JPH0112678Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電熱線上に着脱自在に載置される調
理板を有するホツトプレートの如き電気調理器に
関する。

〔従来技術と問題点〕

ホツトプレートのような電気調理器は被調理物
を調理板上で焼き調理をするため、調理終了後に
丸洗いをする必要があるので、調理板を電熱線を
内装した調理器本体より分離した形式のものが従
来より提案されている。

しかし、従来のこの種電気調理器は第２図にそ
の要部を示す如く、調理器本体に内装したシーズ
ヒータ等の電熱線１上に調理板２を単に載置する
態様のものであるため、電熱線１からの輻射熱が
放散して調理板２への熱伝導が悪く、熱効率の有
効利用を著るしく欠き、また調理板２が不安定で
使い勝手が悪いという欠点があつた。

〔問題点を解決するための技術手段〕

本考案は、調理器本体の上部に取付けたシーズ
ヒータ等の電熱線上に調理板を載置する形式の調
理器において、調理板の外底面に電熱線が嵌入す
る一対のリブを突出成形し、該一対のリブの内面
に吸熱凹凸面を形成したことにある。

〔実施例〕

本考案の実施例を図面を参照して説明する。

第１図（電熱線上に調理板を載置した状態を示
す）において、３は調理器本体にして、内部には
図示しないが遮熱板、温度調節機構等が設けら
れ、上部には適宜手段によりシーズヒータ等の電
熱線４が取付けられている。

５は調理器本体３と分離した調理板にして、外
底面には上記電熱線４に嵌入しうるように電熱線
４の形状に沿う一対のリブ６，６が一体に突出成
形され、かつ、該リブ６，６の内面には、サンド
ブラスト、ブラツシング等の機械的手段或いはエ
ツジング等の電気化学的手段により電熱線４の輻
射熱を有効に捕える吸熱凹凸面６ａが形成されて
いる。

以上の構成において、調理に際しては、調理板
５をその外底面に突出した一対のリブ６，６間に
調理器本体３に取付けられている電熱線４が嵌入
するように電熱線４上に載置するものである。

したがつて、一対のリブ６，６間に嵌入された
電熱線４の輻射熱はリブ６の吸熱凹凸面６ａから
有効に吸収され、調理板５への熱伝導が良好とな
り、従来の単なる電熱線上に載置したものに比し
熱効率が著るしく向上すると共に調理板５の不安
定な状態をも改善しうるものである。

〔効果〕 本考案は、調理器本体に取付けられている電熱
線を内面に吸熱凹凸面を形成した一対のリブによ
つて抱持する態様で調理板を電熱線上に載置する
ようにしているので、熱効率を著るしく向上しう
ると共に、調理板を安定な状態に載置しうる等の
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る電気調理器の一実施例を
示し、電熱線上に調理板を載置した状態の縦断面
図、第２図は従来の電気調理器の要部を示す縦断
面図である。 ３……調理器本体、４……電熱線、５……調理
板、６……リブ、６ａ……吸熱凹凸面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 調理器本体の上部に取付けたシーズヒータ等の
   電熱線上に調理板を載置する形式の調理器におい
   て、調理板の外底面に電熱線が嵌入する一対のリ
   ブを突出成形し、該一対のリブの内面に吸熱凹凸
   面を形成したことを特徴とする電気調理器。