JPS5915891Y2 - スピニングリ−ルの逆転止め機構 - Google Patents

スピニングリ−ルの逆転止め機構

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Publication number
JPS5915891Y2
JPS5915891Y2 JP5742279U JP5742279U JPS5915891Y2 JP S5915891 Y2 JPS5915891 Y2 JP S5915891Y2 JP 5742279 U JP5742279 U JP 5742279U JP 5742279 U JP5742279 U JP 5742279U JP S5915891 Y2 JPS5915891 Y2 JP S5915891Y2
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JP
Japan
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stopper
spring
gear shaft
stopper claw
claw
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Expired
Application number
JP5742279U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55157876U (ja
Inventor
征記 大田
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ダイワ精工株式会社 filed Critical ダイワ精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はバンドル操作で迅速に作動されるとともに各
部の摩耗損傷を少なくしたスピニングリールの逆転止め
機構に関する。
従来スピニングリールの逆転止め機構は第1図イから二
のように提案されている。
イの構造はリールボディ1内に設けられたストッパー爪
73が逆転止め操作バンドル91で操作されない限り常
時バネ74でピニオンギヤ軸5に固定された逆転止め歯
車51に係合されている。
口の構造はマスターギヤ4aの裏面に逆転止め歯車51
とこれに係合されるストッパー爪73と、マスターギヤ
4aの外周に巻回されたバネ81が設けられ、ストッパ
ー爪73が制御されている。
への構造はリールボディ1外のピニオンギヤ軸5外周に
バネ81が巻回され、リールボディ1前面板に取りつけ
られたストッパー爪73がローター2に固定された逆転
止め歯車51に係合されている。
二の構造はリールボディ1内のピニオンギヤ軸5にバネ
81が巻回され、ボディの長手方向に直角に設けられた
ストッパー爪73がピニオンギヤ軸の逆転止め歯車51
に係合されるように配設されるでいる。
上記イの構造では鳴き爪とストッパー爪が兼用されてい
るため爪先が摩損しやすく、又最近釣人に要求されてい
る繊細な鳴き音を実現することが不可能である。
上記口では逆転時のみストッパー爪が逆転止め歯車に係
合されるが、爪先が逆転止め歯に当接係合するまでにロ
ーターがピニオンとマスターギヤを介して1:3から1
:6.2の範囲で増速回転されるので、ローターの逆回
転で歯面に損傷を与え、スムーズな釣糸の巻き中ば回転
をさまたげる欠点がある。
八ではストッパー爪がローターに固定された逆転止め歯
車に係合されるので、ローターの回転惰力によるピニオ
ンとマスターギヤの損傷は防止されるが、ストッパー爪
と逆転止め歯車及びバネが設けられた位置は砂やゴミ等
が入りやすく、ストッパー爪、逆転止め歯、バネが砂や
ゴミで摩損される欠点がある。
上記二では砂やゴミ等が入らないリールボディ内ではあ
るが、薄いリールボディ内にストッパー爪が長手方向の
軸線に直交するように配設されているから、ストッパー
爪の配設スペースを特別に広げて設けなければならない
欠点がある。
さらにバネがマスターギヤより増速されたピニオンギヤ
軸に巻回されているから、正転時ピニオンギヤ軸は早い
スピードで回転されるのでバネの摩損が早く、作動不良
を招く等の欠点がある。
本考案の目的は、上記欠点に鑑み、釣糸巻き上げバンド
ル操作によって迅速にローターの逆転回転を係止すると
ともに、各部の摩耗損失を少なくして作動不良のないス
ピニングリールの逆転止め機構を提供することにある。
本考案の特徴は、リールボディ内にストッパー爪部材を
設けてピニオンギヤ軸の逆転止め歯に爪先を臨ませ、ス
トッパー爪部材のバネ掛部に一端を係合させた作動バネ
の摩擦作動部をマスターギヤ軸外周に巻回したことであ
る。
以下、図面の実施例によって本考案を説明する。
第2図でスピニングリールはリールボディ1とローター
2とスプール3とリール脚部1aで外形が構成されてい
る。
リールボテ゛イ1の長手方向の中央には第3図のように
リールボテ゛イ1と蓋体11に透孔1 b、 11 a
と凹陥部IC,llbが穿設されて、凹陥部にはボール
ベアリング12.13が嵌合されている。
ボールベアリング12.13には中空のマスターギア軸
4が嵌合されている。
リールボテ゛イ1の前面部には第4図のように透孔1d
と凹陥部1eが穿設され、凹陥部にボールベアリング1
4が嵌合されて、中空のピニオンギヤ軸5が嵌合されて
いる。
リールボディ1内のピニオンギヤ軸5の一端にはピニオ
ン5aが形成され、他のジニオンギャ軸5の外周は断面
り形または小判形に形成されて、D形または小判形の透
孔が穿設された逆転止め歯車51が嵌合されている。
ピニオンギヤ軸5の他端には外周に段部で小径部が形成
され、小径部に雄ネジが形成されて上記ローター2がナ
ツト52で測定されている。
ピニオンギヤ軸5の中空部にはスプール軸31が軸線方
向に摺動自在に嵌合され、スプール軸31の一端には上
記スプール3が固定されている。
スプール軸31のリールボディ1内の他端には図示され
ないスプール軸の前後摺動部材が取りつけられている。
上記マスターギヤ軸4の外周にはマスターギヤ4aが形
成されるとともに摩擦円筒41が嵌合固定されている。
マスターギヤ4aは上記ピニオン5aと噛み合わされて
いる。
摩擦円筒41の外周には環状溝41 aが形成されてい
る。
マスターギヤ軸4の中空部は多角形の孔に形成され、バ
ンドル軸6が嵌合されている。
上記マスターギヤ軸4の前方、第4図で左方のリールボ
ディ1の側壁には留めビス15でストッパー爪部材7が
回転自在に取りつけられている。
ストッパー爪部材7は第5図のように、爪板71と爪作
動板72で構成されている。
爪板71は一端が爪先71 aに、他端が折曲部71
bに形成され、中心に留めビス15嵌挿用透孔71 C
が穿設されている。
爪作動板72には図で下方に折曲されて爪板71が抱持
される折曲部72 aと、上方に折曲されてスリットが
形成されたバネ掛は部72 bが形成され、中心に留め
ビス15嵌挿用透孔72 Cが穿設されている。
上記爪先71 aは上記逆転止め歯車51の逆転止め歯
に臨むように配設されている。
爪先71 aの上方のリールパテ゛イ1には突出部1f
が形成されている。
上記バネ掛は部72 bには作動バネ8の一端8aが係
合され、作動バネ8の摩擦作動部8bは上記摩擦円筒4
1の環状溝41 aに嵌合奏き回されている。
摩擦円筒41に対し作動バネ8は、第4図で摩擦円筒4
1が矢示B方向の反時計方向に正転されたとき、ストッ
パー爪部材7が留めビス15を中心に時計方向に回転さ
せるように、摩擦円筒41が示矢A方向の時計方向に逆
転されたとき、ストッパー爪部材7が反時計方向に回転
されるように取りつけられている。
上記ストッパー爪板の折曲部71 bがリールボディ1
内で位置される上方には逆転止め操作バンドル9の操作
部9aが配置されて、ローター2の逆回転を可能にする
ときは、操作部9aで折曲部71 bを第4図の2点鎖
線のように押し下げる。
スピニングリールの逆転止め機構が上記のように構成さ
れて、バンドル軸6に取りつけられた図示されないバン
ドルが正置・転されると、マスターギヤ4a、摩擦円筒
41は第4図で示矢B方向に回転されて、作動バネ8が
示矢B方向に従動されるから、ストッパー爪部材7の爪
先71 aは逆転止め歯車51の逆転止め歯から離接さ
れ、マスターギヤ4aの回転はピニオン5a、ピニオン
ギヤ軸5を介してローター2に伝達されて繰出された釣
糸がスプール3に巻き上げられる。
作動バネ8はストッパー爪部材7が回動され爪先71
aが突出部1fに当接された位置以上には従動されない
から、摩擦作動部8bは摩擦円筒41の環状溝41 a
内をスリップする。
次にバンドルが逆回転されると、マスターギヤ4aは第
4図で示矢A方向に回転されて、作動バネ8は摩擦作動
部8bと環状溝41 a面で反時計方向に摩擦従動され
、一端8aはストッパー爪部材7を反時計方向に回動さ
せるから爪先71 aは逆転止め歯車51の逆転止め歯
に係合され、ピニオンギヤ軸5、ローター2の回転は迅
速に係止されて逆転止めがなされる。
上記説明ではストッパー爪部材7が爪板71と爪作動板
72で構成されたが、一つのストッパー爪に爪先とバネ
掛は部を設けてもよい。
またマスターギヤ軸の外周に環状溝を設けて作動バネの
摩擦作動部を巻き回させてもよい。
本考案は上述のように構成されたから、ストッパー爪部
材の爪先や逆転止め歯が砂やゴミ等で損傷されず、増速
されないマスターギヤ軸に作動バネが巻き回されて作動
バネの摩損を最小限におさえることができて作動不良が
起らないとともに、またストッパー爪を逆転止め歯車の
正逆回動に追随して係脱自在とするために、バンドルに
連結した回動部材にストッパー爪部材と係合する摩擦動
作部材を常時摺接したので、その摩擦力がバンドル回動
時、釣人の手に付加されて不円滑で重い回動感を与える
のを極力減少することができる。
いわゆる、上述の解決手段としてバンドルに連結する多
数の回動部材の内、増速されておらず且つ周速度が最低
の個所に前記摩擦作動部材を摺接したから、ストッパー
爪に対する作動力を低下することなく、バンドル回動へ
の付加抵抗を減少せしめて回動部材を円滑に回動させ、
更に摺接部の摩耗や油切れを防止することができる。
更に、ストッパー爪部材がピニオンギヤ軸の逆転止め歯
車に係止されるので、歯車に衝撃力を与えずピニオンや
マスターギヤの損傷が防失されて、釣糸がスムーズに巻
き上げられる。
また爪先と逆転止め歯は逆転時のみ係合されるサイレン
トストッパーで構成されているから、長時間の使用にお
いても損傷が起らず、係止動作が確実になされる等の優
れた効果を奏するスピニングリールの転止め機構を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスピニングリールの逆転止め機構の説明
図、第2図は本考案スピニングリールの逆転止め機構を
組み込んだスピニングリールの一部断面側面図、第3図
は同上第2図III−III線の要部断面図、第4図は
同上要部断面側面図、第5図は同上ストッパー爪部材の
分解斜視図、第6図は同上作動バネと摩擦円筒の分解斜
視図である。 1・・・リールボディ、11・・・蓋体、12.13.
14・・・ボールベアリング、2・・・ローター、3・
・・スプール、31・・・スプール軸、4・・・マスタ
ーギヤ軸、4a・・・マスターギヤ、41・・・摩擦円
筒、41 a・・・環状溝、5・・・ピニオンギヤ軸、
5a・・・ピニオン、51・・・逆転止め歯車、52・
・・ナツト、6・・・バンドル軸、7・・・ストッパー
爪部材、71・・・爪板、71 a・・・爪先、71
b、 72 a・・・折曲部、72・・・爪作動板、7
2 b・・・バネ掛は部、8・・・作動バネ、8a・・
・一端、8b・・・摩擦作動部、9・・・逆転止め操作
バンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リールボディ内の側壁にストッパー爪部材を回転自在に
    取りつけて爪先をピニオンギヤ軸の逆転止め歯に接離自
    在に臨ませ、上記ストッパー爪部材のバネ掛は部に作動
    バネの一端を係合させるとともにマスターギヤ軸の外周
    外側に設けた環状溝に上記作動バネの摩擦作動部を巻き
    回したことを特徴とするスピニングリールの逆転止め機
    構。
JP5742279U 1979-04-28 1979-04-28 スピニングリ−ルの逆転止め機構 Expired JPS5915891Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5742279U JPS5915891Y2 (ja) 1979-04-28 1979-04-28 スピニングリ−ルの逆転止め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5742279U JPS5915891Y2 (ja) 1979-04-28 1979-04-28 スピニングリ−ルの逆転止め機構

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Publication Number Publication Date
JPS55157876U JPS55157876U (ja) 1980-11-13
JPS5915891Y2 true JPS5915891Y2 (ja) 1984-05-10

Family

ID=29291505

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JP5742279U Expired JPS5915891Y2 (ja) 1979-04-28 1979-04-28 スピニングリ−ルの逆転止め機構

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