JPS5917439B2 - スペクトルパラメ−タの差分符号化方式 - Google Patents

スペクトルパラメ−タの差分符号化方式

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JPS5917439B2
JPS5917439B2 JP55127454A JP12745480A JPS5917439B2 JP S5917439 B2 JPS5917439 B2 JP S5917439B2 JP 55127454 A JP55127454 A JP 55127454A JP 12745480 A JP12745480 A JP 12745480A JP S5917439 B2 JPS5917439 B2 JP S5917439B2
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JP
Japan
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spectral
spectral parameters
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differential encoding
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JP55127454A
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JPS5752098A (en
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康彦 新居
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Panasonic Mobile Communications Co Ltd
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Matsushita Communication Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は音声分析合成系におけるスペクトルパラメータ
の差分符号化方式に関するもので、スペクトル情報を圧
縮することを目的としている。
3分析合成方式とは離散的音声信号に一定長の窓関数
、例えば30msec長の一・ミング窓等を掛けて切り
出した有限個のデータから音声のスペクトル情報を表現
するパラメータ(スペクトルパラメータ)と音源情報を
表現するパラメータ(音源パラ 3メータ)とを分離し
て抽出し、抽出したパラメータを用いて元の音声信号を
復元するものである。この時分析窓を一定時間長(たと
えば5mmsec)ずつ移動させながら、それぞれのパ
ラメータを抽出する。このようにして抽出したパラメー
タを一旦符号化して伝送または記憶しておき、受信側ま
5 たは記憶装置から読み出した後に復号化し、復号化
したパラメータを用いて元の音声を合成する。音声のス
ペクトル情報を表わすパラメータとしては8〜10個の
線形予測係数、あるいは偏自己相関係数(RARCOR
係数)などがある。線形予0 測係数では符号化する際
にパラメータ当り10ビット前後の情報量が必要となる
が、PARCOR係数では次数に応じて10〜4ビット
の情報量で良く、従つて線形予測係数を使うよりも少な
い情報量で元の音声が復元できる利点がある。5 本発
明はこのような音声分析合成方式において、スペクトル
パラメータを差分符号化し、スペクトルパラメータの情
報を圧縮して高能率の音声分析合成方式を提供するもの
である。
以下10次までのPARCOR係数を用いた実施例につ
いて説明すクる。PARCOR係数ki(i■ 1、2
、3、・ ・ ・ ・ ・ ・、10)は!ki1<1
の範囲の値であるが、これを符号化するために、まず量
子化を行なう必要がある。
量子化に必要なビット数はkiの次数によつ5 て異な
り、スペクトル感度の高い低次のPARCOR係数は多
くのビット数を要し、感度の低い高次の係数は少ないビ
ット数ですむ。例えばパラメータ当りのスペクトル歪を
O、3dBとするために必要な量子化ビット数1Ni1
li0■1は次の9 ようになる。INiIlV■1−
(11)8、6、6、6、5、5、5、4、4)・・・
・・・(1)5本発明では合成音声の品質を劣化させる
ことなく、量子化ビット数を削減するためにスペクトル
パラメータの差分を量子化した後符号化すると共に、隣
接する2フレーム間の歪距離Dが一定値以下の場合には
スベクトルパラメータを前フレームの値に置きかえるよ
うにしてフレームレートを下げるようにしている。
第1図はKiの変化分(差分)の絶対値 1ΔKilの確率密度関数Pi(x)を実験的に求めた
ものである。
同1図において、1は1ΔKilの確率密度関数、2は
1△K2I〜1ΔK,Olの確率密度関数を示している
。1△K,l〜1△K,。
lの確率密度は極めてよく一致しており、同一の指,数
関係でよく近似できる。1△Kllの分布は0〜0.0
4の範囲に集中し、この範囲では指数関数で近似できる
が、0.04〜0.25の範囲にも無視できない程度に
分布が存在する。
しかしながら、第1図の1のように2つの指数関数を組
み合せることによつて、ほぼ近似できる。第1図の確率
密度関数Pi(x)を用いて、△KiをNiビツトに最
適量子化した時の量子化誤差の分散EQiは次式で算出
される。
一方、文献「 LPCパラメータのスペクトル感度解析
」 (日本音響学会講演論文集3 − 2 − 21,
昭和53年5月)によれば、パラメータ当りのスペクト
ル歪σDBは、スペクトル感度をs者として、次式で与
えられる。
(3)式の△KiはスベクトルパラメータKiの変動分
である。
今、この変動分を量子化誤差の標準偏差に置き換えれば
、σDBは量子化誤差に起因するスペクトル歪を表わす
ことになる。すなわち、パラメータ当りのスペクトル歪
が等しくσDBとなるようにΔKiを量子化するために
必要なビツト数Niは(2)、(4)式から決定できる
。たとえば、フレーム周期10msecで、σDB=0
.3dBとしたときのビツト数Niは、となり、Kiを
直接量子化する場合(( 1)式)にくらべて23%の
スペクトル情報が削減される効果がある。
次に、フレームレートを下げる方法について説明する。
本発明では、隣接するフレーム間の歪距離Dを次式で定
義し、Dが一定値以下の場合は前フレームのKiを繰り
返して使用するようにして、フレームレートの低減を図
つている。(6)式で、△Kiは△Kiを量子化した値
である。
△Kiの代りに△Kiを用いても良い。nはフレーム番
号である。今、第nフレームのKiの値を第(n−1)
フレームの値に置き変えることによって生じるスペクト
ル歪DSnは(4)、(6)式を用いて、と表わされる
すなわち、(6)式で定着した歪距離Dはk・ の置き
換えによつて生ずるスペクトル歪を表わすパラメータで
ある。コンピユータシミユレーシヨンによつて、種々の
Dに対する音声を合成して品質を評価した結果(第2図
)D−20〜25程度まで(σDB=0.3dBとして
、歪は6dB〜7.5dBとなる)は品質の劣化は僅か
で、フレームレートがおよそ20%低減できる効果があ
つた。
差分符号化による情報削減効果を加算すればおよそ40
%の情報圧縮が実現できる。第3図は符号化処理装置の
構成を示すもので、同図において、11は第nフレーム
のスペクトルパラメータKi(n)の入力端子、12は
符号化されたスペクトルパラメータK(n)の出力端子
、13は量子化ビツト数Niをセツトする端子、14は
歪距離の閾値Dfをセツトする端子、15はスペクトル
パラメータKi(n)の復元値玉1(n)の復調誤差の
許容値Eiをセツトする端子である。
16は減算器で、Ki(n)と1フレーム前の復元値?
(n−1)との差分△Ki(n)を計算する。
17は△Ki(n)をNiビツトに最適量子化する量子
化器、18はゴ(n−1)と△交1(n)を加算して復
元値′Ki(n)を計算する加算器、19はKi(n)
とKi(n)の差の絶対値すなわち復調誤差の絶対値E
i(n)を演算する演算器である。
20は比較器で、Ei(n)が許容値Ei以下のとき切
換スイツチ21をA側に切換え、許容値をこえた時はB
側へ切換えるようにしている。
すなわち、パラメータKi(n)の変化が大きすぎて過
負荷歪が増大した時のみKi(n)を直接線形量子化す
るようにしている。22はそのための線形量子化器であ
る。
23は切換スイツチ21の出力が加えられるゲートで、
このゲートの出力は遅延メモ1J24に記憶される。
25は(7)式を演算する演算部である。
k1(n)からKlO(n)までの量子化が終了した段
階で歪距離Dを計算し、比較器26で一定値Dtと比較
する。Dが一定値D,以下の時はGATEを閉じてDE
LAYの更新をインヒビツトし、Dが一定値をこえる時
はゲート23を開けて遅延メモリ24の内容を更新する
ようにしてフレーム相関の制御を行なつている。27は
符号化器で、フレーム毎に符号化を行なうものである。
以上の説明から明らかなように、本発明ではスペクトル
パラメータの差分を符号化すると共に、隣接する2フレ
ーム間の歪距離Dが一定値以下の時はスペクトルパラメ
ータを前フレームの値に置き換えるようにしているため
、合成品質をほとんど劣化させることなくスペクトル情
報をおよそ40%削減できる効果がある。さらに、本発
明ではスペクトルパラメータの復調精度に許容限界を設
けて、復調誤差が許容値をこえる時は差分符号化を中止
してパラメータ値を直接符号化するようにしているため
、合成品質の劣化を最小限とすることができる特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はスペクトルパラメータの差分値の確率密度関数
を示す図、第2図は合成音声の自然性を表わす図、第3
図は本発明の一実施例によるスベクトルパラメータの差
分符号化の処理装置のプロツク図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 音声を分析して抽出したスペクトルパラメータを差
    分符号化し、復元精度がパラメータ次数ごとに定めた許
    容値を越える時のみ差分符号化を中止してパラメータ値
    を直接符号化すると共に、前フレームと当該フレーム間
    の歪距離が許容値以下の時は当該フレームのスペクトル
    パラメータを前フレームの値に置き換えるようにしたこ
    とを特徴とするスペクトルパラメータの差分符号化方式
JP55127454A 1980-09-11 1980-09-11 スペクトルパラメ−タの差分符号化方式 Expired JPS5917439B2 (ja)

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JPS5752098A JPS5752098A (en) 1982-03-27
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US4625286A (en) * 1982-05-03 1986-11-25 Texas Instruments Incorporated Time encoding of LPC roots
JPS5981700A (ja) * 1982-11-01 1984-05-11 三洋電機株式会社 音声合成装置
JPS5981699A (ja) * 1982-11-01 1984-05-11 三洋電機株式会社 音声合成装置

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JPS5752098A (en) 1982-03-27

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