JPS5915897B2 - 低級ジアルキルアミンの製造法 - Google Patents

低級ジアルキルアミンの製造法

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JPS5915897B2
JPS5915897B2 JP50112587A JP11258775A JPS5915897B2 JP S5915897 B2 JPS5915897 B2 JP S5915897B2 JP 50112587 A JP50112587 A JP 50112587A JP 11258775 A JP11258775 A JP 11258775A JP S5915897 B2 JPS5915897 B2 JP S5915897B2
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JP
Japan
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reaction
nickel
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raney
carried out
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JP50112587A
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JPS5236607A (en
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予正 高橋
栄之助 藤本
順二 金子
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低級ジアルキルアミンを対応する低級アルキル
アミンから高収率で製造する方法に関するものである。
低級アルキルアミン類は医薬、農薬、ゴム添加物、界面
活性剤等の原料として用いられる有用な物質である。
中でも低級ジアルキルアミンであるジメチルアミン、ジ
エチルアミン、ジブチルアミンは工業的に多量使用され
ている。低級ジアルキルアミンは、工業的には対応する
脂肪族アルデヒド、アンモニアを水添触媒の存在下に水
添を行うとき得られる1級、2級、3級アミンの混合物
の内、約50%含有する2級アミンを蒸溜により分離取
得される。
また、対応する低級アルコールをアンモニアおよび水素
と共に気相: で還元触媒を通した時得られるアミン混
合物を同様に分溜を行つて、2級アミンが全アミンに対
し約50%取得される。本発明者らは、低級ジアルキル
アミンの有用性に注目し、低級ジアルキルアミンのみを
容易に、o かつ工業的に安価に製造する方法について
鋭意研究の結果、遂にその方法を確立するに至つた。
本発明にお〜・て、低級ジアルキルアミンとは、\ 一般式 /NHCRは炭素数1〜8のアルキル’5R基
、シクロペンチル基、シクロヘキシル基のものを云う〕
なる2級アミン類を云う。
たとえばジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピル
アミン、ジブチルアミン、シンクロヘキシルアミンなど
が■0 含まれる。本発明の方法により、低級ジアルキ
ルアミンを製造するには、好ましくは先ず対応する低級
脂肪族ニトリルを水添触媒により水添を行つて、1級ア
ミンである低級アルキルアミンが主成分となる■5 よ
うに合成条件を選らび、得られる低級アルキルアミンを
分離し、あるいは分離せずして、本発明におけるジアル
キルアミンを製造するための原料として供せられる。
低級脂肪族ニトリルから1級アミンのみを大部分選択的
に合成することは比較30的容易であり、この場合の水
添触媒としてはパラジウム活性炭、ラネーニッケル、あ
るいはラネーコバルトなどの活性の高いものが賞用され
る。勿論、本発明を実施するための原料としては、先述
の低級脂肪族アルコールのアミノ化、あるいは、35低
級脂肪族アルデヒドまたはケトンの水添アミノ化によつ
て合成されたアミン混合物中に10〜15%程度存在す
る1級アミンを分離取得し、原料として使用してもよい
。本発明の反応は、液相で行なわれるのが好ましい。
すなわち、攪拌機を有する反応器に原料の低級アルキル
アミン、溶媒として水およびまたは対応する低級脂肪族
アルコール、さらに触媒としてニツケル系あるいはコバ
ルト系の水添触媒が供給される。脱アミノ化による2級
化反応は80〜160℃で行なわれ、特に100〜13
0℃が好ましい。反応圧力については、反応器内に原料
および溶媒が充分に液相の状態で存在するような圧力の
下に実施される。
勿論、原料の低級アルキルアミンや溶媒の種類によつて
異なるが、通常は常圧〜若干加圧下で実施されるが、生
成するアンモニアが充分に反応系外へ除去される圧力を
選択することが好ましい。本発明によつて、原料として
使用される低級アルキルアミンの内、エチルアミン、n
−プロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミ
ンは、それぞれ対応するアセトニトリル、プロピオニト
リル、n−ブチロニトリル、イソプチロニトリルの水添
により得られる。
本発明において、使用されるニツケル系およびコバルト
系の水添触媒としては、ラネーニツケル、分解還元ニツ
ケル、漆原ニツケル、ラネーコバルトがあり、種々の製
法のものが適用される。
ラネーコバルトの製法としては、例えば、実験化学講座
第17巻、下巻、第332〜333頁、丸善出版、昭和
41年、第3版に記載の方法がある。ラネーコバルト、
ラネーニツケルを調製するための合金としては、アルミ
ニウム合金が最も一般的であるが、マグネシウム合金、
亜鉛合金およびシリコーン合金等も用いることができる
。還元コバルト触媒の製法としては、たとえば、前述の
成書第331〜332頁、また、漆原コバルトの製法と
しては同じく第334〜335頁がある。ラネーニツケ
ルの調製法としては、例えば、前述の成書第302〜3
10頁(丸善出版、昭和36年、第3版)に示されてい
るW−1ないしW−7のいずれかの方法またはそれに準
する方法である。還元ニツケルでは漆原ニツケルまたは
ギ酸ニツケルの熱分解で生成される金属ニツケル粉末が
良い。本発明にお〜・て反応の溶媒としては、水が最も
乙tシn石1f右甘書]六41プ、,八ζ 」−g寥
目口ンfセλ1μトプ、ル左褒寿a)一′)として、反
応溶媒として、原料の低級アルキルアミンに対応する低
級脂肪族アルコールを使用することが好ましい。たとえ
ば、原料がエチルアミン、n−プロピルアミン、シクロ
ヘキシルアミンの場合はそれぞれエチルアルコール、n
−プロピルアルコール、シクロヘキシルアルコールが使
用される。勿論、これらの低級アルコールは単独で使用
するほか、水と共に使用される。本発明において、溶媒
として対応するアルコールを使用することによる利点と
しては、(1)脱アミノ化反応を有効に推進し、(2)
アルコール自身が、触媒の存在下にお℃・て、アンモニ
アと有効に反応して、自ら原料である1級アミンに速や
かに転換することである。
勿論、目的によつて、異種のアルコールを溶媒として使
用することもあるが、この場合、得られる低級ジアルキ
ルアミンは、下記のようにアルキル基が混合したものに
なる。
本発明の反応は、若干の水素の存在下、あるいは、水素
の存在なしにおいて実施される。
適用される水素分圧はO〜3.5k9/Cdである。
例えば、出発原料としてエチルアミン、あるいは、シク
ロヘキシルアミンを触媒としてラネーニツケルを使用し
、水素の存在なしに脱アミノ化を行うときは、実施例1
および実施例5の如く、それぞれジエチルアミン、シン
クロヘキシルアミンが95%以上の選択率で得られる。
次に実施例を示して、本発明の反応を説明する。
実施例 1容量11?の電磁攪拌機付きオートクレーブ
沖にエチルアルコール2137、エチルアミン1167
、ラネーニツケル43tを仕込み、100℃で6時間反
応を行つた。
圧力は最高5,6kg/Cr!iであつた。反応終了後
、反応液のガスクロマト分析により、エチルアミン36
7、ジエチルアミン1037、トリエチルアミン2.5
7が含まれていることがわかつた。実施例 2 容量11の電磁攪拌機、耐圧弁付きオートクレーブ中に
水2007、エチルアミン116?、ラネーニツケル4
37を仕込み、水素ガス置換の後、圧力を8kg/Cr
Aに保ちながら120℃で2時間反応を行つた。
反応終了後、ガスクロマト分析によりエチルアミン10
7、ジエチルアミン827、トリエチルアミン37が含
まれていることがわかつた。反応液を分溜することによ
り、ジエチルアミン(沸点67.5〜68.5℃)が7
9t得られた。実施例 3ギ酸ニツケルを270℃で熱
分解して調製したニツケル金属触媒357を用い、実施
例2と同一の反応条件(但し、反応温度130℃、反応
圧力9.5kg/Cd保持)で反応を行つた処、エチル
アミン127、ジエチルアミン817、トリエチルアミ
ン3fが含まれていることがわかつた。
実施例 4 漆原ニツケル307(Bull.Chem.SOc.J
apanl第27巻、第480頁、1954年の方法で
調製)を用い、n−プロピルアミン1207を仕込み、
実施例2と同様の反応条件および操作で反応を行つた。
ガスクロマト分析の結果、nプロピルアミン297、ジ
一n−プロピルアミン707、トリ−n−プロピルアミ
ン5.27が得られたことがわかつた。実施例 5 容量11の電磁攪拌機付きオートクレーブ沖にシクロヘ
キサノール2157、シクロヘキシルアミン1167、
ラネーニツケル217を仕込み、120℃で5時間反応
を行つた。
反応圧は最高9.7kg/Cdに到着した。反応物の分
析によりシクロヘキシルアミン197、シンクロヘキシ
ルアミン1667が含まれていることがわかつた。実施
例 6容量11の電磁攪拌機付きオートクレーブ中に水
200?、エチルアミン1167、ラネーコバルト43
7を仕込み、圧力を8k9/Cdに保つように、圧力還
流冷却管の上のバルブを操作しながらアンモニアガスを
放出しながら、125℃で3時間反応を行つた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 低級アルキルアミンをラネーニツケル、分解還元ニ
    ッケル、漆原ニッケル、ラネーコバルトの中から選ばれ
    た水添触媒を用い、溶媒として水およびまたは対応する
    低級アルコールを用い、水素分圧3.5kg/cm^2
    以下で、80〜160℃反応を行い、対応する低級ジア
    ルキルアミンを製造する方法。
JP50112587A 1975-09-19 1975-09-19 低級ジアルキルアミンの製造法 Expired JPS5915897B2 (ja)

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JPS6122968U (ja) * 1984-07-16 1986-02-10 エスエムシ−株式会社 3方向切換弁

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