JPS59162816A - コンバインにおける籾受装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自脱走行式のコンバインムこおいて脱穀され
た籾を、コンバインの上において籾袋に受けるための装
置に関するものである。

自脱走行式のコンバインは、脱穀された籾をコンバイン
の」二において籾袋に順次詰めなから刈取脱穀作業を連
続して行うものであるから、その刈取脱穀作業すなわち
コンバイン作業を長時間連続して行うことができるよう
にするには、コンバインに籾受ホッパーを多数個段り、
コンバインに出来る丈多くの脱穀籾を貯留し、多数個の
籾袋に袋詰めできるようにすることが必要である。しか
し、籾受ホッパーを複数個とすることは、これに一つの
揚穀筒からの脱穀籾を均−状に分配供給するようにしな
けばならない。

そこで従来は実開昭５０−１１２５８６’Ｗ−公報に示
すように、複数の籾受ホッパーを一列状に配設し、この
ホッパー列の上部内にそのポツパー列の列方向に沿って
水平状に延びるスクリューコンベヤを設け、一つの揚穀
筒から送られて来る籾を、前記スクリューコンベヤによ
って、各籾受ホッパーに分配供給するようにしている。

ところが、このようにホッパー列の上部内に分配用のス
クリューコンベヤを設けることは、構造が著しく複雑に
なり、且つ、コンバインの重量が増大するばかりか、こ
の分配用スクリューコンペヤの駆動に可成りの動力を必
要とするので、コンバインに搭載するエンジンは相当の
余裕を持った馬力のものにしなけばならないのであり、
しかも、この分配用スクリューコンベヤを設けることに
よって、各籾受ホッパーにおける実効容積（籾を貯留で
きる容積）がスクリューコンベヤの容積だけ縮小される
から、所定の容積の籾を貯留するためには、各籾受ポツ
パーを前記スクリューコンベヤの容積だけ大きくしなけ
ればならないのである。

本発明は、この公知の籾受装置における前記の問題点を
解消することを目的とすると共に、ホッパー列における
各籾受ホッパーへの籾の分配が、比較的小さい動力で、
籾を傷めることが少ない状態のもとで、確実にできるよ
うにすることを目的とする。

このため本発明は、コンバインの機体に、下部に籾取出
口を備えた複数個の籾受ポツパーをその上部が互いに連
通した状態で列状に配列して成るポツパー列を設け、コ
ンバインにおける脱穀部から送られる籾の初役出口を前
記示ソバー列の−・端上部に、当該籾投出口からの籾が
各籾受ポツパーの上部を通ってホッパー列の他端に向か
って放出するように接続する一方、前記初役出口からの
籾の放出方向を、ホッパー列の他端に向かって斜め上向
きに構成したものである。

このようにコンバインにおける脱穀部から送られる籾の
初役出口を前記ホッパー列の一端十ｆ（■に、当該投出
口からの籾が各籾受ホッパーの上部を１ＪＴｌってホッ
パー列の他端に向かって放出するように接続したことに
より、籾は遠い個所の籾受ホッパーから順番に入るから
、公知の分配用スクリューコンベヤを用いることな（各
籾受ポツパーに分配できる一方、前記初役出口からの籾
の放出方向を、ホッパー列の他端邪に向かって斜め−１
−向きに構成したことにより、前記初役出口から籾を籾
受クンク内に放出するときの速度を、当該籾投出口が水
平の場合よりも遅くしても、籾を遠い個所の籾受ホッパ
ーにまで確実に届かせることができる。

以下本発明を実施例の図面について説明すると、図にお
いて１は左右一対の走行うローラ２に、後部をピン３枢
着し前方のリンク機構４又は油圧シリンダにて前記ピン
３を中心に上下昇降するように設けた機体を示し、この
機体１の上面には脱穀部５を、前方に刈取前処理部６を
各々設けると共に、該刈取前処理部６で刈り取った殻稈
を集めながら前記脱穀部５におけるフィートチエン７に
送り込むための搬送装置８を備えている。更にこの機体
１の上面には、その進行方向の一側面に沿って前方から
操作コラム９、座席１０、エンジン内蔵カバー１１及び
穀物則り山部１２がこの順番に設けられている。

１３は前記穀物取り山部１２に設けた籾受タンクで、該
籾受タンク１３は、下端に弁１５付き籾取出口１４を備
えた複数個（本実施例では２個）の漏斗状籾受ポツパー
１６．１７を、その上部が互いに連通した状態でコンバ
インの進行方向に沿って列状に連接したものに構成され
、この場合、コンバインの後部に位置する籾受ホッパー
１７は、その流下板１７′をこれより前方に位置する籾
受ホッパー１６内に延長して、当該後部籾受ホッパー１
７の容積を、前部籾受ホ・ツバ−１６の容積よりも大き
く、すなわち、前部籾受ホ・７パー１６の。

容積が籾取出口１４に取付く籾袋Ｉ８の一袋分であれば
、後部籾受ホッパー１７の容積は二袋分にすると言うよ
うに籾袋１８の容積の整数倍に形成されている。

１９は、前記脱穀部５で脱穀された籾を前記籾受タンク
１３に送るためのスクリュ−２０内蔵式の揚穀筒で、該
揚穀筒１９の上端には、初役出用のインペラー２１を内
蔵した初役出口２２を設け、この初役出口２２を前記前
部籾受ホッパー１６の前側板１６′の上部に、当該初役
出口２２からの籾が前部籾受ホッパー１６及び後部籾受
ホ・ツバ−１７の上部を通って後方に向かって放出され
るように接続し、Ｌｌつ、この初役出口２２における」
−面４Ｆｊ、２２’の籾受タンク１３内の先端部を、図
示のように適宜角度（θ）の斜め上向きに形成する等し
て、当該籾投出口２２からの籾の放出方向を、後部籾受
ホッパー１７に向かって斜め上向きに構成して成るもの
である。なお、図中符号２３は、オーバーフロー管を示
す。

この構成において、脱穀部５で脱穀された籾は、揚穀筒
１９内をスクリュー２ｏの回転で上方に搬送され、その
上部に設けたインペラー２１の回転により、初役出口２
２を介して籾受タンク１３内に放出されるが、前記初役
出口２２がら籾受タンク１３内に放出される籾は、当該
籾投出口２２よりの籾がポツパー列に沿って、前部籾受
ポツパー１６から後部籾受ホッパー１７に向がって放出
するように構成しであるので、先づ初役出口２２より遠
い個所の後部籾受ホッパー１７に入り、当該後部籾受ホ
ンパー１７が一杯になればその手前側の前部籾受ホッパ
ー１６に入ると言うように、コンバインの進行方向に沿
う後方部の籾受ポツパーから順番に分配できるのである
。

この場合、前記初役出口２２がらの籾受タンク１３内へ
の籾の放出方向が水平方向であると、当該籾投出口２２
がら放出される籾を、遠い個所の後部籾受ポツパー１７
に確実に届くようにするには、初役出口２２がら放出す
るときの初速度を早くしなければならず、放出するとき
の初速度を早（するには、前記インペラー２１の回転数
を増大するか、インペラー２１の直径を人き（する等し
てその周速度を早くしな６Ｊればならないが、前記のよ
うに初役出口２２からの籾の放出方向を、後部籾受ホッ
パー１７に向かって斜め上向きに構成したときには、初
役出口２２から放出するときの初速度を遅くしても、籾
を後部籾受ポツパー１７に確実に届かせることができる
のである。

そしてこのようにして各籾受ポツパー１６．１７内の籾
が一杯になれば、その下端の籾取出口１４に籾袋を取付
は弁１５を開いて籾受ポツパー内の籾を籾袋１８内に流
出し、籾袋に籾が一杯に詰まると弁１５を閉し、この籾
入り籾袋１８′を各籾取出口１４（１１ｉ１所から取り
外したのち、籾受クンク１３の後部に設けた積載台２４
に頂戴する一方、各籾取出口１４には別の空籾袋１８を
取（＝Ｊりたのち弁１５を開く作業を行って、各籾受ポ
ツパー内の籾を取り出すのである。

以上実施例について説明したが本発明は、特許請求の範
囲に記載した構成を要旨とするもので、脱穀部からの籾
を、前記公知のような分配用のスクリューコンベヤを用
いることなく各籾受ポツパーに分配供給できるから、公
知のものに比較して構造が著しく簡単になると共に軽量
化でき、且つ、籾受タンクを小型化でき、更に籾の各籾
受ポツパーへの分配に必要な動力が少なく、コンバイン
におけるエンジンに対する動力負担を軽減できるの士あ
り、しがも、籾を籾受タンク内に放出するときの初速度
を遅くすることができるから、その初速度を早くしなけ
ばならないときに生じる、動力の増大及び籾の損傷を防
止できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図はコンバインの側
面図、第２図はコンバインの平面図、第３図は籾受タン
クの縦断正面図、第４図は第３図の■−ＩＶ視断面図、
第５図は第３図のＶ−Ｖ視断面図である。 １・・・・コンバインの機体、１３・・・・籾受タンク
、１４・・・・籾取出口、１６．１７・・・・籾受ポツ
パー、１９・・・・揚穀筒、２２・・・・初役出口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、コンバインの機体に、下部に籾取出口を備えた
   複数個の籾受ホッパーをその上部が互いに連通した状態
   で列状に配列して成るホッパー列を設け、コンバインに
   おける脱穀部から送られる籾の初役出口を前記ポツパー
   列の一端上部に、当該籾投出口からの籾が各籾受ホッパ
   ーの上部を通ってホッパー列の他端に向かって放出され
   るように接続する一方、前記初役出口からの籾の放出方
   向を、ホッパー列の他端に向かって斜め上向きに構成し
   て成るコンバインにおける籾受装置。