JPS5914892Y2 - ピツクアツプカ−トリツジの振動子 - Google Patents
ピツクアツプカ−トリツジの振動子Info
- Publication number
- JPS5914892Y2 JPS5914892Y2 JP10147977U JP10147977U JPS5914892Y2 JP S5914892 Y2 JPS5914892 Y2 JP S5914892Y2 JP 10147977 U JP10147977 U JP 10147977U JP 10147977 U JP10147977 U JP 10147977U JP S5914892 Y2 JPS5914892 Y2 JP S5914892Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- vibrator
- cup
- cantilever
- tension wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、テンションワイヤによりマグネットをダン
パー材に押しつけるようにしたムービングマグネット型
ピックアップカートリッジ(以下MM型ピックアップカ
ートリッジという)の振動子に関するもので、その目的
とするところは、高域特性の改善のためにマグネット部
を小型化したときに、実用性が高く、かつ、量産性に適
する構成にした振動子を提供するものである。
パー材に押しつけるようにしたムービングマグネット型
ピックアップカートリッジ(以下MM型ピックアップカ
ートリッジという)の振動子に関するもので、その目的
とするところは、高域特性の改善のためにマグネット部
を小型化したときに、実用性が高く、かつ、量産性に適
する構成にした振動子を提供するものである。
第1図〜第4図に示すものは、従来のこの種のMM型ピ
ックアップカートリッジの振動子の各種構造を示したも
ので、これらの図において、1は先端部にレコード針9
を有するカンチレバー、2はカンチレバー1と同軸に配
置された円筒状のマグネット、3はカンチレバー1とマ
グネット2との間に組込まれるパイプ、4はテンション
ワイヤ、4′はテンションワイヤ4のマグネットとの接
着部、5は接着剤のはみ出し部、6はダンパー材である
。
ックアップカートリッジの振動子の各種構造を示したも
ので、これらの図において、1は先端部にレコード針9
を有するカンチレバー、2はカンチレバー1と同軸に配
置された円筒状のマグネット、3はカンチレバー1とマ
グネット2との間に組込まれるパイプ、4はテンション
ワイヤ、4′はテンションワイヤ4のマグネットとの接
着部、5は接着剤のはみ出し部、6はダンパー材である
。
これらの振動子において、先端部にレコード針9を有す
るカンチレバー1の曲げ変形を伴なう高域の共振点を使
用帯域以上にあげるためには、 (1)カンチレバー1の材料として、ヤング率Eと密度
ρの比E/ρの大きなものを選ぶこと。
るカンチレバー1の曲げ変形を伴なう高域の共振点を使
用帯域以上にあげるためには、 (1)カンチレバー1の材料として、ヤング率Eと密度
ρの比E/ρの大きなものを選ぶこと。
(2)マグネット2の質量を小さくすること。
すなわち、マグネット2の寸法を小さくすること。
が有効な手段である。
しかしながら、第1図に示すような構造では、マグネッ
ト2を小さくした場合、マグネット2とカンチレバー1
の接合長さが短かくなり、接着強度が充分でなく取れや
すく、また、上記のように、E/ρの比の大きな材料は
、多くの場合、ヤング率Eの値が大きく、マグネット2
も剛性が高いため、嵌合いの状態によっては、どちらか
が破損しやすい欠点がある。
ト2を小さくした場合、マグネット2とカンチレバー1
の接合長さが短かくなり、接着強度が充分でなく取れや
すく、また、上記のように、E/ρの比の大きな材料は
、多くの場合、ヤング率Eの値が大きく、マグネット2
も剛性が高いため、嵌合いの状態によっては、どちらか
が破損しやすい欠点がある。
第2図に示すものでは、上記の欠点を補なうために、比
較約款かい材料であるアルミなどのパイプ3をカンチレ
バー1とマグネット2の両者間に組込んでいるが、パイ
プ3の内外径の寸法精度を要することと、カンチレバー
1の付根部の強度が充分にとれず、変形しやすい欠点が
ある。
較約款かい材料であるアルミなどのパイプ3をカンチレ
バー1とマグネット2の両者間に組込んでいるが、パイ
プ3の内外径の寸法精度を要することと、カンチレバー
1の付根部の強度が充分にとれず、変形しやすい欠点が
ある。
第3図に示す他の従来の振動子は、比較的理想に近いも
のであるが、マグネット2の寸法を小さくするときに、
接着面積が少なくなり、実用的な接着強度を保つことが
難しく、また、第4図に示すように、マグネット2とテ
ンションワイヤ4のマグネットとの接着部4′とを接着
する際、両者の位置合せや接着剤の量の管理、すなわち
、両者の位置ズレや接着剤のはみ出し5などのないよう
充分注意を払う必要があり、量産性の面で劣る欠点があ
り、さらに、マグネット2とゴムなどのダンパー材6の
実効的な接触面積が少なく、高域のピークをダンパした
い場合、充分な効果を得にくいなどの欠点がある。
のであるが、マグネット2の寸法を小さくするときに、
接着面積が少なくなり、実用的な接着強度を保つことが
難しく、また、第4図に示すように、マグネット2とテ
ンションワイヤ4のマグネットとの接着部4′とを接着
する際、両者の位置合せや接着剤の量の管理、すなわち
、両者の位置ズレや接着剤のはみ出し5などのないよう
充分注意を払う必要があり、量産性の面で劣る欠点があ
り、さらに、マグネット2とゴムなどのダンパー材6の
実効的な接触面積が少なく、高域のピークをダンパした
い場合、充分な効果を得にくいなどの欠点がある。
この考案は、以上のような欠点を除去したもので、以下
、第5図〜第9図のそれぞれの実施例によって説明する
。
、第5図〜第9図のそれぞれの実施例によって説明する
。
なお、これらの図において、第1図〜第4図と同一符号
は同様のものを示す。
は同様のものを示す。
第5図はテンションワイヤ4と一体に形成された円筒状
のマグネット2の外径とほぼ等しい内径を有するカップ
状保持体7の凹部にマグネット2を嵌めこんで保持させ
た構造としたもので、これにより、マグネット2と力1
ツブ状保持体7との接着面積、つまり接着強度を充゛分
にとることができ、また、マグネット2をカップ状保持
体7に差しこむだけで組み立てられるので、実用性、量
産性の面で極めて有効であり、さらに、2次的な効果と
して、これ以降の組み立て工程で、マグネット2の損傷
をカップ状保持体7の存在により防止できる効果がある
。
のマグネット2の外径とほぼ等しい内径を有するカップ
状保持体7の凹部にマグネット2を嵌めこんで保持させ
た構造としたもので、これにより、マグネット2と力1
ツブ状保持体7との接着面積、つまり接着強度を充゛分
にとることができ、また、マグネット2をカップ状保持
体7に差しこむだけで組み立てられるので、実用性、量
産性の面で極めて有効であり、さらに、2次的な効果と
して、これ以降の組み立て工程で、マグネット2の損傷
をカップ状保持体7の存在により防止できる効果がある
。
また、テンションワイヤ4はカップ状保持体7を介して
マグネット2をダンパ材6側に引張っているため、カッ
プ状保持体7の底部、すなわちテンションワイヤ4の付
は根部分付近のカップ状保持体部分7′は、第6図に示
すように膨出し、このためマグネット2の側部に存在す
るカップ状保持体7が、このマグネット2の側部を締め
付けるように作用し、マグネット2の保持強度を増加さ
せる効果が生じ、単に接着面積が増加するだけではない
特長がある。
マグネット2をダンパ材6側に引張っているため、カッ
プ状保持体7の底部、すなわちテンションワイヤ4の付
は根部分付近のカップ状保持体部分7′は、第6図に示
すように膨出し、このためマグネット2の側部に存在す
るカップ状保持体7が、このマグネット2の側部を締め
付けるように作用し、マグネット2の保持強度を増加さ
せる効果が生じ、単に接着面積が増加するだけではない
特長がある。
第7図に示す実施例は、カップ状保持体7を第5図のも
のより浅く形成させ、マグネット2の一部を保持させた
ものである。
のより浅く形成させ、マグネット2の一部を保持させた
ものである。
第8図に示す実施例はカップ状保持体7の底部を鍔状部
8としたもので、これによりマグネット2の終端面を実
効的に大きくすることによって、ダンパー材のダンプ効
果を増加させるようにしたものである。
8としたもので、これによりマグネット2の終端面を実
効的に大きくすることによって、ダンパー材のダンプ効
果を増加させるようにしたものである。
第9図に示す実施例は、カップ状保持体7を熱もしくは
化学反応なで収縮する材料を用いることにより、マグネ
ット2を包み保持させるようにしたものである。
化学反応なで収縮する材料を用いることにより、マグネ
ット2を包み保持させるようにしたものである。
第10図に示す実施例は、テンションワイヤ4とカップ
状保持体7とは別体にしたものである。
状保持体7とは別体にしたものである。
なお、以上の実施例において、カップ状保持体7へのマ
グネット2の保持は、接着剤を介在させて保持してもよ
いこと勿論であり、また、カンチレバー1は棒状カンチ
レバーに限らず、パイプ状カンチレバーを用いても同様
の効果があること勿論である。
グネット2の保持は、接着剤を介在させて保持してもよ
いこと勿論であり、また、カンチレバー1は棒状カンチ
レバーに限らず、パイプ状カンチレバーを用いても同様
の効果があること勿論である。
この考案は、以上のように、カンチレバーと同軸に配置
される円筒状のマグネットをテンションワイヤによりダ
ンパー材に押しつけるようにした振動子において、テン
ションワイヤーと一体もしくは別体に形成した上記マグ
ネットの外径とほぼ等しい内径を有するカップ状保持体
に上記マグネットを嵌めこんで保持させたピックアップ
カートリッジの振動子を提供することにより、マグネッ
トを小型化して高域特性を改善する場合においても、上
記カップ状保持体の存在により、接着面積が増すととも
にテンションワイヤの引張り力によりマグネットの側面
を締め付けるように作用することにより保持強度を充分
にとることができ、かつ、マグネットの取り付は保持も
容易に行なうことができるので、実用性が高く、かつ、
量産性に適する顕著な特長がある。
される円筒状のマグネットをテンションワイヤによりダ
ンパー材に押しつけるようにした振動子において、テン
ションワイヤーと一体もしくは別体に形成した上記マグ
ネットの外径とほぼ等しい内径を有するカップ状保持体
に上記マグネットを嵌めこんで保持させたピックアップ
カートリッジの振動子を提供することにより、マグネッ
トを小型化して高域特性を改善する場合においても、上
記カップ状保持体の存在により、接着面積が増すととも
にテンションワイヤの引張り力によりマグネットの側面
を締め付けるように作用することにより保持強度を充分
にとることができ、かつ、マグネットの取り付は保持も
容易に行なうことができるので、実用性が高く、かつ、
量産性に適する顕著な特長がある。
第1図〜第3図は従来のピックアップカートリッジの各
振動子を示す側断面図、第4図は第3図の振動子の欠点
を説明するための説明図、第5図はこの考案になるピッ
クアップカートリッジの振動子の実施例を示す側断面図
、第6図はその効果の1つを説明する説明図、第7図〜
第10図はこの考案の他の実施例をそれぞれ示す側断面
図である。 1・・・カンチレバー、2・・・マグネット、4・・・
テンションワイヤ、6・・・ダンパー材、7・・・カッ
プ状保持体、9・・・レコード針。
振動子を示す側断面図、第4図は第3図の振動子の欠点
を説明するための説明図、第5図はこの考案になるピッ
クアップカートリッジの振動子の実施例を示す側断面図
、第6図はその効果の1つを説明する説明図、第7図〜
第10図はこの考案の他の実施例をそれぞれ示す側断面
図である。 1・・・カンチレバー、2・・・マグネット、4・・・
テンションワイヤ、6・・・ダンパー材、7・・・カッ
プ状保持体、9・・・レコード針。
Claims (1)
- カンチレバーと同軸に配置される円筒状のマグネットを
テンションワイヤによりダンパー材を押しつけるように
した振動子において、テンションワイヤーと一体もしく
は別体に形成した上記マグネットの外径とほぼ等しい内
径を有するカップ状保持体に上記マグネットを嵌めこん
で保持させたことを特徴とするピックアップカートリッ
ジの振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10147977U JPS5914892Y2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | ピツクアツプカ−トリツジの振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10147977U JPS5914892Y2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | ピツクアツプカ−トリツジの振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5429001U JPS5429001U (ja) | 1979-02-26 |
JPS5914892Y2 true JPS5914892Y2 (ja) | 1984-05-02 |
Family
ID=29040147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10147977U Expired JPS5914892Y2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | ピツクアツプカ−トリツジの振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914892Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-07-29 JP JP10147977U patent/JPS5914892Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5429001U (ja) | 1979-02-26 |
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