JPS59146310A - プラントの運転方法 - Google Patents

プラントの運転方法

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JPS59146310A
JPS59146310A JP58018801A JP1880183A JPS59146310A JP S59146310 A JPS59146310 A JP S59146310A JP 58018801 A JP58018801 A JP 58018801A JP 1880183 A JP1880183 A JP 1880183A JP S59146310 A JPS59146310 A JP S59146310A
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JP
Japan
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plant
state
cause
unit
section
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JP58018801A
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Kenichi Yoshida
健一 吉田
Takao Watanabe
渡辺 孝雄
Takashi Kiguchi
木口 高志
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21DNUCLEAR POWER PLANT
    • G21D3/00Control of nuclear power plant
    • G21D3/001Computer implemented control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、プラントの運転方法に係晩、特にプラントに
異砿が発生した時における適切な運転ガイドを提供でき
るプラントの運転方法に関するものである。
〔従来技術〕
従来、プラントの異常時における運転ガイドを提供する
方法としてCause −Con5equenceTr
ee (以下CCTという)を利用したものが提案され
ている。
OCTとは、事前の解析結果等に基づいて、プラントに
発生する事象の因果、関係を樹木上につないだものであ
りプラントの異常時における運転のカイダンス作成に利
用すると強力な機能を提供する。しかし、OCTを利用
したプラントの運転ガイド装置の対応できる事象を多く
する場合には、膨大な寸のCCTが必要であり、作成お
よび保守に困難が早う。
また、小規模なデータ・ベースを、有効利用したカイダ
ンス・システム作成の技法としては、医療コンサルテー
ション・システムに利用されている昶識工学の手法があ
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、プラントの異常の原因を精度良く求め
ることにある。
〔発明の概要〕
本発明の特徴は、予測したプラント状態要素中における
実際のプラント状態要素の存在の有無を判定して後者の
要素が前者の要素中に存在しない時、実際のプラント状
態要素のすべてが予測したプラント状態要素中に存在す
るようになるまで、予測したプラント状態要素を入力と
してその状態要素が生じる原因を推定するステップと、
推定した原因に基づいて所定時間、経過後に生じるすべ
てのグラノド状態要素を予測するステップとの処理を゛
繰返すことにある。
〔発明の爽癩例〕
沸儂水型原LF炉プラントに適用した本発明の好適な一
実列列でめるプラン141運転方法を、第1図に基づい
て説明する。
原子炉圧力容器1内の炉心2で発生した蒸気は、生魚気
管13を1通ってタービン6に送られ、その後、復水器
7にて凝縮されて水になる。この水は、給水配管14を
通って冷却水として原子炉圧力各相1内に供給される。
給水配管14ば、獲水ポンプ8、脱塩器9、給水ポンプ
IOA、IOB。
11AおよびIIBおよび給水加熱器12を」二流側よ
り順次連絡している。給水ポンプ10A。
10B、IIAおよびIIBはモータ駆動型の給水ポン
プである。1拾水ポンプIIAおよびIIBは、原子炉
の起動および停止時に一時的に駆動されるが、原子炉の
過酸・連転中には給水ポンプIOAおよび1013のバ
ックアップ用となり待機状態にある。給水ポンプ10A
およびIOBは、原子炉の運転中に寸時、駆動されてい
る。原子炉圧力容器1内に5尻れた冷却水は、再循環系
配管5に設けられた再鍾譲ボ/プ4の駆動によってジェ
ットポンプ3を曲り、炉心2に込られる。
水位計15は、原子炉圧力r≠7!Sl内の水位(原子
炉木立)17を演出する。流量計16は、ジェットポン
プ3内を流れるコ九遺を検出する。すべてのジェットポ
ンプ3内を流れる流計と合計すると、炉心2内を流れる
冷却水流量となる。多くの庚出器にて測定された原子炉
水位17およびジェットポンプ流量等のプロセス縫は、
電子計算機18のプロセス入出力装#18Aを介して電
子計算機18の中央処理装置t18B内に入力される。
電子計算機18はさらにメモリ(内部メモリおよび外部
メモリ)18Cを有している。中央処理装置18Bにて
処理された結果は、o制御盤2oに設けられたブラウン
管(CRTという)21に表示さ本実施例は、知識工学
の手法を利用して上記の原子炉プラントの異常時におけ
る運転ガイダンスを求め、そのガイダンスに応じて異常
時における運転を実施し、原子炉プラントの異常事態を
収束させようとするものである。このような運転方法に
ついて以下に説明する。電子計算機18のメモ’J 1
8 Cは、原因・結果データベース22、推移予測デー
タベース23、操(’F−f−タベース24、詳細デー
タベース25、事例データベース26および処理プログ
ラム27を記憶している。
原因・結果データベース22は、原因とその原因から直
接判定できる結果との組み合わせからなる因果関係を記
録しておくデータベースである。
これは、一般に知識工学の研究者の間で、rule”と
呼ばれているものに相当するデータの格納場所である。
沸澹水型原子炉プラントにおける原因・結果データベー
ス22の一例を第2図に示す。
推移予測データ・ベース23は、原因・結果データ・ベ
ース22のデータを時間の前後関係を正しく保ちながら
組み立てるための情報を格納するデータ・ベースである
。ここには、プラントの各機器の、軍転状態および各プ
ロセス敬の状態に関する情報と、状態を表わす値の求ま
っているプロセス量についてその値を変化させる時間と
、るる時間が経過した後の値を求めるための手法とが格
納されている。沸騰水型原子炉プラントにおける推移予
測データベース23の一例を第3図に示す。
第4図は、沸騰水型原子炉プラントにおける操作データ
ベース24の一例である。操作データベース24は、プ
ラントの各機器の運転状態・各プロセス量の状態の組み
合わせを条件部とし、その時に考えられる操作を操作業
とし、条件部と操作業の組み合わせを付加する為のデー
タベースである。
詳細データ・ベース25は、プラントの各機器の詳細な
操作方法と、運転制限を記録する為のデータ・ベースで
ある。
事例データ・ベース26は、プラントの事前の解析結果
および過去の運転時の記録を納めたデータ・ベースであ
る。
沸騰水型原子炉プラントにおける詳細データ・ベース2
5を第5図に、事例データ・ベース26を第6図にそれ
ぞれ示す。
処理プログラム27の概要を第7図および第8図に基づ
いて説明する。処理プログラム27は、異常判定部28
、データ変隣部30、状態把握部31、原因判定部32
、最適操作決定部38、詳細化部42、類似事例検出部
43およびガイダンス作成部44からなっている。原因
判定部32は、原因列挙部33、状態把握部31、予測
部34、無矛盾確認部35、原因判定部32の再帰呼出
し部36および判定部37を有している。さらに、最適
操作決定部38は、操作列挙部39、予測部34、状態
把握部31、最適操作決定部38の再帰呼出し部40お
よび決定部41を有している。
データ変換部30は、測定されたプロセス量であるプラ
ント・データを入力して各プラントデータの値について
多数決等の論理判定を行なって1つに絞り、どのプラン
トデータであるかの識別子と、以下に示す処理において
のプラントデータの値を表わすプラント鷲転のガイダン
スを求める装置(収T運転ガイド装置という)内での特
別な値に変形した結果とを組み合わ忙て要素状態(プラ
ントの1つの状態を示す項目)とし、これらの要素状島
を・りつめてプランド伏、態信−号として出力する。デ
ータ変臭部30のフロルチャートを第9図に示す。
犬態杷握部31は、原因結果データ・ベース22に収・
、13されている各「)原因」と入力したプラント状態
1首−号とを比較し、このプラント状、@信号に対応す
る「原因」に基づいて生じる「結果」を選択すか、そし
て選択された結果を新しい要素状態として入力したプラ
ント状態信号に付加する。
状態・把1部31の救要を第10図に示す。
原因列挙部33は、入力したプラント状態信号の各要素
犬1凛の原因となりえる要湘状態またはそれらの組み合
わせを、原因・結果データ・ベース22に収納されてい
る「結果」を検索することにより求め、検索した「結果
」を出力する。そのフローチャートを第11図に示す。
予測部34は、プラント状態信号を入力して入力したプ
ラント状態信号の各要素状態の値が次のレベルの値に変
わるまでの時間を、推移予測データ・ベース23に格納
された計算手法(プログラム)を実行してそれぞれ求め
る。次に、求められたこれらの時間のうちで最短の時間
を選択し、この最短時間経過後の各要素状態の1直を、
やはシ推移予測データ・ベース23に格納された計算手
法を実行して求める。そして、各要素状態を1つに1と
めて、次のステップに対するプラント状態信号として出
力する。予測部34の概要を第12図に示す。
無矛盾性確認部35は、基準となるプラント状態信号と
、無矛盾性の確認される単数または複数のプラント状態
信号を入力し、はじめのプラント状、標信号に含まれず
またデータ変換部30によシ取シ込まれる要素状態を含
んでいないプラント状態信号を出力する。第13図は無
矛盾性確認部35のフローチャートを示している。
同定部37は、頃数のプラント状態1首号を入力f\ むプラント状態信号を出力するものである。第14図は
、その内稈を示している。
操作列挙部39は、プラント状態1首号を入力し、その
時の操作として考えられる操作鍵を、操作データ・ベー
ス24つ条件部を検索することによってリストアツブし
、出力する。操作列挙部39のフローチャートを第15
図に示す。
決定部41は、第16図に示すように複数のプランド状
、傳1言号を入力してその時の運転目的に最も近いプラ
ント状態信号を出力する。
原因判定部32は、プラント異散時において、プラント
状態信号を入力して原因列挙部33、状態把握部31、
予測部34、無矛盾性確認部35、再帰呼出し部36お
よび判定部37を起動しプラント異常の原因を判定し、
この原因を付加したプランド状1便信号を出力する。
最適操作決定部38は、原因判定部32から出力された
7ラント状態信号を入力し、操作列挙部39、予測部3
4、状態把握部31、再帰呼出し部40.決定部41を
起動して、最適な操作方法を決定し、その操作を実行し
た結果も付加されたプラント状態信号を出力する竹 詳、洲化部42は、最適操作決定、il+38から出力
されたプラント状態信号を入力して、このプラント状態
信号の各要素状態でプラントの機器の操作を意味するも
のを検索する。さらに検索した操作について詳細データ
・ベース25の運転制限を満足することを確認した後、
詳細な操作手順をプラント状態信号に付加する。また、
検索された操作が詳細データ・ベース25の運転制御具
に違反する場合は、最適操作決定部38を再実行させる
。詳細化部42のフローチャートを第17図に示す。
類似事例検索部43ば、第18図に示すように詳細化部
42から出力されたプラント状態信号を入力して、事例
データ・ベース26の原因とキーワードを検索し、原因
が一致するかまたはキーワードと前述のプラント状態信
号の要素状態が一定室以上で一致するものを、類似事例
としてプラント犬態信号に付加する。
ガイダンス作e:、部44は、類似参例検索部43から
出力されたプラント状態I言号を入力し、それをCRT
、21に出力するために、形式を整える。
前述した衆能を有する伎償による沸騰水型原子炉プラン
トの運転方法を説明する。説明にあたっては、実i祭に
は発生が考えられない現象であるが、沸騰水を原子炉プ
ラントの運転中に、炉心2に冷却水を供給する再循環ポ
ンプ4の回転軸が剖受に固着したという再循環ポンプ4
の軸固着現象が発生したことを前提とする。このような
軸固着が生じると、炉心2内を流れる冷却水流牡が減少
し、炉心2内でのボイド量が増加する。ボイド量の増加
は、原子炉水位17の北昇てつながる。実際には・↑1
11固肩およびボイド欧増加の現象はわからず、測定さ
れた原子炉水位およびジェットポンプ流量のプロセス暖
かわかるだけである。正ポな原子炉水位17はL4のレ
ベルである。原子炉水位17がL8のレベルに達すると
、原子炉は急速停止(スクラム)される。原子炉水位1
7がスクラム直前のL7のレベルに礁した時、刈御盤2
0にその旨表示される。これにより運転員は、原子炉水
位の上昇をmlることができる。原子p水位17および
ジェットポンプ部数等のプロセス量であるプラントデー
タが入出力111sAを介して中央α理装置18Bに入
力される。入力されたプラントデータは、その後の中央
処理装置1813内での処理が円滑に行えるようにアナ
ログ・デジタル変換される。プラントデータの入力とと
もに中央処理1i18Bは、メモI718 C内の運転
ガイド装置である処理プログラム27(第7図および第
8図参照)を呼出し、その処理プログラム27に基づい
て所定の君埋をfテう。異名判定部28は、入力したプ
ラントデータの9ちで異名な直を示すプラントデータの
有無を判断する3、異材な1直を示すプラントデータ(
本実施例の場舒は、L7のレベルに達した原子炉水位1
7)が存在する場合は、表示の指令29を出力し、異名
の内容を制御盤20に表示させる。さらに、異常な値を
示すプラントデータが存在する場合は、処理プログラム
27のデータ変喚部30以後の処理が火付される。
弗、譜水型原f戸プラントで測定された1つまたは榎政
のプラントデータ45が、データ変換部(第9図)30
に人力される。プラントデータ45から設定値を満足し
・・よい(附過まだは低下)ものをすべてJ8侭し、こ
れをプラント犬態信号46に変換する。データ変換部3
0ば、第20:図に示すプラント状態信号46を出力す
る。
この時、沸騰水、!原子炉プラントにおいては、原子炉
水位のような重要なプロセス量に対しては、複数の検出
器が設けらnている。従って、それらの計測結束が一改
しているかを確認する必要がある。−■しない場合には
多数決等により誤まった演出器の測定値が、運:味ガイ
ド装置内に入力されないように勿い里される。
第20図に卦いては、普通の文字で内容を示すが、東面
の場合は論理6i、算の容易な、EBCDIC文字コー
ド、整数値であってもよい。
データ変換部30の出力であるプラント状態信号46が
、状態把握部(第10図)31に入力される。状態把握
部31は、第20図に示すプラント状態信号号46に欠
けている情報があればそれを補う。すなわち、入力した
プラント状態信号46の各要素状態に基づいて第2図に
示す原因・結果データ・ベース22の原因部を検索する
。3次に検索結果の有無を判断し、有の場合にはその検
索結果をプラント状態信号46に付加する。その後、原
因・結果データ・ベース22の原因部を再び検索する。
検索結果の有無を判断し、無の場合には前述の検索結果
を付加したプラント状態信号47を出力する。本夷剤例
では、追加するものがなく、第20図と同様な第21図
に示されるプラント状態信号47が出力される。本実、
7電例では、状態把握部31の入力と出力は同一である
本実施例の動作の前提が異ポ時であるので、プラント状
態信号47を入力することにより原因判定部32の処理
が火打される。
プラント状、態信号47は、原因判定部32内の原因列
挙部33にまず入力される。原因列挙部33は、プラン
ト伏、態信号47の各要素状態を【課」とし、原因・結
果データ・ベース22(第21ス)の結果部からプラン
ト犬態信号47の要素状態を倹索し、この要素状態に対
応する原因部のAlをプラント状1態信号47に付加す
る。すなわら、プラント状態信号47の要素状態は、「
原子炉水位=L7」および「ジェットポンプ流喰城」で
ある。要素状態が2個以上ある場合(d1爪弱度の高い
要、g犬、情について検索を行う。安上状態のボ要度に
ついては、あらかじめ定められている。本実71m例で
は、「原子炉水位−L7jのほうがより重要であり、検
索が実施される。[原子炉水位−L7Jは原子炉水位の
上昇した結果であるため、原因・結果データ・ベース2
2の結果部から「原子炉水位上昇」を検索し、それに対
応する原因部の項目である「ボイド増」および「給水流
量増」をプラント状態信号47に付加する。再び、原因
・結果データ・ベース22の結果部を検索する。しかし
、何も検索されない。次に検索結果の有無を判断する。
この場合は、何も検索されないため、原因列挙部33は
、第22A図および第22B図に示す「ボイド噌」およ
び「給水流量増」を付加したプラント状態信号48Aお
よび48Bを出力する。
状態把握部31は、プラント状態信号48Aおよび48
Bを入力することによって1−ボイド増」および「給水
流量増」の項目を原・因・結果データ・ベース22の原
因部より検索し、それに対応する姻果部の結果の項目「
原子炉水位上昇」を求める。これを付加した各々のプラ
ント犬傅1蕗号49A。
49Bを出力する。
プラント状態信号49Aおよび49Bは、予測部34(
第12図)に入力される。予測部34を用いることによ
り原因・結果データ・ベース22に収納されている「原
因」と「結果」の組合せからボイドが増えた場合および
給水流量が噌えた場合のプラント状態の推移予測ができ
る。予測部34ば、プラント状態信号49Aおよび49
B内の要素状態の変化時間を計算していない要素状態を
倹索し、検索される要素状態がなくなるまで、検索され
た各要素犬態の変化する時間を計算する3゜要孔伏態の
変化する時[口1とは第3図に示されるように要素因襲
の現在のレベルから次のレベル(原子炉水位で菖えは、
現在のL6に討して次のレベルはL7)まで変化するの
に要する時間である。
次に、求めた変化時間が最小か否かを判定する。
プラント状atハ号49Aおよび49Bの要素状態「ボ
イド壇」および給水流量増」のそれぞれに対する「原子
炉水位上昇」についての変化時間を第3図の推移予測デ
ータ・ベース23に示す計算手法(時間計算法)に基づ
いて求める。その後、求められた最小変化時間経過後に
おける各閥素状態を推移予」リデータ・ベース23の手
法(状態計算法)により計算する。予測部34は、第2
3A図および第23B図に示す新たなプラント状態信号
を付加したプラント状態信号50A、50Bを出力する
予11111部34によって、原因列挙部33にて推定
された「原因」に基づいて生じる現象(原因判定部32
の状態把握部31にて検索した「結果」)が時間的にど
のように変化するのかを求めることができる。このため
沸騰水成原子炉プラントの動的なプロセス駿にj(蕗が
生じても、原因列挙部33にて推定した「原因」が真の
原因であるかどうかの判定が容易になる。すなわち、沸
、僑水型原子炉で実際に測定された異7Kを示すプラン
トデータをもたらす真の原因を容易に求めることができ
る。
プラント状態信号50Aおよび50Bを入力した第13
図に示す無矛盾確認部35は、結果としておこるプラン
ト状態信号が、実際に発生しているプラント状態にない
要素状態で原因列挙部33自身によって原因が推定され
ないものを含まない事を確認する。確認されたプラント
状態信号はそのまま出力されるが、実際のプラント状態
になく、データ変換部30により取り込まれる要素状態
を結果として発生したものは、原因として不適切である
とされ、出力されない。本夷廁例においては、第23A
図および第23B図の状態信号50Aおよび50Bが矛
盾がなく、そのまま無矛盾確認部35より出力される。
無矛盾確認部35から出力されたプラント状態信号50
A、、50Bが、再帰呼出し部36に入力される。再帰
呼出し部36は、無矛盾確認部35の出力であるプラン
ト状態信号50Aおよび50Bと原因判定部32に出力
されるプラント状態信号号47とを比較する5、プラン
ト状態信号50Aおよび50Bのいずれか一方の要素状
態がプラント状態信号47と一敗すれば、再帰呼出し部
36は機能しない5、この場合は、プラント状態信号5
0Aおよび50■3は、判定部37に伝えられる。本実
施例に分いては、プラント状態信号47に「ジェットポ
ンプ流址滅」という要素状態が含まれておす、プラント
状態信号50Aおよび50Bのいずれにも−亡れが含ま
れていない。虻って再帰呼出し部36は、プラント状態
信号50Aおよび50Bを人力とするj瓶囚刊定部32
を再・局的に呼出す。
すなJフち、原因列挙部33から無矛盾確認部35まで
の処理が再び行なイノれる。プラント状態信号50Aお
よび50Bが県内列挙部33に入力される。原因列挙部
33は、プラント状態信号50Aおよび50Bの要素状
態「ボイド増」および「給水流量増」を「結果」として
原因・結果データ・ベース22の結果部を検索しそれら
に対応する「原因」を求める。@者に対しては第24A
図に51Aで示す「再循環ポンプ軸固着」が、後者に対
しては824B図に51Bで示す「給水制御系異常」が
そ汎ぞれ検索される。これらの要素状態がプラント状態
信号50Aおよび50Bにそれぞれ付加されたプラント
状態信号5]、Aおよび51Bが原因列挙部33から出
力される5、これらの信号を入力する状、態把握部31
は、プラント状態1言号51Aおよび51Bの要−末状
態を「原因」とするすべての「結果」を原因・結果デー
タ・ベース22より検索する。プラント状態信号51.
Aの「再循環ポンプ軸固着」に対しては「ボイド増」の
外に「ジェットポンプ流量減」が、プラント状態18号
51Bの「給水制御系異膚」に対しては「給水流量増」
の外に「流量ミスマツチ」がそれぞれ検索される。これ
らの要素状態がそれぞれ付加された各プラント状、り信
号52Aおよび52B(第24A図および第24B図)
は、状明把握部31より出力されて予測部34に入力さ
れる。予測部34で4fJ 律のように各プラント状態
信号52Aおよび52Bの+Ij +J予測を行なって
も、フリント状態1言号の変1ヒばなく、そのまま無矛
盾性確認部35に入力される。無矛盾性確認部部35で
も、矛盾7ケしと柑j定されてそのまま出力される14
無矛盾1生Hf苗113部35から出力されたプラント
状・再i占号52Aおよび52Bは、1与帰呼出し部3
6に7\力さI’ 60再滞I呼出し部36は、前述し
たようにプラント状態信号47とプラント状、態・1蕗
号52Aおよび52Bとを比較する。プラント状態[δ
−号47の2°りの髪素状悪[原子炉水位L7Jおよび
「ジェットポンプ流敬減」は、プラント状態]言号52
A内にもa在する1、このため、再帰呼出し部36は、
原因杓]定部32の再J帯呼出しを行わず、プラント人
!求1言号52Aおよび52Bを判定部37へ出力する
第14図に示す判定部37ば、第24A図および第24
A図に示すプラント状態信号52Aおよび52Bと実際
の沸騰水型原子炉プラントのプラント状1哀を示す第2
1図のプラント状態信号47とが比較される。
「再循環ポンプ軸固着」が原因となる部会は、プラント
状、便1言号52人がプラント状態信>1j47と一致
する。しかし、「給水側(卸系曝常」が原因となるi場
合は、プラント状態信号52Bとプラント状態信号47
とは一致しない。従って、「再循環ポンプ軸固着」が原
因と判定されて第24A図に示すプラント火照信号52
Aが、原因判定部32の出力であるプラント状態信号5
3として出力される12以上をもって原因判定部32に
よる処理が終了する。
再帰呼出し部36が存在するので、本1例に基づいて推
定された「原因」によって生じるプラント状態が、肺、
連木型原子炉プラントに?いて生じている異虐を示すプ
ラント状態になろか否かを容易に判断できる。従って、
異蕗を示すプラント状態の基となる真のrlJX因」を
簡単にしかも精度良く見付けることができる。
再帰呼出し部36に(いて実砲される原因判定部32に
入力された第1プラント伏態信号の要素状態と無矛盾性
確認部35から出力された第2プラント状d信号の要素
状態とを比較して再帰呼出しを行なうか否かの判断を行
う機能を、再帰呼出し部36からl;IJi碓して再帰
1乎出し部36の前段においてもよい。第2)゛ラント
伏、標1言号の妥裕状1襟が第1プラント犬、態信号の
要素状態の一部と一部し、丙帰1+%出し後において原
因列挙部33にて析たな原因が検索されない場合は、異
なる原因による異常な現象が2μ上発生している(多重
具象)ことになる。この場合は、第1プラント状態信号
の要素状態から第2プラント犬態信号のそれを除いた後
における第1プラント状預信号の要素状態を生じる「原
因」を前述と同5采にして原因NJ定部32で求める。
原因判定部32の判定部37の出力であるプラント状態
信号53(今回の場合は、実質的にプラント状態信号5
2A)が、最適操作決定部38の操作列挙部39に入力
される。操作列挙部39は、プラント状態信号52Aの
各要素状態について操作データ・ベース24の条件部を
検索し、その条件部の項目に対応する操作業を求める。
本実施例では、「原子炉水位L7Jであって操作データ
・ベース24の条件部には該当する項目が存在しない。
このため、具体的な操作業もなく、「何もしない」とい
う操作業がフリント状態信号53に付加されたプラント
状態信号54が操作列挙部39から出力される。
次に、このプラント状態信号54を入力して予測部34
が1動く。予測部34は、プラント状態信号54の各要
素状態の変化時間およびその徒手変化時間経過後の各要
素状態を付加したプラント状態信号55を出力する。具
体的には最小変化時間で変化する状態量は原子炉水位で
あり、その最小時間経過後の要素状態は「原子炉水位上
昇、L8」となる。この要素状態が付加されたプラント
状態信号55が予測部34より出力される。
プラント状態信号55は、状態把握部31に入力される
5、状態把握部31は、原因・結果デーダゝ−ス22に
堪づいてνテしく付加された要素状態「原子炉水位上昇
■、8」に対する「結果」である1−タービントリップ
」を検索する。さらに、状態把握部31は、検索された
要素状態「タービントリップ」を「原因」とする「結果
」である「スクラム、母線切換」および「原子炉圧力上
昇」を検索する。これらの祈しい要拾状、態を付加した
プラント状帳信号56(第25図参照)が、伏態把(屋
を祁31の出力である。
プラント状態;ぎ号56は、再帰呼出し部40に入力さ
れる。再)帯呼出し部40は、操作列挙部54に入力さ
れたプラント状ぎ信号と操作列挙部54から出力された
プラント状態信号を比較し、後者の信号に新しい操作業
が付加されたか否かを判定する手段を有している。再帰
呼出し部40は、前述の判定にて新しい操作業が付加さ
れていると判断した・4合には、最適操ど「決定部38
の再・、柑呼出しを行い、その逆であると判断した場合
にはその再帰呼出しを行わない12本実症例では、「操
作を実施しない」という操作業が行われているので、最
適操作決定部38の再帰呼出しが行われ、操作列挙部5
4、予測部34および状態把握部31の各処理が再び行
われる。状態把握部31の出力信号であるプラント伏、
態信号56が陳咋列慎部39に入力される。
操作列挙部39は、プラント状態信号56を入力し、こ
の信号の要素状、標に対する操作業を操作データ・ベー
ス24より検索する。本実施例では、「原子炉水位上昇
、L8jに対応する操作「モータ、駆動給水ポンプトリ
ップ」が検索され、さらに、「操作を実施しない」も操
作業として列挙される。
これらの操作業を付加したプラント状態信号、すなわち
、第26A図および第26B図にそれぞれ示すフリント
状態信号57Aおよび57Bが予測部34に入力される
。予測部34は、それぞれの[桑1・「を行なった場合
のプラント状態の推移予測が前述したように行なわれる
。すなわち、プラント状態信号57Aの「モータ、駆動
給水ポンプ) l)ツブ」を行なうと、前回の予測部3
4の処理によつて得られた最小変化時間からさら((最
小変化時間を経過した後に「原子炉圧力上昇、高」およ
び「原子炉水位置下降、L4」になることが予測される
。また、「操作を実施しない」場合にも、「原子炉圧力
と昇、高」および[原子炉水位下降、L 6 Jになる
ことが予測される。これらの安老状態が付加されたプラ
ント状態信号58Aおよび58Bが予測部34から状態
把握部31に入力される。
状態把握部31は、各要素状態に対応する「結果」を、
原因・結果データ・ベース22から検索する。すなわち
、操作業「モータ駆動給水ポンプトリップ」を有するプ
ラント状態信号58Aに討しては、原因1−原子炉圧力
高」に対する結果「バイパス弁開J、i系内「モータ、
駆動給水ポンプトリップ」に対する結果「原子炉水位低
下」督よび原因「スクラム(所定時間経過後)−」(ス
クラム後に2回の最小変化時間が経過しているので)に
対する結果「ボイド減」、さらに原因「ボイド減」に対
する結果「原子炉水位下降」がそれぞれ検索される。こ
れらの検索結果を付加した第26A図のプラント状態信
号59Aが状態把握部31の処理によって得られる。ま
た、操作業「操作を実施しない」を有するプラント状態
信号58Bに対しては、原因「原子炉圧力高」に対する
結果「バイパス弁開」および原因[−スクラム(所定時
間経過後)」に対する結果「ボイド減」、さらに原因「
ボイド威」に対する結果「原子炉水位下降」がそれぞれ
検索される。これらの検索結果を付加した第26B図の
プラント状態信号59Bが状態把握部31の処理によっ
て得られる。
これらのプラント状態信号59 Aおよび59Bは、再
R呼出し部40に入力される。再帰呼出し部40は、再
帰呼出し後の操作列挙部39の処理において前述したよ
うな新しい操作業を付加したか否かに基づいて再度最適
操作決定部38の再帰呼出しの要否を決定する。今回の
場合は、「モータ駆動給水ポンプトリップ」が新しい操
作業として付加されているので、最適操作決定部38の
再帰呼出しが再び行われる。プラント状態信号59Aお
よび59Bは、操作列挙部39に入力される。
しかし、操作列挙部39は、いずれのプラント状態1言
号59Aおよび59Bに対しても新たに操作業を追加し
ない。次に、予測部34は、操作列挙部39から出力さ
れたプラント状態信号59Aおよび59Bを人力して各
プラント状態信号の要素状態の最小変化時間経過後の状
態を予測する。すなわち、操作業[−モータ駆動給水ポ
ンプトリップ」を有するプラント状態信号59Aに対し
ては、原子炉水位が「L2」に、原子炉圧力が「下降」
に変化する1、また、操作業「繰作を実施しない」を有
するプラント状態信号59Bに対しては、原子炉水位が
「L4」に、原子炉圧力が「下降」に変化する。各々の
操作業に幻して予測部34は、第27A図および第27
B図に示すプラント状態信号60Aお上び60Bを出力
する。
プラント状、態信号60Aおよび60Bは、再帰呼1]
つし部40に入力される。操作列挙部39において新た
に追加されないので、今回は再帰呼出しが行われない。
鼓って、フリント状態信号60Aおよび60Bは、決定
部41に入力される。決定部41は、最適な操作として
プラント状態信号60Aおよび60Bのいずれか一方の
操作を選択する。すなわち、プラント状態信号60Aの
「モータ、駆動給水ポンプトリップ」を実施した場合は
、[原子炉水位L2jとなシ、「操作を実施しない」を
実施した場合は[原子炉水位L4jとなる。
「原子炉水位を下げない」という沸摩水型原子炉プラン
トの運転条件に対応させると、「操作を実施しない」こ
とが今回の「再循環ポンプ軸固着」に対して最も適切な
操作である。従って、最適操作決定部38からは、第2
7B図のプラント状態信号60Bが出力される。
本実施例においては、最適操作決定s38に予測部34
を設けているので、原因判定部32−C求めた異常状態
の真の原因を解消する操作(操作列挙部39で検索され
た操作)を実施した場合において、その操作を実施した
と仮定した将来のプラント状態を予測することができる
。すなわち、動的なプロセス量の将来における値を予測
することができる。また、最適操作決定部38にも再帰
呼出し部40を設けているので、予測部34にて得られ
た将来のプラント状態を考慮して最適な操作を容易に決
定することができる。従って、本実施例によれば、現在
、沸騰水型原子炉プラントにおいて発生している異1省
状態を解消でき、しかも安全性の高い最適な操作を選択
することが可能となる。予測7134および再帰呼出し
部36を有している原因判定部32と予測部34および
再帰呼出し部40を有する最適操作決定部38を組合せ
た本寿施例では、r(潜伏態の真の原因を精度良く把握
できるので、異常状態を解消するために得られた操作は
最侍のものとなる。また、正確な原因がわかるので、直
らにプラントの補修の要否が判断でき、しかも浦修要の
場合は補修箇所を事前に把握でき、プラント停止後の補
修が短時間で行える。
最適操作決定部38の決定部41から出力されたプラン
ト状態信号60Bが詳細化部42に入力さイする。本実
施例では、最適操作が「操作を実施しない」であるので
詳細化部42は機能しない。
詳細化部42は、プラント状態信号60Bを詳細化部4
2の出力(プラント状態信号61)として出力する。た
とえば、プラント状態信号60Aの「モータ駆動給水ポ
ンプトリップ」が実施されてプラント状、態信号60A
の[原子炉水位L2Jによυ高圧注水系の作動が行なわ
れた場合には、詳細データ・ベース25よシ1痰当する
高圧注水系の詳細操作法(第5図)?ピックアップし、
これを付加したプラント状態信号が、詳細化部42より
出力される。また、詳細な運転制御具の確認を行なって
制限違反が有った場合は、「高圧注水系が使用できない
」を付加したプラント状態信号を出力し、最適操作決定
部38にその出力を伝えて前述したような最適操作決定
部38の処理を再度行い、操作の立案を再度求める。
プラント状態信号61を入力し、て第18図に示す類似
事例検索部43が起動される。類似事例検索部43は、
g6図に示すような実際の事例を収納している事例デー
タベース26よシブラント状態信号61に似ている事例
を検索する。本実施例においては、第6図に示す再循環
ポンプ軸固着の事例1が検索され、その内容がプラント
状態信号61に付加されたプラント状態信号62となっ
て類似事例検索部43より出力される。
プラント状態信号62は、第19図に示すガイダンス作
成部44に入力される。ガイダンス作成部44は、第2
713図に示すプラント状7便信号60BをCRTfi
示出力に定出力て(例えば、プラント状態信号60B’
tCRT用の文字コードに変換)出力する。この時、詳
細操作法および類似事例の内容についても、同様な変換
が行われる。ガイダンス作成部44i4.プラント状態
言号60BをCRT表示出力に変臭する時、原因となる
要素状、態とそれに対応する操作内容である要素状態が
わかるようなCRT表示出力を出す。例えば、「再循環
ポンプ軸固着(原因)」および「操作を実施しない(操
作内容)」のように該当する要素状態の後に(原因)お
よび(操作内容)の言葉を付加する。
ガイダンス作成部44の出力(プラント状態信号60B
)は、CRT21に伝えられてCRT21に表示される
。沸騰水型原子炉プラントの運転員は、CRT21に表
示された操作内容を見てそれに応じて制御盤を通して沸
騰水型原子炉プラントの対象機器を操作する。本実施例
の操作内容が「操作を実施しない」であるので、沸騰水
型原子炉プラントに対して具体的な操作は実施されない
逆に言えば、沸騰水型原子炉プラントに対して[「操作
を実施しない」という操作が実施されたことになる。こ
のような操作を実施すると、沸騰水型原子炉プラントに
おいては、ボイドが減少して原子炉水位17がL4のレ
ベル壕で低下し、バイパス弁が自動的に開くことにより
原子炉圧力も丁降し、安全な状態になる。例えば、プラ
ント状態信号60Aの内容が最適な操作であると決定部
41にて決定された場合は、運転員は、CRT21に表
示された操作内容を見てモータ駆動給水ポンプをトリッ
プさせる如く制御盤20を操作する。
その指令は、制御盤20よシ駆動している給水ポンプI
OAおよびIOBに伝えられる。これによつて給水ポン
プIOAおよびIOBは停止される1、本実施例によれ
ば、表示された操作内容に基づいて実際の操作を行った
場合においてプラントに生じる現象がすべてCRTに表
示されるので、実際のプラントにおける状態の変化を確
認することにより操作の進「テ度合を監視できる。また
、原因・結果データ・ベース22を利用して「原因の判
定」および「操作の決定」をrテなう時に、予測部34
を用いているので、再循環ポンプ軸固着という実際に発
生が考えられないような異常現象に対してさえも、安全
に沸騰水型原子炉プラントを運転できる(モータ駆動給
水ポンプをトリップしても、安全は守ら′tLる。)安
全性の高い最適な操作を得ることができる。
CCTおよび知識工学の手法(本実施例の如く予測部お
よび再帰呼出し部を含んでいない)を単に利用した運転
ガイド装置では、実際の発生が考えられない異常現象に
対して安全性の高い操作方法のガイダンスを提供しよう
とした場合に、大規模なデータ・ベースを必要とし、そ
のガイダンス作成のだめのルールおよび保守に多大な労
力を要する。このため、その手法による実現性が困難で
ある。すなわち、OCTを利用する方法では、膨大な量
のCCTが必要となって作成、保守が困難となる。また
、単に知識工学の手法を利用する場合でも、あるプラン
トの状態を表わす計測結果が、複数ある場合の原因と結
果を表わすデータを用意しなければならないこと、およ
びプラントの推移予測(動的プロセス量の変化予測)が
できないので事前にプラントの推移予測も考慮して、適
用範囲の狭いデータを用意しなければならないことによ
りデータの量は膨大となる。
本実施例の手法によれば、運転員がガイダンスの操作の
改善を試み、ガイダンスの操作の効果を半減させるよう
な誤操作を行ない、プラントの起動時、負荷変動時等に
対応に手間どるといったこともなくなる。
また、上記の処理を、新しいアラームの発生や、再度の
運転員の要求、または運転ガイド装置の内部の時計によ
る割シ込み等により再実行することで、運転員に新しい
事態に応じたガイダンスを提供できる。
なお、本実、通例を実施する場合に、プラント・データ
の人力は、状態把握部31が起動され、原因・結果デー
タ・ベース22の原因部とプラント状、幅信号が比較さ
れる時点等の使用される時点で、要素状態ごとに入力さ
れてもよい。
データ7換部30で、複数のプラントの状態が得られた
時、1つに絞るだめの論理判定は、多数決ではなくプラ
ントにとって好ましくなめ値を選ぶ等の他の手法を用い
てもよい。
原因判定部32では、原因を1つに断定せずに矛盾しな
いものは複数の原因として出力を行ない、それぞれにつ
いて以降の処理を行なってもよい。
最適操作決定部38では、操作を1つに決定せず、運転
目的に合うものは出力し、運転員がその中から選択する
ようにしてもよい。また、最適な操作を求めるのでなく
運転目的に合うものが初期に設定された数取上見つかっ
た時点で処理を打ち切り、出力するのでもよい。
一作データ・ベース24は、原因・結果データ・ベース
22と同一のものを使用し、どちらの内容を含むかを印
をつけることにより見わけるようl\ の指示があってはじめて起動されるようにしてもよい。
またその処理は、類似事例の倹素を先に行なってもよい
し、同時に行なってもよいし、一方だけ行なうのでもよ
い。
予測部34は、推移予測データ・ベース、23上の計算
式を直接解釈実行してもよいし、推移予測データ・ベー
ス23上には、サブルーチンの呼び出し用情報が格納さ
れていて、そのサブルーチンを呼び出す事により計算を
行なうのでよい。また表の検索も、予測機能が直接行な
ってもよいし、同様な手法で、専用のサブルーテ/で行
なってもよい。
原因判定部32および最適操作決定部38制師には、再
帰呼出し機能を用いずに、スタックを用いて同様な処理
をソフトウェアで作ってもよいし、原因判定部32と、
最適操作決定部38を実現する機能をハード・ウェアで
作り、それを十分と思わtzる数だけあらかじめ直列に
つないでおくことKより行なってもよい。
第1図に示す実椎例によれば、大規模なデータ・ベース
を必要とぜず、作成・保守が容易である。
また、データ・ベースの内容が、第2図〜第6図に示す
様に、構成単位ごとに、独立しているため、データ・ベ
ースに含まれていない現象が発生したというような、颯
端な状態を考えても、−1(練された1堆転幀が、その
ような現象の発生した時点で、その特徴だけをデータ・
ベースに入力し、・軍転ガイド装置の機能を拡張するこ
とができる。
本発明は、加圧水型原子炉プラント2、高速増殖炉プラ
ントおよび火力発電プラントにも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれン−よ、プラントの異常状態の真の原因を
容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は沸騰水型原子炉グランドに適用した本発明の好
適な一実施例であるプラントの運転方法を実施する装置
の系統図、第2図は第1図に示す原因・結果データ・ベ
ースの内容の一例を示す説明図、第3図は、第1図に示
す推移予測データ・ベースの内容の一例を示す説明図、
第4図は第1図に示す操作データ・ベースの内容の一例
を示す説明図、第5図は第1図に示す詳細データ・ベー
スの内容の一例を示す説明図、第6図は第1図に示す事
例データ・ベースの内容の一例を示す説明図、第7図お
よび第8図は第1図に示す処理プログラムのフローチャ
ート、第9図は第7図に示すデータ変換部の構成図、第
10図は第7図に示す状態把握部の構成図、第11図は
第7図に示す原因列挙部の構成図、第12図は第7図に
示す予測部の構成図、第13図は第7図に示す無矛盾性
確認部の構成図、第14図は第7図に示す判定部の構成
図、第15図は第8図に示す操作列挙部の構成図、第1
6図は第8図に示す決定部の構成図、第17図は第8図
に示す詳細化部の構成図、第18図は第8図に示す類似
事例検索部の構成図、第19図は$8図に示すガイダン
ス作成部の構成図、第20図はデータ変換部から出力さ
れたプラント状態1吉号の説明図、第21図は状態把握
部から出力されるプラント状態信号の説明図、第22A
図および第22B図は原因判定部内の状態把握部から出
力されるプラント状態信号のi説明図、第23A図およ
び第23B図は原因判定部内の予測部から出力されるプ
ラント状態信号の説明図、第24A図および424B図
はr44的に呼出された原因判定部の原因列挙部および
状態把握部から出力されるプラント火照信号の説明図、
第25図は最適操作決定部の状態把握部から出力される
プラント状態信号の説明図、第26A図および第26B
図、第27A図および第27B図は再7帯的に呼び出さ
れた最適操作決定部の予測部および状態把握部から出力
されるプラント状態信号の説明図である。 1・・・原子炉圧力容器1,2・・・炉心、3・・・ジ
ェットポンプ、4・・・再循環ポンプ、6・・・タービ
ン、8・・・復水ポンプ、IOA、IOB、IIA、I
IB・・・給水ポンプ、18・・・東予計算機、18A
・・・−、f o セス入出力装置、18B・・・中央
処理装置、18C・・・メモリ、20・・・割師盤、2
1・・・C几T122・・・原因・結果データ・ベース
、23・・・推移予測データ・ベース、24・・・操作
データ・ベース、25・・・詳細データ・ベース、26
・・・事例データ・ベース、27・・・処理プログラム
、31・・・状態把握部、32・・・原因判定部、33
・・・原因列挙部、34・・・予測部、35・・・無矛
盾性確認部、36.40・・・再帰呼出し部、37・・
・判定部、38・・・最適操作決定部、39第10 /Bβ/8CL    −−−j 葛2 口 葛3 口 発40 第5(2) Y7図 第3回 箋/S口 マIQ G 44 720図 第21回 箋22A口 第22B(2) 第23Al121 第23B図 篇HA響 晃21fB口 早2夕(2) 変26月 凸 %21,73

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プラントからプラントデータを検出する第1ステツ
    プと、@i己フ゛ラントデータからプラントトの異常を
    示すすべてのプラント状態要素を識別する第2ステツプ
    と、前記プラント状態要素が生じる原因を推定する第3
    ステツプと、推定した前記原因に基づいて所定時間経過
    後に生じるすべてのプラント状態要素を予測する第4ス
    テツプと、前記第4ステツプで予測されたプラント状態
    要素中における前記第2ステツプで得られた実際のプラ
    ント状態要素の存在の有無を判定して後者の要素が前者
    の要素中に存在しない時に、前記第4ステツプで予測さ
    れたプラント状態要素中に前記実際のプラント状態要素
    のすべてが存在するようになるまで、前記第4ステツプ
    で予測されたプラント状態要素を入力とする前記第3お
    よび第4ブチツブの処理を繰返して実施する第5ステツ
    プと、前記実際のプラント状、態要素のすべてが前記第
    4ステツプで予測されたプラント状態要素内に存在する
    時に、前記第3ステツプで得られた原因であってその予
    測されたプラント状態要素を生じる原因を解消するプラ
    ントの操作を選択する第6ステツプと、選択された前記
    操作に基づいて前記プラントを操作する第7ステツプと
    からなるプラントの運転方法。 2、前記第3ステツプの前記原因推定を、原因と結果の
    因果関係を示したデータに基づいて行う特許請求の範囲
    第1項記載のプラントの運転方法。 3、前記第6ステツプが、前記第3ステツプで得られた
    原因であってその予測されたプラント状態要素を生じる
    前記原因を解消するプラントの操作業を選択する第7ス
    テツプと、前記操作を実施した嚇合における所定時間経
    過後のプラント状態鮫素を予測する第8ステツプと、前
    記第7ステツプにおける前記操作業の選択の有無を判定
    して前記操作業が選択された時に、前記第7ステツプで
    操作業の選択がなくなるまで、前記第8ステツプで予測
    されたプラント状態要素の発生を解消する操作業の選択
    を行う前記第7ステツプおよびこの第7ステツプで得ら
    れた順作業に基づく前記第8ステツプの処理を繰返して
    実施する第9ステツプと、前記第7ステツプでの操作業
    の選択がなくなった時に、得られた操作業からプラント
    の電軍転条件を満足する操作業をプラントの操作として
    選択する第10ステツプとからなる特許請求の範囲第1
    項記1成のプラントの1里転方法。 4、前記第7ステツプにおける前記操作業の選択を、前
    11己予測されたプラント状、帆要素と対応して1桑作
    案を示・し/こデータを倹素することによ−pて行う特
    、;f請求の範囲第3項記載のプラントの・里転方法。 5゜前記第8ステツプで予測されたプラント状、便侠素
    を原因として生じる結果としてのプラント状、態慶素を
    求める特許請求の範囲第3項記載のプラントの運転方法
    。 6、前記結果としてのグラノド状態要素を原因と結果の
    因果関係を示したデータを倹素することによって求める
    特許請求の範囲第5項記載のプラントの運転方法。 7゜選択されたフリントの前記操作の詳細な手順を求め
    、前記詳細な手順がプラントの制限条件に違反する時は
    、前記第6ステツプの処理を再実行し、前記詳細な手順
    がプラントの制限条件に違反しない時は、前記第7ステ
    ツプの操作を前記詳細な手順に基づいて行う特許請求の
    範囲第1項または第3項記載のプラントの運転方法。
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