JPS591626Y2

JPS591626Y2 - ギヨウザ焼器

Info

Publication number: JPS591626Y2
Application number: JP13386481U
Authority: JP
Inventors: 光信阿久津
Original assignee: 株式会社吾光
Priority date: 1981-09-09
Filing date: 1981-09-09
Publication date: 1984-01-18
Also published as: JPS5837832U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は業務用のギョウザ焼器に係り、調理の手間か
らガスの燃費まで合理化され、しかも、短時間の間に調
理できると共に、焼きムラがなく常に安定した焼き加減
のギョウザを提供することができるギョウザ焼器に関す
る。

従来より、業務用のギョウザ鍋は一度に多くのギョウザ
を焼き上げなければならないので、頗る大きな鍋を使用
している。

しかし、鍋が大きくなる程熱の伝導にムラが生じたり、
鍋からの発熱が多くなって均一な温度に達し難いので焼
きムラが生じてしまう欠点があった。

また、この鍋を施蓋するために用いる蓋体は、大きな鍋
を施蓋するために当然蓋体も大きくならざるを得す、し
たがって調理上蓋体の開閉に不便を生じ、また置き場所
選びに苦慮するなど多くの欠点を生じていた。

また、鍋内の温度等を早く高めるため、蓋体の重量を増
すことによって施蓋時の密閉力を一層高めることもでき
るが、あまり重量のある蓋体を使用すると、調理の作業
能率を頗る低下させてしまうものであった。

そこでこの考案は上述の欠点を解消すべく案出されたも
ので、肉厚に形成した底面周囲に断面路り字形を有する
肉薄状の囲繞側板を支枠して側板周囲縁を外側に延長し
、囲繞側板の後側板に、外側へ開放する如く形成した傾
斜部を設け、前側板に把手を設けたギョウザ用の鍋を形
成し、略箱体の天板を除去し、その箱体周囲を形成する
側根上部から箱体内部へ向けた係止片が設けられ、後側
板外側には排水路を設けた支持枠体に前記録を載置せし
め、鍋の下方にはガスバーナーを設置した業務用ギョウ
ザ焼器において、鍋を施蓋する蓋体の天板を肉厚に形成
し、天板周囲縁が垂下した周囲側板を設け、且つ該側板
の左右側板先端を蓋体外側に屈曲延長して突出せしめる
と共に、突出した側板のいずれか一方の側板に支持金具
を設け、他方の側板寄りの天板上面部に把手を設け、蓋
体の支持金具を前記支持枠体の係止片に取り付けると共
に支持枠体の支持金具側の側板から断面路り字形状を威
して鉛直上方に立設する蓋支持板を設けたことを要旨と
するもので゛ある。

以下、図面を参照してこの考案の一実施例を詳細に説明
する。

この考案は、相当肉厚に形成した底板１９周囲に断面路
り字形を有する肉薄状の囲繞側板２０を室枠し、囲繞側
板２０の後側板２１外側へ開放する如く形成した傾斜部
２２を設け、前側板２５に把手２６を設けたギョウザ用
の鍋２３を形成し、天板を除去した略箱体を形成してい
る周囲の後側板２、右側板３、前側板４、左側板５夫々
の上部から、箱体内部へ向けた係止片７を設け、後側板
２外側にそって、断面が略り字形をした排水路８を設け
た支持枠体１に前記鍋２３を載置せしめ、鍋２３の下方
にガスバーナー２４を設置した業務用ギョウザ焼器にお
ける鍋２３用蓋体１０と支持枠体１との改良に関する。

すなわち、鍋２３を施蓋する蓋体１０の天板１２を肉厚
に形成し、天板１２の周囲縁が垂下した右側板１３、前
側板１４、左側板１５、後側板１６がら成る周囲側板が
設けられる。

そして、該側板の左右側板１５．１３先端を蓋体１０外
側に屈曲延長して突出せしめると共に、突出した側板１
５，１３の何れか一方の側板１３に蝶番等を用いた支持
金具１８が設けられる。

また、他方の側板１５寄りの天板１２上面部には把手１
７を設けである（第３図参照）。

次に、蓋体１０の支持金具１８を前記支持枠体１の係止
片７に取り付けると共に支持枠体１の支持金具１８側の
側板３から、断面路り字形状を威して鉛直上方に立設す
る蓋支持枠１１を設ける。

この考案は上述の如く肉厚に形成した底板１９周囲に断
面路り字形を有する肉薄状の囲繞側板２０を室枠し、囲
繞側板２０の後側板２１外側へ開放する如く形成した傾
斜部２２を設け、前側板２５に把手２６を設けたギョウ
ザ用の鍋２３を形成し、天板を除去した略箱体を形成し
ている周囲の後側板２、右側板３、前側板５、左側板５
夫々の上部から、箱体内部へ向けた係止片７を設け、後
側板２外側にそって、断面が略り字形をした排水路８を
設けた支持枠体１に前記鍋２３を載置せしめ、鍋２３の
下方にガスバーナー２４を設置した業務用ギョウザ焼器
において、蓋体１０の天板１２を肉厚に形成したことか
ら重量を重くすることができる。

そして、天板１２周囲縁が垂下した周囲側板１３，１４
，１５．１６を設け、且つ、該側板の左右側板１５．１
３先端を蓋体１０外側に屈曲延長して突出せしめである
ことから、蓋体１０の突出した左右側板１５．１３が鍋
２３の延長した側板周囲縁に載置され、肉厚な天板１２
を有する蓋体１０が鍋２３を均一に押圧して施蓋するの
で、大きなサイズの鍋２３であっても鍋２３内の温度や
圧力を逃がさずに効率よく高めることができる。

このことから、焼ギョウザの調理は勿論のこと、蒸しギ
ョウザの調理にも使用することができ、しかも大量のギ
ョウザを短時間でムラなく焼き上げることが可能になる
ものである。

また、突出した側板１５，１３の何れか一方の側板１３
に支持金具１８を設け、他方の側板１５寄りの天板１２
上面部に把手１７を設けであることから、重い蓋体１０
であっても片手で容易に開閉することが可能になり、更
にその上蓋体１０の施蓋位置が常に一定であるために確
実な施蓋をすることができる。

一方、支持枠体１は、蓋体１０の支持金具１８を係止片
７に取り付けると共に、支持金具１８側の側板３から断
面路り字形状を威して鉛直上方に立設する蓋支持板１１
を設けであるので、持ち上げた蓋体１０をこの蓋支持板
１１に立て掛けておくことができ、調理作業の合理化を
画ることか可能になる。

更に上述の構成から、蓋体１０の重量を増して施蓋時の
密閉力を高め、鍋２３内の圧力や温度を一層高めること
も′できるので、調理法に応じて鍋２３内の温度や圧力
を変えることが可能であり、また、熱効率を高めて燃費
の節約を画ることも可能である。

このようにこの考案によれば、調理作業を合理化するこ
とが可能で、しかも焼ギョウザから蒸しギョウザの調理
にも使用することができ、その上一度に大量のギョウザ
をムラなく焼き上げることができるなどと実用上有益な
種々の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は斜視
図、第２図は支持枠体の斜視図、第３図は縦断面図、第
４図は鍋の斜視図である。１・・・・・・支持枠体、２・・・・・・後側板、３・
・・・・・右側板、４・・・・・・前側板、５・・・・
・・左側板、７・・・・・・係止片、８・・・・・・排
水路、９・・・・・・壁、１０・・・・・・蓋体、１１
・・・・・・蓋支持板、１２・・・・・・天板、１３・
・・・・・右側板、１４・・・・・・前側板、１５・・
・・・・左側板、１６・・・・・・後側板、１７・・・
・・・把手、１８・・・・・・支持金具、１９・・・・
・・底板、２０・・・・・・囲繞側板、２１・・・・・
・後側板、２２・・・・・・傾斜部、２３・・・・・・
鍋、２４・・・・・・ガスバーナー２５・・・・・・前
側板、２６・・・・・・把手。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

肉厚に形成した底面周囲に断面路り字形を有する肉薄状
の囲繞側板を支枠して側板周囲縁を外側に延長し、囲繞
側板の後側板に、外側へ開放する如く形成した傾斜部を
設け、前側板に把手を設けたギョウザ用の鍋を形成し、
略箱体の天板を除去し、その箱体周期を形成する側板上
部から箱体内部へ向けた係止片が設けられ、後側板外側
には排水路を設けた支持枠体に前記録を載置せしめ、鍋
の下方にガスバーナーを設置した業務用ギョウザ焼器に
おいて、鍋を施蓋する蓋体の天板を肉厚に形成し、天板
周囲が垂下した周囲側板を設け、且つ、該側板の左右側
板先端を蓋体外側に屈曲延長して突出せしめると共に、
突出した側板の何れか一方の側板に支持金具を設け、他
方の側板寄りの天板上面部に把手を設け、蓋体の支持金
具を前記支持枠体の係止片に取り付けると共に支持枠体
の支持金具側の側板から断面路り字形状を威して鉛直上
方に立設する蓋支持板を設けたことを特徴とするギョウ
ザ焼器。