JPS59175455A - ヒドロキシルアミン誘導体、その製造法およびその用途 - Google Patents

ヒドロキシルアミン誘導体、その製造法およびその用途

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JPS59175455A
JPS59175455A JP5077083A JP5077083A JPS59175455A JP S59175455 A JPS59175455 A JP S59175455A JP 5077083 A JP5077083 A JP 5077083A JP 5077083 A JP5077083 A JP 5077083A JP S59175455 A JPS59175455 A JP S59175455A
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JP5077083A
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Masao Hirayama
匡男 平山
Zenichiro Ooya
大矢 善一郎
Fumiya Hirano
文也 平野
Shunzo Fukatsu
深津 俊三
Tetsuo Watanabe
哲郎 渡辺
Taneto Takeda
武田 植人
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、新規なヒドロキシルアミン誘導体。
その製造およびその利用、すなわち駆虫剤としての利用
、に関するものである。
発明の概要 要旨 本発明による化合物は、下記の式(■′)で表わされる
ヒドロキシルアミン誘導体またはその塩である。
〔この式において、R1は低級アルキル基、低級アルケ
ニル基または低級アルキニル基を、R2は低級アルケニ
ル基または低級アルキニル基を、示す。ただL、R” 
がメチル基であることはなく、またはR1およびR2が
ともにアリル基であることはない。〕 本発明による下記の式(I)で表わされるヒドロキシル
アミン誘導体またはその塩の製造法は、下記の式(IT
Jで表わされる化合物を酸の存在下に加水分解させるこ
と、を特徴とするものである。
〔これらの式において、Rは低級アルキル基、低級アル
ケニル基または低級アルキニル基を、R2は低級アルケ
ニル基または低級アルキニル基を、R3は水素、アルキ
ル基、アルケニル基、フェニル基または置換されたフェ
ニル基を、示す。〕また、本発明による駆虫剤は、下記
の式(I)で表わされるヒドロキシルアミン誘導体また
はその塩を有効成分とするものである。
〔この式で、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基ま
たは低級アルキニル基を、R2は低9フルケニル基また
は低級アルギニル基を、示す。〕効果 従来、不飽和結合を有するヒドロキシルアミン誘導体に
関する報告は極めて少なく、前記の式(I)で表わされ
る化合物の中で、0−メチル−N−アリルヒrロキシル
アミン〔フランス%FF第2.122,338号(19
72)明細書〕、0−メチル−N−プロ/ξルギルヒr
ロキシルアミンおよびその塩酸塩〔ムーア等:ジャーナ
ル・オブ・メディカル・ケミストリー(Journal
 of Medical Chemistry)、vo
l、12.p−45(1969))およびO,N−ジア
リルヒドロキシルアミン[Eur、 Pat、 Apl
)i、 29 、171(1981)]を除く化合物は
文献未記載の新規化合物である。
この化合物は上記の製造法その他によつ′C得ることが
できるが、特に上記の方法は工業的に実施容易であって
、本発明化合物を有利に製造することができる。
そ1−で、この化合物は温血動物に対して低毒性である
と共にすぐれた駆虫活性を有していて、簡便かつ効果の
確実な駆虫剤と【−で利用することができる。
化合物 本発明による化合物は、前記の式(■′)で表わされる
ものおよびその塩である。
式(I′)を構成するR は、好適には、(1)エチル
n−プロピル、n−ブチル、イソブチル、n−ペンチル
のような炭素数2〜5程度の直鎖状もしくは分校鎖状の
低級アルキル基、(2)アリル、クロチル、メタリル、
2−ペンテニルのような炭素数3〜5程度の直鎖状もし
くは分校鎖状の低級アルケニル基、(3)ゾロノクルギ
ル、2−ブチニルのヨウナ炭素数3〜5程度の直鎖状も
L <は分枝鎖状の低級アルキニル基等が挙げられる。
また、式(I′)を構成するR2は、好適には、(1)
アリル、クロチル。
メタリル、2−ペンテニルのような炭素数3〜5程度の
直鎖状も(−<は分枝鎖状の低級アルケニル基、(2]
プロzRルギル、2−ブチニルのような炭素数3〜5程
度の直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキニル基等が挙
げられる。
本発明によれば、前記式(I′)の化合物の塩もまた提
供される。このような塩の例としては、塩酸。
臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸および酢酸
、プロピオン酸、シュウ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、
p−)ルエンスルホン酸等の有機酸との塩が挙げられ、
中でも、薬理学的に許容しうる塩が適している。
なお、式(■′)と前記の式(I)とは、前者にはR1
がメチル基であることはなく、またはR1およびR2が
ともにアリル基であることはないとの限定が加わってい
るという点以外は同一である。
化合物の製造 1)皇玖汲 式(I)の化合物は、合目的的な任意の方法で製造する
ことができる。具体的には、たとえば1反応式(5)に
示す方法によって製造することができる。
反応式(A) (If) 〔式中、R1、R2およびR3は前記のものを表わす〕
反応式(4)による式(n)の化合物の加水分解反応は
、酸の存在下に溶媒中で実施することができる。
用いられる溶媒としては、水、アセトン、メタノール、
エタノール、テトラヒPロフランなどが挙げられる。好
ましい廐媒は、水、メタノール。
エタノールおよびこれらの混合物である。
用いられる酸としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸
、リン酸等の無機酸及び酢酸、トリフルオロ酢酸、p−
)ルエンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。
反応は、0℃〜100℃、好ましくは室温〜70℃、で
1時間〜1日攪拌することにより行なわれるのがふつう
である。
2)精製法、原料その他 前記のような方法で製造される化合物は、通常の分離手
段により容易に単離精製することができる。分離手段と
(−ては、たとえば、溶媒抽出法、蒸留法、昇華法、再
結晶法、シリカゲルカラムクロマトグラフィーなと、を
例示することができる。
前記反応式(A)において出発原料とし℃用いられる式
(IT)の化合物は、特願昭57−51558号および
特願昭57−165268号明細書に記載されている方
法およびそれらに準じて製造することができる。
化合物の利用 ■)寄生虫病による問題 寄生虫病は、豚、馬、牛、羊、山羊、犬、猫等の家畜動
物や、鶏などの家禽動物において流行しており、かつ経
済的に深刻な問題である。
動物の内部寄生虫としては、たとえば、犬、猫。
牛、山羊、馬、鶏の条虫、馬、豚、犬、猫、鶏の回虫、
馬の駆虫、馬、豚、羊、山羊の桿虫、豚。
羊、犬の鞭虫、馬の円虫、牛、豚、羊、山羊の腸結節虫
、牛、羊、犬の十二指腸虫(鉤虫)、牛、豚、羊、山羊
の毛様線虫、牛、馬、羊、山羊の青虫、鶏、七面鳥、ア
ヒルの毛体虫と盲腸虫、牛。
馬、羊、山羊、犬の糸状虫、牛、馬、羊、山羊。
豚、犬、猫の肝臓に寄生する肝蛭と消化器系に寄生する
反日吸虫なとの吸虫類、その他、種々の寄生虫が知られ
ており、これら寄生虫の感染によって、感染動物は貧血
症、栄養不良、虚弱1体重の減少、胃、腸管壁及び他の
組織、器管の損傷をひきおこし、飼料効率の低下、生産
性低下の原因のひとつとなって、経済的撰失が太きい。
2)本発明駆虫剤 式(I)の化合物は、前記の広い範囲の動物の各種の寄
生虫に対し、きわめて高い駆虫活性を有する。
安全性に関しては1式(I)の化合物は、いずれの化合
物も、たとえばマウスで700 mg/’Kg、ラット
で、700 mg/Kg経口投与をしても伺ら異常が認
められず、極めて低毒性であるので、安全性が非常に高
いものである。
式(I)で表わされる化合物を駆虫剤として実際に適用
できる動物と(−ては、豚、羊、馬、牛、山羊。
犬、猫などの家畜動物および鶏、七面鳥、アヒルなどの
家禽動物などを挙げることができる。また、その投与時
期は動物の幼、成長期であっても、成長後であってもか
まわない。
式CI)の化合物の投与量は使用される実際の化合物お
よび投与される動物の体重によるが、一般に効果的な結
果を達成するためには、1日当たり0 、1 mg/K
g以上であればよく、好ましくは1mg/Kg〜100
mg/KgO間で使用される。
式(I)の化合物を動物に投与する際には、他成分を加
えずに直接投与することもできる(−5生理的に無害な
器体担体若しくは液体担体と混合して投与することもで
きる。更には、式(Ilの化合物を直接に動物の飼料若
しくは飲料水などに添加(−で投与することもでき、式
(I)の化合物と上記の適当な担体とを混合1−だもの
を直接投与することもできるし、また飼料若しくは飲料
水などに添加して投与することもできる。ここで用いる
固体担体としては、たとえば、ゼラチンカプセルのよう
な経口で消化する成分の容器、あるいは小麦粗粉、コー
ンスターチ、脱脂米糠、炭酸カルシウム、リン酸カルシ
ウム、タルク、カリオン、白土、乳糖、しよ糖、ゼラチ
ン、ステアリン酸、寒天、ペクチンあるいはその類似物
を含むものであり、医薬品に通常使用されている種類の
賦形剤であってもよい。
液体担体としては、たとえば、水、生理食塩水。
・ξラフイン類(たとえば石油溜分なと)、植物油類(
たとえばピーナツ油、大豆油若しくはごま油など)、ア
ルコール類(たとえばエチルアルコール若しくはグリセ
ロールなど)、グリコール類(タトエばプロピレングリ
コール若しくはポリエチレングリコールなど)のような
無毒性液体等を挙げることができる。その他、必要にも
じ℃、乳化剤1分散剤、懇濁剤、湿潤剤等の補助剤また
は添加剤を使用することもできる。
式(I)の化合物を動物の飼料(若しくは飲料水〕に添
加して寄生虫の駆除を実施するためには、たとえば、飼
料(若しくは飲料水)に対してi ppm以上、好まし
くは10ppmから500 ppm 、の割合罠なるよ
うに配合して、これを動物に投与する。
一方1式(I)の化合物を飼料(若(−<は飲料水)に
添加しないで投与する場合には、広範な剤形を採ること
ができる。
固形担体を使用して投与する場合は錠剤、カプセル剤、
ペレット、巨丸剤、あるいは粉剤等の形で投与すること
ができる。また、液体の担体を使用して投与する場合に
は、軟ゼラチンカプセルあるいは懸濁液等の形で投与す
ることができる。
さらに、液体相体に式(I)の化合物を溶解または分散
した場合には、動物の皮下、筋肉内、静脈内。
または腹腔内に注射などによって非経口的に動物に投与
することができる。非経口投与する場合、本発明の化合
物は、ピーナツ油、大豆油等のような植物油類などを用
いた非水溶性処方が使用され、またグリセロール、ポリ
エチレングリコールのような水溶性賦形剤を用いた水性
非経口処方も使用される。これらの処方は、一般に1式
(I)の化合物を0.1〜30%重量%含有する。
実施例 次に本発明を更に詳(〜く説明するために実験例を示す
。本発明はこれにより限定されるものではない。
1)合成 合成例I N−了りルーN−アセチル−0−エチルヒドロキシルア
ミン3.62g、エタノール10m1および6N−塩酸
15m1の混合物を70℃で1時間攪拌した後、溶媒の
エタノールおよび水を減圧にて除去し、乾燥すると、白
色結晶のN−アリル−0−エチルヒドロキシルアミン塩
酸塩(化合物番号1 ) 3.40gを得る。融点37
℃。
合成例2 N−アリル−N−ベンゾイル−O−プロピルヒドロキシ
ルアミン21.9 g、エタノール50m1および6N
−塩酸5Qmlの混合物を70℃8時間攪拌した後、エ
タノールを減圧にて除去(−た。濃縮水溶液を酢酸エチ
ルで2回洗浄した後、水層を水酸化ナトリウムでアルカ
リ性として塩化メチレンで抽出(−た。有機層を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧にて溶媒を除去すると油状物が
得られ、更に減圧蒸留により精製するとN−アリル−0
−プロピルヒドロキシルアミン(化合物番号2)4.6
2gを得る。
沸点37〜38℃/ 10 mmHg 0合成例3 N−プロAルギルーN−アセチルー0−エチルヒドロキ
シルアミン3.92 g、エタノール10m1および6
N−塩酸15m1の混合物を、以下合成例1と同様に操
作すると、淡黄色結晶のN−プロパルギル−0−エチル
ヒrロキシルアミン塩酸塩(化合物番号1.0 ) 3
.70 gを得る。融点85〜86℃。
合成例4 N−ゾロノξルギルーN−アシルー0−アリルヒPロキ
シルアミン15.3g、エタノール50m1および6N
−塩酸50m1の混合物を70℃で1時間攪拌した後、
エタノールを減圧除去した。濃縮水溶液を水酸化ナトリ
ウムでアルカリ性と1−て、塩化メチレンで抽出した。
有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧にて溶媒を除去
すると、油状物が得られ、これを更に減圧蒸留すると、
N−プローミルギル−0−アリルヒドロキシルアミン(
化合物番号1.3 )4.66 gを得る。沸点49〜
b 合成例5 合成例4に従って得られた濃縮水溶液を、更に水をも減
圧濃縮およびベンゼンとエタノールを用いた共沸除去法
により完全に除去すると、油状物とL−4cN−デロノ
ぞルギルー0−アリルヒドロキシルアミン塩酸塩(化合
物番号14 ) 14.5 gを得る。
合成例6 N−ゾロノぐルギルーN−アセチルーO−ヒPロキシル
アミン4.40g、エタノrル10m1および6N−塩
酸15 mlの混合物を60℃で45分攪拌した後。
以下合成例1と同様に操作すると、白色結晶のN−ゾロ
ノぞルギルー〇−メチルヒPロキシルアミン塩酸塩(化
合物番号16 ) 4.06 gを得る。融点104〜
105℃。
合成例1〜6と同様に反応操作を行い、第1表に掲げる
化合物(化合物番号3,4,5,6,7゜8.9.11
.12および15)を得る。
2)製剤化 製剤例1(錠剤および巨丸薬) 化合物番号1の化合物20gと炭酸カルシウム78gを
とり、ゾールミルに入れてよく粉砕混合し、さらに2g
のステアリン酸マグネシウムを入れてさらに粉砕混合し
た。この混合物を打錠機にかけて、1g(有効成分とし
て200mg)の錠剤を製造した。との恍剤を動物の体
重に応じて1日当たり0.2ないし250gまで変更し
て経口投与する。
打錠機の臼および杵の形状を変更することにより上記と
同様の方法で巨丸薬を製造することができる。
製剤例2(液剤) 化合物番号1の化合物10gに蒸留水を加えて全量を1
00m1  として攪拌混合(−で、液剤を調製(−だ
。この液剤を動物の飲料水に対]−で5%となる様添加
して攪拌混合17、飲料水に溶解させることにより対象
動物に投与スル。
製剤例3(飼料混合物) 化合物番号10の化合物20gを乳糖80gに添加して
攪拌混合した。これを動物の寄生虫感染量に応じて、動
物用飼料にトン当たり50 gから2500g配合する
。この場合、飼料中の本化合物の割合は0.001から
0.05重量%となる。
製剤例4(カプセル) 化合物番号13の化合物20gと炭酸マグネシウム78
gとをとり、ゾールミルに入れ℃よく粉砕混合し、さら
に2gのステアリン酸マグネシウムを入れてさら圧粉砕
混合1−た。この混合物の粉末を小分けして、硬ゼラチ
ンカプセルに帆5gずつ充填(−だ。各々のカプセル内
には、本化合物が100mg含まれでいる。これを動物
の体重に応じて1体重10 Kg当たり1ない1−10
力プセル経口投与する。
この場合、動物への本化合物の投与量は、体重IKg当
たり10mgないし100mgとなる。
製剤例5(注射剤) 化合物番号9の化合物20gにカルゼキシメチルセルロ
ーズナトリウム1g、クエン酸ナトリウム0.2gおよ
び注射用蒸留水を加え、全量を100m1として十分に
攪拌混合して注射剤を製造した。これらの注射剤を動物
の体重に応じて、1日当たり0.01m1ないし50m
1  まで変更して皮下、筋肉内、腹腔内または静脈内
に注射する。
3)駆虫効果 試験例1 (1)  実験方法 鶏回虫人工感染鶏を1群3羽に群別して使用した。投薬
前に糞便検査を行なって、鶏回虫の感染を確認した。供
試化合物は1体重IKg当たり15 mgと30mg 
とをそれぞれゼラチンカプセルに入れて。
鶏に経口投与(−だ。投薬後48時間内に排出された虫
体数を数え、48時間目に鶏を殺して腸管内に残存(−
でいる虫体数を数えて、駆虫率を求め、駆虫効果を判定
した。
(2)実験結果 第2表に示すように1式(I)のヒPロキシルアミン誘
導体の各化合物のいずれにも著明な駆虫効果が認められ
た。
たr+、、駆虫効果の表示は1次の通り行なった。
第2表 試験例2 (1)実験方法 鶏回虫人工感染鶏を1群2羽に群別して使用した。供試
化合物が液体の場合は少量のエチルアルコールで溶解し
て乳糖に吸着させたものを、また固体の場合は乳糖と混
合したものを、鶏飼料に対して25ppmおよびso 
ppmを添加した。対照は無添加飼料とした。
試験開始前と開始後7日、14日および21日日日糞便
検査を行ない、E、P、G(糞1g中の虫卵数)を算出
し℃虫卵数の減少を調べ、また排出虫体数と21日日日
ヒナを殺して腸管内に残存し又いる虫体数を数えて駆虫
率を求め、駆虫効果を判定した。
(2)実験結果 第3表に示すように1式(I)のN−プロパルギル−N
−アシルヒドロキシルアミン誘導体の各化合物のいずれ
にも著明な駆虫効果が認められた。
駆虫効果の表示は、前記と同じである。
試験例3 (1)実験方法 犬鞭虫、犬鉤虫、犬小回虫の混合感染犬(自然感柴犬)
3頭を、2@と1頭に群別して使用した。
供試化合物は化合物番号14の化合物であって、体重I
Kg当たり20mg/Kgをゼラチンカプセルに入れ、
2頭の犬に経口投与した。コントロールとして1頭には
ゼラチンカプセルのみを経口投与した。
投薬前と投薬後7日に糞便検査を行なってE。
P、G(糞1g中の虫卵数)を算出し、E、P−Gの陰
転をもって駆虫効果を判定した。
(2)実験結果 第4表に示すように、化合物番号14の化合物第4表 
犬鞭東、犬鉤虫、犬小回虫の駆虫試験試験例4 (1)実験方法 犬糞線虫感染犬(自然感柴犬)3頭を2頭と1頭に群別
して使用した。
供試化合物は化合物番号16の化合物であって。
体重IKg当たり10mg/Kgをゼラチンカプセルに
入れて、2頭の犬に経口投与した。コントロールと(−
で、1頭はゼラチンカプセルのみを経口投与した。
投薬前と投薬後7日目に糞便検査を行なってE、P、G
(箕1g中の虫卵数)を算出し、E、P、Gの陰転をも
って駆虫効果を判定した。
(2)  実験結果 第5表に示すように、化合物番号16の化合物10mg
/Kg  1回投与で、著明な駆虫効果が認められた。
第5表  犬糞線虫の駆虫試験 試験例5 (1)実験方法 猫6頭を使用1−だ。2週間以上の検疫期間中に各種消
化管内寄生虫を完全に駆除して健康と判定された猫を実
験猫として使用L、蛇(ヤマカガシ)の皮下から採取し
たマンソン裂頭条虫のプレロセルコイドを、実験猫1頭
につき5匹ずつ、ゼラチンカプセルに入れて経口感染さ
せた。感染後、100日目ら毎日糞便を直接塗抹法で検
査し、虫卵の検出をもって感染成立と判定した。駆虫試
験は。
プレロセルコイr感染後15日に行なった。
供試化合物は化合物番号9および16の化合物であって
、体重IKg当たり50mgをゼラチンカプセルに入れ
℃それぞれ2頭ずつの猫に1日1回5日間連続経口投与
した。コントロールとして、2頭にはゼラチンカプセル
のみを1日1個、5日間経口投与した。
投薬後IO0日目金側をベント/クルピタールで麻酔死
させて剖検し、腸管内残存虫体を調査して判定した。
(2)実験結果 第6表に示すように化合物番号9および16の化合物5
0mg/Kg  5回連続投与で、それぞれ著明な駆虫
効果が認められた。
試験例6 (1)実験方法 青虫感染乳牛(自然感染牛)3頭を、2頭と1頭に群別
して使用した。
供試化合物は化合物番号lの化合物であって、体重IK
g当たり15 mgをゼラチンカプセルに入れて2頭の
牛に経口投与した。コントロールとして、1頭にはゼラ
チンカプセルのみを経口投与した。
投薬前と投薬後7日目に糞便検査を行なってE、P、G
 (糞1g中の虫卵数)を算出し、E、P、Gの陰転を
もって駆虫効果を判定した。
(2)実験結果 第8表に示すよ5に、化合物番号1の化合物15 mg
/Kg  1回投与で、著明な駆虫効果が認めら第8表
  牛青虫の駆虫試、験 試験例7 (1)実験方法 毛様線虫感染羊(自然感染羊)2頭を使用した。
供試化合物は化合物番号1の化合物であって、体重IK
g当たり15 mgをゼラチンカプセルに入れて1頭の
羊に経口投与した。コントロールとして。
1頭にはゼラチンカプセルのみを経口投与した。
投薬前と投薬後7日目に糞便横歪を行なってE、P、G
 (糞1g中の虫卵数)を算出し、E、P、Gの陰転を
もつ″′C駆虫効果を判定した。
(2)実験結果 第9表に示すように、化合物番号1の化合物15mg/
KgI回投与で、著明な駆虫効果が認められた。
第9表  羊毛様線虫の駆虫試験 試験例8 (1)実験方法 豚腸結節虫感染豚(自然感染豚)6頭を2頭ずつ群別し
て使用した。
供試化合物は化合物番号3および12の化合物であつ″
C1体重IKg当たり20mgをゼラチンカプセルに入
れてそれぞれ2頭ずつの豚に経口投与した。
コントロールとして、2頭にはゼラチンカプセルのみ経
口投与した。
投薬前と投薬後7日目に糞便検査を行なつ℃E、P、G
 (糞1g中の虫卵数)を算出し、E、P、Gの陰転を
もって駆虫効果を判定1−だ。
(2)実験結果 第10表に示すように、化合物番号3および12の化合
物20mg/Kg  1回投与で、それぞれ著明な駆虫
効果が認められた。
試験例9 (1)実験方法 豚回虫と豚鞭虫感染豚(自然感染豚)6頭を2頭ずつ群
別して使用した。
供試化合物は化合物番号1および10の化合物であって
、体重IKg当たり20mgをゼラチンカプセルに入れ
てそれぞれ2頭ずつの豚に経口投与した。
コントロールとして、2頭にはゼラチンカプセルのみを
経口投与した。
投薬前と投薬後7日月に糞便検査を行なってE、P−G
 (糞1g中の虫卵数)を算出し、E−P、Gの陰転を
もって駆虫効果を判定した。
(2)実検結果 第11表に示すように、化合物番号1および10の化合
物20mg/Kg  1回経口投与で、それぞれ著明な
駆虫効果が認められた。
第11表  豚回虫と豚鞭虫の駆虫試験試験例10 (1)実験方法 犬フイラリア感染犬(自然感柴犬)8頭を2頭ずつ群別
1−で使用(−だ。
供試化合物は化合物番号10.13および16の化合物
であって1体重IKg当たり20mgを化合物13は1
%「Tween 80J 溶液に懸濁させて化合物10
.16は注射用蒸留水に溶解してそれぞれ2頭ずつの犬
に1日1回、3日間、皮下注射により投与した。コント
ロールとして、2頭には1%「Tween80J浴液を
1日1回3ml、3日間、皮下注射した。
投薬前と最終投薬後10日1に耳朶面側μmを採血し、
濃厚塗抹色決で駆虫(ミクロフイラリア(mf))の変
動を調べて駆虫(mf)への効果判定を行なった。成虫
への効果判定は、薬剤の最終投薬後10日1に電殺屠殺
を行ない、剖検によって判定を行なった。
(2)実験結果 第12表に示すように、化合物番号10.13および1
6の化合物いずれにも20 mg/Kg  3回投与で
、駆虫(mf)には著明な駆虫効果が認められ、成虫に
は50%以上の駆虫効果が認められた。
試験例11 (1)実験方法 ラツ)K肝蛭のメタセルカリアを5個ずつ感染させ、感
染後75日の時点で糞便検査を行なって虫卵を確認(−
たもの路匹を2頭ずつ群別して使用(−だ。
供試化合物は化合物番号14.15および16の化合物
であって1体重IKg当たり50mgを5%アラビアゴ
ム恣液に懸濁させて1日1回、5日間、連続経口投与を
した。コントロールとして、5%アラビアゴム溶液のみ
を1日1回、1mlを5日間、連続経口投与を(−だ。
効果判定は、最終投薬後21日目に糞便中の虫卵の有無
を確認(−1剖検により肝臓の虫体の生死を調べること
によつ1行なった。
(2)実験結果 第13表に示すように、化合物番号14.15および1
6の化合物のいずれにも50mg/Kg  5回投与で
それぞれ著明な駆虫効果が認められた。
(ジ:+は虫卵検出 −は虫卵未検出 出願人代理人   猪  股     清手続補正書 1、事件の表示 昭和58年特許願第50770号 2、発明の名称 ヒドロキシルアミン誘導体、その 製造法およびその用途 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (609)明治製菓株式会社 7、補正の対象 明al書の「発明の詳細な説明」の欄 /π宅\ 8、W@止の内容 (1)明細書第16頁第3行 「−〇−ヒドロ」を、l’−O−メチルヒドロ」と補正
する。
(2)  明細it第16頁第12行の下に、下記を加
入する。
「合成例7 N−グロノセルギル−N−アセチル−〇−エチルヒドロ
キシル10i1メタノール20−および6N−塩酸16
−の混合物を60℃で3時間攪拌した後、メタノールを
減圧にて除去した。濃縮水溶液を水酸化ナトリウムでア
ルカリ性として、エーテルで抽出した。有機層を水酸化
カリウムで乾燥し、減圧にて溶媒を除去すると、油状物
が得られ、これを更に減圧蒸留すると、N−プロパルギ
ル−0−エチルヒドロキシルアミン(化合物番号17 
) 6.057を得る。沸点43−44℃/24mmH
5’ J(3)明細書第田頁の第2表(つづき)全文を
、下記の通りに補正する。
[第2表(つづき) (4)明細書第42頁第7行 「および16」を、「、16および17」と補正する。
;)明細書第42頁第10行 「経口投与した。」と「コントロール」との間に、「化
合物番号17の化合物については、体重1にg当たり5
啼の投与量についても同様の実験を行なった。」を加入
する。
(6)  明細書第42頁下から第3〜2行「および1
6」を、「、16および17」と補正する。
(7)明細書第42頁下から第2〜1行「5回投与で」
と「それぞれ」との間に[、化合物番号17の化合物に
ついては5+w/kfs回投与でも、」を加入する。
(8)明細書第43頁の欄外の注の2行を含む第13表
金文を下記の通りに補正する。
[第13表 (肝蛭実験的感染ラットによる駆虫試験) (注):+は虫卵検出 −は虫卵未検出

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の式(1′)で表わされるヒドロキシルアミン
    誘導体またはその塩。 〔この式において、Rは低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基または低級アルキニル基ヲ、R2は低級アルケニル
    基または低級アルキニル基を、示す。ただし、Rかメチ
    ル基であることはなく、またはR1およびR2がともに
    アリル基であることはない。〕 2、下記の式(1■)で表わされる化合物を酸の存在下
    に加水分解させることを特徴とする、下記の式(I)で
    表わされるヒドロキシルアミン誘導体またはその塩のM
    造法。 〔これらの式において、Rは低級アルキル基。 低級アルケニル基または低級アルキニル基を、R2は低
    級アルケニル基または低級アルキニル基を R3は水素
    、アルキル基、アルケニル基。 フェニル基または置換されたフェニル基を、示す。〕 3、下記の式(I)で表わされるヒドロキシルアミン誘
    導体またはその塩を有効成分とする駆虫剤。 〔この式において、Rは低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基または低級アルキニル基を R2は低級アルケニル
    基または低級アルキニル基を、示す。〕
JP5077083A 1982-09-22 1983-03-26 ヒドロキシルアミン誘導体、その製造法およびその用途 Pending JPS59175455A (ja)

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AU19335/83A AU1933583A (en) 1982-09-22 1983-09-21 Hydroxylamine derivatives
DK431083A DK431083A (da) 1982-09-22 1983-09-21 Fremgangsmaade til fremstilling af hydroxylaminderivater
FR8315074A FR2546884A1 (fr) 1982-09-22 1983-09-22 Nouveaux derives de l'hydroxylamine, leur procede de production et leur utilisation

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