JPS59145743A - セラミック材を焼付けるための銀を含有しない歯科技工用のパラジウム合金 - Google Patents
セラミック材を焼付けるための銀を含有しない歯科技工用のパラジウム合金Info
- Publication number
- JPS59145743A JPS59145743A JP1955084A JP1955084A JPS59145743A JP S59145743 A JPS59145743 A JP S59145743A JP 1955084 A JP1955084 A JP 1955084A JP 1955084 A JP1955084 A JP 1955084A JP S59145743 A JPS59145743 A JP S59145743A
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- Japan
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- alloy
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、75〜85重量%のパラジウム、 3〜17
重量%の単独、または複数の、インジウム、スズおよび
ガリウム等の金属、並びに8〜12重量%の銅の基本組
成からなり、特に歯科技工で用いるための、セラミック
材を焼付けるための、銀を含有しないパラジウム基合金
の改良に関する。
重量%の単独、または複数の、インジウム、スズおよび
ガリウム等の金属、並びに8〜12重量%の銅の基本組
成からなり、特に歯科技工で用いるための、セラミック
材を焼付けるための、銀を含有しないパラジウム基合金
の改良に関する。
セラミック材(コーティング)を焼付けるのに適してい
るといわれているパラジウム系のこの種の合金に於ては
多くの観察によって、セラミックの被覆を変色させるこ
とが分っている銀の代りに、スズ、インジウムおよびガ
リウム等の金属を用いることが最も適しているというこ
とが経験により知られている。これらの金属単独または
適当な組合せにより得られた合金の機械的特性は、適当
な試験により簡単な方法により、調節することかできる
。またこれらの金属の単独または組合せは、該合金の融
点を歯科技工で用いられる溶融装置および鋳造装置によ
って制御される範囲内に下げる働きをする。そのうえ、
該合金の線膨張率を融着すべきセラミ・ンク材の線膨張
率に理想的に合わせるためには、75〜85重量%のパ
ラジウムの含有率が適しているということも証明されて
いる。
るといわれているパラジウム系のこの種の合金に於ては
多くの観察によって、セラミックの被覆を変色させるこ
とが分っている銀の代りに、スズ、インジウムおよびガ
リウム等の金属を用いることが最も適しているというこ
とが経験により知られている。これらの金属単独または
適当な組合せにより得られた合金の機械的特性は、適当
な試験により簡単な方法により、調節することかできる
。またこれらの金属の単独または組合せは、該合金の融
点を歯科技工で用いられる溶融装置および鋳造装置によ
って制御される範囲内に下げる働きをする。そのうえ、
該合金の線膨張率を融着すべきセラミ・ンク材の線膨張
率に理想的に合わせるためには、75〜85重量%のパ
ラジウムの含有率が適しているということも証明されて
いる。
該合金中の銅成分によって、融点到達直後の溶融物は非
常に流動性を帯びるから、該歯科技工用対象物の製造に
必要な鋳型に対する充填性に対して有害な溶融物の過熱
は避けることができる。
常に流動性を帯びるから、該歯科技工用対象物の製造に
必要な鋳型に対する充填性に対して有害な溶融物の過熱
は避けることができる。
てラミックコーティングの鋳造ぶれた歯科技工用基材へ
の結合は一部は、該合金の金属の特定の酸化物がセラミ
ンクと化学的に結合する(いわゆる結合オキサイドの形
成)ことによる。この場合に、これらの酸化物は、セラ
ミック材を着色しないことおよび就中これらの酸化物が
基体と固く結合していることが重要である。合金成分と
しての銅は元来、セラミックコーティングを焼付けるた
めに必要な980°Cまでの温度下で、(はとんど −
スケールと思われるような)不良固着酸化物を生ずるけ
れども、本発明においては概合金に含有されている銅の
成分によっては、完成された尚には悪い影響を与えない
。焼付実験により、セラミックコーティングの本発明に
よる合金との結合は良好であることが証明された。
の結合は一部は、該合金の金属の特定の酸化物がセラミ
ンクと化学的に結合する(いわゆる結合オキサイドの形
成)ことによる。この場合に、これらの酸化物は、セラ
ミック材を着色しないことおよび就中これらの酸化物が
基体と固く結合していることが重要である。合金成分と
しての銅は元来、セラミックコーティングを焼付けるた
めに必要な980°Cまでの温度下で、(はとんど −
スケールと思われるような)不良固着酸化物を生ずるけ
れども、本発明においては概合金に含有されている銅の
成分によっては、完成された尚には悪い影響を与えない
。焼付実験により、セラミックコーティングの本発明に
よる合金との結合は良好であることが証明された。
就中、非常に暗い酸化銅は、セラミックの被覆層を通し
て透けて見えるから、妨害物質とみなされることがある
。
て透けて見えるから、妨害物質とみなされることがある
。
本発明は、歯科用の前記パラジウム基合金へのセラミッ
クコーティングの焼付に際して、このようなセラミック
の着色を避けるような合金を提供することを 目的とす
る。
クコーティングの焼付に際して、このようなセラミック
の着色を避けるような合金を提供することを 目的とす
る。
この目的は、該パラジウム基合金に0.1〜1重量%の
ゲルマニウムを含有させることによって達成される。
ゲルマニウムを含有させることによって達成される。
ゲルマニウムの添加により、酸化物は、明るい色になり
、もはや妨げにならない茶色の色調を帯びるということ
が明らかになった。
、もはや妨げにならない茶色の色調を帯びるということ
が明らかになった。
さらに、ゲルマニウムの添加により、鋳造特性が向上す
ること及び例えば歯の基材をあまりにも強く酸化しすぎ
る等の不注意な仕事の場合にもセラミックとの良好な結
合が得られること等の利点が得られる。酸化ゲルマニウ
ムは、セラミックと良好な濡れ性を有すると推定される
。
ること及び例えば歯の基材をあまりにも強く酸化しすぎ
る等の不注意な仕事の場合にもセラミックとの良好な結
合が得られること等の利点が得られる。酸化ゲルマニウ
ムは、セラミックと良好な濡れ性を有すると推定される
。
本発明による前記合金に5重量%以下の金を添加するこ
とは、該合金の流動特性にとっては木質的に重要ではな
い。しかし、かかる金の添加は行政−ヒの理由から行な
われ得る。
とは、該合金の流動特性にとっては木質的に重要ではな
い。しかし、かかる金の添加は行政−ヒの理由から行な
われ得る。
結晶粒の微細イヒのために、本発明による合金は0.1
〜0.5重量%のイリジウムまたはルテこラムの融点の
高い貴金属を含有することができる。
〜0.5重量%のイリジウムまたはルテこラムの融点の
高い貴金属を含有することができる。
以下に本発明の合金の好適な実施の態様を実施例に基づ
き示す。
き示す。
実施例(重量%)
123456
Pd ’15.0 79.0 78:0 79.0
?9.0 81.OSn 12.8 8.8−
− 4.5 ”Ga −4,04,99,
0−8,9In −9,0−4,4−Cu
11.5 7.5 7.5 9.5 9.5
!3.5Au −2,02,0−R
LI 0.1 0.1 0.1 − 0.1
0.IGe O,50,50,50,50,50,
5HVa、 2θO2502502701!30 2
70HV a =焼鈍後のビッカース硬度 E記合金の融点は約1150〜約1200°Gである。
?9.0 81.OSn 12.8 8.8−
− 4.5 ”Ga −4,04,99,
0−8,9In −9,0−4,4−Cu
11.5 7.5 7.5 9.5 9.5
!3.5Au −2,02,0−R
LI 0.1 0.1 0.1 − 0.1
0.IGe O,50,50,50,50,50,
5HVa、 2θO2502502701!30 2
70HV a =焼鈍後のビッカース硬度 E記合金の融点は約1150〜約1200°Gである。
′X、発明の合金は、それ自体公知の方法で 歯の形に
成形される。以下、例えば前記表の実施例4に示す合金
を用いた場合について、概説する。
成形される。以下、例えば前記表の実施例4に示す合金
を用いた場合について、概説する。
1400°C以上の耐火度を有する市販の鋳造装置のセ
ラミックルツボ中にて合金を溶湯温度約11500C〜
約12000Cとして溶解する。該合金の密度はio、
5g / c m3 である。鋳造した合金はブラスト
処理され次いで目的とする歯科技工用物品へと所定の加
工法、例えば、超硬合金フライス加工又は酸化鉄を含ま
ないセラミック結合された研削砥石により加工される。
ラミックルツボ中にて合金を溶湯温度約11500C〜
約12000Cとして溶解する。該合金の密度はio、
5g / c m3 である。鋳造した合金はブラスト
処理され次いで目的とする歯科技工用物品へと所定の加
工法、例えば、超硬合金フライス加工又は酸化鉄を含ま
ないセラミック結合された研削砥石により加工される。
セラミック材はこのようにして製造した合金基材(骨格
)に公知の方法で層状に被覆・焼付(融着)され、しか
も、珪々の異ったセラミ・ンク材が焼付けられる。
)に公知の方法で層状に被覆・焼付(融着)され、しか
も、珪々の異ったセラミ・ンク材が焼付けられる。
まず、ベースセラミック厚(乳白色のもの)が極< N
<被1され、第2ベース焼付層が施される。その後、
歯科技工目的に合った形状が象牙質材及び仕上げ材が施
されて焼付けられる。焼付は凡そ890〜]、0000
Gの温度で行ない、焼付の終了の後直ちに炉から取出し
、冷却される。完成歯科波]二製品は約1〜2mmのセ
ラミック層を有する。
<被1され、第2ベース焼付層が施される。その後、
歯科技工目的に合った形状が象牙質材及び仕上げ材が施
されて焼付けられる。焼付は凡そ890〜]、0000
Gの温度で行ない、焼付の終了の後直ちに炉から取出し
、冷却される。完成歯科波]二製品は約1〜2mmのセ
ラミック層を有する。
Claims (5)
- (1) 0 、1〜1重量%のゲルマニウム、75〜
85重量%のパラジウム、3〜17重量%ノインジウム
、スズおよび/又はガリウム及び8〜12重量%の銅か
ら成る、特に歯科技工で用いるための、セラミック材を
焼付けための、銀を含有しないパラジウム合金。 - (2)該ゲルマニウムがC1,5重量%である特許請求
の範囲第1項記載の合金。 - (3) 0 、1〜1重量%のゲルマニウム、75〜
85重量%のパラジウム、3〜17重量%(1)−(ン
ジウム、スズおよび/又はガリウム、8〜12重量%の
銅、及び5重量%以下の金から成る、特に歯科技工で用
いるための、セラミック材を焼付けるための、銀を含有
しないパラジウム合金。 - (4) O、1〜1重量%のゲルマニウム、75〜8
5重量%のパラジウム、3〜17重量%のインジウム、
スズおよび/又はガリウム、す、1〜0.5重量%のル
テニウム及び/又はイリジウム、及び8〜12重量%の
銅から成る、特に歯科技工で用いるための、セラミック
材を焼付けるための、銀を含有しないパラジウム合金。 - (5) 0 、1〜1重量%のゲルマニウム、75〜
85重量%のパラジウム、3〜17重量%ノインジウム
、スズ及び/又はガリウム、0.1〜0.5重量%のル
テニウム及び/又はイリジウム、8〜12重量%の銅、
5重量%以下の金から成る。特に歯科波1で用≠くいる
ための、セラミック材を焼付けるための、銀を含有しな
いパラジウム合金。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3304183A DE3304183C1 (de) | 1982-10-23 | 1983-02-08 | Verwendung einer Palladium-Legierung zum Aufbrennen keramischer Massen in der Dentaltechnik |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59145743A true JPS59145743A (ja) | 1984-08-21 |
Family
ID=6190265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1955084A Pending JPS59145743A (ja) | 1983-02-08 | 1984-02-07 | セラミック材を焼付けるための銀を含有しない歯科技工用のパラジウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59145743A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61186437A (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-20 | Shiyoufuu:Kk | 歯科用合金 |
JPH01215938A (ja) * | 1988-02-24 | 1989-08-29 | Tokuyama Soda Co Ltd | 歯科用パラジウム合金 |
JP2012233237A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Ishifuku Metal Ind Co Ltd | 鋳造用金合金及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-02-07 JP JP1955084A patent/JPS59145743A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61186437A (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-20 | Shiyoufuu:Kk | 歯科用合金 |
JPH01215938A (ja) * | 1988-02-24 | 1989-08-29 | Tokuyama Soda Co Ltd | 歯科用パラジウム合金 |
JPH0575810B2 (ja) * | 1988-02-24 | 1993-10-21 | Tokuyama Soda Kk | |
JP2012233237A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Ishifuku Metal Ind Co Ltd | 鋳造用金合金及びその製造方法 |
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