JPS5914915Y2 - テ−プ状体移送装置に於けるテ−プ状体の移送終り検出装置 - Google Patents

テ−プ状体移送装置に於けるテ−プ状体の移送終り検出装置

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Publication number
JPS5914915Y2
JPS5914915Y2 JP1974116650U JP11665074U JPS5914915Y2 JP S5914915 Y2 JPS5914915 Y2 JP S5914915Y2 JP 1974116650 U JP1974116650 U JP 1974116650U JP 11665074 U JP11665074 U JP 11665074U JP S5914915 Y2 JPS5914915 Y2 JP S5914915Y2
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JP
Japan
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reel
tape
cam surface
wheel
shaft
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JP1974116650U
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JPS5143105U (ja
Inventor
光男 椎名
博義 高梨
Original Assignee
アイワ カブシキガイシヤ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は第1及第2のリール軸上に夫々装架される第1
及第2のリールを有し、少くとも第1のリール軸が回転
摩擦結合手段を介して回転駆動源に連結され、而して第
1及第2のリール間に少くとも一端を第2のリールの巻
枠上に係止せるテープ状体が第2のリール側より第1の
リール側に移送せしめられ、その移送が終れば第1のリ
ール軸が回転せざる様になされたテープ状体移送装置に
於て、テープ状体が第2のリール側より第1のリール側
へ移送され終った場合このことを検出する様になされた
テープ状体移送装置に於けるテープ状の移送終り検出装
置に関し、例えばカセット型テープレコーダに適用して
好適なものである。
従来、テープ状体移送装置に於けるテープ状体の移送終
り検出装置として種々の態様のものが提案されているが
、全体の構成が複雑であったり、明確にテープ状体の移
送終りを検出し得なかったりして何れも十分満足し得る
ものではなかった。
依って本考案は、上述せるテープ状体移送装置に於て全
体として簡易な構成で、明確にテープ状体の移送終りを
検出し得る新規なテープ状体の移送終り検出装置を提供
せんとするもので、以下本考案をカセット型テープレコ
ーダに適用した場合の一例として詳述する所より明らか
となるであろ第1図に於て、1はテープ状体移送装置と
してのカセット型テープレコーダの基板を示し、この基
板1上に形成されたカセット装架部2上に鎖線図示のカ
セット3が装架される様になされている。
カセット3は公知の所謂フィリップス型を有し、依って
詳細説明はこれを省略するも、ケース体4内にその前面
板5の内側に沿って対のり−ル6L及6R間に延長せる
磁気テープ7が内装され、この場合磁気テープ7はその
両端をして夫々之等リール6L及6Rの巻枠8L及8R
に係止され、又ケース体4の上長下面板9及10にはリ
ール6L及6Rのリール軸孔11 L及11 Rを夫々
外部に臨ませるリール軸挿通孔12L及12R1及磁気
テープ7のケース体4の前面板5の内側に沿う部の後方
位置に対応する位置にキャンプスタン挿通(L13が夫
々設けられ、又ケース体4の前面板5に磁気テープ7の
ケース体4の前面板5の内側に沿う部を外部に臨ませる
磁気ヘッド挿通孔14及キャプスタン挿通孔13に対応
する位置に於けるピンチローラ挿通孔15が設けられた
構成を有する。
又カセット装架部2は基板1上に突出延長せるキャプス
タン21.及リール軸22 L及22 Rを有し、而し
て上述せるカセット3がそのキャプスタン挿通孔13、
及リール軸孔11L及11R内に夫々キャプスタン21
.及リール軸22 L及22 Rを挿通せる関係でこの
カセット装架部2上に装架される様になされている。
この場合キャプスタン21は基板1下に於てフライホイ
ール23に連結され、一方このフライホイール23が基
板1下に取付けられたモータ24の回転軸25に附され
たプーリ26にベルト27を介して連結されている。
又キャプスタン21は基板1下に於てプーリ28が取付
けられてい・る。
更にリール軸22 Rには第2図にて特に明らかな如く
、基板1下に於て、上面に回転摩擦結合材31を附して
なり、下面に周鍔32を一体に形成してなるホイール3
3が取付けられ、又リール軸22Rの周りには、ホイー
ル33上に於てプーリ34が配され、而してこのプーリ
34の下面がホイール33に附された回転摩擦結合材3
1に圧接され(圧接手段は図示せず)、一方基板1下に
於けるプーリ28及34間位置にアイドラ35を枢着せ
る右左に摺動自在(その案内手段は図示せず)の摺動杆
36が配され、而してこの杆36がこれと基板1との間
に介挿された発条39にてアイドラ35がプーリ28及
34に転接すべく左方向に摺動偏奇されている。
一方基板1上のカセット装架部2の前方位置には前後に
摺動自在(その案内手段は図示せず)の摺動板41が設
けられ、これに磁気ヘッド42が載置され、又この摺動
板41がピンチローラ43を枢着させる回転腕間が枢着
されている。
この場合回動腕44はこれと摺動板41との間に介挿せ
る発条45にてピンチローラ43が後方に向う如く回動
偏寄せしめられ、その回動係合位置が回動腕44をして
摺動板41上に予め設けられた停止片46に係合するこ
とにより保持される様になされている。
又摺動板41はこれと基板1との間に介挿せる発条47
にて前方に摺動偏奇され、その摺動偶奇位置が摺動板4
1の前方端部をして基板1上に予め設けられた停止片4
8に衝接することにより保持される様になされている。
更に摺動板41はその右側部より後方に延長され、その
延長部に右後方に延長せる傾斜面49を有する孔50が
附され、而してこの孔50内に上述せる摺動杆36に予
め附されたピン40が基板1に予め穿設せる逃げ孔51
を通じて配され、そしてこのピン40が摺動板41の常
時の前方摺動係合位置に於て傾斜面49の後方部に係合
し、斯る状態でアイドラ35がプーリ28及34より離
間せる関係が得られる様になされている。
又基板1の前方位置には前方部遊端に釦52を、中央部
に保合片53を夫々附してなる前後に摺動自在(その案
内手段は図示せず)の操作レバー54が配されている。
この場合この操作レバー54はこれと基板1との間に介
挿せる発条55にて前方に摺動偏奇され、そしてその摺
動偶奇位置がこの操作レバー54に予め設けた係合片5
6が基板1に予め設けた停止片57に衝接して保持され
る様になされ、而して釦52を発条55に抗して後方に
押圧することにより操作レバー54の後方部にて摺動板
41が発条47に抗して後方に移動する様になされてい
る。
更に基板1の前方位置には前方遊端に釦58を、中央部
に保合片59を夫々附してなる前後に摺動自在(その案
内手段は図示せず)の他の操作レバー60が操作レバー
54と並置して配され、而してこれがこれと基板1との
間に介挿せる発条61にて前方に摺動偏奇され、そして
その摺動偶奇位置がこの操作レバー60に予め設けた係
合片62が基板1に予め設けた停止片63に衝接して保
持される様になされている、又基板1上には操作レバー
54及60を横切る関係で左右に摺動自在(その案内手
段は図示せず)の鎖錠レバー65が配され、その左方部
に前方縁より右後方に延長せる傾斜面66と、その後方
遊端より左方に延長せる係止面67とを有する爪68が
、右方部に前方縁より右後方に延長せる傾斜面69が夫
々形成されている。
この場合鎖錠レバー65はこれと基板1との間に介挿せ
る発条70にて右方に摺動偏奇され、その摺動偶奇位置
がこの鎖錠レバー65の右側縁が基板1に予め設けた停
止片71に衝接して保持される様になされている。
而して摺動板41.操作レバー54及60が前方摺動係
合位置にあり、従って摺動杆36がそのピン40をして
摺動板41の傾斜面49の後方部に係合せる右方に摺動
せる位置にあってアイドラ35がプーリ28及34より
離間し、又鎖錠レバー65が右方摺動係合位置にある状
態で、カセット装架部2にカセット3を上述せる如く装
架し、然る后釦52を後方に押圧すれば、上述せる如く
操作レバー54を介して摺動板41が後方に摺動し、こ
れと共に操作レバー54の係合片53が鎖錠レバー65
の爪68の傾斜面66を押圧してこのレバー65が発条
70の偏寄力に抗して左方に摺動し、依ってこの場合の
釦52の押圧をレバー54の係合片53がレバー65の
爪68の傾斜面66より脱するに十分な丈けなしてその
釦52の押圧を解除すれば、それ迄の間に於てレバー6
5が発条70の力によって右方に摺動しているのでレバ
ー54の係合片53がレバー65の爪68の係止面67
に後方より対接してレバー54の復帰が阻止された関係
が得られ、依って摺動板41が発条47の力によって前
方に復帰せんとするも、摺動板41の前縁がレバー54
の後縁に衝接することによりその復帰が阻止され、而し
て斯る状態で摺動板41上の磁気ヘッド42がカセット
3の磁気ヘッド挿通孔14を通じて磁気テープ7に対接
し、又ピンチローラ43がカセット3のピンチローラ挿
通孔15を通じてキャプスタン21に発条45による圧
接力を以って磁気テープ7を挾んで転接し、又摺動杆3
6のピン40が摺動板41の傾斜面49の前方部に係合
することとなって左方に摺動し、依ってアイドラ35が
プーリ28及34に転接することとなるもので、斯る関
係は第3図を参照すれば更に明らかで゛ある。
依って斯る状態でモータ24が駆動されていれば、プー
リ26−ベルト27を介してフライホイール23が回転
し、之に応じてキャプスタン21が回転し、又リール軸
22 Rがプーリ28−アイドラ35−プーリ34一回
転摩擦結合材31−ホイール32を介して回転し、依っ
て磁気テープ7がリール6L側よりリール6R側は移送
されてこれに信号が記録され又これより再生し得ること
となるものである。
又斯くカセット3内の磁気テープ7がリール6L側より
リール6R側に移送されている状態より、磁気テープ7
がリール6L側よりリール6R側に移送され終ることと
なれば、磁気テープ7のリール6L側の遊端がこのリー
ル6Lの巻枠8L上に係止されているので、磁気テープ
7がキャプスタン21及びピンチローラ43の共働によ
りり−ル6R側に移送されんとするも移送されず、又こ
の為リール軸22Rが回転して磁気テープ7をリール6
R上に巻装せんとするもこれをなし得す、リール軸22
Rが摩擦結合材31を介してホイール32に連結されて
いるので回転せざる状態となるものである。
更に上述せる如く磁気テープ7がリール6L側よりリー
ル6R側に移送されている状態又は移送され終った状態
に於て、釦58を一時的に後方に押圧すれば、レバー6
0の係合片59が鎖錠レバー65の傾斜面69を押圧し
てこのレバー65が発条70の偏寄力に抗して左方に摺
動し、之に基き操作レバー54の係合片53がレバー6
5の爪68の係止面67との係合を脱してこの操作レバ
ー54が発条55の力にて前方に復帰し、従って摺動板
41も発条47の力にて前方に復帰し、これにより磁気
ヘッド42及ピンチローラ43がカセット3のケース体
4外に前方に後退して復帰し、又摺動杆36がそれに附
されたピン40をして傾斜面49の後方部に係合するこ
ととなって発条39に抗して右方に摺動し、依ってアイ
ドラ35がプーリ28及34より離間せる状態に復帰し
、結局全体が第1図に示す原状態に復帰こととなるもの
である。
本考案の一例に於ては、上述せる構成に於て、例えばリ
ール軸22 L及22 R開位置の基板1下に於て回転
カム手段79が配されている。
この回転カム手段79の一例は第4図と共に参照して明
らかな如く、基板1下に於て基板1と平行に前肩に延長
せる回転軸80を有しくその軸支装置は図示せず)、而
してこれにウオームホイール81が取付けられ、−前基
板1に枢着されて下方に延長せる回転軸82にウオーム
83が取付けられてこれがウオームホイール81と歯合
する様になされ、又回転軸82にプーリ84が取付けら
れこれがベルト85を介してモータ24の回転軸25に
予め取付けた他のプーリ86に連結され、依って回転軸
80がモータ24にて回転駆動する様になされている。
又回転軸80に取付けられた外周面にカム面87を形成
せる回転板88と、同様に回転軸80に回転板88の画
板面と夫々対向して取付けられた他の回転板89及90
とを有する。
この場合回転板89及90の夫々は、第2図と共に参照
して明らかな如く、その回転板88と対向せる面側の回
転軸80を中心とする円上にカム面91が形成され、而
してこのカム面91はその回転軸80上の角位置でみた
最高位点の位置P1が回転板88のカム面87のそれP
lとは異なる例えば位置P2を基準として回転軸80の
回転方向に例えば90°ずれた位置にあり、実際上位置
P1を中心とする僅かな角範囲に於て回転板89及90
の板面より回転板88と近接する位置迄膨出せる構成を
有する。
尚回転板88に形成せるカム面87は回転軸80と直交
する面と直交する面を有するカム面と称され、又回転板
89及90に形成されたカム面91は回転軸と直交する
面と平行な面を以って形成されたカム面と称される。
一方、第2図と共に参照して明らかな如く、基板1下に
これと平行に設けた固定支持板95上に上述せるリール
軸22Rに連結せるホイール33下に延長せる左右に摺
動自在(その案内手段は図示せず)の作動杆96が配さ
れ、而してその中央部に左右に延長せる長孔97が穿設
され、この長孔97内に支持板95より植立せるピン9
8が緩挿され、依って杆96がこのピン98の周りに回
動自在となされている。
又杆96に遊端に摩擦結合材9つを附してなる片100
がホイール33の周鍔32の内周面に対向する如く延長
植立され、−前杆96及ピン98間に発条101が介挿
され、而して摩擦結合材99が周鍔32に圧接する様に
なされている。
更に杆96が上述せる回転カム手段79の相対向せる回
転板89及90間位置に延長し、而してその延長部10
2の側面を以って形成せる係合面103及104が夫々
回転板89及90のカム面91に、延長部102の遊端
面を以って形成せる係合面105が回転板88のカム面
87に夫々係合し得る様になされている。
依ってリール軸22 R従ってホイール33が第1図及
第3図でみて反時計方向に回転していれば、ホイール3
3に附された周鍔32に作動杆96の摩擦結合材99が
圧接しているので、作動杆96が反時計方向の回動力を
もって回動し、そしてその係合面103が回転板89の
カム面91に圧接し、この為作動杆96はその係合面1
03が回転板89のカム面91に圧接せる状態でそのカ
ム面91の存在によって揺動し、又ホイール33が時計
方向に回転していれば、作動杆96が時計方向の回動力
を以って回動し、そしてその係合面104が回転板90
のカム面91に圧接し、この為作動杆96はその係合面
104が回転板90のカム面91に圧接せる状態でその
カム面91の存在によって揺動する様になされている。
この場合、上述せる作動杆96の揺動によればその保合
面105が回転板88のカム面87の最高位点P2の回
転軌跡内に入ることとなるが、上述せる如くカム面87
の最高位点P2の位置とカム面91のそれPlの位置と
が回転軸80上の各位置でみて互に異なる関係を有して
、この保合面105がカム面87と係合することのない
様になされている。
然し乍ら斯る状態よりリール軸22 R従ってホイール
33の回転が停止すれば、作動杆96には回転力が与え
られなくなるので、作動杆96はその係合面103(又
は104)が回転板89(又は90)のカム面91の最
高位点P1に係合した位置の回動位置に残され、この為
回転板88のカム面87に作動杆96の係合面105が
係合することとなり、これにより作動杆96が発条10
1に抗して右方に摺動する様になされている。
一方基板1下の右側部には回動杆111が枢着され、そ
の一方の遊端が上述せる作動杆96の係合面105側と
は反対側の遊端即ち左遊端に対向する位置迄延長し、而
してこの回動杆111が、作動杆96の右遊端にてこの
作動杆96が上述せる如く右方に摺動した時時計方向に
回動せしめられる様になされ、又回動杆111の他方の
遊端が上述せる鎖錠レバー65の右端に対向する位置迄
延長し、一方鎖錠レバー65にこれより基板1に予め穿
設せる逃げ孔113を通って基板1下に延長せるピン1
14が一植立され、而して回転杆111が上述せる如く
時計方向に回動した時その遊端にてピン114を介して
レバー65を、レバー60に附された釦58を押圧せる
場合と同様に左方に摺動せ゛しめる様になされている。
尚回動杆111及基板1間には回動杆111の。遊端が
ピン114に常時当接せる位置が得られるべく発条70
に比し十分弱い発条115が介挿されている。
以上にて本考案の一例構成の概要が明らかとなったが、
更に動作と共に述べるに、操作レバー54、及60が前
方摺動偶奇位置にあり且鎖錠レバー65が右方摺動位置
にある場合、停止モードと称され、而してこの停止モー
ドに於てはモータ24が非附勢状態にあり、又摺動板4
1が前方摺動偶奇位置にあり、従ってアイドラ35がブ
ーIJ28及34より離間し、更に作動杆96の係合面
105が回転カム手段79の回転板88のカム面87と
係合していない状態で作動杆96の摩擦結合材99がホ
イール33の周鍔32の内周面に対接せるも係合面10
3及104の何れもが回転板89及90のカム面91よ
り離間しているか又は係合面103及104の何れか例
えば104が回転板90のカム面91に係合し、又は作
動杆96の係合面105が回転板88のカム面87と係
合している状態で作動杆96の摩擦結合材99が周鍔3
2の内周面より離間しているものである。
所で斯る状態で前述せる如くカセット装架部2にカセッ
ト3を装架し、然る后釦52を押圧して摺動板41を後
方に摺動せしめ、その位置を鎖錠レバー65にて保持せ
しめ、これと同時にモータ24を附勢せしめた状態とな
せば(これをプレイモードと称す)、上述せる如くアイ
ドラ35がプーリ28及34に転接し、これに基きリー
ル軸22 Rが反時計方向に回転して上述せる如くカセ
ット3に内装せる磁気テープ7がリール6L側よりリー
ル6R側に移送されることとなるものであるが、この場
合回転軸80がモータ24にて回転せしめられがいるの
で作動杆96の係合面105が回転板88のカム面87
と係合していてもこれより脱しそして摩擦結合材99が
リール軸22 Rに取付けてなるホイール33の周鍔3
2の内周面に圧接し、一方このホイール33がリール軸
22 Rと共に反時計方向に回転しているので、作動杆
96がその係合面103をして回転板89のカム面91
に当接せる関係を以って揺動せる状態が得られているも
のである。
然し乍ら斯る状態より磁気テープ7がリール6L側より
6R側に移送され終ったこととなれば、前述せる如くモ
ータ24が回転しているにも拘らずリール軸22 R従
ってホイール33が回転停止することとなり、この為作
動杆96に今迄与えられていた回転力がなくなり、依っ
て作動杆96が前述せる如くその係合面103が回転板
89のカム面91の最高位点P1に係合した位置の回動
位置に残され、従って作動杆96の係合面105が回転
板88のカム面87に係合することとなり、これにより
作動杆96が発条101に抗して右方に摺動し、これに
基き回動杆111が時計方向に回動されて鎖錠レバー6
5のピン114を介してこの鎖錠レバー65を左方に摺
動せしめ、依って今迄鎖錠されていた操作レバー54が
復帰し、これに基きモータ24が非附勢状態となり、且
摺動板41.アイドラ35等が停止モードの状態に復帰
することとなるものである。
尚上述に於ては停止モードより釦52が押圧された場合
モータ24が磁気テープ7をしてリール6L側よりリー
ル6R側に移送されるべく附勢されるものとして述べた
ものであるが、モータ24が磁気テープ7をして上述せ
るとは逆にリール6R側よりリール6L側に移送される
ものとした場合であっても上述せると同様に作動杆96
にて磁気テープ7がリール6R側よりリール6L側に移
送され終ったこととなりたることを検出し得るものであ
る。
但しこの場合は作動杆96の係合面104が回転カム手
段79の回転板90のカム面91と当接せる関係より係
合面105が回転板88のカム面87と係合すをことと
なって作動杆96が上述せる如く摺動することとなるも
のである。
斯く上述せる本考案の一例に依れば磁気テープ7がリー
ル6L(又は6R)側よりリール6R(又は6L)側に
移送され終ったこととなれば、そのことを作動杆96の
摺動により検出し得、そしてその摺動は回転カム手段7
9の回転板88のカム面87を介してモータ24の駆動
力を利用せるものであるので大なる摺動力を以って得ら
れ、依って明確に磁気テープ7がリール6L(又は6R
)側よりリール6R(又は6L)側に移送され終ったこ
とを検出し得、しかも斯る検出を通常のカセット型テー
プレコーダに於てモータ24にて回転駆動される回転軸
と直交する面と直交する面を以って形成されたカム面8
7及回転軸と直交する面と平行な面を以って形成された
カム面91を有する回転カム手段79、回転カム手段7
9のカム面87及91と係合し得る様になされ、且リー
ル軸22 Rの回転に応じて回動し得る様になされた摺
動自在の作動杆96を設けるのみの簡単な構成でなし得
る大なる特徴を有するものである。
尚上述に於ては本考案の一例を示したに留まり、回転カ
ム手段79及作動杆96の構成も上述せるものより変更
し得るものである。
即ち回転カム手段79につき、第5図及第6図に示す如
く上述せる回転板88.89及90を、回転軸80上に
取付けられた、外周面に上述せる回転板88のカム面8
7に対応せるカム面87′を、画板面上の回転軸80を
中心とする円上に夫々上述せる回転板89及90のカム
面91に対応するカム面91 a及91 bを夫々形成
せる回転板120に代えた事を除いては上述せると同様
の構成とし、又作動杆96につき、その遊端にカム面9
1 a及91 bに係合し得る舌片121a及121b
とカム面87′と係合し得る舌片121Cとを設け、而
して舌片121a及121bの内側面を上述せる係合面
103及104に対応する供合面103′及104′と
し、舌片121Cの遊端面を上述せる係合面105に対
応せる係合面105′とせる構成とし、而してリール軸
22 Rが反時計方向(又は時計方向)に回転している
勘合係合面104’ (又は103’)がカム面91b
(又は91a)に当接して作動杆96が上述せる如く揺
動し、そしてその揺動をなしている状態では保合面10
5′にはカム面87′が係合せざるも、リール軸22
Lが回転停止すれば係合面105′がカム面87′と係
合し得る位置に持来たされ、依って上述せる如く作動杆
96が摺動する様になし得るものである。
尚上述に於ては、作動杆96を回動杆111を介して鎖
錠レバー65に関連せしめた場合につき述べたが、スイ
ッチ機構に関連せしめ、そのスイッチ機構のスイッチの
切換えに基き鎖錠レバー65を作動せしめる様になすこ
とも出来、更に上述せるカセット型テープレコーダの外
地のカセット型テープレコーダはもとよりカセット型で
゛ないテープレコーダ、更には任意のテープレコーダ、
更には任意のテープ状体移送装置にも本考案を適用し得
、そしてテープ状体を移送せしめる状態より移送せしめ
ない状態とする場合ばかりでなくテープを一方向に移送
せしめる状態より他の方向に移送せしめる状態とする場
合にも利用し得、その他種々の変型変更をなし得るであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に依るテープ状体移送装置に於けるテー
プ状体の移送路り検出装置の一例を基板を省略して示す
路線的平面図、第2図はそのII−II線上の断面図、
第3図は本考案の動作の説明に供する路線的平面図、第
4図は本考案に適用し得る回転カム手段及作動杆の一例
を示す拡大平面図、第5図は本考案に適用し得る回転カ
ム手段及作動杆の他の例を示す拡大平面図、第6図はそ
の正面図である。 図中、1は基板、2はカセット装架部、3はカセット、
6L及6Rはリール、7は磁気テープ、8L及8Rは巻
枠、21はキャプスタン、22 L及22Rはリール軸
、24はモータ、31は回転摩擦結合材、33はホイー
ル、35はアイドラ、79は回転カム手段、87及87
′はカム面、91,91a及91 bはカム面、96は
作動杆、101は発条、103.103’、 104及
104′は係合面、105及105′は保合面を夫々示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (4)第1及び第2のリール軸上に夫々装架される第1
    及第2のリールを有し、少くとも上記第1のリール軸が
    当該第1のリール軸に取付けられたホイールを含む回転
    摩擦結合手段を介して回転駆動源に連結され、上記第1
    及第2のリール間に少くとも一端を上記第2のリールの
    巻枠上に係止せるテープ状体が上記第2のリール側より
    上記第1のリール側に移送せしめられ、その移送が終れ
    ば上記第1のリール軸が回転せざる様になされたテープ
    状体移送装置に於て、(B) 上記回転駆動源に連結
    されて上記第1のリール軸と直交する面と平行に延長せ
    る回転軸を有する回転カム手段と、 (C) 第1及第2の保合面を有し且上記ホイールと
    ・その下側より対向し、且当該ホイールの軸と直交する
    □面内で摺動自在にして且回動自在な作動杆とを具備し
    、 (D) 上記回転カム手段は、その上記回転軸と直交
    する面と直交する面を以って形成された第1のカム面と
    、上記回転軸と直交する面を以って形成された第2のカ
    ム面とを有し、 (E) 上記動作杆は、上記ホイールに回転摩擦結合
    手段を介して連結される様に発条により上記ホイールの
    軸と直交する面内で摺動偏倚されて上記リール軸が回転
    している場合上記第1の保合面が上記第1のカム面と係
    合せざる状態で上記第2の保合面が上記第2のカム面と
    当接すべく上記ホイールの軸と直交する面内で揺動せし
    められる様になされ、且斯る状態より上記リール軸が回
    転せざる状態となれば上記第2の係合面の上記第2のカ
    ム面との係合により上記第1の保合面が上記第1のカム
    面と係合し得る関係となって上記発条に抗して上記ホイ
    ールの軸と直交する面内で摺動し、これにより上記テー
    プ状体が上記第2のリール側より上記第1のリール側に
    移送され終ったことを検出する様になされたテープ状体
    移送装置に於けるテープ状体の移送終り検出装置。
JP1974116650U 1974-09-26 1974-09-26 テ−プ状体移送装置に於けるテ−プ状体の移送終り検出装置 Expired JPS5914915Y2 (ja)

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JPS593512Y2 (ja) * 1979-04-17 1984-01-31 古河電気工業株式会社 長尺ヒ−タの端末部

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4974914A (ja) * 1972-11-17 1974-07-19

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