JPS5915338A - 無線通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 幅器と受信電力検出器とを備えて、受信電力に応じて送
信自動利得制御増幅器の利得が制御されるような無線通
信装置に関する。

無線通信では，フェージング等によって受信レベルが低
１すると伝送品質が劣化するため、受信レベルの低下に
応じて送信レベルを上けることにより伝送品質の劣化を
防ぐようにした送信自動利得制御機能（以下ＡＴＧＣ機
能と略称する）を有するものがある。

従来のこの種無線装置の構成の一例を第１図に示す。す
なわち、信号入力端子５から入力した中間周波信号を送
信自動利得制御増幅器７によって増幅し、該増幅器７の
出力信号は前置ひずみ発生回路２を通して送信ミクサ８
ｖｃ入力させ、送信局部発振器９の出力で周波数変換さ
ねて送信電力増幅器ｌで電力増幅される。

送信電力増幅器ｌの発生する相互変調ひずみを補償する
だめに、該増幅器ｌの出力をひずみ検出用ミクサ１０を
介して中間周波帯に変換してひずみ検出回路４に入力さ
せ、制御回路３で検出回路４の出力が小さくなるように
前記前置ひずみ発生回路２を制御して送信電力増幅器ｌ
のひずみを補償する前置ひずみを発生させる。ひずみ検
出回路４、制御回路３．前置ひすみ発生回路２等でひず
み補償装置を構成している。一方、前記送信自動利得制
御増幅器７の利得は、後述するように受信側から返送さ
れた各システムの受信電力に応じて制御される。そして
、複数システムのそれぞれの送信電力増幅器ｌの出力は
１例えば４０メガヘルツ間隔で配列され信号合成回路１
１で合成されて送信アンテナ１２から送信される。受信
アンテナ１３で受信された複数システムの信号は信号分
配回路１４で各システムに分配され、それぞれ受信増幅
器１５で増幅されたのち受信ミクサ１６で中間周波帯域
に変換される。受信局部発振器１７は、各システム対応
に異なる周波数の発振器であって。

受信ミクサ１６１／Ｃ供給されている。受信ミクサ１６
の出力は受信自動利得制御増幅器１９で所定レベルに増
幅されて信号出力端子６から出力される。

一方、上記受信ミクサ１６の出力は、受信電力検出器１
８によって電力検出され、検出信号は受信電力検出信号
送信部２０から送信側へ返送される。

送信側では、受信電力検出信号受信部２１で上記検出信
号を受信し、各システム対応に設けられた比較回路２３
に入力させる。比較回路２３は、基準電圧印加端子２２
から供給される基準電圧と前記検出信号とを比較し、検
出信号が基準電圧に等しくなるように送信自動利得制御
増幅器７の利得を制御する。すなわち、例えばフェージ
ングによって受信電力が低下したシステムでは送信自動
利得制御増幅器７の利得が大になり従って、送信電力増
幅器１から送出される送信電力が大になる。

以上の動作により受信電力がほぼ一定に保たれ、フェー
ジング等による伝送品質の劣化が防止される。送信電力
増幅器１の飽和出力は１通常１５〜２０ｄＢのフェージ
ングマージンを考慮して十分高い値に設定さね、かつ、
相互変調ひずみはシステムごとに補償される。従って、
上述の従来の無線通信装置は、飽和出力の大きい大電力
の送信電力増幅器および該増幅器の発生する相互変調ひ
ずみを補償するひずみ補償装置をシステムの数だけ必要
とするため不経済であるという欠点がある。しかＩ７．
一般に１０ギガヘルツ以下の周波数帯を使用した固定無
線通信用伝播路においては、フェージングの発生確率は
小であり１通常時においては送信電力増幅器５は飽和出
力より十分大きなバックオフ点で動作している。従って
、ひすみ補償装置がなくても十分良好な相互変調ひずみ
特性を有する。さらに、フェージング発生時においても
。

２システム以上がフェージングにより同時に大きな伝播
損失を受けることはほとんど無く、高々ｌシステムの送
信電力増幅器のみが伝送品質の劣化を生じない程度に高
い送信出方を発信するにすきない。従って他の送信電力
増幅器は通常時同様十分大きなバックオフ点で動作して
いるため特にひずみ補償装置は不要である。従って、フ
ェージングによって送信出力が増大したシステムのみひ
ずみ補償装置が有効に動作している。すなわち、フェー
ジング発生時においてさへも、ひずみ補償装置が有効に
動作しているのは高々１システムであり、非能率的な使
用状態であり、冗長設計に過ぎるという欠点がある。

本発明の目的は、上述の従来の欠点を解決し。

送信電力増幅器およびひずみ補償装置が効率よく使用さ
ね、しかもフェージングによる伝播損失の増加によって
も伝送品質が劣化しない無線通信装置を提供することに
ある。

本発明の無線通信装置は、各システムの送信利得をそれ
ぞれ可変する複数の送信自動利得制御増幅器と、複数シ
ステムの送信々号を合成出力する信号合成回路とを備え
て、該信号合成回路の出力を送信アンテナから出力させ
受信側の各システムの受信電力に応じて前記送信自動利
得制御増幅器の利得を制御する無線通信装置において、
前記信号合成回路の出力を共通増幅する送信電力増幅器
と、該送信電力増幅器の発生する相互変調ひずみを補償
するひずみ補償＠置とを備えだことを特徴とする。

なお、前記複数の送信自動利得制御増幅器のうち、最大
利得を有するシステムを検出するシステム検出手段と、
該システム検出手段の出力により前記送信電力増幅器の
出力から該当システムの信号を抽出する信号抽出手段と
を備えて、前記ひずみ補償装置は前記信号抽出手段の出
力により該肖システムの信号が発生する相互変調ひずみ
を自動補償するようにすれば、送信電力が最大になり従
って主として相互変調ひずみを発生させるシステムの信
号によるひずみを補償できるためさらに効率的である。

次に、本発明について、図面を参照して詳細に説明する
。

第２図は１本発明の一実施例を示すブロック図である。

すなわち、信号入力端子５がら入力した中間周波信号は
、送信自動利得制御増幅器７で増幅され、送信ミクサ８
で送信局部発振器９の出力によって周波数変換される。

上記送信自動利得制御増幅器７の利得は、従来と同様に
受信側の電力検出器Ｉ８の検出出力を比較回路２３で基
準電圧と比較することによって制御される。ずなわち。

Ａ　Ｉ’　Ｇ　Ｃ機能を有する。しかし、本実施例にお
いては各システムの送信ミクサ８の出力信号は、直接信
号合成１１路】１によって合成したのち、Ａｉｌ　値ひ
ずみ発生器２を通して共通の送信電力増幅器】に入力さ
−Ｉ′１′る。そして、送信電力増幅器１の出力は、送
信アンテナ１２に供給されると共に、ひずム検出用ミク
サｌ（１で周波数変換さねて中間周波帯に変換さｉする
。ひずみ検出１畑路４は、ミクサ１（１の出力イー号に
よって相互変調ひずみを検出して制御回路３に送る。制
御回路３は送信甫、力増幅器ｌで発生する相互変調ひず
みが小さくなるように前置ひずみ発生器２を制御する。

上記ひずみ検出用ミクサ１（ＮＣは、スイッチ２５を介
して複数の送信局部発振器９のうちの１個の出力が選択
入力されている。上記スイッチ２５の選択は、各システ
ムの比較回路２３の出力を送信電力制御最大利得システ
ム検出器２４で比較することにより、送信自動利得制御
増幅器７が最大に制御されたシステムの送信局部発振器
９が選択される。従って、ひずみ検出回路４は、常に最
大入力レベルとなるシステムの信号による相互変調ひず
みを検出することができるため、送信電力増幅器１の出
力では相互変調ひずみの軽減された送信信号が得られる
。

ＡＴＧＣ機能を有する無線通信機では、送信自動利得制
御増幅器７の利得が該当システムの受信電力に応じて制
御されるため、送信電力増幅器１の入力信号レベルはシ
ステムごとに異なり、最大入力レベルの信号による相互
変調ひずみが伝送品質を劣化させるのであるが、本実施
例では上述のように最大入力レベルとなるシステムの信
号による相互変調ひずみが検出されるため効率的なひず
み補償が可能である。本実施例では送信電力制御最大利
得システム検出器２４が［複数の送信自動利得制御増幅
器のうち最大利得を有するシステムを検出するシステム
検出手段」を構成している。また、スイッチ２５．ひず
み検出用ミクサｌ　（ｌで信号抽出手段を構成している
。まだ、ひずみ検出回路４．制御回路３．前置ひすみ発
生回路２等で構成するひずみ補償装置は、複数のシステ
ムに対して共用されている。従来のように各システムご
とにひずみ補償装置を必要としないから極めて経済的で
ある。な卦上述の送信電力制御最大利得システム検出器
２４．スイッチ２５等を設けないで常に送信電力増幅器
ｌの全システムの信号による相互変調ひずみを補償する
ようにしても良いことは勿論である。なお、送信電力増
幅器１の出力は送信アンテナ１２から送信され、受信ア
ンテナ１３で受信される。受信側では受信増幅器１５の
出力を信号分配回路１４で各システムへ分配し、受信ミ
クサ１６で中間周波帯に変換されて、受信自動利得制御
増幅器１９によって所定レベルに増幅され信号出力端子
６から出力される。そして、受信ミクサ１６の出力が受
信電力検出器１８によって検出される。検出信号は、受
信電力検出信号送信部２０から送信側へ返送され、受信
電力検出信号受信部２１を介して各システムの比較回路
２．３に入力さｆする。比較回路２３はそねそれ各シス
テムの送信自動利得制御増幅器７の利得を制御する。

本実施例においては、従来と同様にフェージングによる
受信電力の低下は送信自動利得増幅器の利得増加によっ
て伝送品質が劣化しない程度に防止される。しかし、送
信電力増幅器および相互変調ひずみ補償装置が、複数の
システムに共用されているだめ、各システムごとに送信
電力増幅器や相互変調ひずみ補償装置を必要と１７ない
から経済的である。しかも、フェージング発生時におけ
る受信電力の低下は、高々ｌシステムしか生じていない
から、送信自動利得増幅器２の利得が増加しているのは
高々ｌシステムである。従って、送信電力増幅器ｌの飽
和電力は、上記１システムの送信電力増加分を考慮すれ
ば足り、相互変調ひずみの劣化は上記ｌシステムの信号
によるひずみを補償する本実施例の装置で充分防止でき
る。

以上のように、本発明においては、複数システムにそれ
ぞれ対応して送信自動利得側？Ｉｌｌ増幅器を有し、該
送信自動利得制御増幅器の利得を各システムの受信電力
に応じて制御するようなＡ　’ｌ”　Ｇ　Ｃ機能を有す
る無線通信装置において、各システムの前記自動利得増
幅器の出力を合成する信号合成器の出力を共通の送信電
力増幅器で増幅し、かつ、該増幅器で発生する相互変調
ひずみを補償して送信アンテナから送信するように構成
しだから、各システムの送信電力は従来と同様に受信電
力に応じて制御さｆｔ　、相互変調ひずみも劣化しない
。すなわち、フェージングによっても従来装置と同様の
伝送品質が維持され、しかも送信電力増幅器および相互
変調ひずみ補償装置の数の減少と効率的使用を可能とす
る効果がある。

なお、最大の送信電力を送出するシステムを検出して該
システムの信号の発生する相互変調ひずみを補償するよ
うに構成すれば、さらに効率的な使用が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のＡＴＧＣ機能を有する無線通信装置の一
例を示すブロック図、第２図は本発明の一実施例を示す
ブロック図である。 図において、■・・・送信電力増幅器　　２・・・前置
ひずみ発生回路　　３・・・制御回路゛°　４・・・ひ
ずみ検出回路　　５・・・信号入力端子　　６・・・信
号出力端子　　７・・・送信自動利得制御増幅器　　８
・・・送信ミクサ　　９・・・送信局部発振器　　１．
　（１・・・ひずみ検出用ミクサ　　１１・・・信号合
成回路　　１２・・・送信アンテナ　　１３・・・受信
アンテナ　　１４・・・信号分配回路　　１５・・・受
信増幅器　　１６・・・受信ミクサ　　１７・・・受信
局部発振器　　１８・・・受信電力検出器　　１９・・
・受信自動利得制御増幅器　　２０・・・受信電力検出
信号送信部　　２１・・・受信電力検出信号受信部　　
２２・・・規準電圧印加端子　　２３・・・比較回路　
　２４・・・送信電力制御最大利得システム検出器　　
２５・・・スイッチ。 出願人　日本電信電話公社 代理人　　弁理士性　１）俊　宗

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）各システムの送信利得をそれぞれ可変する複数の
   送信自動利得制御増幅器と、複数システムの送信信号を
   合成出力する信号合成回路とを備えて、該信号合成回路
   の出力を送信アンテナから出力させ受信側の各システム
   の受信電力に応じて前記送信自動利得制御増幅器の利得
   を制御する無線通信装置において、前記信号合成回路の
   出力を共通増幅する送信電力増幅器と、該送信電力増幅
   器の発生する相互変調ひずみを補償するひずみ補償装置
   とを備えたことを特徴とする無線通信装置。 （２、特許請求の範囲第１項記載の無線通信装置におい
   て、前記複数の送信自動利得制御増幅器のうち最大利得
   を有するシステムを検出するシステム検出手段と、該シ
   ステム検出手段の出力により前記送信電力増幅器の出力
   から該当システムの信号を抽出する信号抽出手段とを備
   えて、前記ひずみ補償装置は前記４ｇ号抽出手段の出力
   から該当システムの信号が発生ずる相互変調ひずみを検
   出して該検出信号によって該当システムの信号の発生す
   る相互変調ひずみを自動補償することを特徴とするもの
   。