JPS5915000A - アルミニウム基材の装飾法 - Google Patents

アルミニウム基材の装飾法

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JPS5915000A
JPS5915000A JP12401482A JP12401482A JPS5915000A JP S5915000 A JPS5915000 A JP S5915000A JP 12401482 A JP12401482 A JP 12401482A JP 12401482 A JP12401482 A JP 12401482A JP S5915000 A JPS5915000 A JP S5915000A
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平井 正敏
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Shokosha KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、家電製品などの装飾パネル又は建築内装材
などに用いるアルミニウム基材の装飾法に関する。
アルミニウム基材の装飾手段として、該基材の表面の一
部にヘアライン模様を形成し、該ヘアライン模様と前記
基材の生地面との光沢度差を利用シテ、アルミニウム基
材を装飾することが行なわれている。
しかして、アルミニウム基材を前記のように装飾するの
に、従来では、先ずアルミニウム基材の表面を脱脂処理
し、該基材の表面の一部にマスキング剤を被覆させた後
、ヘアライン加工を行なって、マスキング剤の被覆部分
以外にヘアライン模様を形成し、この後マスキング剤を
剥離して、前記ヘアライン形成部分にマスキング剤を被
覆し、前記基材の非ヘアライン部分に電解又は化学研磨
処理を施して、中和処理を行なった後、この非ヘアライ
ン部分のマスキング剤を剥離し、しかる後に前記基材の
表面を直流電流により陽極酸化処理して、アルミニウム
基材の装飾を行なっている。
斯りスルことにより、アルミニウム基材の表面番こヘア
ライン模様と前記基材の生地面である非ヘアライン部と
が表出され、これらの光沢度差により外観の優れたもの
となるのであり、しかも前記基材を染料にて染色するこ
とにより、ヘアライン模様には多(の染料が、また非ヘ
アライン部には少ない染料が沈着されて、前記光沢度差
と相俟って明暗のある装飾模様が得られるのである。
ところが、前記従来の装飾法では、多くの処理工程を必
要として、製作コストが高くつくばかりでなく、処理工
程が多いことから不良品の発生率も高くなって、製品が
高価となるのを避は難い問題がある。
しかして本発明者は、前記の処理工程を省略化して、製
作コストを低減化させるために研究開発を行なった結果
、アルミニウム基材をパフ、ロール又はプレスなどによ
り機械的に鏡面処理すれば、前記研磨処理工程及び該処
理工程に伴なう前後処理工程、つまり前述した脱脂処理
、研磨処理及び中和処理の各工程を省略でき、しかも前
記機械的鏡面処理を各工程の最初に行なうことにより、
マスキング剤の被覆及び剥離処理回数を少なくでき、前
記アルミニウム基材の装飾処理工程を大幅に省略できる
ことを確認したのである。
そこで、アルミニウム基材に、先ず機械的鏡面処理を行
ない、該基材の表面の一部にマスキング剤を被覆させた
後、ヘアライン加工を行なって、マスキング剤の被覆部
分以外にヘアライン模様を形成し、このマスキング剤を
剥離した後、前記基材の表面を従来と同様に直流電流を
用いて陽極酸化処理を行なったのであるが、直流を用い
た場合、前記基材表面の光沢度が極端に悪くなり、特に
染料にて染色するときは、表面全体が(すんで、装飾価
値が著しく低下したのである。
この理由は明らかではないが、アルミニウム基材を従来
の処理工程で化学的或は電気的に研磨処理する場合、ア
ルミニウム基材表面の結晶構造に変化をきたすことがな
く、陽極酸化処理により光沢のある酸化皮膜が得られる
のに対して、前述のようにアルミニウム基材を機械的に
鏡面処理するときには、結晶構造が圧潰されたりして劣
化するのであり、これを直流で陽極酸化処理することに
より、強力な溶解作用が前記結晶構造に及ぼされて、ア
ルミニウム基材の表面に凹凸が生じ、この凹凸が光沢度
の低下の原因になるものと推測されたのである。
以上のような考察のもとに、本発明者は、さらに研究を
行なったところ、陽極酸化処理時に交流電流を用いれば
、アルミニウム基材の表面に激しい溶解作用が生じるこ
となく、従って機械的鏡面処理により劣化された結晶構
造に影響を与えることなく、陽極酸化処理が可能となる
ことを知り、本発明を完成するに至ったのである。
しかして本発明は、アルミニウム基材の表面に機械的鏡
面処理を施し、該基材の表面の一部にマスキング剤を被
覆させた後、ヘアライン加工を行なって、マスキング剤
の被覆部分以外番こヘアライン模様を形成し、しかる後
にマスキング剤を剥離して、前記基材の表面を交流で陽
極酸化処理することにより、アルミニウム基材の装飾を
行なうようにしたものである。
tm記アルミニウム基材としては、アルミニウム及びア
ルミニウム合金を用いることができ、またアルミニウム
基材は、用途に応じて板材又は成形品を用い得るのであ
る。
また、アルミニウム基材の表面に施す機械的鏡面処理に
は、パフ、ロール及びプレスなどの処理手段が採用され
る。
さらに、マスキング皮膜としては、一般に市販されてい
るマスキングインキ、紫外線硬化形インキ又は型紙など
を用い、このマスキング皮膜をスクリーン印刷又はハケ
塗り、その他手段でアルミへ ニウム基材の表面の一部に被覆させるのである。
また、ヘアライン加工は、スコッチヘア或はワイヤーヘ
アなどを用い、アルミニウム基材に形成すべきヘアライ
ン模様の目の深さ或は目の粗さによって任意のものを採
用する。
また、陽極酸化処理は、交流電流で行なうことが必須条
件であり、交流を用いることにより、アルミニウム基材
に光沢のある酸化皮膜が形成され、しかもアルミニウム
基材を染料にて染色するとき、明暗のある美しい装飾模
様が得られるのである。
以上のような本発明にかかる装飾法によれば、次の優れ
た利点がある。
先ず、アルミニウム基材の表面に機械的鏡面処理を施す
ため、従来必要とした電解又は化学研磨処理及びその前
後処理、つまり脱脂処理、研磨処理及び中和処理の各工
程が省略できる。
また、前記機械的鏡面処理を各工程に先立って、最初に
行なうことにより、マスキング皮膜の被覆及び剥離処理
回数を従来に較べ少なくでき、前記研磨処理及びこれに
伴なう前後処理の省略化と相俟って、アルミニウム基材
を装飾するのに必要な処理工程を大幅に短縮できて、製
作コストを低減し、かつ処理工程の縮減により不良品の
発生率を減少させ得て、製品の安価な提供ができるので
ある。
次に、前記鏡面処理を施した後に、アルミニウム基材の
表面一部にヘアライン模様を形成し、該基材を交流電流
を用いて陽極酸化処理すSために、直流電流で陽極酸化
処理する場合のように、光沢度の低下を招くことなく、
光沢度の高い美しい酸化皮膜を形成でき、前記ヘアライ
ン模様と非ヘアライン部とにより、装飾価値の優れたア
ルミニウム基材が得られるのである。
特に、前記アルミニウム基材を染料により染色したとき
、ヘアライン模様部分には多くの染料が、非ヘアライン
部には少ない染料が沈着され、しかもこの基材の表面は
高い光沢度を有しているため、明暗のある美しい装飾模
様が得られるのである。
以下、本発明を具体的実施例を挙げて説明する。
実施例1 99.8%アルミニウム板を用い、該アルミニウム板の
表面をパフ加工機によりパフ研磨した。
次に、前記アルミニウム板の表面の一部に、マスキング
インキをスクリーン印刷により印刷して、マスキング皮
膜を形成した。
そして、前記アルミニウム板をスコッチワイヤを用いて
ヘアライン加工し、該アルミニウム板の前記マスキング
皮膜以外の部分にヘアライン模様を形成した。
しかる後に、前記マスキング皮膜を剥離して、アルミニ
ウム板を次のようにして陽極酸化処理した。
電解浴として、20%硫酸浴を調製し、電流密度4、O
A/dln2、電解時間15分、交流で前記アルミニウ
ム板を陽極酸化処理し、6.0μ厚の酸化皮膜を形成し
た。
この結果、前記ヘアライン模様の部分には沈んだ感じの
無色半透明の光沢が、また非ヘアライン部には光輝ある
無色透明の光沢がそれぞれ表出され、これらの光沢度差
により美しい装飾模様が得られた。
また、前記アルミニウム板の表面を、染料・Bronz
e TL (スイス、サンド社製)により染色したとこ
ろ、ヘアライン模様部分には沈んだ感じの暗色のブロン
ズ色が表出され、非ヘアライン部には深味のある光輝性
に富む明るいブロンズ色が表出された。
実施例2 アルミニウム型材(シリコン0.5%、マグネシウム0
.7%を含むアルミ合金]を用い、該アルミニウム型材
の表面を鏡面仕上げされたロール加工機によりロール研
磨した。
次に、前記アルミニウム型材の表面に、実施例1と同様
にしてヘアライン模様を形成した。
しかる後に、前記アルミニウム型材を次のようにして陽
極酸化処理した。
電解浴として、15%シュウ酸浴を調製し、電流密度3
.OA/dm2、電解時間20分、交流で前記アルミニ
ウム型材を陽極酸化処理し、5.5μ厚の酸化皮膜を形
成した。
この結果、前記ヘアライン模様部分には沈んだ感じの薄
い金色の半透明光沢が、また、非ヘアライン部には光輝
ある薄い金色の透明光沢がそれぞれ表出され、これらの
光沢度差により美しい装飾模様が得られた。
また、前記アルミニウム型材の表面を、染料・Gold
en Orange 2RL  (スイス、サンド社製
)により染色したところ、ヘアライン模様部分には沈ん
だ感じの暗色の金色が表出され、非ヘアライン部には深
味のある光輝性に富む明るい金色が表出された。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミニウム基材の表面に機械的鏡面処理を施し
    、該基材の表面の一部にマスキング皮膜を被覆させた後
    、ヘアライン加工を行なってマスキング皮膜の被覆部分
    以外にヘアライン模様を形成し、しかる後マスキング皮
    膜を剥離して、前記基材の表面を交流で陽極酸化処理す
    ることを特徴とするアルミニウム基材の装飾法。
  2. (2)アルミニウム基材の表面に機械的鏡面処理を施し
    、該基材の表面の一部にマスキング皮膜を被覆させた後
    、ヘアライン加工を行なってマスキング皮膜の被覆部分
    以外にヘアライン模様を形成し、しかる後マスキング皮
    膜を剥離して、前記基材の表面を交流で陽極酸化処理し
    、且つ該基材の表面を染料で染色することを特徴とする
    アルミニウム基材の装飾法。
JP12401482A 1982-07-15 1982-07-15 アルミニウム基材の装飾法 Granted JPS5915000A (ja)

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JPS5915000A true JPS5915000A (ja) 1984-01-25
JPS6222798B2 JPS6222798B2 (ja) 1987-05-20

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160325A (ja) * 2000-09-05 2002-06-04 Kangei:Kk 装飾用アルミニウム板
JP2010241001A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Alplate Co Ltd 金属製又は合成樹脂製部材の加飾方法
JP2020045506A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社Lixil アルミニウム形材、建具及びアルミニウム形材の製造方法

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JPS5536069A (en) * 1978-09-08 1980-03-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Forging method of toothed wheel with projection

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