JP2006199435A - ごみ箱用消臭装置及び消臭装置付きごみ箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 糞を入れたごみ箱を家に持ち帰る際、或いは、糞の入ったごみ箱の蓋を開けた場合でも周辺の人に不快感を与えることのないごみ箱用消臭装置及び消臭装置付きごみ箱を提供する。
【解決手段】 ごみ箱用消臭装置20は、第1保持手段22と、この第1保持手段22に係脱可能に係合される第2保持手段30と、消臭剤40とを備える。第1保持手段22は、ごみ箱10内側に固定可能に構成されている。第2保持手段30は、消臭剤40を保持可能に構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 ごみ箱用消臭装置20は、第1保持手段22と、この第1保持手段22に係脱可能に係合される第2保持手段30と、消臭剤40とを備える。第1保持手段22は、ごみ箱10内側に固定可能に構成されている。第2保持手段30は、消臭剤40を保持可能に構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ごみ箱内に入れたペットの糞やごみなどから出る悪臭の消臭を行うためのごみ箱用消臭装置及び消臭装置を備えたごみ箱に関するものである。
従来家庭で廃棄された生ゴミはごみ箱内に捨てられていたが、ごみ箱内に捨てられた生ゴミからは強烈な臭気が発生して周辺の人に不快感を与えていた。そこでごみ箱から悪臭が拡散してしまうのを防止するため、ごみ箱の蓋の裏面にスプレー容器(この場合消臭剤が封入されている)を配設した消臭ごみ箱が提案されている。消臭ごみ箱の蓋の表面には押圧ボタンが設けられており、この押圧ボタンが操作されると、蓋の裏面に配設したスプレー容器のノズルから消臭剤が下方に向けて噴霧される。これによって、ごみ箱内で発生した悪臭を消臭して、周辺の人に不快感を与えてしまうのを防止していた(特許文献1参照)。
ところで、近年犬や猫或いはウサギなどのペットが飼われるようになってきており、そのペットの糞から発生する強烈な悪臭が拡散すると周辺の人に不快感を与えてしまう。家庭内で排便した糞はトイレに流すなどの処理を行えるが、散歩中にペットが排便した糞は、散歩中でも容易に持ち運びが可能な携帯用の容器や携帯用の糞入れ(以降ごみ箱と称す)に入れ、蓋を閉じて周辺の人に不快感を与えないようにして家に持ち帰り、その糞をトイレに流したり、生ゴミと一緒にごみ箱に捨てるなどの処理が行われていた。
該ごみ箱には各種の形状や大きさのものがあるが、基本的にはごみを入れる容器形状のごみ箱本体と、このごみ箱本体の開口を閉塞するための蓋とから構成されている。ごみ箱の蓋には各種のタイプがあり、足でペダルを踏むことにより蓋を開けるもの、ヒンジタイプの蓋にバネの付いた蓋などがある。特に、携帯用のごみ箱の蓋としては、ごみ箱本体の開口を蓋に取り付けられたパッキンによって密閉できるものや、パッキン無しでごみ箱本体の開口を蓋で閉塞するものなどがある。
しかしながら、前者の消臭ごみ箱はごみ箱内の強烈な悪臭を消臭することができるが、ごみ箱の蓋の裏面にスプレー容器を取り付けなければならないため、消臭ごみ箱自体が大きくなってしまう。このため、ペットの散歩時に持ち歩くのは不便である。
また、後者の携帯用のごみ箱はペットの散歩時に持ち歩くのに便利であるが、散歩途中でペットが排便した糞をごみ箱に入れて家に持ち帰える際、ごみ箱本体と蓋との僅かな隙間から糞の強烈な悪臭が洩れ出して拡散してしまう。この悪臭によって、周辺の人に不快感を与えてしまうという問題があった。特に、糞の入ったごみ箱を車両で持ち帰る際、車両内が糞の悪臭で充満してしまうという問題もあった。
また、ごみ箱本体の開口を蓋に取り付けられたパッキンによって密閉できるごみ箱では、ごみ箱本体と蓋との隙間から糞の悪臭が洩れ出して周辺の人に不快感を与えてしまうという問題は略解消されるものの、家に持ち帰ってから糞をトイレに流したり、生ゴミと一緒にごみ箱に捨てるなどの処理を行うとき、ごみ箱の蓋を開けるとどうしてもごみ箱内に充満している糞の悪臭が周辺に拡散してしまう。このため、やはり周辺の人に不快感を与えてしまうという問題があった。
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、糞を入れたごみ箱を家に持ち帰る際、或いは、糞の入ったごみ箱の蓋を開けた場合でも周辺の人に不快感を与えることのないごみ箱用消臭装置及び消臭装置付きごみ箱を提供することを目的とする。
即ち、本発明のごみ箱用消臭装置は、第1保持手段と、この第1保持手段に係脱可能に係合される第2保持手段と、消臭剤とを備え、第1保持手段をごみ箱内側に固定可能に構成すると共に、第2保持手段は消臭剤を保持可能に構成されていることを特徴とする。
また、請求項2の発明のごみ箱用消臭装置は、上記に加えて、第2保持手段は通気性を有する網目部を備えていることを特徴とする。
また、請求項3の発明のごみ箱用消臭装置は、請求項1又は請求項2に加えて、第1保持手段の一面には当該第1保持手段をごみ箱内側に固定するための保持部材を設けると共に、他面には第2保持手段が係合可能な係合部を設けたことを特徴とする。
また、請求項4の発明のごみ箱用消臭装置は、請求項3において、保持部材は、両面接着テープであることを特徴とする。
また、請求項5の発明の消臭装置付きごみ箱は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のごみ箱用消臭装置の第1保持手段を、両面接着テープにて蓋に接着固定したことを特徴とする。
更に、請求項6の発明の消臭装置付きごみ箱は、請求項1又は請求項2のごみ箱用消臭装置の第1保持手段を固定するための固定部材を設けたことを特徴とする。
更にまた、請求項7の発明の消臭装置付きごみ箱は、請求項6において、固定部材を蓋に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、第1保持手段と、この第1保持手段に係脱可能に係合される第2保持手段と、消臭剤とを備え、第1保持手段をごみ箱内側に固定可能に構成すると共に、第2保持手段は消臭剤を保持可能に構成されているので、例えば一般に市販されているごみ箱に第1保持手段を固定することができる。これにより、消臭装置の付いていないごみ箱に消臭装置を取り付けることが可能となる。従って、消臭剤にてごみ箱内の悪臭を消臭することができるので、ごみ箱から外部に悪臭が洩れ出てしまうなどの不都合を阻止することができ、ごみ箱周辺に悪臭が漂ってしまう不快感を取り除く効果を大幅に向上することができるようになる。
また、第2保持手段は第1保持手段に係脱可能に係合されるので、第1保持手段に係合した第2保持手段を外せば、第2保持手段に保持した消臭剤を容易に交換することができる。これにより、例えば消臭剤の消臭効果が劣化した場合に消臭剤を交換すれば、第2保持手段に消臭効果の高い新たな消臭剤を保持することが可能となる。従って、ごみ箱内に取り付けた消臭剤の消臭効果を常に良好な状態に保つことができ、ごみ箱用消臭装置の利便性を極めて向上することができるようになるものである。
特に、第1保持手段をごみ箱内側に固定可能に構成しているので、例えば、犬などのペットを散歩させる際、ペットの糞を入れて持ち帰るための消臭装置の付いていない携帯用糞入れ或いは容器などの蓋にも消臭装置を取り付けることができる。これにより、ペットの糞を入れたごみ箱から、糞の悪臭が周辺に拡散してしまうのを未然に阻止することができるので、糞の悪臭で他の人に不快感を与えてしまう不都合を防止することができる。また、自動車などでペットの糞を持ち帰る際、自動車内に糞の悪臭が充満してしまうなどの不快感を確実に阻止することが可能となる。従って、ごみ箱用消臭装置の利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
また、請求項2の発明によれば、上記に加えて、第2保持手段は通気性を有する網目部を備えているので、第2保持手段にて保持した消臭剤とごみ箱内とを連通することが可能となる。これにより、ごみ箱内に充満した悪臭を、第2保持手段に保持した消臭剤で確実に消臭することができるようになる。
また、請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2に加えて、第1保持手段の一面には当該第1保持手段をごみ箱内側に固定するための保持部材を設けると共に、他面には第2保持手段が係合可能な係合部を設けたので、例えば一般に市販されているごみ箱内側に第1保持手段を固定し、この第1保持手段の係合部に第2保持手段を係合させることができる。これにより、ごみ箱内に消臭装置を取り付けることができる。従って、ごみ箱内の悪臭を消臭することが可能になって、ごみ箱内の悪臭が周辺に拡散してしまうなどの不都合を未然に防止することができるようになる。
また、請求項4の発明によれば、請求項3において、保持部材は、両面接着テープであるので、例えば、消臭装置を取り付けるための取付具が設けられていないごみ箱内や蓋付き容器内に第1保持手段を接着固定することができる。これにより、一般に市販されているごみ箱内やペットの糞を入れるための容器内に消臭剤を取り付けることができる。従って、絵柄や模様、或いは、色合いなど自分の好みに合った容器をごみ箱として利用することができるようになり、ごみ箱用消臭装置の利便性を極めて向上することができるようになるものである。
また、請求項5の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のごみ箱用消臭装置の第1保持手段を、両面接着テープにて蓋に接着固定したので、例えば一般に市販されているごみ箱の蓋に第1保持手段を固定し、第1保持手段の係合部に第2保持手段を係合させれば、ごみ箱内に消臭装置を取り付けることができる。これにより、ごみ箱内の悪臭を消臭することが可能になる。従って、ごみ箱内の悪臭が周辺に拡散してしまうなどの不都合を未然に防止することができるようになる。
特に、第1保持手段を両面接着テープにてごみ箱の蓋に接着固定することにより、ごみ箱にごみを入れる際、消臭装置が邪魔になってしまうのを防止することが可能となる。これにより、ごみ箱の使い勝手が悪化してしまう不都合を防止することができるので、ごみ箱用消臭装置の利便性を更に向上することができる。また、例えば従来のごみ箱ではごみ箱本体と蓋との隙間からごみ箱内部の悪臭が外部に洩れ出て周辺に拡散してしまうことになるが、蓋に消臭剤を取り付けることにより、ごみ箱本体と蓋との間に溜まった悪臭を効果的に除去することができ、ごみ箱用消臭装置の利便性を極めて向上することができるようになるものである。
更に、請求項6の発明によれば、請求項1又は請求項2のごみ箱用消臭装置の第1保持手段を固定するための固定部材を設けたので、例えば、請求項7の如く、固定部材を蓋に設ければ、ごみ箱用消臭装置をネジやボルトなどで蓋に固定することができる。これにより、第1保持手段を強力、且つ、確実に蓋に固定することが可能となる。従って、消臭剤がごみ箱から脱落してしまうなどの不都合を確実に防止することができるようになるものである。
本発明は、ごみの悪臭がごみ箱から洩れ出てしまうのを防止するため、ごみ箱内に消臭剤を取り付けることを特徴とする。ごみ箱の蓋に固定した第1保持手段に、係脱可能に係合した第2保持手段に消臭剤を着脱可能に保持するだけの簡単な構造でごみ箱内に消臭剤を取り付けて実現した。
次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の一実施例のごみ箱用消臭装置20が取り付けられたごみ箱10の斜視図、図2はごみ箱10を構成する蓋16の裏面図、図3は同図2の蓋16の縦断側面図をそれぞれ示している。ごみ箱用消臭装置20は、ごみ箱10内の悪臭を消臭するためのもので、図1に示すように上面に開口12Aを有する容器形状のごみ箱本体12と、このごみ箱本体12の開口12Aを閉塞する蓋16とから構成されるごみ箱10内に取り付けられて使用される。
ごみ箱10は、一般に家庭で生ゴミ入れとして使用されている合成樹脂性のもので、高さ約500mm〜550mm、直径約450mm〜500mmの大きさのごみ箱本体12と、このごみ箱本体12の開口12Aを閉塞する蓋16とから構成されている。このごみ箱10は図1矢印で示すように、ごみ箱本体12の開口12Aが蓋16で閉じられることにより、ごみ箱10内が略密閉できるようになっている。
該ごみ箱10は、閉じた蓋16によってごみ箱本体12内に入れた生ゴミを見えないように構成すると共に、入れた生ゴミが犬や猫或いはカラスなどにより荒らされないようになっている。また、閉じた蓋16によって、ごみ箱本体12内に入れた生ゴミの悪臭が洩れ出ないようになっている。しかしこのようなごみ箱10は、従来例で示した如きごみ箱本体12と蓋16との間に僅か隙間が有り、その隙間からごみ箱本体12内に入れた生ゴミの悪臭が洩れ出てしまっていた。
また、ごみ箱本体12と蓋16との間に例えばパッキン(図示せず)を入れて密閉した場合、ごみ箱本体12と蓋16との間から生ゴミの悪臭が洩れ出してしまう不都合は略解消されるが、ごみ箱本体12内に生ゴミを入れるために蓋16を外すと、ごみ箱本体12内に充満している悪臭が周辺に拡散して不快感が発生してしまう。そこで、本発明ではごみ箱10内に消臭剤40を取り付けて、ごみ箱10内の悪臭を吸収或いは消臭して、悪臭がごみ箱10内から外に洩れ出ないようにしている。
即ち、消臭装置20は、図2及び図3に示すように第1保持手段22と、この第1保持手段22に係脱可能に係合される第2保持手段30と、消臭剤40とを備えている。第1保持手段22は、厚さ約1mm〜3mmの合成樹脂板にて構成されると共に、一辺が約120mm〜180mmの略矩形状を呈している。
該第1保持手段22の一面には図4に示すように保持部材24が設けられると共に、他面には図5に示すように係合部26が設けられている。保持部材24は、第1保持手段22の一面及びごみ箱10の蓋16に接着固定可能な両面接着テープにて構成されており、この保持部材24は、第1保持手段22の一面両側両端に接着固定されている。尚、保持部材24は第1保持手段22一面の全面に設けても良い。
また、係合部26は断面略コ字状に形成されて第1保持手段22の両側に対向して設けられると共に、この係合部26は第2保持手段30を係合可能に構成されている。第1保持手段22の両側(この場合、係合部26に直交する両側)には、半球形のストッパー23が設けられており、このストッパー23は係合部26の面側に所定寸法突出して設けられている。このストッパー23は係合部26のコ字状の溝より低く形成されている。また、第2保持手段30は、第1保持手段22の他面に設けた断面略コ字状の係合部26に挿入可能な厚さを呈している。
また、第2保持手段30は図6に示すように合成樹脂にて平面略矩形状に形成されると共に、この第2保持手段30は通気性を有する網目部34を備えている。詳しくは、第2保持手段30は、周囲に枠状に形成された枠部32と、この枠部32の内側に設けられた網目部34とから構成されている。
そして、網目部34は、第2保持手段30が第1保持手段22の係合部26に挿入され係合された状態で、第1保持手段22の離間側に所定寸法突出(この場合、消臭剤40を収納可能な大きさ)している。即ち、網目部34は後述する消臭剤40が1個、或いは、複数個保持可能に構成されている。この網目部34は、第2保持手段30を合成樹脂にて枠部32と網目部34とを一体に成形した成形品でもよく、また、枠部32に網目部34同様に構成された別の網(この場合、金網、合成樹脂成形品の網、或いは、紐などにて構成された網など)を接着剤にて接着固定しても差し支えない。そして、この網目部34に後述する消臭剤40が1個或いは複数個保持される。
また、消臭剤40は、悪臭を吸収することにより消臭する粉状または粒状の吸着性の強い炭素質からなる活性炭、或いは、悪臭を他の好適な香りで中和することにより消臭効果を発揮する消臭剤などから構成されている。尚、活性炭により臭い(悪臭)を消臭する技術、また、他の好適な香りで悪臭を中和することにより消臭効果を発揮する技術については、従来より周知の技術であるため詳細な説明を省略する。また、消臭剤40は、図示しないが通気性を有する和紙などの袋に所定量入れられて一般に市販されているものが使用される。
次に、消臭装置20をごみ箱10に取り付ける場合には、まず、第1保持手段22の一面に設けられた保持部材24(両面接着テープ)の保護紙を剥がす。そして、第1保持手段22が貼り付けられる位置となる、蓋16の内側(ごみ箱本体12側)の水分や油分及びホコリなどの汚れを綺麗に拭き取る。次に、水分や油分及びホコリなどの汚れを拭き取った位置に保持部材24を貼り付け、第1保持手段22を蓋16に接着固定する(図7、図8)。このとき、係合部26の一側から蓋16の縁までの寸法は、第2保持手段30が挿入できる隙間を空けておく。尚、係合部26の一側から蓋16の縁までの寸法に、第2保持手段30を挿入できる隙間があれば、第1保持手段22が蓋16の略中央に位置するように貼り付けても差し支えない。
そして、第1保持手段22を蓋16に貼り付けて固定したならば、図9に示すように網目部34に消臭剤40が複数(実施例では3個)入れられて保持される。そして、消臭剤40が保持された第2保持手段30は、図10に示すように蓋16に保持部材24にて貼り付け固定された第1保持手段22に保持される。詳しくは、第2保持手段30の枠部32が、蓋16に固定された第1保持手段22の係合部26に挿入され係合される。尚、図9、10ではごみ箱10を図示していない。
係る第1保持手段22には前述した如き突出したストッパー23が設けられているので、係合部26に挿入され係合された第2保持手段30の枠部32は、ストッパー23にて保持部材24の離間側に押され僅か撓むこととなる。この場合、係合部26内に挿入された枠部32は、動作し難くなり、ごみ箱10の蓋16を開け閉めして、消臭装置20が斜めに傾いた場合でも、第1保持手段22の係合部26から第2保持手段30の枠部32が脱落してしまうのを防止することができる。これによって、消臭剤40を安定してごみ箱10の蓋16に保持することができる。
次に、図11には本発明の他の実施例のごみ箱用消臭装置20を示している。この場合、消臭装置20は前述の実施例と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。ごみ箱10は、図11に示すように手で持って吊したり、或いは、腰などに吊して持ち運び可能な容器(携帯用のごみ箱)を用いている。
該携帯用のごみ箱10は、犬などのペットの糞などのごみを入れて容易に持ち帰ることができる大きさのもので、高さ約170mm〜230mm、直径約50mm〜100mm程度の合成樹脂製容器にて構成されている。このごみ箱10の蓋16の内側に前述同様消臭装置20が取り付けられる。この場合、蓋16と消臭装置20は、図示しないがループとフックの噛み合わせによって相互に着脱自在に構成された、所謂マジックテープ(登録商標)によって着脱自在に取り付けられる。
そして、マジックテープ(登録商標)の一方を両面接着テープ(図示せず)によって蓋16に接着固定し、他方を第1保持手段22或いは第2保持手段30の枠部32に両面接着テープ(図示せず)にて固定する。この場合、第1保持手段22を用いずにマジックテープ(登録商標)の他方を第2保持手段30の枠部32に直接接着固定する方が第1保持手段22が不要になるので好ましい。尚、42はハンドストラップで、このハンドストラップ42はごみ箱本体12に取り付けられてごみ箱10を吊して持ち運びするために用いられるものである。
また、蓋16にはパッキン44が設けられており、このパッキン44によって蓋16はごみ箱本体12の内側に密閉される。このように構成されたごみ箱10としては、一般に市販されている形状や色合いなど自分の好みに合った携帯可能な容器を用いることができる。このように、携帯用のごみ箱10においても蓋16に設けたパッキン44によって、ごみ箱10内に入れたペットの糞などのごみの悪臭がごみ箱10から外部に洩れ出てしまう不都合を防止することができる。また、一般に市販されている携帯可能な容器の蓋16の内側に消臭装置20を取り付けてごみ箱10(携帯用糞入れ)として使用することができるので、ごみ箱用消臭装置20の利便性を更に向上させることができる。他前述同様の効果も得ることができる。
次に、図12には本発明の他の実施例のごみ箱用消臭装置20を示している。この場合、消臭装置20は前述の実施例1と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。そして、図12に示すように持ち運び可能な設置型の容器(設置型糞入れ)をごみ箱10としている。
設置型のごみ箱10は、犬や猫などのペットが糞をするときに使用するもので、高さ約100mm〜150mm、一辺が300mm〜600mm程度の合成樹脂製容器が用いられる。このごみ箱10の蓋16の内側に実施例1同様消臭装置20が取り付けられる。この場合、蓋16と消臭装置20は保持部材24によって着脱自在に取り付けられている。他消臭装置20は前述同様に構成されている。
そしてごみ箱10を、例えば、外出時車両に積んでごみ箱10を持って行き、必要に応じて車両の中やペットが糞をする箇所に設置し、そのごみ箱10の中にペットが糞或いは小便を行い、その後ごみ箱本体12の開口12Aが蓋16で閉じられる。これにより、ごみ箱10内の悪臭が消臭装置20によって消臭されるので、ごみ箱10を設置した箇所や車両内の中のごみ箱10から悪臭が洩れ出てしまうのを防止することができる。他前述同様の効果も得ることができる。
このように、第1保持手段22をごみ箱10内側に固定可能に構成すると共に、第2保持手段30は消臭剤40を保持可能に構成しているので、一般に市販されているごみ箱10或いは容器などに第1保持手段22を固定することができる。これにより、消臭装置20の付いていないごみ箱10に消臭装置20を取り付けることができるので、消臭剤40にてごみ箱10内の悪臭を消臭することができる。従って、ごみ箱10から外部に悪臭が洩れ出てしまうなどの不都合を阻止することができ、ごみ箱10周辺に悪臭が漂ってしまう不快感を取り除く効果を大幅に向上することができる。
また、第2保持手段30は第1保持手段22に係脱可能に係合されるので、第1保持手段22に係合した第2保持手段30を外せば、第2保持手段30に保持した消臭剤40を容易に交換することができる。これにより、例えば消臭剤40の消臭効果が劣化した場合には、消臭剤40を交換すれば第2保持手段30に消臭効果の高い新たな消臭剤40を保持することが可能となる。従って、ごみ箱10内に取り付けた消臭剤40の消臭効果を常に良好な状態に保つことができ、ごみ箱用消臭装置20の利便性を極めて向上することができる。
特に、第1保持手段22をごみ箱内側に固定可能に構成しているので、ごみ箱10内のごみと一緒に消臭剤40が廃棄されてしまうなどの不都合を防止することができる。また、消臭装置20をごみ箱本体12内に取り付けることによりごみ箱10内に消臭剤40を取り付けることができるので、例えば、犬や猫などのペットを散歩させる際、ペットの糞を入れて持ち帰るための消臭装置20の付いていないごみ箱10或いは携帯可能な容器の蓋16にも消臭剤40を取り付けることができる。
これにより、ペットの糞を入れたごみ箱10から、糞の悪臭が周辺に拡散してしまうのを阻止することができるので、糞の悪臭で他の人に不快感を与えてしまう不都合を防止することができる。また、自動車などでペットの糞を持ち帰る際でも、自動車内に糞の悪臭が充満してしまうなどの不快感を確実に阻止することができる。従って、ごみ箱用消臭装置20の利便性を大幅に向上させることができるようになる。
また、第2保持手段30は通気性を有する網目部34を備えているので、第2保持手段30にて保持した消臭剤40とごみ箱10内とを連通することが可能となる。これにより、ごみ箱10内に充満した悪臭を、第2保持手段30に保持した消臭剤40で確実に消臭することができる。
また、第1保持手段22の一面には当該第1保持手段22をごみ箱10内側に固定するための保持部材24を設けると共に、他面には第2保持手段30が係合可能な係合部26を設けているので、例えば一般に市販されているごみ箱10内や容器内に第1保持手段22を固定し、この第1保持手段22の係合部26に第2保持手段30を係合させることができる。これにより、ごみ箱10内に消臭装置20を取り付けることができるので、ごみ箱10内の悪臭を消臭して、ごみ箱10内の悪臭が周辺に拡散してしまう不都合を未然に防止することができる。
また、保持部材24を両面接着テープとしたので、例えば、消臭装置20を取り付けるための取付具が設けられていないごみ箱10内や蓋16付き容器内に第1保持手段22を接着固定することができる。これにより、一般に市販されているごみ箱10内や携帯可能な容器内に消臭装置を取り付けることができる。従って、絵柄や模様、或いは、色合いなど自分の好みに合った容器を携帯可能な容器(携帯用糞入れ)として利用することができ、ごみ箱用消臭装置20の利便性を大幅に向上することができる。
次に、図13には本発明の他の実施例の消臭装置20付きごみ箱10を示している。この場合、消臭装置20付きごみ箱10は前述の実施例1と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。ごみ箱10は、図13に示すようにごみ箱10の蓋16に消臭装置20を固定するためのボス18(本発明の固定部材に相当)が複数設けられている。この複数のボス18は、蓋16に一体に成形されると共に、後述する第1保持手段22に設けた複数の孔に対向して設けられている。尚、図13ではごみ箱本体12を図示していない。
また、第1保持手段22には複数の孔(図示せず)が設けられており、この孔は第1保持手段22に接着した保持部材24の位置に設けられると共に、第1保持手段22の四隅に設けられている。そして、ネジ19(この場合ボルトでも差し支えない)を孔に入れ第1保持手段22を蓋16のボス18に固定する。これにより、第1保持手段22は蓋16の内側に強固に固定される。そして、第1保持手段22には前述同様消臭剤40が保持された第2保持手段30が係合される。尚、第1保持手段22をネジ19で蓋16に固定する場合は、保持部材24を使用しない。
このように、消臭装置20付きごみ箱10は、第1保持手段22を固定するための固定部材(ボス18)を蓋16に設けているので、ごみ箱用消臭装置20をネジ19やボルトなどで蓋16に固定することができる。これにより、第1保持手段22を強力、且つ、確実に蓋16に固定することが可能となる。従って、消臭剤40がごみ箱10から脱落してしまうなどの不都合を確実に防止することができる。
尚、実施例では、ごみ箱10の蓋16及びごみ箱本体12の大きさや形状、或いは、寸法などを記載したが、ごみ箱10はそれらの大きさや形状、或いは、寸法に限らず、蓋の付いたごみ箱10や、ごみが入れられる容器であれば上記各実施例のみに限定されるものではなく、この発明の範囲を逸脱しない範囲で他の様々な変更を行っても本発明は有効である。
10 ごみ箱
12 ごみ箱本体
16 蓋
20 消臭装置
22 第1保持手段
24 保持部材
26 係合部
30 第2保持手段
40 消臭剤
12 ごみ箱本体
16 蓋
20 消臭装置
22 第1保持手段
24 保持部材
26 係合部
30 第2保持手段
40 消臭剤
Claims (7)
- 第1保持手段と、この第1保持手段に係脱可能に係合される第2保持手段と、消臭剤とを備え、
前記第1保持手段をごみ箱内側に固定可能に構成すると共に、前記第2保持手段は前記消臭剤を保持可能に構成されていることを特徴とするごみ箱用消臭装置。 - 前記第2保持手段は通気性を有する網目部を備えていることを特徴とする請求項1のごみ箱用消臭装置。
- 前記第1保持手段の一面には当該第1保持手段を前記ごみ箱内側に固定するための保持部材を設けると共に、他面には前記第2保持手段が係合可能な係合部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2のごみ箱用消臭装置。
- 前記保持部材は、両面接着テープであることを特徴とする請求項3のごみ箱用消臭装置。
- 請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のごみ箱用消臭装置の第1保持手段を、両面接着テープにて蓋に接着固定したことを特徴とする消臭装置付きごみ箱。
- 請求項1又は請求項2のごみ箱用消臭装置の第1保持手段を固定するための固定部材を設けたことを特徴とする消臭装置付きごみ箱。
- 前記固定部材を蓋に設けたことを特徴とする請求項6の消臭装置付きごみ箱。
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JP2005012910A JP2006199435A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | ごみ箱用消臭装置及び消臭装置付きごみ箱 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009006763A1 (fr) * | 2007-07-09 | 2009-01-15 | Zhejiang Forest Bamboo-Tec Co., Ltd | Benne à ordures avec désodorisant |
JP2011225331A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Raydent Kogyo Kk | 屋内装飾品兼用のゴミ袋保持具 |
CN106742525A (zh) * | 2017-01-25 | 2017-05-31 | 中国农业科学院农业质量标准与检测技术研究所 | 储运桶与餐余转运机 |
KR200489686Y1 (ko) * | 2019-01-14 | 2019-07-23 | 이재윤 | 음식물 쓰레기 보관통 |
-
2005
- 2005-01-20 JP JP2005012910A patent/JP2006199435A/ja active Pending
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