JPS591764A - 丸胴編物の拡布乾燥処理方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、筒状に編成された長尺の丸胴編物を一定の幅
に拡布し寸法安定性を高めることができるようにした丸
胴編物の拡布乾燥処理方法及びその装置に関するもので
ある〇 例えば、工業的に生産する丸胴編物（チューブ状編物）
を液処理をした後に行なう従来の乾燥法には、所定の液
処理を済ませた丸胴編物を乾熱の下で移行せしめるが、
゛この丸胴編物は特に含液状態において伸びを生じやす
いためＫ、この含液丸胴編物をガイドロール等によって
引張って移送させるときに、との丸胴編物の長手方向に
伸びが生じ、この伸びによって丸胴編物の幅が縮められ
所定幅の製品に加工できず、更には乾熱作用時の編物の
収縮力により幅方向が縮まって不良反となる問題点があ
った。

そこでこの乾燥処理時における丸胴編物の幅を一定に確
保するために、例えばその乾燥移送時にこの丸胴編物内
に拡布枠等の拡布機構を挿入して拡布移送することも提
案されているが、これではその丸胴編物内へ拡布枠を挿
入する手間がかかり、しかもその拡布枠を具備する拡布
機構及びとの拡布機構を丸胴編物の外部から保持する保
持機構等が複雑であるために、装置全体が犬がかりなも
のとなり、経済性に欠ける等の問題があった。

本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもの
で、丸胴編物の乾燥処理時において先ず所定の処理液が
含浸されている丸胴編物内に、圧力エアを供給して、こ
の丸り同編物を筒状に脹らませ、次いでこの脹らまされ
た丸胴編物を、隔設された対のネットコンベアによって
挟持移送せしめることにより、脹らみ丸胴編物を偏平化
して一定幅に拡布させ、次いでこの偏平化拡布状態にあ
る丸胴編物に乾熱を作用させて乾燥セットさせるように
したものであるから、本発明の採用により、丸胴編物の
乾燥処理完了時において所定幅となる寸法安定性の良い
加工編物が得られる効果がある。また本発明によれば、
丸胴編物内へエアを供給する手段と、該エア供給によっ
て脹らまされた丸胴編物を偏平状に押えつけて移送する
対のネットコンベアにより充分な拡布効果が得られるの
で、従来の拡布機構に比して簡素化され、経済性に優れ
た乾燥装置が提供できる効果もある。

以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

Ｊは乾燥室であって、この乾燥室１内の入［口近傍には
、該乾燥室１内に供給された丸胴編物２内にエアを送り
込んで、筒状に脹らませるだめのエアノズル３が設けら
れている。４．４は脹らまされた丸胴編物２を所望の厚
さに押しつぶしながら移送するだめの移送用ネットコン
ベアであって、これらの移送用ネットコンベア４．４に
よって丸胴編物の抑圧移送路５が形成されている。この
コンベア４．４の配置態様は、丸胴編物２を偏平状に押
しつぶしながら移送できる構造であれば、この実施態様
に限るものではなく、更にコンベア以外の例えばガイド
ロール群等によって構成したものであってもよい。６は
コンベア４．４によって移送される丸胴編物２０両面に
向けて乾熱風を吹きつけるためのエアノズルであって、
該エアノズル６は移送路５に沿って適宜間隔で配設され
ている。７は乾燥室１内の出口近傍に設けたバキューム
パイプであって、このバキュームパイプ７によって丸胴
編物２内のエアが排出されて乾燥室１外に導出されるよ
うになっている。

以上が本実施例の構成であるが、次にその作用について
述べると、例えは、洗浄処理されて湿った状態にある丸
胴編物２が乾燥室１内忙供給されると、この乾燥室１内
に供給された丸胴編物２はエアノズル３からのエア供給
によって筒状に脹らまされるが、この丸胴編物の脹らみ
量は、例えば脹らまされた筒状編物の外周面に当接され
る脹らみ量検知器（図示せず）等を使用することにより
、エア供給量を加減して筒状編物の脹らみ外径が常に一
定となるように自動調整することができる。

かくして一定の外径に脹らまされた丸胴編物が隔設され
たコンベア４．４との間に送り込まれることにより、所
望の厚となる偏平状に押しつぶされてその幅方向に偏平
化拡布されながら移送され、この移送中においてエアノ
ズル６から噴射される乾熱を受けて乾燥が進行し所定の
乾燥処理がなされるものである。このようにして乾燥が
完了された丸胴編物２は乾燥室工より導出される直前で
、その丸胴編物２内のエアはバキュームパイプ７により
吸引排出されて次工程へ移送されるものである。

以上のように本発明は、長尺の丸胴編物を連続的に乾燥
する乾燥処理時において、該丸胴編物内部にエアを供給
して脹らまし、更にこれを対設したネットコンベアある
いはロール群等の抑圧移送手段により偏平状に押しつぶ
して幅方向にテンションをかけながら乾熱による乾燥処
理を行なうようにしたものであるから、その乾燥処理時
における丸胴編物の幅方向の収縮が抑制され、所望幅に
規制された寸法安定性の良好な乾燥丸胴編物が得られる
効果がある０更に本発明によれば、丸胴編物の拡布が、
対設した抑圧移送手段で有効に表されることから、従来
のような複雑な拡布機構が不要となり、装随全体の簡素
化も計られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明よりなる乾燥装置の実施例を示した説明図
である。 １・・・乾燥室　　　　　２・・・丸胴編物３・・・エ
アノズル　　　４・・・移送用ネットコンベア５・・・
移送路　　　　　６・・・エアノズル７・・・バキュー
ムパイプ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　乾燥処理すべき丸胴編物内にエアを供給して脹らま
   し、次いで該丸胴編物を適宜厚さの偏平状に押しつぶし
   て幅方向にテンションをかけながら乾燥処理を行なうこ
   とを特徴とする丸胴編物の拡布乾燥処理方法。 ２　乾燥処理すべき丸胴編物内にエアを供給して、該丸
   胴編物を脹らませるエア供給機構と、脹らまされた丸胴
   編物を、適宜厚さの偏平状に押しつぶし々がら移送せし
   めるための抑圧移送手段と、この抑圧移送手段により移
   送される丸胴編物に乾熱を作用させる乾燥手段を具備せ
   しめたことを特徴とする丸胴編物の拡布乾燥処理装置。