JPS5914914A - フエロセメントパネルとその製造方法、それを使用した枠状構造物の組立方法 - Google Patents

フエロセメントパネルとその製造方法、それを使用した枠状構造物の組立方法

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JPS5914914A
JPS5914914A JP12418082A JP12418082A JPS5914914A JP S5914914 A JPS5914914 A JP S5914914A JP 12418082 A JP12418082 A JP 12418082A JP 12418082 A JP12418082 A JP 12418082A JP S5914914 A JPS5914914 A JP S5914914A
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panels
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馬場 直佐
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NITSUSAN CONCRETE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフェロセメントパネルとその製造方法、それを
使用した枠状構築物の組立方法に係シ、例えば、浄化槽
、消防用水利槽、雨水貯溜槽、その他の水桶としての地
下式水槽類、水道受水槽の如き地上式水槽類、ユニット
式の家庭用地下室、プール用サイドパネルにおける単位
壁体として使用するに好適な断面円弧状の7エロセメン
トパネルを改良したものであシ、また、パネル自体が堅
牢性、防水性に富んだものとなるにした遠心作用を利用
しての製造方法、更にはパネル自体の外周彎曲面がわの
コーナ一部にある接合鋼材を利用しての簡易々組立工法
に関するものである。
しかして、表面積が大きく、且つ立体的な剛性を持った
複層の鉄網と、特別に配合したモルタルとの高密度の結
合層を主体とし、更に表裏にモルタル層を重ねて形成さ
れる多層の鉄、セメントによる複合強化セメント成型体
の構造用材料であるフェロセメントは、通常の鉄筋コン
クリートに比し、極めて優れた特性を有している。すな
わち、大きな衝撃吸収力を有し、非透水性、非通気性の
ため、主として船舶、建築物、タンク類のパネル構造壁
体として利用されている。特に、パネル自体が断面円弧
状である場合は、内面が弧状の型枠を利用して一個一個
作られるから、製造に多くの労力と時間とを有し、コス
ト高となることがあった。これを解決すべく、特開昭5
4−117518号として、回転胴内面に金網積層体を
配置し、この回転胴を回転させることで得られた遠心力
によって、注入したセメントモルタルを金網積層体の網
目内に圧入することにより、製造する方法が提案された
。ところが、これによった場合は、成型された断面円弧
状の7工ロセメ゛ントパネル単体は、その側端面におい
てセメントモルタルのみとなっているか、あるいは製造
過程中で立設された適宜の突出体が突出されているかし
ているため、側端面相互を当接させて相互に接続させる
場合は極めて面倒であった。更には、セメントモルタル
部材面の接合はモルタル材を介するとしても、また、突
出体相互を所定の接合部材によって接合するとしても、
いずれも構築後における外部からの振動、衝撃によって
離反することがらジ、強度上問題であった。
そこで、本発明は叙上の点に鑑み創出されたものであ)
、組立構築時におけるパネル単体相互の接続作業を容易
とし、かつ強固な接続状態となしまた、この接続のため
に使用される接合鋼材は、パネル製造時においての仕切
りを兼ねたものとすると共に、製造時において付与され
る遠心作用によって層状と々るセメントモルタルを、内
包されるよう予じめ張装されている彎・開状態の金網材
と一体構造化させ、しかも、前記接合鋼材は金網材と一
体固着化せしめることで接合鋼材を介しての組立の堅牢
性を担保することに成功したものである。
すなわち、本発明に係るフェロセメントパネルは、所定
曲率の断面円弧状で、所定肉厚を備えたフェロセメント
パネルにおいて、外周彎曲面がわのコーナ一部を形成し
ている外周彎曲面、側端面の少なくともいずれか一方に
、コーナ一部端に沿った側線を有する接合鋼材を露出さ
せて配し、この接合鋼材は予じめ彎曲させて内包された
金網材と一体固着化しておることに存し、また、その製
造方法は、回転遠心胴内周面を適尚分に分割した位置で
接合鋼材を隣接させて仮止めさせる第1の製造工程と、
1個のパネルを構成する接合鋼材相互間に予じめ句・曲
させた金網材を張装し接合鋼材と一体固着化させる第2
の製造工程と、セメントモルタルを回転遠心胴内に注入
充填しながら、回転速心胴を回転させ遠心作用にて回転
遠心胴内周面に金網材が内包されるようにしてセメント
モルタルを層状に付着させる第3の製造工程と、適当時
間の養生後、回転速心胴から単体毎に各別に脱型させる
第4の製造工程とを有することに存し、更に、それを使
用した枠状構築物の組立方法は、パネル単体の円弧状の
断面形状に合致した平面形状を有する室枠溝を、全体の
支枠平面形状に対応  ・させた連続状態となして上面
に凹設して成る床盤を構成させる第1の組立工程と、パ
ネル単体を室枠溝に低合し、立設させると共に、隣接配
置したパネル単体夫々の接合鋼材を当接させておく第2
の組立工程と、当接された接合鋼材相互全連結すること
でパネル単体を接続し、尚接部位を水封させる第3の組
立工程と、パネル単体上に天板を架装させる第4の組立
工程とを有することに存するものである。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明すると次の通
シである。
図において示される符号10は、開口部周縁に7ランジ
11を有し、分割可能に形成された回転速心胴であシ、
場合によってはヒユーム管の製造設備がそのまま転用さ
れる。この回転速心胴10に外接している駆動輪12が
適当な駆動源(図示せず)にて減速回転されることで、
強制回転されるようになっておシ、このようにして回転
されることで、その内周面に所定の遠心作用が付与され
る。
回転速心胴10は、成型させるフェロセメントパネル1
における所定曲率に対応した曲率を有する大きさに形成
されていて、また、vi数枚のパネル1が連続された状
態で一度に製造構成されることから、単体としてのパネ
ル1の分割取り出しに便なるよう回転速心胴10自体が
その幅員で分割されることは好ましい。このときのパネ
ル1単体毎への分割は、パネル1における外周彎曲面が
わのコーナ一部に配される接合鋼材2を仕切りとして利
用することで得られ、この接合鋼材20回回転遠心胴内
内周面への仮止め位置が分割位置として決定される。
すなわち、先ず、回転速心胴10内周面を適当分、例え
ば4乃至8等分に分割した位置で接合鋼材2をl!4接
させて仮止めさせる第」の製造工程を行なう。このとき
、接合鋼材2は、完成成型後におけるパネル1のコーナ
一部端に沿った側縁を有する関係上、仮止め位置におり
て回転遠心胴10内周面に強く当接されるもので、パネ
ル1の側端面に位置するときは回転速心胴10の径方向
に、また、彎曲外周面に位置するときは円周方向に夫々
沿わせられる。
図示においては、接合鋼材2を断面り形に形成された場
合として説明される。このL形の接合鋼材2を使用する
ことで、パネル1内体の強度を一層増大できると共に、
分割位置における接合鋼材2自身の仮止めが容易となる
。すなわち、回転速心胴10は内周面が彎曲しているか
ら、分割位置における接合鋼材2は、パネル1を形成す
る1組のそれを互いに突張らしめ、回転速心胴10内で
伸展傾向の緊張状態でL形の各接合部材2における内側
角部分相互間に介装される彎曲した仮止杆13によって
位置づれを生じさせることなく仮止め支持されるからで
ある(第2図参照)。これは、パネル1における両側端
面には接合鋼材2が配されるから、隣接部位においての
接合鋼材2は互いに背中合せに配置され、また、内側角
部分に仮止杆13端が正正することで、回転速心胴10
内方への接合鋼材2の落下を阻止するばかりでなく、仮
止杆13による緊張状態が全体圧わたって平均化するか
らでもある。
更に、このとき、隣接した接合鋼材2相互間に、パネル
1肉厚に比し小さく々い高さの仕切板14を介在させる
こともある。この仕切板14によって、脱型時における
パネル1相互の分離を確実にすると共に、内周彎曲面が
わからでは接合鋼材2自体は完全にセメントモルタル3
にて覆われ、例えば水槽として組立てた場合には接合鋼
材2に対しての防錆効果を期待できるものとがる。
次に、1個のパネル1を構成する接合鋼材2相互間に予
じめ彎曲させた金網材4を張装し、接合鋼材2と一体固
着化させる第2の製造工程を実施する(第3図参照)。
しかして、図示のように、金網材4は積層構造化されて
込て、必ffK応じそれらの内部に丸鋼製の補強芯材5
が挿入される。
いずれにしても、張装作業は、金網材4が完成されたパ
ネル1内に完全に内包される必要があるから、回転速心
胴10の内周面に沿って配置されるようにそれ4を彎曲
させることで行なわれる。金網材4の両側縁は接合鋼材
2に溶接されることで一体化され、このとき、金網材4
を彎曲させることで得られる伸展傾向の弾撥力が接合鋼
材2の仮止めを強固にするのに役立つ。
このとき内包される金網材4は、縦及び横方向で格子状
に組まれている。そうすることで、完成、構築後にパネ
ル1に付加される外力に対しての耐歪性に大きな効果が
あシ、例えば鉄筋材を斜めに配した場合にあって付加さ
れる外力によるクラック(ひび割)の発生を除去し、耐
荷重性に優れたものとなる。もとよシ、この金網材4は
複層にされることで強度の増大を図ることができるのは
勿論である。
尚、第1の製造工程と第2の製造工程とは、前者の完全
な終了後に後者が行なわれることは必ずしも要求されず
、接合鋼材2の仮止めと、金網材4の張装固着とが平行
して実施されるも差し支えないものである。
これらの第1、第2の製造工程の終了後に、第3の製造
工程が行なわれる。すなわち、第4図に示すように、セ
メントモルタル3を回転速心胴10内に注入充填しなが
ら、回転速心胴10内局面に金網材4が内包されるよう
にしてセメントモルタル3を層状に付着させるものであ
る。それには、図示のように、回転速心胴10内に突出
配置させた注入管15から、図示を省略した圧送機によ
ってセメントモルタル3を自然落下させ、前記駆動輪1
2にて回転されている回転速心胴10内周面全域にわた
ってセメントモルタル3を分散付着させるものとしてあ
シ、回転速心胴10の回転時間は約1時間としである。
このとき、回転速心胴10には遠心作用が付与されるか
ら、その内周面に注入されたセメントモルタル3は内周
面がわから中心側へ次第に積1−され、かつ金網材4の
間隙に圧入される如くして稠密な状態で付着される。
そして、適当時間の養生後、例えば自然養生を10時間
、蒸気養生を4時間行なった後、回転速心胴10から単
体毎に各別に脱型させる第4の製造工程を行なう。具体
的には、回転速心胴10自体を駆動輪12から取外し、
また、予じめ分割自在とした回転速心胴10を分割させ
ながら、前記仕切板14、接合鋼材2にて互いに解離さ
せることで、断面円弧状の7工ロセメントパネル1単体
として取出すものである。
もとより、これらの製造工程において、平行して実施で
きる作梨は平行して行なわれるのであり、例えば、水、
セメント、細骨材を混練してセメントモルタル3とする
ことと、鉄線、メタルラスによって曲面加工、鉄筋編成
、積層構造化して金網材4とすること等であり、また、
セメントモルタル3の付着と、そのモルタルフロー値、
圧縮強度の検査とであり、更には、回転速心胴10内で
のセメントモルタル3の付着、養生と、使用された別の
分割脱型後の回転速心胴10の型組とである。
このようにして構成されたフェロセメントパネル1は、
遠心作用を利用して稠密な状態でセメントモルタル3が
凝結されているから防水性に極めて優れたものとなり、
そのため、水槽類、地下室の壁体として利用するに好適
である。次に、それの具体例として、フェロセメントパ
ネル1を使用した枠状構築物の組立方法について第5図
乃至第7図t−診照して説明すると次の通シである。
先ず、パネル1単体の円弧状の断面形状に合致した平面
形状を有する支枠溝21を、構築すべき構築物全体の支
枠平面形状に対応させた連続状態となして上面に凹設し
て成る床盤20を構成させる第1の組立工程を行なう。
このときの床盤20は、内部に鉄筋22を組込み、パネ
ル1の断面形状に合致した円弧状の型枠材23を載置し
てセメントモルタル24を流し込むことで構成され、型
枠材23の抜脱後の凹所が支枠溝21となる(第5図参
照)。また、図示を省略したが、支枠溝21を上面に凹
設した平面帯板状のパネル床を構築物の外郭形状に対応
して配置し、その内部にはコンクリート材を現場打ちす
ることで床盤20を構成させるものとしてもよいもので
ある。
次いで実施される第2の組立工程は、パネル1単体を支
枠溝21に低合し、立設させると共に、隣接配置したパ
ネル1単体夫々の接合鋼材2を当接させておくものであ
る。すなわち、支枠させるパネル1単体の下端を室枠溝
21内に嵌合し、適当に仮止め立設させるもので、必要
があれば車枠溝21内側面に付着した防水用接着剤を介
して接着される。
そして、当接された接合鋼材2相互を連結することでパ
ネル1単体を接続し、当接部位を水封させる第3の組立
工程を実施する。このとき、隣接するパネル1相互間に
は、パネル1自体の曲率が構築物における壁体全体の配
置形態と異なるが故に、それらのτ10端面相互間に千
面略扇形状の空隙が存するから、この空隙内に所定径の
鋼棒を支柱25として配役し、この支柱25をパネル1
と直接に、或いは間接にでも一体化することは、構築後
の全体の堅牢性を増大させる上に極めて好ましい。
この第6の組立工程において実施される接合鋼材2相互
の連結は、隣接するパネル1相互を接続すれば足り、例
えばボルト止めしたり、溶接したシするもので、溶接す
る場合は当接部分全域にわたるも、所定間隔毎に行なわ
れるも差し支えない。
また、接合鋼材2相互の連結に際し、相互間に接合補助
材26を跨着させることもできる。この接合補助材26
は、平面−文字状或はコ字状に形成されており、パネル
1の外周彎曲面がわ或は側端面がわに配した接合鋼材2
部分相互に両端縁が溶接されるもので、パネル1相互の
離反を一層有効に阻止することができる。尚、接合補助
材26相互間のピッチは、200.300.500 t
m等適宜に選定される。
また、当接部位の水封は、パネル1相互間に生じる空隙
が第7図に示すようにパネル1の彎曲内周面がわにおい
ては広く開口されていることから、その彎曲内周面がわ
からコーキング剤その他の防水剤27が充填される。
この第3の組立工程終了後に、パネル1単体−ヒに天板
28を架装させる第4の組立工程が行表われる。この天
板28の架装は、天板28とパネル1とが強固に連結さ
れれば足シ、例えば、第6図に示すように、天板28を
貫挿させた固定ボルト29をパネル1上部にねじ込むと
共に、断面り字形の支持金具30をパネル1の彎曲内外
周面と天板28底面とに当接させて適当にねじ止めする
尚、構築すべき枠状構築物は、適宜な平面形状のものと
して設計されるものであり、通常は、パネル1の彎曲内
周面が構築物の内側に面するように配置される。また、
内部において仕切壁を設ける場合は、その仕切壁と外壁
との接合部位においては、外壁全構成するパネル1の彎
曲外周面が内側に面するように配置され、かつ仕切壁を
構成するパネル1端は外壁を構成するパネル1内に埋入
されて千面略T字形に組合せられる(第5図参照)。そ
のだめの埋入用の凹所は、前記回転速心胴10内周面に
部方向に沿う型材をセットしておくことで簡単に形成さ
れる。
また、組立時に使用されるコーナー用のパネル1として
、これに給水、排水用の配管に接続するための継手を付
設する場合は、パネル1製造時において、予じめ継手を
組み込んでおけばよいものである(図示せず)。
本発明は叙上のように構成されており、これがため、地
下式、地上式の水槽類、ユニット式地下室、プール用サ
イドパネルにおける単位壁体としてフェロセメントパネ
ル1を使用でき、しかも、このパネル1内体は遠心作用
を利用して構成されたから、セメントモルタル3は稠密
な状態で凝結され、防水性に極めて優れたものとなシ、
まだ、隣接したパネル1相互は、パネル1の外周彎曲面
がわのコーナ一部端において露出させて配した接合鋼材
2相互連結することで接続させることができて、組立作
業の簡素化と構築の堅牢化とを同焦しかも、接合鋼材2
は、回転速心胴10による遠心成型時に予じめ配設して
おくことで、遠心成型終了後においてのパネル1相互の
分割とその取シ出しとに役立つものである。
すなわち、パネル1内体は、外周彎曲面がわのコーナ一
部を形成している外周彎曲面、側端面の少なくともいず
れか一方に、コーナ一部端に沿った側縁を有する接合鋼
材2を露出させて配して成るから、枠状構築物の構築に
際して隣接配置するとき、各パネル1における彎曲方向
を同一にして連続させると、外周彎曲面がわのコーナ一
部端が互いに当接することになシ、そこに露出している
接合鋼材2を連結することで、接続できるものとなる。
しかも、この接合鋼材2は、回転速心胴10による遠心
作用を利用して製造されるとぎ、パネル1のコーナ一部
端に位置するよう、パネル1単体大きさに対応して回転
速心胴10内周面に適当分に分割した位置で隣接させて
仮止めされるから、成型終了後におりでの分割位置の設
定を可能にすると共に、各単体毎の取り出しも極めて容
易となる。
寸だ、接合鋼材2ば、予じめ彎曲させてパネル1に内包
された金網材4と一体固着化しであるから、接合鋼材2
が離反することはなく、それ故に、接合鋼材2相互を連
結することでパネル1相互を接続するも、外部からの衝
撃、振動によって簡単には解体されない構築安定性を備
えたものとなる。
しかも、金網材4は、第3の製造工程において、セメン
トモルタル3を回転速心胴10内に注入充填しながら、
回転速心胴10を回転させ遠心作用にて回転速心胴10
内周面に金網材4が内包されるようにしてセメントモル
タル3を層状に付着させるから、凝結するセメントモル
タル3と極めて堅固に一体化されるものである。すなわ
ち、回転速心胴10に付与される遠心作用が、セメント
モルタル3を金網材4の網目内に浸透する如く圧入させ
るから、セメントモルタル3自体は稠密な状態で層状に
固形化されるものと寿)、シたがって、防水性に富むこ
とで、組立構築後にあっての防水処理が不要となるもの
である。そればかりでなく、セメントモルタル3、金網
材4、接合鋼材2は、一体化された構造となることで、
パネル1外面に露出された接合鋼材2を介して接続する
としても、パネル1相互の離反は極めて少なく、構築安
定性に大きく寄与する。
また、水槽類、地下室その他の枠状構築物の組立に際し
ても、床盤20上面に凹設した室枠溝21に嵌合立設さ
せたパネル1単体は、隣接したそれらにおいての当接し
て因る接合鋼材2相互を連結することで接続されるので
あり、しかも、その作業は簡単に実施できるものである
以上説明したように本発明によれば、地下式、地上式の
水槽類、地下室、プール用サイドパネルにおける単位壁
体として使用するに好適な断面円弧状の7エロセメント
パネルを、これに内包される予じめ彎曲させた金網材を
コーナ一部において露出される接合部材と一体固着化さ
せ、かつ遠心作用を利用して製造することで、防水性、
及び堅牢性に富み、しかも接合性に優れて構築安定性が
大きいものとするのであシ、また、構築に際し簡単に作
業を実施できて施工性に優れる等の種々の効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は成型完成
されたフェロセメントパネルの一部切欠斜視図、第2図
は回転遠心胴内に接合鋼材を仮止め配置するときでの正
面図、第3図は接合鋼材の配置の拡大断面図、第4図は
セメントモルタル付着時での回転速心胴の斜視図、第5
図は枠状構築物の組立時においての床盤の要部平面図、
第6図は枠状構築物の縦断面図、第7図はパネル接合部
分の要部断面図である。 1・・・・・・フェロセメントパネル  2・・・・・
・接合鋼材3・・・・・・セメントモルタル  4・・
・・・・金網材5・・・・・・補強芯材  10・・・
・・・回転速心胴  11・・・・・・7ランジ  1
2・・・・・・駆動輪  13・・・・・・仮止杆  
14・・・・・・仕切板  15・・・・・・注入管2
0・・・・・・床盤  21・・・・・・室枠溝  2
2・・・・・・鉄筋  23・・・・・・型枠材  2
4・・・・・・セメ/トモルタル  25・・・・・・
支柱  26・・・・・・接合補助材27・・・・・・
防水剤  28・・・・・・天板  29・旧・・固定
ボルト  30・・・・・・支持金具特許出願大火 場
 予告部 特許出願人馬 場 直 佐 76− 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定曲率の断面円弧状で、所定肉厚を備えたフェロ
    セメントパネルにおいて、外周彎曲面がわのコーナ一部
    を形成している外周彎曲面、側端面の少なくともいずれ
    か一方に、コーナ一部端に沿った側縁を有する接合鋼材
    を露出させて配し、この受合鋼材は予じめ彎曲させて内
    包された金網材と一体固着化しであることを特徴とする
    フェロセメントパネル。 2接合鋼材は断面り形である特許請求の範囲第1項記載
    の7エロセメントパネル。 &金網材は、縦及び横方向で格子状に組まれている特許
    請求の範囲第1項または第2項記載のフェロセメント。 4、内周−・曲面がわのコーナ一部は、セメントモルタ
    ルで覆われている特許請求の範囲縞1項または第2項ま
    たは第3項記載の7エロセメントパネル。 5、回転遠心胴内周面を適当分に分割した位置で接合鋼
    材を隣接させて仮止めさせる第1の製造工程と、1個の
    パネルを構成する接合鋼材相互間に予じめ彎曲させた金
    網材を張装し接合鋼材と一体固着化させる第2の製造工
    程と、セメントモルタルを回転遠心胴内に注入充填しな
    がら、回転遠心胴を回転させ遠心作用にて回転遠心胴内
    周面に金網材が内包されるようにしてセメントモルタル
    を層状に付着させる第3の製造工程と、適尚時間の養生
    彼、回転遠心胴から単体毎に各別に脱壓させる第4の製
    造工程とを有することを特徴としたフェロセメントパネ
    ルの製造方法。 6、隣接した接合鋼材相互間に、パネル肉厚に比し小さ
    くない高さの仕切板を介在させる特許請求の範囲第5項
    記載のフェロセメントパネルの製造方法。 Zパネル単体の円弧状の断面形状に合致した平面形状を
    有する室枠溝を、全体の室枠平面形状に対応させた連続
    状態となして上面に凹設して成る床盤全構成させる紀1
    の組立工程と、パネル単体を室枠溝に妖合し、立設させ
    ると共に、1接配置したパネル単体夫々の接合鋼材を当
    接させておく第2の組立工程と、当接された接合鋼材相
    互を連結することでパネル単体を接続し、当接部位を水
    封させる第3の組立工程と、パネル単体上に天板を架装
    させる第4の組立工程とを有することを特徴としたフェ
    ロセメントパネルを使用した枠状構築物の組立方法。 8、接合鋼材相互の連結に際し、相互間に接合補助材を
    跨着させる特許請求の範囲第7項記載の7エロセメント
    パネルを使用した枠状構築物の組立方法。
JP12418082A 1982-07-15 1982-07-15 フエロセメントパネルとその製造方法、それを使用した枠状構造物の組立方法 Pending JPS5914914A (ja)

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JP12418082A Pending JPS5914914A (ja) 1982-07-15 1982-07-15 フエロセメントパネルとその製造方法、それを使用した枠状構造物の組立方法

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JP (1) JPS5914914A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7924897B2 (en) 2006-09-01 2011-04-12 Panasonic Corporation Semiconductor laser device

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