JPS59175439A - 繊維状赤血球凝集素の製法 - Google Patents
繊維状赤血球凝集素の製法Info
- Publication number
- JPS59175439A JPS59175439A JP58047268A JP4726883A JPS59175439A JP S59175439 A JPS59175439 A JP S59175439A JP 58047268 A JP58047268 A JP 58047268A JP 4726883 A JP4726883 A JP 4726883A JP S59175439 A JPS59175439 A JP S59175439A
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- JP
- Japan
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- medium
- bordetella pertussis
- culture
- glutathione
- acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、百日咳菌(Bor4et、e]la per
tusaig )の培養物から、繊維状赤血球凝集素(
filamentous−hemagglutinin
、以下F−PTAと略記する)を製造する方法に関する
ものである。
tusaig )の培養物から、繊維状赤血球凝集素(
filamentous−hemagglutinin
、以下F−PTAと略記する)を製造する方法に関する
ものである。
百日咳菌は、100日つづくといわれる特有の咳を伴う
、気管、気管支、および小気管支がおかされる急性の感
染症である百日咳の主たる病原菌として知られている。
、気管、気管支、および小気管支がおかされる急性の感
染症である百日咳の主たる病原菌として知られている。
かがる百日咳の予防のため、従来、百日咳菌の全菌体ワ
クチンが使用されていたが、その副作用が強いという欠
点があり、最近は副作用の少ない百日咳防御抗原分画ワ
クチン(コンポーネントワクチン)が使用されている。
クチンが使用されていたが、その副作用が強いという欠
点があり、最近は副作用の少ない百日咳防御抗原分画ワ
クチン(コンポーネントワクチン)が使用されている。
百日咳防御抗原としては、白□血球増多因子−赤血球凝
集素(leukocytosispromoting
factor−bemagglutinin 、以下L
PF−HAと略記する)とF−HAが知られており、特
にF−HAは、百日咳菌の感染に対する初期の防御に関
与しているといわれている。従って、百日咳のコンポー
ネントワクチンを工業的に製造するためKは、百日咳菌
からLPF−I(AとF −HAを効率良く製造する必
要があるのであるが、百日咳菌の工業的な培養は容易で
なく、また、菌の培養は十分でもF −HAの産生がそ
れに必ずしも伴わないという問題点があった。
集素(leukocytosispromoting
factor−bemagglutinin 、以下L
PF−HAと略記する)とF−HAが知られており、特
にF−HAは、百日咳菌の感染に対する初期の防御に関
与しているといわれている。従って、百日咳のコンポー
ネントワクチンを工業的に製造するためKは、百日咳菌
からLPF−I(AとF −HAを効率良く製造する必
要があるのであるが、百日咳菌の工業的な培養は容易で
なく、また、菌の培養は十分でもF −HAの産生がそ
れに必ずしも伴わないという問題点があった。
近年、ステナー(5tainer )及びショルテー(
5cholte ) Kよってこの百日咳菌の大量培養
のための合成培地が開発された(ジャーナル オブ ジ
ェネラル マイクロバイオロジー(J、gen。
5cholte ) Kよってこの百日咳菌の大量培養
のための合成培地が開発された(ジャーナル オブ ジ
ェネラル マイクロバイオロジー(J、gen。
Microbiol ) 63巻、211−220頁。
1971年)。このステナー・ショルテー培地(以下S
S培地と略記する)は天然物由来の血液及びポリペプト
ン等、ロント差に変動の考えられる添加物を含まないた
め、菌の培地組成を厳密にコントロールし得るので、菌
性状に変化をもたらすことなく、培養を行い得ること、
及びLPF−HAやF−HAの如き生物学的活性物質の
分離・精製に際し、不要な他種蛋白質の爽峠な防ぎ得る
等の%徴を有するので近年百日咳ワクチン及び百日咳菌
よりの生物学的活性物質を工業的規模で製造するのに広
く用いられているが、攪拌下もしくは静置下の液体培養
条件でF−HAの産生が十分でなく、また接種サイズが
10’ cells /−以下の場合、安定な生育特性
が得られないという欠点を有する。またSS培地に寒天
を1〜2チとなるように加えて固化して得た寒天培地(
以下SSA培地と略記する)では、10?cells以
下の播種(シード)でのコルニー形成は認められないと
いう大きな欠陥を有する。
S培地と略記する)は天然物由来の血液及びポリペプト
ン等、ロント差に変動の考えられる添加物を含まないた
め、菌の培地組成を厳密にコントロールし得るので、菌
性状に変化をもたらすことなく、培養を行い得ること、
及びLPF−HAやF−HAの如き生物学的活性物質の
分離・精製に際し、不要な他種蛋白質の爽峠な防ぎ得る
等の%徴を有するので近年百日咳ワクチン及び百日咳菌
よりの生物学的活性物質を工業的規模で製造するのに広
く用いられているが、攪拌下もしくは静置下の液体培養
条件でF−HAの産生が十分でなく、また接種サイズが
10’ cells /−以下の場合、安定な生育特性
が得られないという欠点を有する。またSS培地に寒天
を1〜2チとなるように加えて固化して得た寒天培地(
以下SSA培地と略記する)では、10?cells以
下の播種(シード)でのコルニー形成は認められないと
いう大きな欠陥を有する。
本溌明の目的は、上記培地の欠点を改良し、改良された
培地を用いてF−)(Aを効率良く製造することにある
。
培地を用いてF−)(Aを効率良く製造することにある
。
即ち、本発明は、百日咳菌を、カザミノ酸を0.1〜2
09/l、アスコルビン酸を0.01〜19/l及びグ
ルタチオンをo、i〜5.9 / l含有する培地で培
養し、培養物から繊維状赤血球凝集素を採取することを
特徴とする繊維状赤血球凝集素の製法である。
09/l、アスコルビン酸を0.01〜19/l及びグ
ルタチオンをo、i〜5.9 / l含有する培地で培
養し、培養物から繊維状赤血球凝集素を採取することを
特徴とする繊維状赤血球凝集素の製法である。
本発明において用いられる百日咳菌としては、百日咳I
相菌が好ましい。百日咳菌の菌学的性質及び培養条件等
に関しては、Bergy’s Mani^1of De
terminative Bacteriology
、第8版、 1974年、 Th@Williamg
& Willkins Co、発行やJ 、ExpMe
d、129巻、第523−550頁、 1969年ある
いは細菌学実習提要、第3版、第80頁以下、昭和47
年、丸善発行等がありすでに公知である。
相菌が好ましい。百日咳菌の菌学的性質及び培養条件等
に関しては、Bergy’s Mani^1of De
terminative Bacteriology
、第8版、 1974年、 Th@Williamg
& Willkins Co、発行やJ 、ExpMe
d、129巻、第523−550頁、 1969年ある
いは細菌学実習提要、第3版、第80頁以下、昭和47
年、丸善発行等がありすでに公知である。
本発明の培地の成分として用いられるカザミノ酸は、カ
ゼインの酸による加水分解物であり、乾燥した粉末とし
て入手できる。また、アスコルビン酸はビタミンCとし
て知られており、グルタチオンは、酵母および動物の肝
臓、筋肉などに広く分布しているペプチドの一種である
。
ゼインの酸による加水分解物であり、乾燥した粉末とし
て入手できる。また、アスコルビン酸はビタミンCとし
て知られており、グルタチオンは、酵母および動物の肝
臓、筋肉などに広く分布しているペプチドの一種である
。
グルタチオンは酸化型のものでも還元型のものでも、又
それらの混合物であってもよい。本発明の培地には、カ
ザミノ酸が0.1〜20jj/l。
それらの混合物であってもよい。本発明の培地には、カ
ザミノ酸が0.1〜20jj/l。
好ましくは0.5〜10f!/l、アスコルビン酸が0
.0]〜1g/l、好ましくは0.1〜0,411/
e、 p−ルタチオンカ0.1〜511/ l 、好ま
しくは0.1〜19/l含まれていることが必要である
。上記範囲外の場合には、本発明の目的が十分には達成
されない。
.0]〜1g/l、好ましくは0.1〜0,411/
e、 p−ルタチオンカ0.1〜511/ l 、好ま
しくは0.1〜19/l含まれていることが必要である
。上記範囲外の場合には、本発明の目的が十分には達成
されない。
本発明の培地に、前記成分に加えて、シクロデキストリ
ン又はその誘導体をo、o o i〜5E/l 、好ま
しくは0.05〜5g/l含有せしめると、本発明の目
的はより有利に達成される。
ン又はその誘導体をo、o o i〜5E/l 、好ま
しくは0.05〜5g/l含有せしめると、本発明の目
的はより有利に達成される。
シクロデキストリン又はその誘導体は、そのま又、前記
成分を含有する培地に添加混合しても良いが、あらかじ
めグルタチオンと包接化合物をつくらせとの包接化合物
を培地に添加してもよい。本発明におけるシクロデキス
トリンとはα、β、γジークロデキストリンを意味し、
シクロデキストリン誘導体とは、例えば、アミノシクロ
デキストリンやアミノデオキシシクロデキストリンの如
きアミノ化誘導体、アミノシクロデキストリンやニトロ
シクロデキストリンの如きエステル化誘導体、メチルシ
クロデキストリン、エチルシクロデキストリン 7’
q ヒルシクtiテキストリン、カルボキシメチルシク
ロデキストリンの如きエーテル化誘導体(エーテル化シ
クロデキストリン)をいう。本発明において好ましいの
はエーテル化シクロデキストリンであり、中でも、ヘキ
サキス(2,6fo−ジメチル)α−シクーデキストリ
ン(Meα−CD )やヘプタキス(2,6−0−ジメ
チル)β−シクロデキストリン(Meβ−CD ) 等
のメチルデキストリンが特に好ましい。
成分を含有する培地に添加混合しても良いが、あらかじ
めグルタチオンと包接化合物をつくらせとの包接化合物
を培地に添加してもよい。本発明におけるシクロデキス
トリンとはα、β、γジークロデキストリンを意味し、
シクロデキストリン誘導体とは、例えば、アミノシクロ
デキストリンやアミノデオキシシクロデキストリンの如
きアミノ化誘導体、アミノシクロデキストリンやニトロ
シクロデキストリンの如きエステル化誘導体、メチルシ
クロデキストリン、エチルシクロデキストリン 7’
q ヒルシクtiテキストリン、カルボキシメチルシク
ロデキストリンの如きエーテル化誘導体(エーテル化シ
クロデキストリン)をいう。本発明において好ましいの
はエーテル化シクロデキストリンであり、中でも、ヘキ
サキス(2,6fo−ジメチル)α−シクーデキストリ
ン(Meα−CD )やヘプタキス(2,6−0−ジメ
チル)β−シクロデキストリン(Meβ−CD ) 等
のメチルデキストリンが特に好ましい。
本発明において培地とは、ブイヨンやペプトン水などの
従来公知の液状培地、あるいは液状培地に寒天、ゼラチ
ン、卵白、血清などを加えて同形にした従来公知の固形
培地を意味するが、好ましいのはSS培地(又はSSB
SS培地及びこれに寒天を】〜z%(w/V)程度添加
し固化したSSA培地である。例えば、SS培地は、通
常、1eあたり、グルタミン学ナトリウム、l−プロリ
ン、塩化ナトリウム、リン酸2水素カリウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウA、m化カルシウム、トリスヒド
ロキシメチルアミンメタンを、それぞれ10,7 、0
,24 。
従来公知の液状培地、あるいは液状培地に寒天、ゼラチ
ン、卵白、血清などを加えて同形にした従来公知の固形
培地を意味するが、好ましいのはSS培地(又はSSB
SS培地及びこれに寒天を】〜z%(w/V)程度添加
し固化したSSA培地である。例えば、SS培地は、通
常、1eあたり、グルタミン学ナトリウム、l−プロリ
ン、塩化ナトリウム、リン酸2水素カリウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウA、m化カルシウム、トリスヒド
ロキシメチルアミンメタンを、それぞれ10,7 、0
,24 。
2.5,0.5. 0.2 、0,1 、0.02 、
6,11?を含む水溶液を濃塩酸でpH7,6に調整し
た後、121℃で15分間オートクレーブで滅菌して得
られる基礎培地に、l−シスチン、硫酸第1鉄、7スコ
ルビン酸、ニアシン、グルタチオンを14あたり、それ
ぞれ4 、1 、2 、0.4 。
6,11?を含む水溶液を濃塩酸でpH7,6に調整し
た後、121℃で15分間オートクレーブで滅菌して得
られる基礎培地に、l−シスチン、硫酸第1鉄、7スコ
ルビン酸、ニアシン、グルタチオンを14あたり、それ
ぞれ4 、1 、2 、0.4 。
10!j含む溶液をミリポアフィルタ−(0,45μ)
で除菌して得られる補液を、基礎培地罠対して1.0
% (V/V )の割合で加えて得られる。
で除菌して得られる補液を、基礎培地罠対して1.0
% (V/V )の割合で加えて得られる。
本発明たおいては、かかる培地にカザミノ酸。
アスコルビン酸及びグルタチオンの必要量が添加され、
更に場合によってはシクロデキストリノ又はその誘導体
の必要量°が添加される。
更に場合によってはシクロデキストリノ又はその誘導体
の必要量°が添加される。
かかる培地を用いた百日咳菌の培養方法及び条件は特に
限定されるものではなく、従来公知の方法及びゃ件を採
用できるが、静置培養よりは振と5培養の方が好ましく
、培養温度は30〜38℃、培養時間はlO〜I 、O
0時間が適当である。
限定されるものではなく、従来公知の方法及びゃ件を採
用できるが、静置培養よりは振と5培養の方が好ましく
、培養温度は30〜38℃、培養時間はlO〜I 、O
0時間が適当である。
培養物(培養培地と菌体)から、生成されたF−HAを
採取する方法3手段も特に限定されるものではなく、公
知の方法9手段を利用できる。例えば、百日咳I相菌(
ボルデテラ・バタシス東浜株)を本発明の培地にて35
℃で48時間培養し、′得られる培養液の遠心上清(p
H8,3)ヲ、I)Hs、o ノ0.01 M v
ンv緩衝液で平衡化した/−イドロキシアパタイト力ラ
ムにかける。そして、l\イドロキシアバタイト力ラム
に吸着された蛋白を、0.5M塩化ナトリウムを含む0
.1.M燐酸緩衝液CpI(7,0)で溶出して蛋白分
画を得る。この蛋白分画を7〜ブトグロビンセフアロー
ス4Bを支持体とするアフィニティークロマトグラフィ
ーに通過せしめ、通過液よりF−HAを得ることができ
る。
採取する方法3手段も特に限定されるものではなく、公
知の方法9手段を利用できる。例えば、百日咳I相菌(
ボルデテラ・バタシス東浜株)を本発明の培地にて35
℃で48時間培養し、′得られる培養液の遠心上清(p
H8,3)ヲ、I)Hs、o ノ0.01 M v
ンv緩衝液で平衡化した/−イドロキシアパタイト力ラ
ムにかける。そして、l\イドロキシアバタイト力ラム
に吸着された蛋白を、0.5M塩化ナトリウムを含む0
.1.M燐酸緩衝液CpI(7,0)で溶出して蛋白分
画を得る。この蛋白分画を7〜ブトグロビンセフアロー
ス4Bを支持体とするアフィニティークロマトグラフィ
ーに通過せしめ、通過液よりF−HAを得ることができ
る。
以下、実施例により本発明を詳述する。
実施例1
通常のSSBSS培地礎培地に、カザミノ酸を10 g
/eとなるように添加し、更にグルタチオンが1.5倍
、アスコルビン酸が20倍になるようKR製した補液を
1.0 % (V/V )の割合で加えた。かくして得
られた改良SSBSS培地ザミノ酸を]Og/’g、7
スコルビン酸を0.4 g / l ’、グルタチオン
を0,15971含む)と、これに更’に111/lの
Meβ−CDを添加した培地を用いて、それぞれに百日
咳工相菌東浜株を1.5X10”個/−となるように接
種し、35℃で振とう培養を行なった。培養時間と培養
物中に生成した赤血球凝集価の量(凝集価)との関係は
、第1図に示した通りであった。
/eとなるように添加し、更にグルタチオンが1.5倍
、アスコルビン酸が20倍になるようKR製した補液を
1.0 % (V/V )の割合で加えた。かくして得
られた改良SSBSS培地ザミノ酸を]Og/’g、7
スコルビン酸を0.4 g / l ’、グルタチオン
を0,15971含む)と、これに更’に111/lの
Meβ−CDを添加した培地を用いて、それぞれに百日
咳工相菌東浜株を1.5X10”個/−となるように接
種し、35℃で振とう培養を行なった。培養時間と培養
物中に生成した赤血球凝集価の量(凝集価)との関係は
、第1図に示した通りであった。
なお、F−HAの赤血球凝集価の測定は、以下の如きM
asry (J 、 Gen 、 Mierobiol
、 7 。
asry (J 、 Gen 、 Mierobiol
、 7 。
p201−210.1952年)の改良法によって行な
った。即ち、マイクロタイター用Vプレートを用い、2
倍ずつ希釈したサンプル液0.05mに、等量の固定ニ
ワトリ血球(0,6%)を混合し、良く攪拌し室温にて
1時間放置後、完全に赤血球が凝集したものの最大希釈
倍数を、赤血球凝集価とした。
った。即ち、マイクロタイター用Vプレートを用い、2
倍ずつ希釈したサンプル液0.05mに、等量の固定ニ
ワトリ血球(0,6%)を混合し、良く攪拌し室温にて
1時間放置後、完全に赤血球が凝集したものの最大希釈
倍数を、赤血球凝集価とした。
第1図から、従来F−HAの産生には不適とされていた
振と5培養においても、本発明の培地を用いれば、48
時間後の赤血球凝集価が、Meβ−CDが無添加の場合
は21になり、Meβ−CDを添加した場合には29に
もなっていることがわかる。なお、静り培養の場合には
、約120時間後に2g程度になり、本発明の方法が工
業的実施に優れている。
振と5培養においても、本発明の培地を用いれば、48
時間後の赤血球凝集価が、Meβ−CDが無添加の場合
は21になり、Meβ−CDを添加した場合には29に
もなっていることがわかる。なお、静り培養の場合には
、約120時間後に2g程度になり、本発明の方法が工
業的実施に優れている。
実施例2
実施例1と同じ改良SSB培地に、各種シクロデキスト
リン又はその誘導体を11 / l添加した培地を用い
て、それぞれ属百日ぜきI相菌東浜株を1.OX 10
°個/II+/となるように接種し、35゛Cで振とう
培養を行なった。培養48時間目と72時間目に、培養
物中に生成したF −4Aの量(凝集価)は、第1表に
示した通りであった。
リン又はその誘導体を11 / l添加した培地を用い
て、それぞれ属百日ぜきI相菌東浜株を1.OX 10
°個/II+/となるように接種し、35゛Cで振とう
培養を行なった。培養48時間目と72時間目に、培養
物中に生成したF −4Aの量(凝集価)は、第1表に
示した通りであった。
第1表
第1表より、シクロデキストリンよシもメチル化誘導体
の方が優れておシ、その中でも特にMeβ−CD が
有効なことがわかる。
の方が優れておシ、その中でも特にMeβ−CD が
有効なことがわかる。
第1図は、本発明において、百日ぜき菌の培養物中に生
成するF−HAの量(赤血球凝集価)と培養時間の関係
を示す。 特許出願人 帝人株式会社 手続補正書 昭和58年3月25日 特許庁長官殿 昭和58年3月23日付の特許出願 −−□□−−−−−−−−;=−−=徊七−=2、発明
の名称 繊維状赤血球凝集素の製法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 大阪市東区南本町1丁目11番地 (300)帝人株式会社 代表者 徳 末 知 夫(ほか1名 第1 m 、) 土奮養 88 間 (0今)
成するF−HAの量(赤血球凝集価)と培養時間の関係
を示す。 特許出願人 帝人株式会社 手続補正書 昭和58年3月25日 特許庁長官殿 昭和58年3月23日付の特許出願 −−□□−−−−−−−−;=−−=徊七−=2、発明
の名称 繊維状赤血球凝集素の製法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 大阪市東区南本町1丁目11番地 (300)帝人株式会社 代表者 徳 末 知 夫(ほか1名 第1 m 、) 土奮養 88 間 (0今)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、百日咳菌を、カザミノ酸を0.1〜20g/l、ア
スコルビン酸を0.01〜1g/l及びグルタチオンを
0.1〜s !j/l含有する培地で培養し、培養物か
ら繊維状赤血球凝集素を採取することを@微とする繊維
状赤血球凝集素の製法。 2、培地に、カザミノ酸、アスコルビン酸、グルタチオ
ン以外に1シクロデキストリン又はその誘導体がo、o
o i〜5.9 / /含有されていることな特徴と
する、特許請求の範囲第1項記載のゆ維状赤怖球R象素
の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58047268A JPS59175439A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 繊維状赤血球凝集素の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58047268A JPS59175439A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 繊維状赤血球凝集素の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59175439A true JPS59175439A (ja) | 1984-10-04 |
JPS64929B2 JPS64929B2 (ja) | 1989-01-10 |
Family
ID=12770546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58047268A Granted JPS59175439A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 繊維状赤血球凝集素の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59175439A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4849358A (en) * | 1987-04-24 | 1989-07-18 | The Research Foundation For Microbial Diseases Of Osaka University | Method for culturing bordetella pertussis, a pertussis toxoid and a pertussis vaccine |
EP0427462A1 (en) | 1989-11-06 | 1991-05-15 | SMITHKLINE BEECHAM BIOLOGICALS (S.A.), formerly SMITHKLINE BIOLOGICALS (S.A.) | Process |
JP2016530891A (ja) * | 2013-09-13 | 2016-10-06 | グラクソスミスクライン バイオロジカルズ ソシエテ アノニム | ボルデテラ属種の工業規模培養のための合成培地 |
-
1983
- 1983-03-23 JP JP58047268A patent/JPS59175439A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4849358A (en) * | 1987-04-24 | 1989-07-18 | The Research Foundation For Microbial Diseases Of Osaka University | Method for culturing bordetella pertussis, a pertussis toxoid and a pertussis vaccine |
EP0427462A1 (en) | 1989-11-06 | 1991-05-15 | SMITHKLINE BEECHAM BIOLOGICALS (S.A.), formerly SMITHKLINE BIOLOGICALS (S.A.) | Process |
JP2016530891A (ja) * | 2013-09-13 | 2016-10-06 | グラクソスミスクライン バイオロジカルズ ソシエテ アノニム | ボルデテラ属種の工業規模培養のための合成培地 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS64929B2 (ja) | 1989-01-10 |
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