排気ガス通路内に触媒を設け
た場合、触媒および触媒に至るまでの排気ガスは高温に
維持しなければ触媒の酸化促進機能を充分に発揮させる
ことが出来ない。
た場合、触媒および触媒に至るまでの排気ガスは高温に
維持しなければ触媒の酸化促進機能を充分に発揮させる
ことが出来ない。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、触媒に至るまでの排
気ガス及び触媒自体を高温に維持することにより触媒機
能を充分に発揮させ、一方触媒と接触して酸化反応を終
了した後の排気ガスを冷却することにより排気ガス通路
周辺に設けたゴム製部品の耐久性低下等の熱害を防止す
ることのできる船外機の排気装置を提供することにあり
、その要旨は、排気ガス通路を内筒と外筒とから戊る２
重管構造の排気管により構成し、内筒内部を排気ガス通
路に、内筒と外筒との間を空気保温室に形成し、前記内
筒内のエンジン排気口付近に触媒を設置し、該触媒設置
部の下方の排気ガス通路内に冷却水導入口を開口させ、
前記外筒の外側に前記冷却水導入口に通じる冷却水室を
形威し、もって前記冷却水室の冷却水を冷却水導入口か
ら排気ガス通路に導入し、前記触媒と接触して浄化した
後の排気ガスを前記排気管内で冷却する様にしたことを
特徴とする船外機の排気装置にある。
気ガス及び触媒自体を高温に維持することにより触媒機
能を充分に発揮させ、一方触媒と接触して酸化反応を終
了した後の排気ガスを冷却することにより排気ガス通路
周辺に設けたゴム製部品の耐久性低下等の熱害を防止す
ることのできる船外機の排気装置を提供することにあり
、その要旨は、排気ガス通路を内筒と外筒とから戊る２
重管構造の排気管により構成し、内筒内部を排気ガス通
路に、内筒と外筒との間を空気保温室に形成し、前記内
筒内のエンジン排気口付近に触媒を設置し、該触媒設置
部の下方の排気ガス通路内に冷却水導入口を開口させ、
前記外筒の外側に前記冷却水導入口に通じる冷却水室を
形威し、もって前記冷却水室の冷却水を冷却水導入口か
ら排気ガス通路に導入し、前記触媒と接触して浄化した
後の排気ガスを前記排気管内で冷却する様にしたことを
特徴とする船外機の排気装置にある。
以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案を詳細に
説明する。
説明する。
図は本考案に係る排気装置を備えた船外機の一例を示す
断面概念図である。
断面概念図である。
図において、１はエンジンシリンダーであり、該シリン
ダーの排気ポート１ａから排出された排気ガスは、エキ
ゾーストカバー２、エンジンホルダー３の穴３ａ、排気
管４、ハウジング５等から構成された排気ガス通路６を
通って、矢印Ａの如くプロペラ７部より水中に排出され
る。
ダーの排気ポート１ａから排出された排気ガスは、エキ
ゾーストカバー２、エンジンホルダー３の穴３ａ、排気
管４、ハウジング５等から構成された排気ガス通路６を
通って、矢印Ａの如くプロペラ７部より水中に排出され
る。
上記排気管４は内筒４ａと外筒４ｂとから戊る２重管構
造となっており、内筒４ａ内部を排気ガス通路６とし、
内筒４ａと外筒４ｂとの間に空気保温室４Ｃを、外筒４
ｂの外側に冷却水室８を形成しである。
造となっており、内筒４ａ内部を排気ガス通路６とし、
内筒４ａと外筒４ｂとの間に空気保温室４Ｃを、外筒４
ｂの外側に冷却水室８を形成しである。
９は上記排気管の内筒４ａ内に設けた排気ガス浄化用触
媒であり、１０は排気ガス通路６へ開口させた冷却水導
入口である。
媒であり、１０は排気ガス通路６へ開口させた冷却水導
入口である。
該導入口１０は上記触媒９より後方に開口させてあり、
冷却水室８の冷却水を排気ガス通路６内へ、かつ触媒９
より後方部分へ導入する。
冷却水室８の冷却水を排気ガス通路６内へ、かつ触媒９
より後方部分へ導入する。
１１はウォーターポンプであり、該ウォーターポンプに
より冷却水は破線で示す矢印Ｂの如くエンジンシリンダ
ー１部分に供給され、シリンダ一部分を冷却した後矢印
Ｃの如く冷却水室８、冷却水導入口１０を通って排気ガ
ス通路６内に導入され、排気ガスと共にプロペラ７部か
ら水中に排出される。
より冷却水は破線で示す矢印Ｂの如くエンジンシリンダ
ー１部分に供給され、シリンダ一部分を冷却した後矢印
Ｃの如く冷却水室８、冷却水導入口１０を通って排気ガ
ス通路６内に導入され、排気ガスと共にプロペラ７部か
ら水中に排出される。
上記の如く構成された本排気装置によれば、シノンダー
１から排出された排気力スおよび触媒９に対しては何ら
冷却手段を講じていないので高温を維持することができ
、エンジン性能は低下せず触媒機能は充分に発揮させる
ことができる。
１から排出された排気力スおよび触媒９に対しては何ら
冷却手段を講じていないので高温を維持することができ
、エンジン性能は低下せず触媒機能は充分に発揮させる
ことができる。
一方、排気ガス通路６の触媒９後方には冷却水導入口１
０を開口させ、冷却水を導入して排気ガスを冷却する様
にしである。
０を開口させ、冷却水を導入して排気ガスを冷却する様
にしである。
従って、排気ガスは触媒と接触し、浄化された後冷却さ
れて水中に排出されるので、冷却後の排気ガス通路周辺
のゴム製部品たとえば排気管４外周に設けたゴムシール
１２やプロペラシャフト１３周辺あるいはプロペラ７内
部に設けたゴム製部品等の耐久性が劣化する恐れがなく
、その他種々の熱害を防止することができる。
れて水中に排出されるので、冷却後の排気ガス通路周辺
のゴム製部品たとえば排気管４外周に設けたゴムシール
１２やプロペラシャフト１３周辺あるいはプロペラ７内
部に設けたゴム製部品等の耐久性が劣化する恐れがなく
、その他種々の熱害を防止することができる。
さらに、図に示す実施例の如く、排気管４ （排気ガス
通路構成部材）を２重管構造とし、内筒４ａと外筒４ｂ
との間に空気保温室４Ｃを形威し、外筒４ｂの外側即ち
外筒４ｂとハウジング５′との間を冷却水室８とすれば
、内筒４ａ内の排気ガス通路および触媒９は高温に維持
することが出来ると共に排気騒音を低減せしめることが
できる。
通路構成部材）を２重管構造とし、内筒４ａと外筒４ｂ
との間に空気保温室４Ｃを形威し、外筒４ｂの外側即ち
外筒４ｂとハウジング５′との間を冷却水室８とすれば
、内筒４ａ内の排気ガス通路および触媒９は高温に維持
することが出来ると共に排気騒音を低減せしめることが
できる。
しかも排気ガスは排気管４内で冷却されるので、消音効
果が高い。
果が高い。
一方、ハウジング５′が冷却されるので、船外機の取扱
いやハウジング５′その他の部品への熱害防止に好都合
である。
いやハウジング５′その他の部品への熱害防止に好都合
である。
なお、本排気装置は、排気ガス通路６の触媒９設置部後
方に冷却水導入口１０を開口させ、該導入口１０から冷
却水を排気ガス中に混合させる構造のものであれば良く
、上記導入口１０に冷却水を供給する構造はどの様なも
のであっても良い。
方に冷却水導入口１０を開口させ、該導入口１０から冷
却水を排気ガス中に混合させる構造のものであれば良く
、上記導入口１０に冷却水を供給する構造はどの様なも
のであっても良い。
即ち、エンジン部分を冷却した後の冷却水を供給するか
あるいはウォーターポンプ１１から直接冷却水を供給す
るか、また排気管４とハウジング５′との間に直接冷却
水を供給するかあるいは排気管４とハウジング５′との
間に冷却水パイプ（図示せず）を設けて導入口１０に供
給するか等は適宜選択すれば良い。
あるいはウォーターポンプ１１から直接冷却水を供給す
るか、また排気管４とハウジング５′との間に直接冷却
水を供給するかあるいは排気管４とハウジング５′との
間に冷却水パイプ（図示せず）を設けて導入口１０に供
給するか等は適宜選択すれば良い。
さらに、本装置は図示の如く排気ガスを水中に排出する
ものに限らず、大気中に排出するもの等種々の船外機に
適用できる。
ものに限らず、大気中に排出するもの等種々の船外機に
適用できる。
以上の様に、本考案に係る排気装置によればエンジン性
能や触媒機能を充分に発揮させることができると共に排
気ガス通路周辺に設けたゴム製部品の耐久性低下等の熱
害を防止することができる。
能や触媒機能を充分に発揮させることができると共に排
気ガス通路周辺に設けたゴム製部品の耐久性低下等の熱
害を防止することができる。
また、排気ガスは、２重管構造の排気管内を通過し、か
つ該排気管の周囲は冷却水室で囲まれているので、排気
騒音を効果的に低減せしめることか゛できる。
つ該排気管の周囲は冷却水室で囲まれているので、排気
騒音を効果的に低減せしめることか゛できる。
図は、本考案に係る排気装置および該装置を備えた船外
機を示す断面概念図である。
機を示す断面概念図である。
Claims (1)
- 排気ガス通路を内筒４ａと外筒４ｂとから成る２重管構
造の排気管４により構威し、内筒４ａ内部を排気ガス通
路６に、内筒４ａと外筒４ｂとの間を空気保温室４Ｃに
形成し、前記内筒４ａ内のエンジン排気口付近に触媒９
を設置し、該触媒設置部の下方の排気ガス通路６内に冷
却水導入口１０を開口させ、前記外筒４ｂの外側に前記
冷却水導入口１０に通じる冷却水室８を形成し、もって
前記冷却水室８の冷却水を冷却水導入口１０から排気ガ
ス通路６に導入し、前記触媒９と接触して浄化した後の
排気ガスを前記排気管４内で冷却する様にしたことを特
徴とする船外機の排気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10155478U JPS5918092Y2 (ja) | 1978-07-24 | 1978-07-24 | 船外機の排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10155478U JPS5918092Y2 (ja) | 1978-07-24 | 1978-07-24 | 船外機の排気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5517984U JPS5517984U (ja) | 1980-02-05 |
| JPS5918092Y2 true JPS5918092Y2 (ja) | 1984-05-25 |
Family
ID=29040291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10155478U Expired JPS5918092Y2 (ja) | 1978-07-24 | 1978-07-24 | 船外機の排気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5918092Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3644711A1 (de) * | 1986-12-30 | 1988-07-14 | Duerkoppwerke | Doppelsteppstichnaehmaschine mit wenigstens einem greifer |
-
1978
- 1978-07-24 JP JP10155478U patent/JPS5918092Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5517984U (ja) | 1980-02-05 |
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