JPS5914590B2 - 繊維処理法 - Google Patents
繊維処理法Info
- Publication number
- JPS5914590B2 JPS5914590B2 JP51012836A JP1283676A JPS5914590B2 JP S5914590 B2 JPS5914590 B2 JP S5914590B2 JP 51012836 A JP51012836 A JP 51012836A JP 1283676 A JP1283676 A JP 1283676A JP S5914590 B2 JPS5914590 B2 JP S5914590B2
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- JP
- Japan
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- fiber treatment
- acid
- polyamide
- diisocyanate
- polyisocyanate
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維の柔軟性と平滑性を向上せしめ、かつ洗
濯によりその効果が低下しない、永久性の−ある繊維処
理法に関するものである。
濯によりその効果が低下しない、永久性の−ある繊維処
理法に関するものである。
従来、各種の化合物又は組成物が繊維の柔軟平滑剤とし
て用いられ、かつその効果の永久性をうたった処理剤の
報告がなされているが、それらの処理剤の多くは処理直
後及び初期に於いて効果はあるが、洗濯をしたりまた洗
濯をしなくても使い続けて行くと効果が低下し、短期間
にその効果が消失してしまう。
て用いられ、かつその効果の永久性をうたった処理剤の
報告がなされているが、それらの処理剤の多くは処理直
後及び初期に於いて効果はあるが、洗濯をしたりまた洗
濯をしなくても使い続けて行くと効果が低下し、短期間
にその効果が消失してしまう。
又、永久性効果をうたう処理剤においても、初期の効果
は高いが、くり返しの使用特に洗濯のくり返しによりど
んどん効果が低下し、必要とする効果以下になり、実用
的価値の認められるものはほとんど存在しない。
は高いが、くり返しの使用特に洗濯のくり返しによりど
んどん効果が低下し、必要とする効果以下になり、実用
的価値の認められるものはほとんど存在しない。
ポリアミドを繊維処理に用いるものとしては特公昭42
−13424等があり、それらはいずれも処理直後は柔
軟性、平滑性を附与する効果はあるが、洗濯のくり返し
により効果が低下してしまう欠点がある。
−13424等があり、それらはいずれも処理直後は柔
軟性、平滑性を附与する効果はあるが、洗濯のくり返し
により効果が低下してしまう欠点がある。
本発明はこのような点に着目して、鋭意研究の結果、分
子中に1ケ以上の活性水素を有するポリアミドを、分子
中に少なくとも2個のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物を用いて架橋することにより得られ
る化合物が目的とする繊維処理剤として、極めて効果の
あることを見出した。
子中に1ケ以上の活性水素を有するポリアミドを、分子
中に少なくとも2個のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物を用いて架橋することにより得られ
る化合物が目的とする繊維処理剤として、極めて効果の
あることを見出した。
本発明の構成を詳しく述べれば、一般式
(但し、R:C11〜C31のアルキル基で、前記一般
式中の2ケのRは同一であっても異なっていてもよい。
式中の2ケのRは同一であっても異なっていてもよい。
XニーH又は−OCR、n : 1〜4 。m:0〜3
)を一般式R1(NCO)k (但し、R1は有機残基、k:2〜4)なるポリイソシ
アナートで架橋せしめて得られる化合物に乳化分散剤又
は及び酸を含有してなる組成物を繊維処理剤として使用
することにより、繊維の柔軟性と平滑性とを向上せしめ
、特に耐洗濯性を附与せしめたことを特徴とする繊維処
理法に関するものである。
)を一般式R1(NCO)k (但し、R1は有機残基、k:2〜4)なるポリイソシ
アナートで架橋せしめて得られる化合物に乳化分散剤又
は及び酸を含有してなる組成物を繊維処理剤として使用
することにより、繊維の柔軟性と平滑性とを向上せしめ
、特に耐洗濯性を附与せしめたことを特徴とする繊維処
理法に関するものである。
本発明に用いるポリアミドをポリイソシアナートで架橋
して得られる化合物は、ポリアミド中の残存活性水素の
数、およびポリイソシアナート中の−NCO基の数によ
り異なった構造を有するが、それらの構造は、ポリアミ
ド2分子をジイソシアナート1分子で架橋したものを最
も簡単な構造として、さらに分子中に2ケ以上の活性水
素を有するポリアミドと分子中に2ケ以上のNdO基を
有するポリイソシアナート化合物を用いて架橋を行うこ
とにより、網状構造を有するものが得られる。
して得られる化合物は、ポリアミド中の残存活性水素の
数、およびポリイソシアナート中の−NCO基の数によ
り異なった構造を有するが、それらの構造は、ポリアミ
ド2分子をジイソシアナート1分子で架橋したものを最
も簡単な構造として、さらに分子中に2ケ以上の活性水
素を有するポリアミドと分子中に2ケ以上のNdO基を
有するポリイソシアナート化合物を用いて架橋を行うこ
とにより、網状構造を有するものが得られる。
このようなポリアミドとポリイソシアナートとの反応に
よって得られる架橋構造を有する化合物で処理した繊維
は、洗濯をくり返し行なっても処理後の効果を失なわな
い。
よって得られる架橋構造を有する化合物で処理した繊維
は、洗濯をくり返し行なっても処理後の効果を失なわな
い。
これは、単にポリアミド系または他の従来の処理剤を用
いた場合には得られなかった本発明の大きな特徴である
。
いた場合には得られなかった本発明の大きな特徴である
。
本発明の繊維を処理する方法としては、練込み、塗布、
噴霧等の方法があるが、先に述べたようにして得られた
化合物を乳化分散剤または、有機あ**るいは無機酸、
例えば塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、リン酸等で水性分散液
とし、浸漬法として使用することが好ましい。
噴霧等の方法があるが、先に述べたようにして得られた
化合物を乳化分散剤または、有機あ**るいは無機酸、
例えば塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、リン酸等で水性分散液
とし、浸漬法として使用することが好ましい。
上記の乳化分散剤としては、従来より一般に繊維処理剤
の分散剤として用いられている公知のものを用いること
ができる。
の分散剤として用いられている公知のものを用いること
ができる。
例えば、ひまし油、椰子油高級脂肪酸のポリオキシエチ
レン(分子量2.000〜10,000)付加物等のノ
ニオン系界面活性剤、アニオン系及びカチオン系の界面
活性剤を用いることができる。
レン(分子量2.000〜10,000)付加物等のノ
ニオン系界面活性剤、アニオン系及びカチオン系の界面
活性剤を用いることができる。
本発明の方法で繊維を処理するに際し、処理剤の使用量
は対繊維0.05〜5wt%で十分目的を達成すること
が可能である。
は対繊維0.05〜5wt%で十分目的を達成すること
が可能である。
また一般式R1(NCO)kとして示されるポリイソシ
アナートとしては、エタンジイソシアナート、プロパン
ジイソシアナート、ブタンジイソシアナート、ヘキサン
ジイソシアナート、オクタンジイソシアナート、デカン
ジイソシアナート等の脂肪族ジイソシアナート、1,3
−フェニレンジイソシアナート、1,4−フェニレンジ
イソシアナート、1−メチルペンゾール2,4−ジイソ
シアナート、1,3−ジメチルペンゾール2,4−ジイ
ソシアナート、ジエチルペンゾールジイソシアナート等
の芳香族ジイソシアナート、ナフタリンジイソシアナー
ト、ジフェニルメタンジイソシアナート、1−メチルペ
ンゾール2,4.6−ドリイソシアナート、ビフェニル
2,4.4’−トIJイソシアナート等を挙げることが
出来る。
アナートとしては、エタンジイソシアナート、プロパン
ジイソシアナート、ブタンジイソシアナート、ヘキサン
ジイソシアナート、オクタンジイソシアナート、デカン
ジイソシアナート等の脂肪族ジイソシアナート、1,3
−フェニレンジイソシアナート、1,4−フェニレンジ
イソシアナート、1−メチルペンゾール2,4−ジイソ
シアナート、1,3−ジメチルペンゾール2,4−ジイ
ソシアナート、ジエチルペンゾールジイソシアナート等
の芳香族ジイソシアナート、ナフタリンジイソシアナー
ト、ジフェニルメタンジイソシアナート、1−メチルペ
ンゾール2,4.6−ドリイソシアナート、ビフェニル
2,4.4’−トIJイソシアナート等を挙げることが
出来る。
一般式
(但し、n、m、R,Xは前記と同意義)の化合物を製
造するには、C1□〜C31の脂肪酸、例えば、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ア
ラキン酸、ベヘン酸等の脂肪酸または該脂肪酸の低級ア
ルコール脂肪酸エステルと、ポリアルキレンポリアミン
例えばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミ
ン、テトラエチレンペンタアミン、ペンタエチレンヘキ
サアミンとをそのままもしくはトルエン、ベンゼン等の
非極性溶剤下で通常の方法で反応せしめればよい。
造するには、C1□〜C31の脂肪酸、例えば、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ア
ラキン酸、ベヘン酸等の脂肪酸または該脂肪酸の低級ア
ルコール脂肪酸エステルと、ポリアルキレンポリアミン
例えばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミ
ン、テトラエチレンペンタアミン、ペンタエチレンヘキ
サアミンとをそのままもしくはトルエン、ベンゼン等の
非極性溶剤下で通常の方法で反応せしめればよい。
反応触媒(例えばNaOCH3,KOH等のアルカリ触
媒)は必要に応じて使用する。
媒)は必要に応じて使用する。
このようにして得られたポリアミドをポリイソシアナー
トで架橋せしめる方法は、ポリアミド溶解後、そのまま
ポリイソシアナートを添加するか、トルエン、ベンゼン
等の非極性溶剤にポリアミドを溶解し、ポリイソシアナ
ートを添加する。
トで架橋せしめる方法は、ポリアミド溶解後、そのまま
ポリイソシアナートを添加するか、トルエン、ベンゼン
等の非極性溶剤にポリアミドを溶解し、ポリイソシアナ
ートを添加する。
反応は発熱を伴うので注意を要する。
また炭酸ガス等の発生があるので、ポリイソシアナート
の添加は、それらを十分考慮に入れる。
の添加は、それらを十分考慮に入れる。
ポリアミドに対するポリイソシアナート量は、ポリアミ
ド中の活性水素1個に対し、ポリイソシアナート中の−
N C00,1〜5個位で良いが、好ましくは活性水素
1個に対し−NCO1個を反応したものが最も良く、す
ぐれた効果が得られる。
ド中の活性水素1個に対し、ポリイソシアナート中の−
N C00,1〜5個位で良いが、好ましくは活性水素
1個に対し−NCO1個を反応したものが最も良く、す
ぐれた効果が得られる。
本反応体を用いて処理した時、柔軟性及び平滑性を向上
せしめ、かつ耐洗濯性のある繊維となるものには、主と
してポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリル
ニトリル繊維、ポリプロピレン繊維等であるが、本発明
はこれらに限るものではない。
せしめ、かつ耐洗濯性のある繊維となるものには、主と
してポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリル
ニトリル繊維、ポリプロピレン繊維等であるが、本発明
はこれらに限るものではない。
以下実施例を挙げて本発明の詳細な説明する。
実施例 1
ステアリン酸46部、トリエチレンテトラアミン15部
の混合物を120〜200℃で6〜7時間攪拌下に加熱
した。
の混合物を120〜200℃で6〜7時間攪拌下に加熱
した。
生成する水はN2ガスと共に系外に除去した。
反応終了後、得られたポリアミドは、アミン価175、
酸価2.7、融点約75〜80℃の淡黄色固形物であっ
た。
酸価2.7、融点約75〜80℃の淡黄色固形物であっ
た。
(これをA反応体と称する)
上記ポリアミドを90℃に加熱し、ナフタリン1.4ジ
イソシアナ一ト20部を徐々に添加する。
イソシアナ一ト20部を徐々に添加する。
反応温度は100℃±10℃に保持する。
得られた反応物はアミン価40、酸価1の淡黄色固体(
常温)であった。
常温)であった。
上記反応物10部に酢酸1部を加え、約80〜90℃で
均一溶解し、熱水2000部を徐々に加え、濃度0.5
%の水分散液とする。
均一溶解し、熱水2000部を徐々に加え、濃度0.5
%の水分散液とする。
この液にナイロンステーブルを5分間浸漬し、液の重量
がナイロンステーブルの重量に対し100%になるよう
に液を絞り、80℃で2時間乾燥を行う。
がナイロンステーブルの重量に対し100%になるよう
に液を絞り、80℃で2時間乾燥を行う。
得られたナイロンステーブルは触感が著しく優れていた
。
。
また静摩擦係数(μS)と動摩擦係数(μd)をレーダ
ー法により測定した。
ー法により測定した。
その対象として、A反・*封体10部に酢酸1部を加え
、上記方法により調整した0、5%の水分散液と、市販
品として(ト)ポリアミド型弱カチオン系、[F])両
性系、(C)非イオン系の3タイプの界面活性剤の計4
点を加えた。
、上記方法により調整した0、5%の水分散液と、市販
品として(ト)ポリアミド型弱カチオン系、[F])両
性系、(C)非イオン系の3タイプの界面活性剤の計4
点を加えた。
処理方法はナイロンステーブルに対し、有効成分として
0.5 % (wt )の付着量になる様に処理し、乾
燥し、測定に供した。
0.5 % (wt )の付着量になる様に処理し、乾
燥し、測定に供した。
ここに挙げた市販品(5)、(B)。0の内容は次の通
りである。
りである。
(4)はステアリン酸(2モル)とトリエチレンテトラ
ミン(1モル)を反応して得られるアマイドにエピクロ
ルヒドリン(1モル)を付加反応し、次いで酢酸を用い
て水分散液としたポリアマイド系弱カチオン性界面活性
剤、(6)はステアリルベタイン型両性界面活性剤、(
C)はポリオキシエチレン(7モル)ソルビタンジステ
アレート。
ミン(1モル)を反応して得られるアマイドにエピクロ
ルヒドリン(1モル)を付加反応し、次いで酢酸を用い
て水分散液としたポリアマイド系弱カチオン性界面活性
剤、(6)はステアリルベタイン型両性界面活性剤、(
C)はポリオキシエチレン(7モル)ソルビタンジステ
アレート。
また、上記の処理後のナイロンステーブルを走行摩擦試
験により平滑性を測定した。
験により平滑性を測定した。
走行摩擦試験の条件は、走行速度200mpmで入側張
力10gでステンレスクロムガイド(直径15mm)に
180°に接触させながら走行せしめ、接触前後の張力
を測定し、その張力差をもって平滑の尺度とした。
力10gでステンレスクロムガイド(直径15mm)に
180°に接触させながら走行せしめ、接触前後の張力
を測定し、その張力差をもって平滑の尺度とした。
測定時の条件は、25℃、60チRHである。
柔軟性は、ステーブルを手でにぎってその触感により次
のように判定した。
のように判定した。
◎きわめて良好
○良 好
△普 通
Xきわめて悪い
以上の結果を表−1に示した。
表−1の結果により明らかなように、実施例1の柔軟剤
は市販品A、B、Cに比較し柔軟性が著しく優れていた
。
は市販品A、B、Cに比較し柔軟性が著しく優れていた
。
実施例 2
実施例−1で得た処理ナイロンステーブル5点を浴比1
/60、温度60℃の条件下、ブルーミヨシ(ミヨシ油
脂(株)製)を洗剤濃度0.25W%になるように添加
した通常の洗濯機で5分間、10回洗濯した。
/60、温度60℃の条件下、ブルーミヨシ(ミヨシ油
脂(株)製)を洗剤濃度0.25W%になるように添加
した通常の洗濯機で5分間、10回洗濯した。
洗濯後80℃で2時間乾燥した。本発明の方法で処理し
たナイロンステーブルの触感は、洗濯前とほとんど変ら
ないにもかかわらず、A反応体および市販品A、B、C
は未処理ス**テーブルとほぼ変らない程度まで触感を
害った。
たナイロンステーブルの触感は、洗濯前とほとんど変ら
ないにもかかわらず、A反応体および市販品A、B、C
は未処理ス**テーブルとほぼ変らない程度まで触感を
害った。
実施例−1と同様の方法で摩擦係数、柔軟性、張力差を
測定した結果を表−2に示した。
測定した結果を表−2に示した。
実施例 3
ベヘン酸4モル、ペンタエチレンヘキサアミン1モルを
実施例−1と同様に反応してアミン価90酸価4.0の
ポリアミドを得た。
実施例−1と同様に反応してアミン価90酸価4.0の
ポリアミドを得た。
(これをB反応体と称する)次いで温度90℃でデカン
ジイソシアナート1.5モルを加え、アミン価27、酸
価1.0の淡黄色ないし黄色固体(常温)状の反応物を
得た。
ジイソシアナート1.5モルを加え、アミン価27、酸
価1.0の淡黄色ないし黄色固体(常温)状の反応物を
得た。
上記反応物にその10%(wt)の乳酸を添加して水分
散液とする。
散液とする。
93係のアクリルニトリルと体17係のビニルアセテー
トとの共重合体よりなるアクリルステーブルを、この水
分散液を用いて固型分1.0 % (wt )の付着に
なる様に処理し、80°Cで2時間乾燥後の摩擦係数、
柔軟性、張力差を測定し、表−3に示した。
トとの共重合体よりなるアクリルステーブルを、この水
分散液を用いて固型分1.0 % (wt )の付着に
なる様に処理し、80°Cで2時間乾燥後の摩擦係数、
柔軟性、張力差を測定し、表−3に示した。
同時にB反応体および市販品A、B、C(市販品A、B
、Cは実施例−1と同一品)を用いて上記と同様に処理
を行ない、その結果を表−3に示した。
、Cは実施例−1と同一品)を用いて上記と同様に処理
を行ない、その結果を表−3に示した。
表−3の結果より明らかなように、本発明の方法で処理
を行なったアクリルステーブルは、ポリイソシアナート
架橋を行なう前のB反応体および市販品A、B、Cを用
いて処理を行なったステーブルに比較し、摩擦係数、柔
軟性、張力差とも優れていた。
を行なったアクリルステーブルは、ポリイソシアナート
架橋を行なう前のB反応体および市販品A、B、Cを用
いて処理を行なったステーブルに比較し、摩擦係数、柔
軟性、張力差とも優れていた。
実施例 4
実施例−3で得た処理後のアクリルステーブル5点につ
き0.2 %中性洗剤水溶液により50°C5分間を1
回の洗濯条件として、10回洗濯を行ない、水にて十分
すすぎ洗いして、80℃で2時間乾燥させた後、摩擦係
数、柔軟性、張力差を測定した結果、本発明の方法によ
り処理したステーブルは、洗濯によっても処理直後の特
性がほとんど失なわれていないにもかかわらず、B反応
体および市販品A、B、Cを用いて処理したステーブル
の特性は未処理ステーブルとほとんど変らない程度に低
下した。
き0.2 %中性洗剤水溶液により50°C5分間を1
回の洗濯条件として、10回洗濯を行ない、水にて十分
すすぎ洗いして、80℃で2時間乾燥させた後、摩擦係
数、柔軟性、張力差を測定した結果、本発明の方法によ
り処理したステーブルは、洗濯によっても処理直後の特
性がほとんど失なわれていないにもかかわらず、B反応
体および市販品A、B、Cを用いて処理したステーブル
の特性は未処理ステーブルとほとんど変らない程度に低
下した。
これらの結果を表−4に示した。
実施例 5
実施例−3で得た反応物10部に、酢酸1部およびひま
し油のポリエチレングリコール(分子量5.000)付
加物1部を加え、濃度0.5係の水分散液とした。
し油のポリエチレングリコール(分子量5.000)付
加物1部を加え、濃度0.5係の水分散液とした。
同様にしてB反応体も0.5係の水分散液とした。
これらの分散液および市販品A、B、C(いす*参れも
実施例−1と同一品)を用いて、アクリルニトリル95
%、メチルアクリレート5係との共重合体からなるス
テーブルを処理し、いずれも固形分で0.8係付着させ
た。
実施例−1と同一品)を用いて、アクリルニトリル95
%、メチルアクリレート5係との共重合体からなるス
テーブルを処理し、いずれも固形分で0.8係付着させ
た。
80℃で2時間乾燥した後のステーブルの諸特性を測定
した結果を表−5に示した。
した結果を表−5に示した。
実施例 6
実施例−5で得た処理ステーブル5点を、実施例−2と
同様の条件で洗濯を行ない、80℃で2部米時間乾燥後
、諸特性を測定した。
同様の条件で洗濯を行ない、80℃で2部米時間乾燥後
、諸特性を測定した。
その結果を表−6に示した。
上記実施例1〜6により明らかなように、本発明方法に
より処理した繊維は、他の処理剤を用いて処理を行なっ
た繊維に比較して柔軟性、平滑性が向上できるのみなら
ず、その効果が洗濯のくり返しによってもほとんど失な
われない事が認められた。
より処理した繊維は、他の処理剤を用いて処理を行なっ
た繊維に比較して柔軟性、平滑性が向上できるのみなら
ず、その効果が洗濯のくり返しによってもほとんど失な
われない事が認められた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (但し、R:C11〜C31のアルキル基で、前記一般
式中の2ケのRは同一であっても異なっていてもよい。 X:H又は−0CRでRはC11〜C31のアルキル基
、n:1〜4、m:0〜3)を一般式R1(NCO)k
(但し、R1は有機残基、k:2〜4)のポリイソシア
ナートで架橋せしめて得られる化合物に乳化分散剤又は
及び酸を含有してなる組成物を繊維処理剤として使用す
ることにより、繊維の柔軟性と平滑性を向上せしめ、し
かも耐洗濯性を附与せしめることを特徴とする繊維処理
法。 2 繊維処理剤中に含有される乳化分散剤がひまし油ま
たは椰子油脂肪酸のポリエチレンオキシド付加物である
特許請求の範囲第1項記載の繊維処理法。 3 繊維処理剤中に含有されている酸が酢酸である特許
請求の範囲第1項記載の繊維処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51012836A JPS5914590B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | 繊維処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51012836A JPS5914590B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | 繊維処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5296295A JPS5296295A (en) | 1977-08-12 |
JPS5914590B2 true JPS5914590B2 (ja) | 1984-04-05 |
Family
ID=11816448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51012836A Expired JPS5914590B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | 繊維処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914590B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10122234A1 (de) | 2001-05-08 | 2002-11-14 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von 1,4-Diaminonaphthalin und/oder 1,5-Diaminonaphthalin |
-
1976
- 1976-02-10 JP JP51012836A patent/JPS5914590B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5296295A (en) | 1977-08-12 |
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