JPS5917353A - 家庭生ごみの防臭方法及び防臭材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は家庭ごみに伴う臭気の防除に関する。

生活の場で必然的に生出するごみ、ことに家庭ごみの防
臭が要請されている。

そして一般に、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂製の蓋付
容器の使用、あるいはポリエチレン・フィルムなどの合
成樹脂製の袋の使用など、とくに生ごみの遮封は家庭に
広く普及している。これらは、ごみの定期的収簗、その
取扱いの便、あるいは衛生環境保全などの配慮から成立
っていることは論をまつまでもないが、大気露出からの
完全な遮断の困難もあり、臭、気環境保全の立場からは
未だ不満が絶えないところである。

この臭気に着目したものとして、上記蓋付容器の蓋裏に
脱臭剤を装着した脱臭バケツがある。しかし、このよう
な脱臭バケツが広く普及するに至っていない。

上記脱臭バケツの例にも見られる如く、ごみ量、空間容
積と脱臭剤の配分比率の経済性の問題や、さらにはバケ
ツ内部空気の流動も起りにくいため脱臭効果が得られ難
いという問題点が指摘されている。

本発明は斯かる問題に注目してなされたもので、活性炭
を担体に保持させ、該担体とともにごみに接近させ、あ
るいは直接接触させることによって活性炭による防臭効
果を完全に発揮せしめる防臭方法を提供せんとするもの
である。

さらに、上記防臭を効果的に実施する防臭器材として合
成樹脂フィルムからなる担体に活性炭を担持せしめた防
臭シートを提供するものである。

本発明による脱臭剤は粒状あるいは粉状の活性炭が用い
られる。活性炭は、ヤし殻、瀝青炭などの公知の活性炭
を任意に採用することができる。

活性炭の粒度は任意に選択されてよいが、担体への展着
性能や活性炭の表面積を大きく利用することを考慮し、
細粒が望ましい。

活性炭担体となるシートは、ポリエチレン・フィルムな
どの合成樹脂フィルムである。市町村等における収築家
庭生ごみの処理が、埋立に廻されあるいは焼却されてい
る現状では、シート自体が嵩張らず、焼却を考慮してポ
リエチレン・フィルム、ポリ塩化ビニリデン・フィルム
は好適であろう。

活性炭はフィルムの片面あるいは両面に、均一に分散し
て展着される。

活性炭展着シートの加工法の一例を第１図に示す。ロー
ル状のフィルム素材は適宜に設けられたローラに張設さ
れて工程に送られ、終端では再びロール状に捲取られる
。あるいは定形シートに裁断される。

シート表面に活性炭接着のため糊剤をコートする。接着
剤には乾燥同化の糊剤溶液、加熱溶融接着剤の何れでも
よい。ただし、後続工程の乾燥固化工程に対応している
必要がある。安価な糊剤としてはポリビニルアルコール
が選ばれてよい。

次いで害シート表面に、粒状あるいは粉状の活性炭が、
均一に分散して散布され、次工程で乾燥固定され、防臭
シートが得られる。

防臭シートは捲取られ、あるいは定形シートに裁断され
る。該シートの圧着防止のため剥離剤処理を付加するこ
とができる。

上記により得られた防臭シートの一例が第２図にフィル
ム２に活性炭３を展着した防臭シートｌとして示されて
いる。該防臭シートは、家庭ごみ容器の内部に、底面あ
るいは胴面に、あらかしめ適冗広さに展開して使用され
る。また、ごみ容器へごみ投入の適量ごとに、ごみ上に
防臭シートの適宜太さを載置するものである。

もっとも、該防臭シートを素材として、ごみ容器内に敷
設して用途に供する例に従って、ごみ袋に加工して提供
することもできる。

上記の如く、本発明によるときはフィルム・シートを担
体として分散配分されている活性炭が臭気源に接近、あ
るいは直接接触して良好に臭気吸着能力を発揮し、また
、フィルム・シートの被覆による大気遮断、ひいては臭
気の包被と、局部的臭気吸着環境形成によって防臭効果
が向上されるものである。単体では割高の活性炭を経済
的に活用して、しかも安価で使い易（、防臭効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の防臭シートの製造工程の一例を示す説
明図、第２図は防臭シートの説明図である。 ２・・・フィルム、３・・・活性炭。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＋１＋　　フィルムに活性炭を展着してなる防臭素材を
   家庭生ごみに直接接触せしめることを特徴とする家庭生
   ごみの防臭方法。 （２）合成樹脂フィルムの表面に粉粒状活性炭を展着し
   たシートからなる家庭生ごみの防臭材。