JPS5917376Y2 - 溶融混合機 - Google Patents

溶融混合機

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Publication number
JPS5917376Y2
JPS5917376Y2 JP9052777U JP9052777U JPS5917376Y2 JP S5917376 Y2 JPS5917376 Y2 JP S5917376Y2 JP 9052777 U JP9052777 U JP 9052777U JP 9052777 U JP9052777 U JP 9052777U JP S5917376 Y2 JPS5917376 Y2 JP S5917376Y2
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JP
Japan
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rotating
rotating means
melting
melted
container
Prior art date
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Expired
Application number
JP9052777U
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English (en)
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JPS5419266U (ja
Inventor
定行 須藤
武長 須藤
Original Assignee
株式会社奈良機械製作所
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Filing date
Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転手段に加熱機能を持たせて溶融効率の向
上を図るとともに、機械内部の清掃性を改善した溶融混
合機に関する。
従来、蝋、松脂、合成樹脂等の溶融性材料の溶融機は、
リボン型、スクリュー型、シグマ−ブレード型、フィッ
シュテール型などのそれ自身の内部には加熱媒体を通さ
ない型の回転攪拌体が使われている。
しかし、これらの回転攪拌体を用いて、例えば溶融時の
粘度が30万センチポイズもあるE、V、A(エチレン
ビニールアセテート)樹脂を溶融しようとする際、該回
転攪拌体は溶融前の固形材料を只単にかぎ混ぜる作用し
かなく、材料を加熱面に強く押し付ける力が弱いため、
非常に長い溶融時間を必要とした。
また、この種の溶融作業にあっては、溶融材料の使用目
的が非常に多岐にわたっているため、その目的に応じて
材料の品種切換え、並びに色換えの頻度が多く、特に色
換えの際は溶融機の内部を殆んど完全に清掃しなければ
ならない。
よって、従来の溶融機にあっては、その都度、細部の部
品に至るまで分解して清掃しなければならない等の欠点
があった。
本考案は、前記の如き欠点を除去すべく回転体の形状を
改良すると共に、回転手段それ自身の内部にも加熱媒体
を通すことによって加熱面積を増大し、たとえ高粘度の
材料であっても、回転体特有の圧縮力によって溶融時間
を大幅に短縮し、さらに、殆んど部品を分解することな
く回転手段を着脱可能とし、溶融機内部の清掃を容易に
行ない得る溶融混合機を提供することを目的とする。
その特徴としては、二重構造の壁面内に加熱媒体を導入
して加熱面を構成した容器内に、隣り合うもの同志は互
いに逆方向に回転する複数の回転手段を設け、これら回
転手段は回転軸に断面が繭形多角形の中空回転体を設け
て威るとともに、互いに隣り合う回転手段の対向する回
転体は、互いに90°ずつ位相をずらして上記回転軸に
装着され、かつ上記中空回転体内部にも加熱媒体を導入
し、上記容器との間で複数の被溶融材料を溶融し、混合
するようにしたことにある。
以下、図示の実施例を参照しながら本考案を詳細に説明
する。
第1図ないし第3図において、1は底部を二つの弧を描
く双胴形に形成したジャケット付胴本体2と、該胴本体
2の軸方向前後部の両開口端を閉塞する二つのジャケッ
ト付側板3,4とから成る容器で、この容器1は上部に
被溶融物質の投入口1′を、下部に同じく排出口1″を
形成しである。
上記胴本体2は二重構造に形成した壁面2aを備え、該
壁面内に水蒸気等の加熱媒体を導入して加熱面2′を構
成している。
上記ジャケット付側板3.4はいずれも着脱自在に上記
胴本体2に嵌人されたもので、このうち側板3は後述す
る可動軸受台と一体になって動かされるものである。
5、。5゜は上記底部に沿って互いに逆方向に回転駆動
される一対の回転手段で、この回転手段51,5□は回
転軸60,62と該軸上に装着された所定数(図示例で
は2個)の中空回転体7を備えている。
該回転体7は断面を繭形で多角形に形成され、上記回転
軸60,6□の内部を通してたとえば水蒸気等の加熱媒
体を導入することができる。
また上記回転体7のうち、同じ回転軸に装着される回転
体はこれを互いに90°ずつ位相をずらして装着し、異
なる回転軸に装着され互いに向き合って設けられた回転
体7は、互いに90°ずつ位相をずらして装着しである
上記回転軸6□、6□は中空に形成され、かつこの内部
軸線上にサイフオン管8を装着した固定軸9を挿通しで
ある。
回転軸6□、6□には上記回転体7内部に連通ずる入口
管10、および出口管102を設けである。
11゜12は上記回転軸61,62に回転継手13を介
して連結した加熱媒体の供給口および排出口である。
上記回転軸60,6゜は上記容器1内においてその先端
部を着脱自在に軸受14に支持され、かつその途中をシ
ール体15を介して上記側板3に固定され、また可動軸
受台16に軸受17を介して支持されており、該可動軸
受台16が基礎台18上で移動することによってこれと
共に移動することができる。
該可動軸受台16には上記基礎台18に配設されたラッ
ク19と噛合するピニオン20が設けてあり、このピニ
オン20の支持軸21を回転させることによって上記回
転軸60,6□を移動させることができる。
22は減速電動機23のスプロケットホイール23 a
に連繋され、駆動力を伝達されるスプロケットホイール
である。
24は上記回転軸61゜6□それぞれ互いに噛合して装
着された動力伝達用の歯車である。
25は上記容器1を載置した取付台で゛ある。
次に本考案装置を使用して高粘度の溶融材料を溶融する
場合を説明する。
まず、溶融しようとするたとえば、蝋、松脂、各種合成
樹脂の単体及び配合体など高粘度の材料を胴本体2と側
板3,4で囲まれた容器1に投入するが、この際、被溶
融材料の使用目的に応じて物性の異なる数種類の材料を
あらかじめ計量し、これらを順次投入して配合割合を一
定にする。
投入された材料は、内部に加熱媒体を保有し、それ自身
が加熱面として働くところの回転手段50,5□の回転
によって強制的に胴本体2のジャケット加熱面2′に押
し付けられながら加熱される。
即ち、回転手段5□、52と胴本体2に囲まれた容積A
は回転手段50,5□の回転と共に減少するため、この
部分の材料は強い圧縮力を回転手段5、。
5゜から受けながら加熱面2′と接触する。
また、この部分の材料層は急激な変形作用をも同時に受
けつつ、加熱溶融される。
この模様を図式的に第4図(a−i)に示す。
さらに回転体7の表面は断面多角形として構成されてい
るため、回転体7に接触している溶融前の材料の滑りを
防止すると同時に、圧縮された材料が回転手段50,5
2と胴本体2との間隙B並びに回転手段5□、5□相互
の間隙Cを通って逃げることを防ぐ。
回転手段5.,5□の列数(実施例では2列)は可能な
限り多数配列することが、溶融混合に関して好ましい結
果を与えるが、何れにしても相隣り合う回転体7は互い
に位相を90°ずらして回転軸6□、6□に固定しであ
るため、回転体7の圧縮に伴って横に逃げる材料を堰止
める役割を果たす。
一方加熱媒体は一般に水蒸気、熱油、また、場合によっ
ては電気ヒータなどが用いられるが、いま、図面に示す
水蒸気の場合について説明すると、飽和水蒸気は軸端に
取付けられた公知の回転継手13より回転軸60,6□
の中空部とサイフオン管の隙間を通って導入され、加熱
媒体入口管10.を通って回転体5内に入る。
ここで熱交換により凝縮したドレンのみが出口管102
を経てサイフオン管8に入り、忘だたび軸端の回転継手
13の中央部より排出口12から排出される。
尚、回転継手13はフレキシブルホース(図示してない
)にて加熱媒体源に接続されている。
所定の溶融混合を終了すれば、胴本体2の下部に備えで
ある排出口1“を開くことにより、被溶融材料は回転手
段5□、5□の圧縮力によって容易に容器1外へ排出さ
れる。
この際、容器1内面や回転体5表面に付着した被溶融材
料が若干残留するが、残留した被溶融材料の成分は配合
通りの均質なものであるので、特に品種切換えや色換え
を行なわない限り、新規に投入する配合成分と同質であ
るため、新・旧材料の混合は実用上全たく問題とならな
い。
また、被溶融材料の品種切換えや色換えの際は、ピニオ
ン軸21の末端に取付けたバンドル(図示してない)を
回転させることによって軸受台16は基礎台18の上を
滑って移動し、回転手段5□、5□は、すべて回転軸6
1,6□と共に胴本体2の外部へ容易に取出される(第
5図)。
そのため、回転手段51゜5□部の清掃が極めて容易で
あり、かつ完全に施行することができる。
この状態では、胴本体2の内部には清掃を邪魔するもの
は何も存在しないので、胴本体2の清掃も極めて容易で
あり、必要に応じて側板4を取外すことによって尚一層
完全な清掃ができる。
以上述べたように、本考案による溶融混合機によれば、
回転手段自身に加熱面としての機能を持たせたので、胴
本体の加熱面との間に被溶融材料を圧縮、変形させなが
ら加熱するので被溶融融材料を効果的に加熱できる。
しかも位相を異にした複数列の回転手段の回転によって
材料層の圧縮変形、並びに解放作用が持続されるため、
材料の溶融部と非溶融部の入れ替りも十分であるため混
合性もよく、極めて短時間の操作で所望の溶融混合を達
成することができる。
加えて、頻繁に要求される品種切換え、色換え等に際し
ても、僅かな手段と時間内で回転手段部と胴本体部を分
離することができるため、付着して残留する材料の清掃
が極めて容易である上、回転体そのものの形状を単純化
したので付着材料の清掃に適しているなど、従来型には
ない実益を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案による溶融混合機の一実施
例を示し、第1図は一部を断面して示す正面図、第2図
は平面図、第3図は容器内を断面にして示す側面図、第
4図aないしiは回転手段相互の圧縮作用を示す概念図
、第5図は第1図の回転手段を分離して示す正面図であ
る。 1・・・・・・容器、2・・・・・・ジャケット付胴本
体、3゜4・・・・・・ジャケット付側板、5□、5□
・・・・・・回転手段、60,62・・・・・・回転軸
、7・・・・・・回転体、8・・・・・・サイフオン管
、10、・・・・・・入口管、102・・・・・・出口
管、16・・・・・・可動軸受台、1′・・・・・・投
入口、1″・・・・・・排出口、2′・・・・・・加熱
面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 二重構造の壁面内に加熱媒体を導入して加熱
    面を構成した容器内に、隣り合うもの同志は互いに逆方
    向に回転する複数の回転手段を設け、これら回転手段は
    回転軸に、断面が繭形多角形の中空回転体を設けて戊る
    とともに、互いに隣り合う回転手段の対向する回転体は
    、互いに90°ずつ位相をずらして上記回転軸に装着さ
    れ、かつ上記中空回転体内部にも加熱媒体を導入し、上
    記容器との間で複数の被溶融材料を溶融し、混合するよ
    うにしたことを特徴とする溶融混合機。
  2. (2)上記回転手段は各々軸方向に沿って複数の回転体
    を装着すると共に各回転体は90°ずつ順次位相を異に
    して配設されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載の溶融混合機。
JP9052777U 1977-07-08 1977-07-08 溶融混合機 Expired JPS5917376Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9052777U JPS5917376Y2 (ja) 1977-07-08 1977-07-08 溶融混合機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9052777U JPS5917376Y2 (ja) 1977-07-08 1977-07-08 溶融混合機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5419266U JPS5419266U (ja) 1979-02-07
JPS5917376Y2 true JPS5917376Y2 (ja) 1984-05-21

Family

ID=29018939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9052777U Expired JPS5917376Y2 (ja) 1977-07-08 1977-07-08 溶融混合機

Country Status (1)

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JP (1) JPS5917376Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723517B2 (ja) * 1985-06-10 1995-03-15 株式会社神戸製鋼所 繊維強化金属複合材料の製造方法
JP4491322B2 (ja) * 2004-10-21 2010-06-30 不二サッシ株式会社 混練機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5419266U (ja) 1979-02-07

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