JPH08333004A - 生ゴミ三角コーナー等の消臭型簡易蓋 - Google Patents

生ゴミ三角コーナー等の消臭型簡易蓋

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Publication number
JPH08333004A
JPH08333004A JP7164567A JP16456795A JPH08333004A JP H08333004 A JPH08333004 A JP H08333004A JP 7164567 A JP7164567 A JP 7164567A JP 16456795 A JP16456795 A JP 16456795A JP H08333004 A JPH08333004 A JP H08333004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorant
garbage
layer
deodorizing
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP7164567A
Other languages
English (en)
Inventor
Minae Baba
実苗 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
Original Assignee
Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Kohjin Holdings Co Ltd, Kohjin Co filed Critical Kohjin Holdings Co Ltd
Priority to JP7164567A priority Critical patent/JPH08333004A/ja
Publication of JPH08333004A publication Critical patent/JPH08333004A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ゴミから発生する悪臭を除去するとともに
台所の美観面や衛生面をも改善し、安価で、汚れたら捨
てることの出来る手軽な消臭型簡易蓋を提供する。 【構成】 生ゴミ三角コーナー等の簡易蓋として、消臭
層の片側表面全体に防水層を持つ消臭シートを用いる。 【効果】 消臭層の片側表面全体に防水層を設けること
で、1.臭気を三角コーナー内に閉じこめて拡散させ
ず、2.防水層の内側の消臭層が効率的に消臭するよう
に臭気を補集し、3.外側から飛び散ってくる水から消
臭成分を保護し、4.シートに耐久性を持たせることが
できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消臭層の片側表面全体
に防水層を持つ消臭シートからなり、汚れたら捨てるこ
とのできる生ゴミ三角コーナー等の消臭型簡易蓋に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】生ゴミ三角コーナーは生ゴミを固形分と
水分とに分離するために用いる家庭台所用品であり、流
し台の隅に設置しておくと生ゴミ処理に大変便利なの
で、近年大多数の家庭に普及しているものである。しか
しながら、生ゴミは一般ゴミに比べて急速かつ大量に臭
気が発生するので、台所、さらには家中に悪臭が拡散す
るという欠点があった。この欠点を解決するために、た
とえば生ゴミにエアゾールタイプの除菌消臭スプレーを
吹付けたり、消臭顆粒をふりかけたり、または三角コー
ナー用水切り袋に消臭機能を付与するといった対策が取
られていた。しかしこれらの方法によっても、問題を解
決するには十分ではなかった。つまり、前者による方法
では瞬間的な効果しか望めず、また上からゴミを入れる
と除菌消臭剤も一緒に流出してしまい、なんら効果を発
揮しなくなってしまうのであった。また、後者による方
法では水切り袋に接触した部分の臭いは取るものの、そ
れ以外の部分から発生した悪臭は何ら影響を受けること
なくどんどん上方に抜け出してしまうのであった。そこ
で、蓋体を持ち合わせた三角コーナーが市販されるよう
になった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、臭いが発生す
ることには変わりが無く、逆に蓋によって閉じこめられ
た臭いが蓋を開けたときに一気に拡散するという欠点が
あった。その問題を解消するために、蓋体の内側に設置
する消臭剤が市販されているが、蓋体を持ち合わせた三
角コーナーは割高であることなどから既に蓋体のない三
角コーナーを使っている家庭が大半であるため、使用者
が著しく限定されてしまうというのが現実であった。ま
た、生ゴミ三角コーナーの消臭装置も報告されている
が、場所を取り、価格も高いので、ほとんど普及してい
ないのが現状である。本発明は、かかる欠点を有しな
い、現在持ち合わせの三角コーナーにいたって簡単に使
用することができ、安価で、汚れたら捨てることの出来
る手軽な消臭型簡易蓋を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる問題を
解決することを目的とした鋭意研究の成果である。すな
わち本発明は、消臭層の片側表面全体に防水層を持った
消臭シート、さらには生ゴミ三角コーナー等の消臭型簡
易蓋を提供するものである。以下、本発明を詳細に説明
する。
【0005】本発明の消臭シートに用いられる消臭材料
は、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン等の悪
臭物質を物理吸着、化学吸着、化学反応、中和反応、分
解反応等により消臭するものであれば特に限定されない
が、例えば蓋をした三角コーナーの内部は大量の悪臭物
質がどんどん発生し、湿度も著しく高くなるため、本発
明の生ゴミ三角コーナー用簡易蓋の消臭材料は、そうい
った悪条件にも耐えて、十分効果を発揮するような材
料、例えば金属セルロース、フタロシアニン化合物等が
好ましく、なかでも銅カルボキシメチルセルロースが好
ましい。また、消臭効力を強化することを目的に、2種
以上の消臭材料を複合させて対応することもできるので
ある。これらの消臭材料は層状に加工されるが、例えば
液体や粉体、粒体等のように自身で層形成が不可能な場
合は、紙、不織布、スポンジ等の層状加工可能基材に保
持させたり、充填材を用いたり、通気性のあるものでサ
ンドしたり包んだりして層状に加工される。消臭層の厚
さについては、消臭能力が十分維持される厚さであれば
特に限定されないが、厚すぎると使用や廃棄の邪魔にな
るため、1cm以下が適当である。
【0006】本発明の消臭シートの防水層は、生ゴミ三
角コーナー用簡易蓋の場合は主に次のような役割を持
つ。 1.臭気を三角コーナー内に閉じこめて拡散させない。 2.防水層の内側の消臭層が効率的に消臭するように臭
気を補集しておく。 3.外側から飛び散ってくる水から消臭成分を保護す
る。 4.シートに耐久性を持たせる。 したがって防水層に用いられる材料は、ガスバリヤー性
・防水性・耐水性・耐久性等があり、さらに使い捨ての
出来る破棄しやすい安価なものであれば特に限定されな
いが、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ナイロン、ポリエステル、高分子
樹脂等のプラスチック、またはそれらのK(ポリ塩化ビ
ニリデン)コート品や複合品、その他アルミニウム等を
用いた複合品等が適している。防水層の厚さについては
ガスバリヤー性・防水性・耐水性・耐久性等が十分維持
される程度であれば特に限定されないが、5〜100μ
m程度が適当である。本発明の消臭シートの防水層は、
ラミネート、もしくはコーティングによって消臭層の片
側表面全体に形成される。ラミネートやコーティングの
方法は特に限定されないが、各層の材質、厚さ等を考慮
してドライラミ、エクストルージョンラミ、エアドクタ
ーコーター、リバースロールコーター、スクイズコータ
ー、グラビアコーター等から適した方法を選択すること
が出来る。
【0007】また、本発明の消臭シートの形状維持を強
化するために、消臭層と防水層の間に補助層をラミした
り、防水層とは反対側の消臭層表面に通気性のあるシー
トをラミすることができる。具体的には、図1に示すよ
うに層状に形成した消臭材料と防水層からなる消臭シー
ト、また図2に示すように層状に形成した消臭材料、防
水層、そして強化層からなる消臭シート、さらに図3に
示すように粒状の消臭材料、防水層、強化層、そして通
気性のある層からなる消臭シートを例示することができ
る。本発明の消臭シートには、防臭剤、芳香剤、防腐
剤、殺菌剤、抗菌剤などの各種薬剤を保持させて用いる
ことができる。本発明の消臭シートは、裁断、型抜き、
折曲げなどで、あらゆる形やサイズに加工することが出
来る。本発明の消臭シートはそのまま使用しても良い
が、周辺環境にあわせた印刷をするのが好適である。例
えば生ゴミ三角コーナー用消臭型簡易蓋の場合は、ゴミ
を人目に露出させなくなるので美観面を多いに改善する
ものであるが、印刷を施すことによってインテリア性が
出現し、美観面でも一層効果を発揮する。印刷は、防水
層の表面、もしくは裏面、または消臭層の表面等に可能
であり、印刷方法についても、グラビア印刷、フレキソ
印刷等の方法があるが、それらは各層の材質、加工方法
等の一連の項目が関係してくるので、全てを相関的に考
慮して選択されるものである。
【0008】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。 [サンプル1] 防水層を持った生ゴミ三角コーナー用
消臭型簡易蓋 銅カルボキシメチルセルロース30重量部、セルロース
70重量部よりなる混合物をシートマシーンで湿式抄紙
し、坪量100g/m2 の消臭シートを作製した。さら
にその消臭シートに、裏面にグラビア印刷を施した15
μmのKコートOPPフィルムをドライラミネートし、
防水層ラミ消臭シートとした。さらに、3cmの糊代がで
きるように生ゴミ三角コーナーに合わせて型を抜き、本
発明の生ゴミ三角コーナー用消臭型簡易蓋とした。 [サンプル2] 防水層を持たない生ゴミ三角コーナー
用消臭蓋 同じく銅カルボキシメチルセルロース30重量部、セル
ロース70重量部よりなる混合物をシートマシーンで湿
式抄紙し、坪量100g/m2 の消臭シートを作製し
た。さらに3cmの糊代ができるように生ゴミ三角コー
ナーに合わせて型を抜き、防水層を持たない生ゴミ三角
コーナー用消臭蓋とした。
【0009】[消臭性能評価] (性能分析)実施例で作製したサンプル1のシートを用
いて、次に示す方法で消臭性能分析を行った。1.5L
のファスナーバッグにサンプル1gを入れて真空にした
後、生ゴミの臭いとして代表される硫化水素(卵の腐っ
たような臭い)、アンモニア(刺激臭、または腐肉
臭)、およびメチルメルカプタン(玉葱の腐ったような
臭い)それぞれ100ppmを1.5L封入し、一定時
間経過ごとにガス濃度の変化を検知管にて測定する。結
果を図6、7、8に示す。これによると、消臭シートは
生ゴミの臭いとして代表的な3種の悪臭の何れに対して
も良好な消臭能を示した。 (実地耐久テスト)実施例で作製したシートの実地耐久
テストとして、2種のシートについて順次同じように2
週間使用した。結果を表1に示す。これによると、防水
層を持たない消臭シートについては使用後1日で形状が
崩れてきて臭い漏れがし、3日後で使用不可能になった
のに対して、本発明の防水層ラミシートの方は実地テス
トの間中、形状がしっかり維持され、悪臭が発生するこ
ともなく、2週間使用後でもまだ使用に耐え得る状態に
あり、防水層ラミの効果が著しく現れた。
【0010】
【表1】 実地耐久テスト結果
【0011】
【発明の効果】以上述べてきた通り、本発明によれば、
現在持ち合わせの三角コーナーにいたって簡単に使用す
ることができ、生ゴミから発生する悪臭を除去するとと
もに台所の美観面や衛生面をも改善し、安価で、汚れた
ら捨てることの出来る手軽な消臭型簡易蓋が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ゴミ三角コーナー用簡易蓋に用いら
れる消臭シートの断面図の一例である。
【図2】本発明の生ゴミ三角コーナー用簡易蓋に用いら
れる消臭シートの断面図の一例である。
【図3】本発明の生ゴミ三角コーナー用簡易蓋に用いら
れる消臭シートの断面図の一例である。
【図4】本発明の生ゴミ三角コーナー用消臭型簡易蓋の
平面図の一例である。
【図5】本発明の生ゴミ三角コーナー用消臭型簡易蓋の
使用例である。
【図6】横軸に時間をとり、縦軸に硫化水素の残存濃度
をとった。
【図7】横軸に時間をとり、縦軸にアンモニアの残存濃
度をとった。
【図8】横軸に時間をとり、縦軸にメチルメルカプタン
の残存濃度をとった。
【符号の説明】
1 防水層 2 消臭層 3 強化層 4 通気性のある層 5 生ゴミ三角コーナー用消臭型簡易蓋 6 生ゴミ三角コーナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消臭層の片側表面全体に防水層を持つ消
    臭シートからなる生ゴミ三角コーナー等の簡易蓋。
  2. 【請求項2】 消臭シートに使用される消臭材料が銅カ
    ルボキシメチルセルロースである請求項1記載の生ゴミ
    三角コーナー等の消臭型簡易蓋。
JP7164567A 1995-06-08 1995-06-08 生ゴミ三角コーナー等の消臭型簡易蓋 Pending JPH08333004A (ja)

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JP7164567A JPH08333004A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 生ゴミ三角コーナー等の消臭型簡易蓋

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JP7164567A JPH08333004A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 生ゴミ三角コーナー等の消臭型簡易蓋

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JPH08333004A true JPH08333004A (ja) 1996-12-17

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JP7164567A Pending JPH08333004A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 生ゴミ三角コーナー等の消臭型簡易蓋

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JP (1) JPH08333004A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2407756A (en) * 2003-11-10 2005-05-11 Philip Matthew Atkinson Waste bin lid protector
WO2022071306A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 日本製紙株式会社 銅担持カルボキシメチル化セルロース繊維及びその製造方法

Cited By (3)

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GB2407756B (en) * 2003-11-10 2007-01-31 Philip Matthew Atkinson Waste bin lid protection
WO2022071306A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 日本製紙株式会社 銅担持カルボキシメチル化セルロース繊維及びその製造方法

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