JPS59160989A - 高耐電圧性絶縁体 - Google Patents
高耐電圧性絶縁体Info
- Publication number
- JPS59160989A JPS59160989A JP3635383A JP3635383A JPS59160989A JP S59160989 A JPS59160989 A JP S59160989A JP 3635383 A JP3635383 A JP 3635383A JP 3635383 A JP3635383 A JP 3635383A JP S59160989 A JPS59160989 A JP S59160989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- spark plug
- reaction layer
- voltage
- ceramic insulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
- Insulators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスパークプラグ用磁器絶縁体等各種電気絶縁体
として好適な高耐電圧性絶縁体に関するものである。
として好適な高耐電圧性絶縁体に関するものである。
近年、内燃機関の燃費向上を目的として、希薄燃焼の研
究、改良が進み、一方着火性向上のために点火電源側で
は晶エネルギーの方向に進んでいる。このことは必然的
にスパークプラ夛の絶縁体としてはこれまで以上の絶縁
耐力を要求されることになる。
究、改良が進み、一方着火性向上のために点火電源側で
は晶エネルギーの方向に進んでいる。このことは必然的
にスパークプラ夛の絶縁体としてはこれまで以上の絶縁
耐力を要求されることになる。
本発明者等は上記の要求を満たすために絶縁体の各種材
質の絶縁耐力を調査、研究し、その絶縁破壊機構の解明
を進めた結果、３００℃以下の絶縁破壊は気孔等による
影響が大きくボイド放電による破壊が支配的であり、５
００℃を越えると組成の影響か大きくなることが判った
。通電スパークプラグの絶縁体は當時数１０μｓオーダ
ーのインパルス電圧がかかっている。その電圧は急加速
時には２０ＫＶを越え、最近の希薄燃焼タイプでは更に
高くなっている。一方ターボ車においてもその電圧は高
い。普通絶縁体は９０〜９５％のアルミナ質磁器を使用
している。
質の絶縁耐力を調査、研究し、その絶縁破壊機構の解明
を進めた結果、３００℃以下の絶縁破壊は気孔等による
影響が大きくボイド放電による破壊が支配的であり、５
００℃を越えると組成の影響か大きくなることが判った
。通電スパークプラグの絶縁体は當時数１０μｓオーダ
ーのインパルス電圧がかかっている。その電圧は急加速
時には２０ＫＶを越え、最近の希薄燃焼タイプでは更に
高くなっている。一方ターボ車においてもその電圧は高
い。普通絶縁体は９０〜９５％のアルミナ質磁器を使用
している。
一アルミナ粒子自体はコランダム結晶で絶縁耐力は高い
が、アルミナ粒子の間にあるマトリックス部はＳ ｉＯ
：ＬｌＭ ｇ 、０ 、Ｃ，ａ Ｏ等を主としたガラス
質であり絶縁耐力はあまり高くない。更に上記粒子間に
気孔が並存すると絶縁耐力は一層弱くなる。本発明者等
は絶縁耐力を低下させている以上の原因に着目し鋭意研
究した結果、焼結体の表面をｐｂ蒸気又はＰｂＯと反応
させることにより、マトリックス部・の組成が変化し且
つ気孔が減少し、ひいては絶縁耐力が高くなることを見
出したのである。
が、アルミナ粒子の間にあるマトリックス部はＳ ｉＯ
：ＬｌＭ ｇ 、０ 、Ｃ，ａ Ｏ等を主としたガラス
質であり絶縁耐力はあまり高くない。更に上記粒子間に
気孔が並存すると絶縁耐力は一層弱くなる。本発明者等
は絶縁耐力を低下させている以上の原因に着目し鋭意研
究した結果、焼結体の表面をｐｂ蒸気又はＰｂＯと反応
させることにより、マトリックス部・の組成が変化し且
つ気孔が減少し、ひいては絶縁耐力が高くなることを見
出したのである。
本発明は上記の知見にもとづいてなされたもので、焼結
体の表面に主としてＰｂｏからなる反応層を形成するこ
とによって、より高い絶縁耐力を有するスパークプラグ
用磁器絶縁体を提供するものである。
体の表面に主としてＰｂｏからなる反応層を形成するこ
とによって、より高い絶縁耐力を有するスパークプラグ
用磁器絶縁体を提供するものである。
以下本発明を実施例及び比較例によって説明するが、本
発明絶縁体はその利用範囲においてスパークプラグ用磁
器絶縁体に限定されるものではなく、高圧絶縁碍子等各
種電気絶縁体として利用可能である。
発明絶縁体はその利用範囲においてスパークプラグ用磁
器絶縁体に限定されるものではなく、高圧絶縁碍子等各
種電気絶縁体として利用可能である。
実施例１
平均粒径２，５μｍの市販α−Ａ１□ｏ３粉、末。
Ｓ ３％ １Ｍ ｇ ＣＯ３，、Ｃａ Ｃ０３及び有機
結合剤を焼成後の組成がＡ １２０３９３Ｍ量％。
結合剤を焼成後の組成がＡ １２０３９３Ｍ量％。
５ｉＯ２４重量％、ＭｇＯ２重量％、ｌＣａＯ１重量”
′％とｔ・るように湿式混合し乾燥し、圧力１ ｔｏｎ
／ｃＩＩＩで加圧成形した後、焼成天変５Ｋ２８で焼成
することによって３０ΦＸ１．５ｍｍの焼結体１を得た
。この焼結体１を第１図に示すアルミナ製の箱２の中に
装填し、焼結体１及び箱２を共に涜渡１０００℃に設定
した相対濃度９０％の鉛蒸気を含む電気炉内に設工し、
２時間保持することによって焼結体１の表面に厚み５０
μｍのＰｂｏからなる反応Ｎ３が形成されている円板状
絶縁体を得た。この絶縁体を絶縁オイルを入れた耐電圧
測定装置に装着し、絶縁体の上下面間に波頭長１μｓの
１×４０μｓ雷インパルス標準波電圧を印加し、絶縁体
の破壊電圧を測定した。１０個の絶縁体について破壊電
圧を測定したところ、その平均値は３７ＫＶであった。
′％とｔ・るように湿式混合し乾燥し、圧力１ ｔｏｎ
／ｃＩＩＩで加圧成形した後、焼成天変５Ｋ２８で焼成
することによって３０ΦＸ１．５ｍｍの焼結体１を得た
。この焼結体１を第１図に示すアルミナ製の箱２の中に
装填し、焼結体１及び箱２を共に涜渡１０００℃に設定
した相対濃度９０％の鉛蒸気を含む電気炉内に設工し、
２時間保持することによって焼結体１の表面に厚み５０
μｍのＰｂｏからなる反応Ｎ３が形成されている円板状
絶縁体を得た。この絶縁体を絶縁オイルを入れた耐電圧
測定装置に装着し、絶縁体の上下面間に波頭長１μｓの
１×４０μｓ雷インパルス標準波電圧を印加し、絶縁体
の破壊電圧を測定した。１０個の絶縁体について破壊電
圧を測定したところ、その平均値は３７ＫＶであった。
比較例１
実施例１と同一条件で焼結体を製作し、表面に反応層を
形成しなかったこと以外は実施例１と同一条件で破壊電
圧を測定したところ、その平均値は３２ＫＶであった。
形成しなかったこと以外は実施例１と同一条件で破壊電
圧を測定したところ、その平均値は３２ＫＶであった。
実施例２
第２図は本発明スパークプラグの一実施例を示したスパ
ークプラグの要部断面図であり、４は中心電極、５は実
施例１の焼結体と同一組成の磁器絶縁体で、その軸孔内
に前記中心電極４を公知の仕様によって保持されている
。Ｇは機関取付けねじを配した主体金具で、その内腔の
股座６ａに前記磁器絶縁体をパツキン７を介して公知の
仕様によって固定されている。８は接地電極で前記主体
金具の先端面に取付けられており前記中心電極４との間
にスパークギャップが形成されている。
ークプラグの要部断面図であり、４は中心電極、５は実
施例１の焼結体と同一組成の磁器絶縁体で、その軸孔内
に前記中心電極４を公知の仕様によって保持されている
。Ｇは機関取付けねじを配した主体金具で、その内腔の
股座６ａに前記磁器絶縁体をパツキン７を介して公知の
仕様によって固定されている。８は接地電極で前記主体
金具の先端面に取付けられており前記中心電極４との間
にスパークギャップが形成されている。
本発明は上記磁器絶縁体・５の燃焼室側に露出する発火
脚部表面５ａに、中心電極４及び主体金具６に組付ける
前に主としてＰｂｏからなる反応層９を形成したスパー
クプラグである。この反応層９は、ＰｂＯ粉末とセロゲ
ンを水に熔がし泥漿状態にし、これを上記発火脚部表面
５ａに塗布した後、大気中温度９００℃、保持時間３０
分の条件で焼（−１反応させることによって、形成され
た。反応した゛部分は黄色に変色し、アルミナ中へのＰ
ｂＯの拡散距離は約５０μｍで、表面はＰｂＯの一部が
ガラス状に熔融していた。
脚部表面５ａに、中心電極４及び主体金具６に組付ける
前に主としてＰｂｏからなる反応層９を形成したスパー
クプラグである。この反応層９は、ＰｂＯ粉末とセロゲ
ンを水に熔がし泥漿状態にし、これを上記発火脚部表面
５ａに塗布した後、大気中温度９００℃、保持時間３０
分の条件で焼（−１反応させることによって、形成され
た。反応した゛部分は黄色に変色し、アルミナ中へのＰ
ｂＯの拡散距離は約５０μｍで、表面はＰｂＯの一部が
ガラス状に熔融していた。
２０個のこの磁器絶縁体に中心電極を挿入固着しかつ接
地電極を取外した主体金具に組付けた後、これをオイル
を入れた耐電圧装置に発火部内に該オイルが流入するよ
うに装着し、中心電極と主体金具間に実施例１と同様に
電圧を印加し、磁器絶縁体の破壊電圧を調べたところ、
その平均値４０ＫＶであった。
地電極を取外した主体金具に組付けた後、これをオイル
を入れた耐電圧装置に発火部内に該オイルが流入するよ
うに装着し、中心電極と主体金具間に実施例１と同様に
電圧を印加し、磁器絶縁体の破壊電圧を調べたところ、
その平均値４０ＫＶであった。
実施例３
第３図は本発明スパークプラグの他の実施例を示したも
ので、中心電極４を保持する磁器絶縁体５の軸孔の発火
部側の内孔面５Ｃに実施例２と同様にＰｂＯからなる反
応層９′を形成し、その軸孔内に中心電極を挿入固着し
てなる。実施例２と同一条件で磁器絶縁体の破壊電圧を
測定したところ、その平均値は３９．５ＫＶであった。
ので、中心電極４を保持する磁器絶縁体５の軸孔の発火
部側の内孔面５Ｃに実施例２と同様にＰｂＯからなる反
応層９′を形成し、その軸孔内に中心電極を挿入固着し
てなる。実施例２と同一条件で磁器絶縁体の破壊電圧を
測定したところ、その平均値は３９．５ＫＶであった。
比較例２
反応層を形成しなかったこと以外は実施例２と同一条件
で得られた磁器絶縁体の破壊電圧を調べたところ、その
平均値は３２ＫＶであった。
で得られた磁器絶縁体の破壊電圧を調べたところ、その
平均値は３２ＫＶであった。
以上の例から表面にＰｐＯ反応層を形成することにより
絶縁体の耐電圧性が向上することがわかる。またスパー
クプラグ用絶縁体に適用する場合は実施例２及び実施例
３のように磁器絶縁体の発火脚部表面５ａ及び内孔面５
Ｃのいずれか一方だけに反応層を形成しても耐電圧性が
向上することを示したが、発火脚部表面５ａ及び内孔面
５ｃの双方に反応層９，９を形成することによってより
耐電圧性を向上せしめることもできる。
絶縁体の耐電圧性が向上することがわかる。またスパー
クプラグ用絶縁体に適用する場合は実施例２及び実施例
３のように磁器絶縁体の発火脚部表面５ａ及び内孔面５
Ｃのいずれか一方だけに反応層を形成しても耐電圧性が
向上することを示したが、発火脚部表面５ａ及び内孔面
５ｃの双方に反応層９，９を形成することによってより
耐電圧性を向上せしめることもできる。
以上の様に本発明絶縁体は耐電圧性に優れているのでス
パークプラグ用磁器絶縁体はもとより、各種電気絶縁体
として有用である。
パークプラグ用磁器絶縁体はもとより、各種電気絶縁体
として有用である。
れている状態を示す縦断面図、第２図は本発明磁器絶縁
体をスパークプラグに用いた場合の一実施例を示したス
パークプラグの縦断面図、第３図は本発明磁器絶縁体を
スパークプラグに用いた場合の他の実施例を示したスパ
ークプラグ発火部の縦断面図である。
体をスパークプラグに用いた場合の一実施例を示したス
パークプラグの縦断面図、第３図は本発明磁器絶縁体を
スパークプラグに用いた場合の他の実施例を示したスパ
ークプラグ発火部の縦断面図である。
４・・・・・・中心電極、５・・・・・・磁器絶縁体、
５ａ・・・・・・発火脚部表面、５ｃ・・・・・・内孔
面、６・・・・・・主体金具、９．９・・・・・・反応
層 箆１図 第８図 ７ 第２図
５ａ・・・・・・発火脚部表面、５ｃ・・・・・・内孔
面、６・・・・・・主体金具、９．９・・・・・・反応
層 箆１図 第８図 ７ 第２図
Claims (2)
- （１）絶縁性セラミックスよりなる焼結体を基体とする
絶縁体において、該基体の表面に主としてＰｂＯからな
る反応層が形成されていることを特徴とする高耐電圧性
絶縁体。 - （２）主体金具によって取り囲まれて固定されるスパー
クプラグ用磁器絶縁体において、前記主体金具の燃焼室
側ト露出する前記磁器絶縁体の発火脚部表面及び／又は
前記磁器絶縁体の軸孔の発火部側内孔面に主としてＰｂ
ｏからなる反応層が形成されていることを特徴とするス
パークプラグ用磁器絶縁体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3635383A JPS59160989A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 高耐電圧性絶縁体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3635383A JPS59160989A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 高耐電圧性絶縁体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59160989A true JPS59160989A (ja) | 1984-09-11 |
Family
ID=12467469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3635383A Pending JPS59160989A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 高耐電圧性絶縁体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59160989A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63500970A (ja) * | 1985-09-17 | 1988-04-07 | ロ−ベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 沿面放電式の点火プラグ |
-
1983
- 1983-03-04 JP JP3635383A patent/JPS59160989A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63500970A (ja) * | 1985-09-17 | 1988-04-07 | ロ−ベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 沿面放電式の点火プラグ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2925425B2 (ja) | スパークプラグ用絶縁碍子 | |
| JP5480294B2 (ja) | 燃料に点火するためのイグナイターシステム | |
| US7799717B2 (en) | Spark plug having a ceramic insulator with improved high temperature electrical properties | |
| US4004183A (en) | Resistor built-in spark plug | |
| US3558959A (en) | Silicon carbide semi-conductor igniter structure | |
| KR20090101253A (ko) | 스파크 플러그 인슐레이터로서 사용하기 위한 향상된 고온 전기 특성을 가진 세라믹 | |
| JPS63190753A (ja) | アルミナ磁器および点火プラグ | |
| US4144474A (en) | Low noise resistance containing spark plug | |
| CN102185256B (zh) | 尤其基于铝氧化物的陶瓷绝缘体及其制造方法 | |
| JPS62132765A (ja) | 高絶縁性高アルミナ質磁器組成物の製造方法 | |
| US2159791A (en) | Spark plug | |
| JPS59160989A (ja) | 高耐電圧性絶縁体 | |
| US2280962A (en) | Spark plug | |
| US2926275A (en) | Pgras | |
| JPS62187156A (ja) | 高絶縁性高アルミナ質磁器組成物の製造方法 | |
| US3408524A (en) | Sparkplug and seal therefor | |
| JP3734293B2 (ja) | 抵抗入りプラグ | |
| JP4995863B2 (ja) | スパークプラグ用絶縁体、その製造方法及びそれを用いたスパークプラグ | |
| US20060003091A1 (en) | Method for preparing a semi-conductive ceramic material, semi-conductive ceramic material and ignition plug using this ceramic material | |
| CA1080590A (en) | Electrically semi-conducting ceramic body | |
| JPH0717459B2 (ja) | 高絶縁性高アルミナ質磁器組成物の製造方法 | |
| SE8107635L (sv) | Tendanordning for jetmotorer och andra motorer med invendig forbrenning | |
| JPS6123636B2 (ja) | ||
| JPH04561B2 (ja) | ||
| JPS61253786A (ja) | 抵抗入りプラグ |