JPS5917405Y2 - 液体霧化装置 - Google Patents

液体霧化装置

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JPS5917405Y2
JPS5917405Y2 JP8864678U JP8864678U JPS5917405Y2 JP S5917405 Y2 JPS5917405 Y2 JP S5917405Y2 JP 8864678 U JP8864678 U JP 8864678U JP 8864678 U JP8864678 U JP 8864678U JP S5917405 Y2 JPS5917405 Y2 JP S5917405Y2
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JP
Japan
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liquid
nozzle
paint
air
annular air
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JP8864678U
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JPS556052U (ja
Inventor
英治 斉藤
Original Assignee
日本ランズバ−グ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧縮空気を利用する液体霧化装置に関するも
のである。
更に詳述すれば、本考案は、中心部に設けられた液体噴
出口と、これを略同心的に取囲む環状空気噴出口とを具
備していて、液体噴出口から放出された液体流に空気噴
出口を通して高速度で放出される霧化空気流を噴射して
、主としてこの空気流噴射による機械的な力によって液
体を微粒子状に霧化させる形式の液体霧化装置の改良に
関するものである。
上記したような空気力を利用する形式の液体霧化装置は
、液体塗料を用いる噴霧塗装作業の分野、および例えば
粉末ミルク、粉末洗剤その他の粉末状製品の製造工程に
おける原料液体の微粒化乾燥作業の分野、などにおいて
広く使用されているが、従来のこの形式の液体霧化装置
は、液体噴出口が環状空気噴出の中心に設けられた1個
の比較的直径の大きい円形孔、または環状空気噴出口と
同心的な環状細隙によって形成されているので、液体噴
出口から放出される液体流は略円形の断面を有する比較
的太い液柱、または中空円筒状に連続しだ液膜の形態を
有しており、このような形態の液体流に環状空気流を噴
射して破断せしめても極めて小さい粒径の微粒子に霧化
させることが困難であるばかりでなく、霧化された液体
微粒子の粒径均斉度が低いために、噴霧塗装の場合には
良質の塗装が得られないし、また粉末状製品の製造の場
合には、形式される粉末の粒度および乾燥度が不均斉と
なり製品の品質が低下するという欠点があり、霧化され
る液体の粘度が高粘度であれば上記の欠点は更に著しく
なるものである。
このような欠点を防止するために、例えば環状空気放出
口に供給される圧縮空気の圧力を高くして放出空気流の
速度を増大させたり、液体噴出口から放出させる液体の
流量を減小させたりするような方法が行なわれて成る程
度の効果は得られたけれど、充分な成果は達成されてい
ない。
本考案の目的は、空気放出口に供給される圧縮空気に高
い圧力を有せしめて放出空気流の速度を増大させたり、
また液体噴出口から放出される液体の流量を減少させた
りする要なしに、広範囲に亘る粘度の液体を極めて小さ
い粒径を有し、しかも粒径均斉度の高い液体微粒子に霧
化させることができる空気力利用形式の液体霧化装置を
提供することである。
本考案に従かう液体霧化装置は、中心部に設けられた液
体噴出口と、これを略同心的に取囲む環状空気噴出口と
を具備していて、液体噴出口から放出された液体流に空
気噴出口を通して高速度で放出される空気流を噴射して
液体を微粒子状に霧化させる形式の液体霧化装置におい
て、環状空気噴出口により取囲まれた液体噴出口を、環
状空気噴出口に近接させ、かつ空気噴出口と同心の円に
沿って略等しい短い相互間隔で配列された多数の細孔に
よって形成させたものである。
上記のような構成を有せしめた本考案の液体霧化装置に
あっては、液体噴出口から放出される液体は、各細孔を
通過することによって略円形に並んだ多数の細い液系の
状態に分割されて流出し、この多数の細い液系に環状空
気噴出口から放出される霧化用空気流が作用して、各液
系が前方に伸びるに従がってそれぞれその先端部分が次
々に切断されて微細な液体微粒子に霧化されるものであ
って、比較的太い液柱または中空円筒状の連続液膜に霧
化用空気流を作用させて液体霧化を行なう従来装置に較
べて、極めて小さい粒径を有し、しかもその粒径分布幅
が狭くて粒径均斉度の高い液体微粒子に霧化させること
ができる。
以下、添付図面を参照して、本考案の実施例について説
明すると、図面の第1図は本考案に従かう液体塗料霧化
装置を設けた液体塗料噴霧静電塗装銃の頭部を示す部分
的裁断側面図であり、第2図は第1図に示す静電塗装銃
の頭部の前面図である。
図示の液体塗料霧化装置は、それぞれ絶縁材料で作られ
た塗料ノズル部材1と、ノズル外囲部材2と、ノズルキ
ャップ3とから或っていて、絶縁材料製の環状締付はナ
ツト4によりノズルキャップ3を静電塗装銃の絶縁材料
製銑本体5の前端部に締付は固定させることによって、
静電塗装銃の塗料噴霧、ノズルを形式している。
塗料ノズル部材1は、第1図に示すように、比較的直径
の小さい円柱状茎部6と、比較的大きい直径を有しその
周側壁に狭い一様な間隔で軸線に略平行な多数の浅くて
幅の狭い三角溝7を設けられた円柱状前端部8とを有し
ており、ノズル外囲部材2は、液体ノズル部材1の円柱
状前端部8の直径、すなわち三角溝7の山部で測った直
径と等しい内径とそれより若干大きい外径とを有し比較
的壁厚の小さい円筒状前端部9と、前端部9と等しい内
径およびそれより相当大きい外径を有し比較的壁厚の大
きい円筒状基台部10とを有し、円筒状基台部10の前
端面には空気室を形成する比較的大きい環状溝11が設
けられていて、塗料ノズル部材1の外側にノズル外囲部
材2を嵌合させると、塗料ノズル部材1の円柱状前端部
8の周側壁に設けられた多数の三角溝7の外向き開放部
がそれぞれノズル外囲部材2の円筒状前端部9の内周壁
によって閉塞されて、三角溝7の数と同数の三角形細孔
が狭い相互間隔で円形に配列された液体塗料噴出口が形
成され、また塗料ノズル部材1の円柱状茎部6とノズル
外囲部材2の円筒状基台部10との間には上記液体噴出
口すなわち各三角形細孔に連通ずる環状塗料溜り12が
形成されるようになっている。
ノズルキャップ3には、ノズル外囲部材2の円筒状基台
部10の外周壁に適合する円筒形後部内周壁13と、ノ
ズル外囲部材2の円筒状前端部9の外径より若干大きい
前端内径を有して後方に向って広がる円錐形前部内周壁
14とを有し、後部内周壁13の前端と前部内周壁14
の後端との間にノズル外囲部材2の円筒状基台部の前端
面の外縁部と係合する肩部15が形式された内部空洞を
有していて、ノズル外囲部材2の外側にノズルキャップ
3を嵌合させノズルキャップの内部空洞の肩部15をノ
ズル外囲部材2の円筒状基台部10の前端面に係合させ
た状態で締付はナツト4によりノズルキャップ3を鏡本
体5に取付けると、ノズル外囲部材2の円筒状前端部8
の外周壁前端とノズルキャップ3の内部空洞の前部内周
壁14の前端との間に、空気室を形成する環状溝11に
連通した幅の狭い環状空気噴出口16が形式される。
本考案に従って上記のように形成された塗料噴霧ノズル
の液体塗料噴出口を形式する多数の三角形細孔は、環状
塗料溜り12から鏡本体5に設けられた塗料通路17、
適当な制御弁、塗料供給ホースを経て液体塗料供給源に
連結され、空気噴出口16は、空気室として作用する環
状溝11からノズル外囲部材2の円筒状基台部10に適
当に設けられた空気供給路18、鏡本体5に設けられた
霧化用空気通路19、適当な制御弁、空気供給用ホース
を通して適当な圧縮空気供給源に連結される。
なお、図示の実施例にあっては、塗料ノズル部材1の中
心部を貫通して、尖鋭な先端部を有する塗料噴霧荷電用
電極20がその先端部を塗料ノズル部材1の前端面から
前方に短い距離だけ突出するように取付けられていて、
この電極20の後端は、適当な弾性接続導体21.鏡本
体5に設けた孔内に配置された高抵抗を有する抵抗器2
2、高電圧ケーブルおよび電磁作動形または空気作動形
の適当な高電圧用電気開閉器を通して適当な高電圧直流
電源に接続され、またノズルキャップ3の前端面には、
その中心の両側に互いに離隔させかつ対向させてl対の
角状突起23を設けて各角状突起の内側壁にそれぞれ例
えば2個宛の噴霧整形用空気噴出孔24を穿孔し、各空
気噴出孔24を各角状突起内部に設けた空気供給路25
、ノズルキャップ3の後端面と鏡本体5の前端面との間
に形成される環状空気室26、鏡本体5に設けた整形用
空気通路27、適当な制御弁、空気供給ホースを通して
適当な圧縮空気供給源に連結させるようにしである。
上記のような構成を有する塗料噴霧ノズルを設けた静電
塗装銃を用いて塗装作業を行なうと、塗料通路17から
環状塗料溜す12を通して液体塗料噴出口を形成してい
る円形配列の多数の三角形細孔に供給された液体塗料の
流れは、中空円筒状に並んだ多数の細い液系の状態に分
割されて各三角形細孔から流出し、この多数の液系が前
方に向って伸びるに従ってそれぞれその先端部分がそれ
らの外方を取囲む幅の狭い環状空気噴出口から放出され
る霧化用空気流によって次々に切断されて略均−な粒径
を有する微細な塗料微粒子に霧化されて、直流高電圧を
印加された荷電用電極20により形成される高度イオン
化区域を通過して荷電されかつ噴霧整形用空気噴出孔2
4から放出される整形用気流により噴霧パターンを整形
された後、荷電用電極20と被塗装物との間に形成され
る静電界によって導かれて被塗装物表面に塗装する。
従って、本考案に従がう塗料噴霧ノズ゛ルを設けた静電
塗装銃を使用すれば、従来の空気力利用形式の塗料噴霧
ノズルを設けた静電塗装銃に較べて著しく良質の塗装を
行なうことが可能である。
上記実施例においては、塗料ノズル部材1の円柱状前端
部8の周側壁に設ける多数の三角溝7を設けるものとし
て説明したが、これら各溝の断面形状は必ずしも三角形
であることを要せず、半円形、矩形、台形など適当な形
状としてよく、また上記実施例では、塗料ノズル部材1
の前端部8を円柱状に形成してその周側壁に多数の浅く
て狭い溝7を設け、その外側にノズル外囲部材2の円筒
状前端部9を嵌合させて軸線に略平行な細孔を形成させ
たが、所望ならば、塗料ノズル部材1の前端部8を円錐
台状に形成してその周側壁に多数の溝7を設け、その外
側に嵌合させるノズル外囲部材2の前端部9を円錐殻状
に形成させることによって、軸線に対して前床がりに傾
斜した多数の細孔を形成させることもできる。
図示した液体霧化装置は、液体塗料の噴霧静電塗装銃の
塗料噴霧ノズルに対して本考案を実施した実施例である
ために、塗料ノズル部材1の中心部を貫通して塗料を噴
霧荷電用電極20を設けて塗料噴霧の荷電を行ない、ま
たノズルキャップ3の前端面に1対の角状突起23を設
けてその空気噴出孔24から噴霧パターン整形用空気流
を放出させるようにしであるが、粉末状製品の製造に使
用する原料液体微粒化乾燥用の液体霧化装置に本考案を
実施する場合には、図示の実施例における荷電用電極2
0、角状突起23、噴霧整形用空気噴出孔24などを設
ける要がないことは勿論であり、本考案を実施した液体
霧化装置によって原料液体の噴霧乾燥を行えば、上記し
た液体塗料の場合と同様に、原料液体は略均−な極めて
小さい粒径を有する液体微粒子に霧化されて急速かつ一
様に乾燥固定されるため均質でしかも乾燥度の一様な微
細な粉末製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図は、本考案に従がって形成された塗料噴霧
ノズルを有する液体塗料噴霧静電塗装銃の頭部を示す部
分的裁断側面図である。 第2図は、第1図に示す静電塗装銃の頭部の前面図であ
る。 図において、1は塗料ノズル部材、2はノズル外囲部材
、3はノズルキャップ、4は環状締付はナツト、5は鏡
本体、6は塗料ノズル部材の円柱状茎部、7は三角溝、
8は塗料ノズル部材の円柱状前端部、9はノズル外囲部
材の円筒状前端部、10はノズル外囲部材の円筒状基台
部、11は環状溝、12は環状塗料溜り、14はノズル
キャップ内部空洞の前部内周壁、16は環状空気噴出口
、17は塗料通路、19は霧化用空気通路、20は塗料
噴霧荷電用電極、22は抵抗器、23は角状突起、24
は噴霧整肘用空気噴出孔、27は整形用空気通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部に設けられていて液体供給源に連結される液体噴
    出口と、上記液体噴出口を略同心的に取囲んでいて霧化
    用空気供給源に連結される環状空気噴出口と、を具備し
    ていて、液体噴出口から放出された液体流に、環状空気
    噴出口を通して高速度で放出される霧化用空気流を噴射
    して、液体を微粒子状に霧化させる形式の液体霧化装置
    であって、上図液体噴出口が、上記環状空気噴出口の内
    側に近接して環状空気噴出口と同心の円に沿って略等し
    い短い相互間隔で配列された多数の細孔によって形成さ
    れていて、液体噴出口から放出される液体が、上記各細
    孔を通して略円形に並んだ多数の細い液系の状態で流出
    することを特徴とする、液体霧化装置。
JP8864678U 1978-06-28 1978-06-28 液体霧化装置 Expired JPS5917405Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8864678U JPS5917405Y2 (ja) 1978-06-28 1978-06-28 液体霧化装置

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JP8864678U JPS5917405Y2 (ja) 1978-06-28 1978-06-28 液体霧化装置

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Publication Number Publication Date
JPS556052U JPS556052U (ja) 1980-01-16
JPS5917405Y2 true JPS5917405Y2 (ja) 1984-05-21

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ID=29015320

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4478370A (en) * 1982-03-19 1984-10-23 Nordson Corporation Air atomizing nozzle assembly
JPS58192483U (ja) * 1982-06-16 1983-12-21 エムデン無線工業株式会社 コネクタ−プラグ
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JPH0641642Y2 (ja) * 1990-07-26 1994-11-02 岩田塗装機工業株式会社 静電塗装用丸吹き専用スプレー装置

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