JPS591728Y2 - 2連式農薬散布器 - Google Patents

2連式農薬散布器

Info

Publication number
JPS591728Y2
JPS591728Y2 JP2534776U JP2534776U JPS591728Y2 JP S591728 Y2 JPS591728 Y2 JP S591728Y2 JP 2534776 U JP2534776 U JP 2534776U JP 2534776 U JP2534776 U JP 2534776U JP S591728 Y2 JPS591728 Y2 JP S591728Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
blade
pipe
cylinder
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2534776U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52119477U (ja
Inventor
勝弘 山川
Original Assignee
第一産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 第一産業株式会社 filed Critical 第一産業株式会社
Priority to JP2534776U priority Critical patent/JPS591728Y2/ja
Publication of JPS52119477U publication Critical patent/JPS52119477U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS591728Y2 publication Critical patent/JPS591728Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Spraying Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、耕された田畑の土中に殺菌用消毒剤又は肥料
等の液状薬剤を散布する農業用薬剤散布器に関するもの
である。
本出願人は、先に、フレームに対し1個のブレードを装
着せしめ、フレーム上に載置される薬剤タンクより薬剤
をフレームに固設される1個のシリンダと、駆動車の回
転と共に回転するクランクアームにより上記シリンダに
対して1個のピストンを摺動せしめて、パイプによって
上記薬剤をブレード先端の薬剤散布口に吐出せしめる農
業用薬剤散布器について出願をした(実開昭52−11
6572号参照)。
この種農薬散布器において、農薬散布を能率的に行うた
めには、ブレードを2本とし、夫々のブレード先端の開
口に薬液を供給するようなせばよいわけである。
しかしながら上記薬液の供給を駆動車の回転による2個
のポンプを用いて行っても、両ブレード先端開口より同
時に薬液散布が開始するようなすことは困難であり、一
方のブレードから薬液散布が開始されても、未だ他方の
ブレードより薬液散布が開始されない状態が生じる。
このような状態は、両ブレードへの薬液の吸込管を共通
せしめた場合一層上じやすい。
このようなことの生じることは、田畑を消毒せんとする
場合、消毒薬が極めて高価であることから好ましくない
本考案は、2連式薬剤散布器において、上記の如き欠点
が生じるのを防止することを目的とし、薬液の散布開始
時に両ブレードの先端開口より一斉に薬剤散布が開始さ
れることを目的としたものであって、薬剤タンクより薬
剤をブレードの先端開口に送るポンプのピストンを散布
器の駆動車と連動せしめると共に、該ポンプのシリンダ
は、これを散布器フレームに対して上下動可能に固定し
、散布開始時にピストンの作動を停止せしめて、シリン
ダを手動により上記フレームに対して上下に摺動せしめ
、薬液がブレード開口より溢流を開始したとき、上記シ
リンダを定位置に固定するものである。
上記操作を両シリンダについて行った後、本散布器をト
レーラ等により牽引すると、駆動車の回転と共に、両ブ
レードの先端開口より薬液の散布は同時に開始されるも
のである。
図面を参照して本考案の一実施例を説明すると、フレー
ム1は、先端に耕運機のトレーラと接続される接続部2
を有し、後端両側に夫々複数枚(約12枚乃至18枚)
の羽根4を植設した駆動車3が車軸5およびその軸受部
6を介して取付けられている(第1図において手前側の
駆動車は図示されていない)。
またフレーム1の上部には薬剤を収納する薬剤タンク8
が載置されている。
更にまたこのフレーム1上には2個のピストンポンプ装
置が次のように設けられている。
すなわちフレーム1には、2個のピストンポンプ装置の
夫々シリンダ16を保持する保持部15が2個設けられ
ていて、第2図に示す如く保持部15に対しシリンダ1
6を嵌入せしめる。
保持部15およびシリンダ16の両者には夫々ピン挿入
孔18.19を形成させ、この孔18.19内にピン2
0を挿入することによってシリンダ16は保持部15内
に不動に保持され、ピン20を矢印方向に引き出すこと
によって、シリンダ16は保持部15に対し、手動によ
り上下に矢印方向に摺動可能となる。
上記シリンダ16の上部には、2つの開口21と22と
が形成され、これらの開口は図示せざ゛る弁を介してそ
のシリンダ室と接続され、夫々吸込口21と、吐出口2
2とを構成している。
シリンダ16の下部にはシリンダ室内に摺動可能に嵌合
するピストン17が配設され、このピストンのロッドは
、後述するリンク23に夫々連結されている。
上記吸込口21と夫々一端が連結される吸込支管27の
他端は、浮子式流量計30を介して1本の吸込管28に
より、薬剤タンク8の薬液内に挿入されていると共に栓
29がタンク8の開口に嵌合されている。
前記吐出口22に夫々一端が接続される吐出管31の他
端は夫々フレーム1の両側部に装着されている2本のブ
レード9の上部10の管口13に接続されている。
前記2本のブレード9は、調節ハンドル32によりフレ
ーム1に対して上下にその位置が調整できるようになっ
ているもので、以下その構成を説明する。
第1図および第4図に示すように前記両ブレード9はフ
レーム1における門型支持部1aの垂直板部内側に上下
位置調節可能に装着されている。
またこの両ブレード9はその連結部9bに、調節ハンド
ル32のねじ杆32 bが螺合されていて、該ハンドル
32を所定の方向にまわすことにより、前記ブレード9
の下端を耕やされた土中に深さ30cm程度挿入するよ
うに調節する。
なお符号33はブレードの深度測定目盛である。
ところで前記両ブレード9には第3図に示す如く夫々の
上部10に薬剤注入用の管口13を設け、また夫々の下
端11に薬剤散布用の管口14を形成し、その両管口を
ブレード内に配設した管12が連結している。
ところで前記両部動車3の車軸5には、その両端部寄り
に夫々カム板7が固設されていて、該カム板7のカム面
上には、フレーム1に軸25により揺動自在に軸支され
たリンク23の一端に形成した触子24が当接係合して
いる。
なおリンク23は図示せざるバネ等によって、常にカム
に係接するように付勢されている。
該リンク23の他端26は、前記した如くピストン17
に軸着されていて、タンク23がカム板7により揺動さ
れるとき、夫々ピストン17は、シリンダ16に対し上
下に摺動される。
本考案は上記の如く構成されているので、この散布器が
耕運機のトレーラにより牽引されると駆動車3は夫々転
動して、カム板7を回動せしめる。
従ってリンク23は夫々揺動せられ、両ピストン17は
フレームに固定されるシリンダ16に対し摺動しタンク
8内の薬剤を夫々ブレード9下部の散布口14より排出
し、薬剤を散布する。
理想的には上記作用によって両散布口14より同時に薬
液が散布され、これが流量計30により確認されること
となるが、実際には一方の配管中に空気が残り一方の散
布口14より排液されても、他方の散布口よりの排液が
行われないのが通常である。
このような場合、本考案においては、散布器を停止せし
め、排液が行われない側のピン20を抜いて、シリンダ
16を保持部15に対し手動により矢印方向に上下動せ
しめる。
このときピストン17は駆動車3と共に停止しているの
で、ポンプ装置は手動により働き、配管中の空気を排出
して薬液を散布口14に導くものである。
このようになした後、ピン20により該シリンダ16を
保持部15に対し固着せしめ、散布器を移動せしめるこ
とにより、両散布口14より同時に薬剤の散布が行われ
、薬剤散布を能率的に、しかも薬剤の無駄をすることな
く経済的に行うことができる実用上の効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を斜め後方から見た斜視図
、第2図は、同上実施例における保持部と、シリンダと
ピストンとの関係を示す斜視図、第3図は、同上実施例
におけるブレードの斜視図、第4図は、フレームとブレ
ードとの関係を示す部分断面図、第5図は、ピストンと
リンクおよびカムの関係を示す説明図である。 1:フレーム、3:駆動車、4:羽根、5:車軸、7:
カム板、8:薬剤タンク、9ニブレード、12:管、1
3:管口、14:散布用管口、15ニジリンダ保持部、
16:シリンダ、17:ピストン、20:ピン、21:
吸込口、22:吐出口、23:リンク、24:触子、2
5:軸、27:吸込支管、28:吸込管、30:流量計
、31:吐出管、32:調節ハンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.前部に耕運機に対する接続部2を有し、後部には複
    数枚の羽根を有する駆動車3を備えているフレーム1の
    上部に薬剤タンク8を取付け、また該フレーム1の両側
    には2枚のブレード9を該フレームに対し夫々上下位置
    可能に装着すると共に、前記ブレード9の上部に薬剤注
    入用の管口13を、またこのブレード9の下端に薬剤散
    布用の管口14を夫々開口し、その両管口を連結する管
    12を前記ブレードに配設し、更に前記フレーム1上に
    は上部に吸込管と吐出管とを夫々接続した2個のシリン
    ダ16を設け、その下部には夫々のシリンダ室に摺動可
    能に2個のピストン17を配設すると共に、前記吸込管
    の端末を薬剤タンク8内に挿入されるように接続し、ま
    た吐出管の端末は2本のブレード9の上部管口13に夫
    々接続し、更にまた前記駆動車3の車軸には駆動車の回
    転時に回転するカム17を取付けると共に、前記フレー
    ム1には前記カム17に係接して揺動するリンク23を
    取付け、その一端を前記ピストン17のロッドに連結し
    て駆動車3の回転に連動してピストン17が作動し、薬
    剤タンク8内の薬液をブレード9の下部管口14から土
    中に散布するよう構成すると共に、前記フレーム1に対
    し前記シリンダ16を上下動可能に固定し、駆動車3の
    静止時に配管中の排気を可能にしたことを特徴とする2
    連式農薬散布器。 2、シリンダ16とフレーム1は、挿脱自在のピン20
    により固定されている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の2連式農薬散布器。
JP2534776U 1976-03-05 1976-03-05 2連式農薬散布器 Expired JPS591728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2534776U JPS591728Y2 (ja) 1976-03-05 1976-03-05 2連式農薬散布器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2534776U JPS591728Y2 (ja) 1976-03-05 1976-03-05 2連式農薬散布器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52119477U JPS52119477U (ja) 1977-09-10
JPS591728Y2 true JPS591728Y2 (ja) 1984-01-18

Family

ID=28485187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2534776U Expired JPS591728Y2 (ja) 1976-03-05 1976-03-05 2連式農薬散布器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS591728Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS627419Y2 (ja) * 1979-11-16 1987-02-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52119477U (ja) 1977-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4505067A (en) Apparatus for hydraulic tree injection
US3945332A (en) Apparatus for injecting material into the soil
CN105454199B (zh) 一种农田喷药作业车
US4367802A (en) Automatic steering mechanism for use on apparatus forming beds of uniform widths and rows of uniform spacing
JPS591728Y2 (ja) 2連式農薬散布器
CN205106120U (zh) 牵引式枸杞喷雾机
US4748769A (en) Sprayer assembly for liquids
US4337712A (en) Injection plow
CN203058159U (zh) 一种自走式高效植保机械
JP3962507B2 (ja) 移動農機の畦立て施肥装置
KR100779662B1 (ko) 약제살포기
US2754740A (en) Fluid pressure adjusted implement
JP4487423B2 (ja) 苗移植方法
CN203167880U (zh) 一种用于大面积行道树喷洒药液、防治病虫害的植保喷雾机械
JP3918029B2 (ja) 土壌消毒機
US4546570A (en) Apparatus for applying agricultural chemicals including contact type herbicides
JP2565116Y2 (ja) 散布機
JP2574428Y2 (ja) 土壌消毒装置
JPS6349149Y2 (ja)
JP2531182Y2 (ja) 播種装置
JPS596714Y2 (ja) 土壌消毒装置
JP5437955B2 (ja) 土壌消毒機
JPH0750890Y2 (ja) 田植機用液剤散布装置
JP2603971Y2 (ja) 整地キャリア用散水装置
JP2566408Y2 (ja) 土壌消毒装置