JPS59177290A

JPS59177290A - エスカレ−タの踏段ガイドレ−ル

Info

Publication number: JPS59177290A
Application number: JP4993683A
Authority: JP
Inventors: 一高橋; 基博中島
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-03-25
Filing date: 1983-03-25
Publication date: 1984-10-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明はエスカレータの踏段ガイドレールの改良に関す
る。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

エスカレータは、上下の乗降口間において、踏段を連続
的に運行して乗客を搬送するものであり、一般に第１図
および第２図に示すようになっている。すなわち、１・
・・は踏段であり、この踏段１・・・の前輪軸２・・・
には踏段チェーン３が取付けられている。そして、この
踏段チェーン３はエスカレータの上下階に設けられる駆
動軸４および従動軸５にそれぞれ取付けられた踏段スプ
ロケット６．６に無端状に掛は渡されている。また、上
記踏段１・・・には前輪２おＬび後輪８が取付けられて
おり、これら前輪７お工び後輪８はそれぞれ踏段往路９
側においては往路用前輪ガイドレール１０．往路用後輪
ガイドレール１１で、踏段復路１２側においては復路用
前輪ガイドレール１３、復路用後輪ガイドレール１４で
案内されるようになっている０さらに、上下階の踏段反
転部１５においては、上記前輪７はその前輪軸２に取付
けられた踏段チェーン３が踏段スプロケット６．６に掛
は渡されることにより、後輪８はその直径よりわずかに
大きな間隔をもって形成された通路１６を有するととも
に上記後輪ガイドレール１１，１３に連結し得る半径を
有した反転レール１７によってそれぞれ案内されるよう
になっており、この場合、上下階の反転レール１７は上
記後輪ガイドレール１１，１４とそれぞれ水平状態で連
結されている。

ところで、近年、エスカレータの設置階高が高くなって
いる。この場合、この階高の高さに比例してその積載荷
重が大きくなり、これに伴って駆動軸４の軸径が大きく
されることになる。

しかしながら、駆動軸４はその軸径を大きくしすぎると
、反転レール１７に接触してしまうという問題があった
。

そこで、反転レール１７の大きさを駆動軸４が接触しな
いように大きくすることが考えられるが、後輪ガイドレ
ール１１，１３は反転レール１７に水平に連結されるた
め、第３図に示すように、踏段復路１２側の復路用前輪
ガイドレール１３と復路用後輪ガイドレール１４との間
隔が寸法Ｈから寸法ＡＫ減少してしまい、反転が完了し
た後の復路側レール上のＦ部分で隣接する踏段１，１に
おいて先の踏板１８が後の踏板１８の下方にもぐってし
まう。ところが、上記第２図に示すように、復路側レー
ル上の逆反転部すなわち５部分では、隣接する踏段１，
１の反転する半径がチェーン３の半径より小さくなるの
で、先の踏板１が後の踏板１の上方に来なければならず
、このため、復路側レールの途中で踏段どうしが干渉し
てしまう。したがって、エスカレータの階高が高くなる
に従って駆動軸４の軸径を大きくするには、反転レール
１７の径を大きくするとともに、踏段１・・・の反転が
完了して復路側ガイドレール１３，１４に踏段１・・・
が乗り移っても先の踏段１の踏板１８が次の踏段１の踏
板１８より上方にくるようにスプロケット６の径を大き
くして第３図中の寸法Ａを大きくする必要がある。しか
しながら、スプロケット６．６の径を大きくすると、エ
スカレータのトラｌスの深さが大きくなるという欠点が
ある。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、その目
的とするところは、エスカレータの機械室およびトラス
のコンパクト化が図れるようにしたエスカレータの踏段
ガイドレールを提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、エスカレータの踏段に取付けた前輪を案内す
る前輪ガイドレールと、上記踏段に取付けた後輪を案内
する後輪ガイドレールとを具備し、上記後輪ガイドレー
ルは、上記エスカレータの上階における踏段反転部では
上記後輪の通路を有する半円形状の反転レールとし、上
記エスカレータの上階における水平部の踏段往路側では
上記反転レールの一端に連結する水平レールとし、上記
エスカレータの上階における水平部の踏段復路側では上
記反転レールの他端に傾斜下端が連結する傾斜レールお
よびこの傾斜レールの傾斜上端に連結し上記前輪ガイド
レールと平行な平行レールとしたことによって、踏段ス
プロケットの径を大きくすることなく踏段どうしの干渉
を防止できるようにしたことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第４図を参照しながら説明す
る。なお、第４図中、上記第１図〜第３図のものと同一
構成部分は同符号を付して説明を省略する。すなわち、
第４図はエスカレータの上階部分を示すもので、図中１
９は後輪８を案内する後輪ガイドレールである。この後
輪ガイドレール１９は、エスカレータの踏段反転部１５
では、後輪８の通路１６を有する半円形状の反転レール
２０より構成されており、この反転レール２０は駆動軸
４に接触しない軸径で、上部において鉛直線と交わるＢ
点から下部において鉛直線と交わる０点をわずかに越え
たＤ点までの円弧形状となっている。また、上記後輪ガ
イドレール１９は、エスカレータの水平部２１の踏段往
路９側では、上記反転レール２０の一端のＢ点で水平に
連結する第１の水平レール２２エリ構成されている。さ
らに、エスカレータの水平部２ノの踏段復路１２側では
、上記反転レール２０の他端に傾斜下端が連結する傾斜
レール２３およびこの傾斜レール２３の傾斜上端に連結
する平行レールとしての第２の水平レール２４によって
構成されている。すなわち、上記傾斜レール２３はＤ点
から踏段数分遠ざかったＥ点まで漸次高くなるように直
線的に傾斜されて配設されている。また、上記第２の水
平レール２４はＥ点エリ先に水平に配設されている。

以上の構成によれば、踏段１・・・の反転が完了した直
後から傾斜レール２３および第２の水平レール２４に移
る途中において、図示するよう先の踏段１の踏板１８が
後の踏段１の踏板１８の上方（でくるため、踏段復路１
２側で踏段１・・・の干渉がなくなる。したがって、駆
動軸４の軸径を太きくしなければならない高階床のエス
カレータにおいても、踏段スプロケット６の径を大きく
することなく踏段１・・・の干渉を防止することができ
る。以って、エスカレータの機械室およびトラスのコン
パクト化が図れる。

なお、上記実施例では、後輪ガイドレール１９はＥ点か
ら先を水平としたが、本発明はこれに限ることなく、前
輪ガイドレール１３との間隔Ｇが一定であれば必ずしも
水平でなくともよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、エスカレータの踏
段に取付けた前輪を案内する前輪ガイドレールと、上記
踏段に取付けた後輪を案内する後輪ガイドレールとを具
備し、上記後輪ガイドレールは、上記エスカレータの上
階における踏段反転部では上記後輪の通路を有する半円
形状の反転レールとし、上記エスカレータの上階におけ
る水平部の踏段往路側では上記反転レールの一端（（連
結する水平レールとし、上記エスカレータの上階におけ
る水平部の踏段復路側では上記反転レールの他端に傾斜
下端が連結する傾斜レールおよびこの傾斜レールの傾斜
上端に連結し上記前輪ガイドレールと平行な平行レール
としたから、踏段スプロケットの径を大きくすることな
く踏段どうしの干渉を防止することができ、以ってエス
カレータの機械室およびトラスのコンパクト化が図れる
等優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はエスカレータの概略図、第２図は同エスカレー
タの上階部分を示す図、第３図は従来例を示す図、第４
図は本発明の一実施例を示す図である。１・・・踏段、７・・・前輪、８・・・後輪、９・・・
踏段往路、１０・・・往路用前輪ガイドレール、１２・
・・踏段復路、１３・・・復路用前輪ガイドレール、１
５・・・踏段反転部、１６・・・通路、１９・・・後輪
ガイドレール、２０・・・反転レール、２１・・・水平
部、２２・・・第１の水平レール、２３・・・傾斜レー
ル、２４・・平行レール（第２の水平レール）。

Claims

【特許請求の範囲】

エスカレータの踏段に取付けた前輪を案内する前輪ガイ
ドレールと、上記踏段に取付けた後輪を案内する後輪ガ
イドレールとを具備し、上記後輪ガイドレールは、上記
エスカレータの上階における踏段反転部では上記後輪の
通路を有する半円形状の反転レールとし、上記エスカレ
ータの上階における水平部の踏段往路側では上記反転レ
ールの一端に連結する水平レールとし、上記エスカレー
タの上階における水平部の踏段復路側では上記反転レー
ルの他端に傾斜下端が連結する傾斜レールおよびこの傾
斜レールの傾斜上端に連結し上記前輪ガイドレールと平
行な平行レールとしたことを特徴とするエスカレータの
踏段ガイドレール。