JPS5917672Y2 - 万年筆 - Google Patents
万年筆Info
- Publication number
- JPS5917672Y2 JPS5917672Y2 JP5785478U JP5785478U JPS5917672Y2 JP S5917672 Y2 JPS5917672 Y2 JP S5917672Y2 JP 5785478 U JP5785478 U JP 5785478U JP 5785478 U JP5785478 U JP 5785478U JP S5917672 Y2 JPS5917672 Y2 JP S5917672Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- pen
- handwriting
- nib
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は筆跡幅可変のペン先を取付けたものであり、さら
に詳しくは筆記時にペン先に設けた切割りが拡開しても
インキの導通が遮断されず細幅がら大幅の抑揚のある筆
跡が途切れることなく常時鮮明に得られるようにしたも
のであり、さらには、ペン先に設けた切割りをあらがし
め拡開せしめるとともに前記切割り内に補助片を位置す
ることにより切割り内のインキ導通路を遮断せず、極太
の筆跡が得られるようにした万年筆である。
に詳しくは筆記時にペン先に設けた切割りが拡開しても
インキの導通が遮断されず細幅がら大幅の抑揚のある筆
跡が途切れることなく常時鮮明に得られるようにしたも
のであり、さらには、ペン先に設けた切割りをあらがし
め拡開せしめるとともに前記切割り内に補助片を位置す
ることにより切割り内のインキ導通路を遮断せず、極太
の筆跡が得られるようにした万年筆である。
従来、筆記時における筆記圧力を負荷してもペン先が殆
んどたわまず、切割りが拡開しないで細幅の筆跡が得ら
れる万年筆の需要が大きい反面、書面によってはサイン
ペンのような大幅の筆跡が得られる筆記具の需要も大き
い。
んどたわまず、切割りが拡開しないで細幅の筆跡が得ら
れる万年筆の需要が大きい反面、書面によってはサイン
ペンのような大幅の筆跡が得られる筆記具の需要も大き
い。
そこで、1本の万年筆により細幅から大幅の筆跡が得ら
れるようにした万年筆が種々ある。
れるようにした万年筆が種々ある。
たとえば、昭和34年実用新案出願公告第8527号公
報に記載の万年筆ペン先は、紙面と接する部分とペン先
背面とのなす角を2段構えとなし、しかもその研ぎ幅も
小と大に形成し、筆記角度を変化さすことにより異なる
筆跡幅を得ようとするものである。
報に記載の万年筆ペン先は、紙面と接する部分とペン先
背面とのなす角を2段構えとなし、しかもその研ぎ幅も
小と大に形成し、筆記角度を変化さすことにより異なる
筆跡幅を得ようとするものである。
しがし、細幅又は大幅の筆跡を得るためには、通常の好
適な筆記角度と異なる角度で筆記具を保持することを強
要せられることになり筆記しにくい。
適な筆記角度と異なる角度で筆記具を保持することを強
要せられることになり筆記しにくい。
また、昭和41年実用新案出願公告第2748号公報に
記載の綱要、大吉両用万年筆用ペン先は、先端の表面積
の一方を小さく、他方を大きくしそのいずれかの表面側
で筆記することにより、細幅又は大幅の筆跡が得られる
ようにしたものである。
記載の綱要、大吉両用万年筆用ペン先は、先端の表面積
の一方を小さく、他方を大きくしそのいずれかの表面側
で筆記することにより、細幅又は大幅の筆跡が得られる
ようにしたものである。
しかし、前記の小さい表面積側で筆記した場合、筆記圧
力を負荷すると地金に形成した切割りがインキを引き出
す幅以上に拡開してインキの導通が遮断され易く、筆跡
が途切れたりかすれたりしがちであり、しかも、小面積
となした先端が紙面にくい込んで不快な筆記感となって
しまう。
力を負荷すると地金に形成した切割りがインキを引き出
す幅以上に拡開してインキの導通が遮断され易く、筆跡
が途切れたりかすれたりしがちであり、しかも、小面積
となした先端が紙面にくい込んで不快な筆記感となって
しまう。
また、大きい表面積側で筆記した場合、筆記圧力を負荷
すると、横断面を円弧状に形成した地金は、その両片が
切割り方向に寄り合い、切割りを閉塞してしまいインキ
の導通を遮断し、筆記不能になってしまう。
すると、横断面を円弧状に形成した地金は、その両片が
切割り方向に寄り合い、切割りを閉塞してしまいインキ
の導通を遮断し、筆記不能になってしまう。
また、昭和45年実用新案出願公告第22646号公報
に記載のペン先の弾力調節装置は、ペン先の切割りを挾
んで形成した側溝内に、先端突起を摺動自在に係合させ
た移動板を前後進さすことにより、切割り幅を調節しあ
らかじめ所望の筆跡幅が得られるようにしたものである
。
に記載のペン先の弾力調節装置は、ペン先の切割りを挾
んで形成した側溝内に、先端突起を摺動自在に係合させ
た移動板を前後進さすことにより、切割り幅を調節しあ
らかじめ所望の筆跡幅が得られるようにしたものである
。
しかし、太い筆跡幅を得るためにはあらかじめ切割りを
開いた状態に調節するものであるから、筆記圧力を負荷
すると、ペン先は上側にたわむとともに切割りが前記の
拡開状態よりさらに拡開することとなり、切割りは小さ
い筆記圧力を負荷してもインキを引き出す幅以上に拡開
しやすくなる。
開いた状態に調節するものであるから、筆記圧力を負荷
すると、ペン先は上側にたわむとともに切割りが前記の
拡開状態よりさらに拡開することとなり、切割りは小さ
い筆記圧力を負荷してもインキを引き出す幅以上に拡開
しやすくなる。
そのため切割りがインキを引き出す幅以上に拡開しない
筆記圧力で筆記しなければならず筆記しにくい。
筆記圧力で筆記しなければならず筆記しにくい。
前述のように、従来1本のペン先により筆跡幅を変更で
きるようにしたものが種々考案されているが、これらは
筆記角度を変えて保持するが、筆記圧力をなるべく負荷
しないように保持しなければならないため、通常の万年
筆の使用時のような無雑作な使用ができず使用しにくい
。
きるようにしたものが種々考案されているが、これらは
筆記角度を変えて保持するが、筆記圧力をなるべく負荷
しないように保持しなければならないため、通常の万年
筆の使用時のような無雑作な使用ができず使用しにくい
。
本案は、筆記圧力を負荷してもペン先に形成した切割り
がほとんど拡開せず細字幅の筆跡が得られ、また前記切
割りが拡開又は復元しても切割り内にはインキが常時導
通し、抑揚のある筆跡が得られさらにはあらかじめ拡開
した切割り内に毛管部を形威せしめる部材を位置するこ
とにより太字幅の筆跡が途切れることなく得られるよう
にしたものであって、すなわち、先端部を切割り上に載
置し、後端部を前記切割りの拡大部内に位置した補助片
を取付けたペン先をペン芯の先端部に取付け、ペン先裏
面とペン芯との間に、ペン先の先端部をペン先の表面方
向に押上げ可能な移動片を軸線方向に移動可能に設けた
万年筆である。
がほとんど拡開せず細字幅の筆跡が得られ、また前記切
割りが拡開又は復元しても切割り内にはインキが常時導
通し、抑揚のある筆跡が得られさらにはあらかじめ拡開
した切割り内に毛管部を形威せしめる部材を位置するこ
とにより太字幅の筆跡が途切れることなく得られるよう
にしたものであって、すなわち、先端部を切割り上に載
置し、後端部を前記切割りの拡大部内に位置した補助片
を取付けたペン先をペン芯の先端部に取付け、ペン先裏
面とペン芯との間に、ペン先の先端部をペン先の表面方
向に押上げ可能な移動片を軸線方向に移動可能に設けた
万年筆である。
本案の特徴は、ペン先に補助片を一体に設け、補助片の
先端部をペン先の切割り上に載置し、後端部を切割りの
拡大部内に位置したことである。
先端部をペン先の切割り上に載置し、後端部を切割りの
拡大部内に位置したことである。
したがって、比較的小さい通常の筆記圧力で筆記すると
きはペン先の先端部は補助片の先端部により押圧されて
たわみにくいため、ペン先に形威した切割りもほとんど
拡開しないため細字幅の筆跡が得られる。
きはペン先の先端部は補助片の先端部により押圧されて
たわみにくいため、ペン先に形威した切割りもほとんど
拡開しないため細字幅の筆跡が得られる。
又、筆記圧力を比較的強く負荷したとき、ペン先がその
表面方向にたわみ、切割りが拡開すると切割り内に補助
片の先端部が位置し切割りの内面と補助片の両側面との
間に毛管部が形成せられ、インキの導通が遮断されるこ
となく太字幅の筆跡が得られるので、筆記圧力の強弱が
連続する筆記中においては切割り内に補助片の先端部が
出入し、細い線幅から太い線幅に変化した抑揚のある筆
跡が得られる。
表面方向にたわみ、切割りが拡開すると切割り内に補助
片の先端部が位置し切割りの内面と補助片の両側面との
間に毛管部が形成せられ、インキの導通が遮断されるこ
となく太字幅の筆跡が得られるので、筆記圧力の強弱が
連続する筆記中においては切割り内に補助片の先端部が
出入し、細い線幅から太い線幅に変化した抑揚のある筆
跡が得られる。
本案の他の特徴はペン先の裏面側に移動可能に設けた移
動片を前進させ、その先端部によりペン先の先端部をペ
ン先の表面方向に押し上げ、切割りを拡開するとともに
補助片の先端部を前記切割り内にあらがしめ位置せしめ
ることである。
動片を前進させ、その先端部によりペン先の先端部をペ
ン先の表面方向に押し上げ、切割りを拡開するとともに
補助片の先端部を前記切割り内にあらがしめ位置せしめ
ることである。
この状態で筆記すると、切割りの内面と補助片の先端部
の両側面との間に形成される毛管部にインキが常時導通
され、筆圧を強くしなくても太字幅の筆跡が得られる。
の両側面との間に形成される毛管部にインキが常時導通
され、筆圧を強くしなくても太字幅の筆跡が得られる。
しがも、切割りをあらかじめ拡開してあっても筆記圧力
が負荷されたときの拡開幅は、切割りの内面と補助片の
先端部の両側面との間に2分されるので、毛管力が途切
れる程には拡開しない。
が負荷されたときの拡開幅は、切割りの内面と補助片の
先端部の両側面との間に2分されるので、毛管力が途切
れる程には拡開しない。
以下、図面により本案を説明する。
横断面形状を円弧状に形成するとともに、先端部1の両
側を筆記部である先端2に近接するにしたがい漸次狭小
幅となしたペン先3を可撓性材料で形威しである。
側を筆記部である先端2に近接するにしたがい漸次狭小
幅となしたペン先3を可撓性材料で形威しである。
ペン先3は後端部4の両側に内方に折曲げた折曲部5,
6を形成し、その折曲部5.6を首筋7に取付けたペン
芯8の先端部に設けた凹部9,10に係止するとともに
、先端部1を後端部4よりペン芯8の軸線に近くなるよ
うに傾斜して固定しである。
6を形成し、その折曲部5.6を首筋7に取付けたペン
芯8の先端部に設けた凹部9,10に係止するとともに
、先端部1を後端部4よりペン芯8の軸線に近くなるよ
うに傾斜して固定しである。
また、ペン先3には先端2より後端方向に切込んだ切割
り11を軸線に設けである。
り11を軸線に設けである。
切割り11はその後部をペン先3の後端方向に近接する
にしたがい切割り幅を漸次拡大し、次にその内面12,
13を軸線方向に対向させた拡大部14を形成しである
。
にしたがい切割り幅を漸次拡大し、次にその内面12,
13を軸線方向に対向させた拡大部14を形成しである
。
一方、ペン先3とは別に形成した補助片15をペン先3
の表面16にその軸線を合致させて載置するとともに後
端に略楕円形状に形威した固着部17を設け、その固着
部17を拡大部14より後方に位置し、ペン先3の表面
16に溶接により固着しである。
の表面16にその軸線を合致させて載置するとともに後
端に略楕円形状に形威した固着部17を設け、その固着
部17を拡大部14より後方に位置し、ペン先3の表面
16に溶接により固着しである。
固着部はペン先の前記箇所に、ビス、リベット、ネジ、
接着剤その他により固着してもよい(図示せず)。
接着剤その他により固着してもよい(図示せず)。
補助片15は固着部17の基部をペン先3の裏面18方
向に折曲げて、拡大部14に位置した後部19を拡大部
14内に位置し、後部19の両側面と拡大部14のそれ
ぞれの内面12.13との間に毛管力を作用する間隙2
0゜21を形威しである。
向に折曲げて、拡大部14に位置した後部19を拡大部
14内に位置し、後部19の両側面と拡大部14のそれ
ぞれの内面12.13との間に毛管力を作用する間隙2
0゜21を形威しである。
補助片15の先部22は切割り幅よりやや広い幅に形威
し、先端23に近接するにしたがい拡大部14よりペン
先3の表面16方向に漸次露出するよう形威し、先端2
3においてその裏面をペン先3の表面16に当接せしめ
である。
し、先端23に近接するにしたがい拡大部14よりペン
先3の表面16方向に漸次露出するよう形威し、先端2
3においてその裏面をペン先3の表面16に当接せしめ
である。
ペン先3裏面とペン芯8の間にペン芯8の軸線方向に移
動自在に移動片25を設けてペン芯8の軸線方向に傾斜
したペン先先端部1に対して移動片25の先端28を対
向させである。
動自在に移動片25を設けてペン芯8の軸線方向に傾斜
したペン先先端部1に対して移動片25の先端28を対
向させである。
移動片25には、ペン芯8を形成したインキ溝26に合
致せしめたスリット27を設けてあり、インキ溝26に
導通したインキ(図示せず)がスリット27を通りペン
先3と移動片25との間に流入し、拡大部14及び切割
り11内に流入するようにしである。
致せしめたスリット27を設けてあり、インキ溝26に
導通したインキ(図示せず)がスリット27を通りペン
先3と移動片25との間に流入し、拡大部14及び切割
り11内に流入するようにしである。
移動片25は後述する移動装置により前進せしめると、
ペン芯8の軸線に平行移動する移動片25の先端28が
、ペン芯8の軸線に傾斜し、先端部1を後端部4より前
記軸線に近くなるように取付けたペン先3の先端部1の
裏面18に当接し、さらに移動片25を前進せしめると
移動片25の先端28がペン先3の先端部1を表面16
方向に押し上げる。
ペン芯8の軸線に平行移動する移動片25の先端28が
、ペン芯8の軸線に傾斜し、先端部1を後端部4より前
記軸線に近くなるように取付けたペン先3の先端部1の
裏面18に当接し、さらに移動片25を前進せしめると
移動片25の先端28がペン先3の先端部1を表面16
方向に押し上げる。
このとき、ペン先3はたわむと同時に切割り11が拡開
し、補助片15の先部22が前記切割す11内に位置す
る。
し、補助片15の先部22が前記切割す11内に位置す
る。
次に、移動片25を後退せしめるとペン先3の先端部1
の裏面18を表面16方向に押圧していた先端28が後
退するとともにペン先3の先端部1は除々に原位置に復
元し、先端28がペン先3の裏面18の押圧を解除する
とペン先3および補助片15は完全に原位置に復元する
。
の裏面18を表面16方向に押圧していた先端28が後
退するとともにペン先3の先端部1は除々に原位置に復
元し、先端28がペン先3の裏面18の押圧を解除する
とペン先3および補助片15は完全に原位置に復元する
。
移動片の移動装置について説明する。
首筋7の先端部内面に、先端に設けたフランジ29を首
筋7の端面30より前方に突出させて位置したリング3
1を固着しである。
筋7の端面30より前方に突出させて位置したリング3
1を固着しである。
リング31には、ペン先3に形成した切割す11の延長
線上に合致せしめた位置に長孔32を設けである。
線上に合致せしめた位置に長孔32を設けである。
リング31の外周部には、前段部33をフランジ29の
後段面に対向し、後端面35を首筋7の端面30に対向
せしめるとともにフランジ29と端面30との間で回転
可能となした回転筒36を設けである。
後段面に対向し、後端面35を首筋7の端面30に対向
せしめるとともにフランジ29と端面30との間で回転
可能となした回転筒36を設けである。
回転筒36の内面にはらせん溝37が設けである。
前述した移動片25には、後端部をリング31内に位置
する長さに形成してあり、その後端にリング31の長孔
32よりらせん溝37内に突出して関連せしめたピン3
8を設けである。
する長さに形成してあり、その後端にリング31の長孔
32よりらせん溝37内に突出して関連せしめたピン3
8を設けである。
ピン38は回転筒36の回転によりらせん溝37の内面
に押圧され長孔32にガイドされて移動し、移動片25
が前進又は後退する。
に押圧され長孔32にガイドされて移動し、移動片25
が前進又は後退する。
本案の万年筆は上記のように構威しであるので、ペン先
3の弾力を強くしたい場合、すなわちペン先3に比較的
強い筆圧を負荷してもペン先3が余りたわまないように
したときは、回転筒36を回転しらせん溝37に関連せ
しめたピン38を長孔32の後方部分に移動せしめ移動
片25を後退させ先端28をペン先3の先端部裏面より
離間する。
3の弾力を強くしたい場合、すなわちペン先3に比較的
強い筆圧を負荷してもペン先3が余りたわまないように
したときは、回転筒36を回転しらせん溝37に関連せ
しめたピン38を長孔32の後方部分に移動せしめ移動
片25を後退させ先端28をペン先3の先端部裏面より
離間する。
ペン先3は先端部1の表面16に補助片15の先端23
が当接しているので、ペン先3の先端2に筆圧を負荷し
てもペン先3はたわみにくく硬調な筆跡が得られる。
が当接しているので、ペン先3の先端2に筆圧を負荷し
てもペン先3はたわみにくく硬調な筆跡が得られる。
また、筆記中に筆圧を強くしたり弱くしたりして筆記す
ると、強い筆圧のときペン先3はたわんで切割り11が
拡開し、切割り11内に補助片15の先部22が位置す
る。
ると、強い筆圧のときペン先3はたわんで切割り11が
拡開し、切割り11内に補助片15の先部22が位置す
る。
このとき、切割り11の内面12,13と補助片15の
両側面との間隙にインキが流通し途切れ、かすれのない
大幅の筆跡となり、筆圧を除々に弱めるに従いペン先3
が復元しつつ切割り11の拡開幅も縮少し細幅の筆跡と
なり、抑揚のある毛筆様の筆跡が得られる。
両側面との間隙にインキが流通し途切れ、かすれのない
大幅の筆跡となり、筆圧を除々に弱めるに従いペン先3
が復元しつつ切割り11の拡開幅も縮少し細幅の筆跡と
なり、抑揚のある毛筆様の筆跡が得られる。
筆圧を強くしなくても大幅の筆跡を得たいときは、回転
筒36を前述の回転方向とは反対方向に回転し、らせん
溝37に関連せしめたピン38を長孔32の前方部に移
動せしめ移動片25を前進させ、移動片25の先端28
をペン先3の先端部裏面18に当接させたのち、さらに
移動片25を前進させてペン先3を表面16方向に押圧
してたわませるとともに切割り11を拡開し、拡開した
切割り11内に補助片15の先部22を位置させる。
筒36を前述の回転方向とは反対方向に回転し、らせん
溝37に関連せしめたピン38を長孔32の前方部に移
動せしめ移動片25を前進させ、移動片25の先端28
をペン先3の先端部裏面18に当接させたのち、さらに
移動片25を前進させてペン先3を表面16方向に押圧
してたわませるとともに切割り11を拡開し、拡開した
切割り11内に補助片15の先部22を位置させる。
このような状態にしたのち筆記すると、ペン先3と移動
片25との間のインキが拡大部14より切割り11の内
面12、13と補助片15の両側面との間隙内に流入し
途切れ、かすれのない大幅の筆跡、すなわちペン先3の
先端幅と補助片15の先端幅の合計幅の筆跡が得られる
。
片25との間のインキが拡大部14より切割り11の内
面12、13と補助片15の両側面との間隙内に流入し
途切れ、かすれのない大幅の筆跡、すなわちペン先3の
先端幅と補助片15の先端幅の合計幅の筆跡が得られる
。
以上のとおり、本案は移動片の先端を後退せしめること
により通常の筆記時には線幅の変化しない筆跡が得られ
たり、筆圧の大小により線幅の変化した毛筆様の線幅で
書記される筆跡が得られる。
により通常の筆記時には線幅の変化しない筆跡が得られ
たり、筆圧の大小により線幅の変化した毛筆様の線幅で
書記される筆跡が得られる。
また、移動片の先端を前進せしめることにより通常の筆
記で途切れたりかすれたりしない極めて太い線幅の筆跡
が得られる。
記で途切れたりかすれたりしない極めて太い線幅の筆跡
が得られる。
したがって、筆記する書面の種類又は筆記する書面の箇
所により硬調な筆跡又は軟調な筆跡が1本の万年筆で可
能であるので、目的に適するペン先を取付けた万年筆を
数本用意する必要はなく経済的であり携帯にも便利であ
る。
所により硬調な筆跡又は軟調な筆跡が1本の万年筆で可
能であるので、目的に適するペン先を取付けた万年筆を
数本用意する必要はなく経済的であり携帯にも便利であ
る。
第1図は本案の万年筆の一部を削除した、移動片の後退
時の縦断面図、第2・図は第1図の平面図、第3図は第
1図III −III線端面図、第4図は第1図I■−
■■線端面図、第5図は第1図V−V線端面図、第6図
は本案の万年筆の一部を削除した、移動片の前進時の縦
断面図、 ある。 第7図は第6図の平面図で
時の縦断面図、第2・図は第1図の平面図、第3図は第
1図III −III線端面図、第4図は第1図I■−
■■線端面図、第5図は第1図V−V線端面図、第6図
は本案の万年筆の一部を削除した、移動片の前進時の縦
断面図、 ある。 第7図は第6図の平面図で
Claims (1)
- 切割り11とこの切割り11の後部に切割り幅が拡大し
た拡大部14を設けたペン先3に、ペン先3の切割り1
1上に先部22が載置され、かつ後端部19が拡大部1
4内に位置した補助片15を取付け、このペン先3をペ
ン芯8に取付け、ペン先3裏面とペン芯8との間にはペ
ン芯8の軸線方向に移動自在に移動片25を設けてペン
芯8の軸線方向に傾斜したペン先先端部−1に対して移
動片25の先端28を対向させてなる万年筆。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5785478U JPS5917672Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 万年筆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5785478U JPS5917672Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 万年筆 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54160242U JPS54160242U (ja) | 1979-11-08 |
JPS5917672Y2 true JPS5917672Y2 (ja) | 1984-05-22 |
Family
ID=28956128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5785478U Expired JPS5917672Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 万年筆 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917672Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-04-28 JP JP5785478U patent/JPS5917672Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54160242U (ja) | 1979-11-08 |
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