JPS5917236Y2 - 電気調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は取り付けが容易で、かつ吊り下げ時の重量によ
り離脱することなく設けられた棒把手を備えた電気調理
器に関するものである。

電気調理器は、シーズヒータなど発熱体を備えた熱板表
面に四フッ化樹脂コーテングがなされ、熱板の上で加熱
調理を行なうものである。

第１図は、従来の電気調理器を示す側断面図で、熱板１
には一対の胛前用把手２を設は熱板１とはスペーサー３
を介してビス４で個定されている。

そして直接熱板１に手などが触れると、やけどなどの原
因となるため、熱板１の周囲には、火傷防止をする棒把
手５が設けられ、同時に棒把手５は、胛前用把手２の面
上から上方向に回動し、熱板１を吊り下げ運べるように
しているが、熱板１に設けられる胛前用把手２の穴部に
棒把手５の両端が外方向に嵌挿されているため熱板１を
吊り下げると、重量に対して棒把手５の内方向に引かれ
ることになり棒把手５が抜は易くなる。

また、棒把手５を倒した状態では、棒把手５の中間部を
支える部分がなく、この棒把手５の中間部を手で押圧す
ると振動したり棒把手５が曲り変形したりする。

さらに熱板１を胛前用把手２で持ち移動する場合には棒
把手５が振動し、安定性がなくなる。

本考案は上記の欠点を鑑み考案された電気調理器であり
、第２図は、本考案の電気調理器平面図、第３図側面図
、および第４図一部側断面図から本考案を説明すると、
発熱体を備えた熱板６には、四つの脚１３が設けられ、
この脚１３のうちの一対の脚１３に内方向に折曲された
両端部を有する棒把手１１が両端部を脚１３の凹溝１２
内に嵌挿されるもので、他の一対の熱板６の縁部に位置
する取手７の面上あるいは、取手７の面上に設けられた
凸状のストッパー１６に載置され、棒把手１１は、取手
７の面上から上方向に回動自在となしている。

脚１３は、第２図および゛第３図においては、プラグイ
ンサーモスタット８が挿入されるカバ一体９と一体であ
り、また棒把手１１が嵌挿される脚１３を除く、二つの
脚１３は取手７と一体である。

第４図は、第３図の熱板６９脚１３および棒把手１１を
示す一部側断面図であり、脚１３を熱板６にスペーサー
１５を介し、ビス１４によって固定しているもので脚１
３は合成樹脂材によって成形されたものである。

本考案の電気調理器は棒把手１１によって熱板６を吊り
上げ持つ場合に、棒把手１１の一対の両端部は脚１３の
凹溝１２内に内方向に折曲された両端部が嵌挿されてい
るため、熱板６の重量に対して、内方向に力が加わるた
め熱板６から棒把手１１が離脱することなく、棒把手１
１を脚１３に取り付ける際も脚の凹溝１２に差込むこと
は容易となり、棒把手１１の中間部は、取手７の面上あ
るいは取手７の面上に設けた凸部でなるストッパー１６
の載置されるため、安定した棒把手１１を有する電気調
理器を提供できるものである。

また取手７を持ち熱板６を移動する場合には、棒把手１
１を取手７と同時に把り移動できるので棒把手１１の移
動中の振動を防げるもので、棒把手１１を倒した状態で
、棒把手１１を押圧しても取手７上に載置されているた
め曲り変形を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電気調理器の一例を示す側断面図。 １・・・・・・熱板、２・・・・・・胛前用把手、５・
・・・・・棒把手、第２図は、本考案実施例を示す電気
調理器平面図。 第３図は、第２図側面図。 第４図は、第３図一部側断面図。 第２図〜第４図において、６・・・・・・熱板、７・・
・・・・取手、１１・・・・・・棒把手、１３・・・・
・・脚。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）発熱体を備えた熱板６と、この熱板６に四つの脚
   １３が設けられた電気調理器において、内方向に両端部
   が折曲された一対の棒把手１１と、この棒把手１１の両
   端部が一対の脚１３凹溝１２に、回動自在に嵌挿されて
   なり、この一方の脚１３にはプラグインサーモスタット
   ８が挿入されるカバ一体９が一体に設けられ、熱板６に
   設けられた他の一対の脚１３を取手７と一体として、こ
   の取手７上面に前記棒把手１１の中間部が載置されてな
   る電気調理器。
2. （２）棒把手１１中間部が取手７面上に設けた凸部であ
   るストッパー１６上に載置されるようにした実用新案登
   録請求の範囲第一項の電気調理器。