JPS5914514Y2 - 植生工法に用いる法面又は斜面の安定化促進装置 - Google Patents
植生工法に用いる法面又は斜面の安定化促進装置Info
- Publication number
- JPS5914514Y2 JPS5914514Y2 JP1977076649U JP7664977U JPS5914514Y2 JP S5914514 Y2 JPS5914514 Y2 JP S5914514Y2 JP 1977076649 U JP1977076649 U JP 1977076649U JP 7664977 U JP7664977 U JP 7664977U JP S5914514 Y2 JPS5914514 Y2 JP S5914514Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- construction method
- vegetation construction
- diameter
- slopes
- promoting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、植生工法に用いる法面又は斜面の安定化促進
装置に関し、特に、法面又は斜面の凹凸に良くなじんで
その緑化復旧に適する性質が強く、シかも施工面の整地
を省略して実施することができる安定化促進装置に安価
に提供せんとするものである。
装置に関し、特に、法面又は斜面の凹凸に良くなじんで
その緑化復旧に適する性質が強く、シかも施工面の整地
を省略して実施することができる安定化促進装置に安価
に提供せんとするものである。
従来、この種の安定化促進装置として使用される枠体の
構成部材には、小径木若しくは大径本の中心部のみが採
用されているので、その資材の供給面で制約があって使
用される枠体がコスト高になると共に、施工面を整地し
て実施しなければならないから過大な労力を要するなど
、経済上および実施上幾多の問題点があった。
構成部材には、小径木若しくは大径本の中心部のみが採
用されているので、その資材の供給面で制約があって使
用される枠体がコスト高になると共に、施工面を整地し
て実施しなければならないから過大な労力を要するなど
、経済上および実施上幾多の問題点があった。
本考案は、上記従来技術の構造上の欠点を除去すると共
に施工上の難点を解消し、また、経済上の不利点を無く
すための資源の有効利用という観点を重視してなされた
もので、以下、本考案を図示せる実施例に従って順次説
明すると下記の通りである。
に施工上の難点を解消し、また、経済上の不利点を無く
すための資源の有効利用という観点を重視してなされた
もので、以下、本考案を図示せる実施例に従って順次説
明すると下記の通りである。
Aは、枠体Bを枠組するようになる部材であって、主部
材aと副部材すとで構成されている。
材aと副部材すとで構成されている。
主部材aは、直径5〜15cm程度の小径木からなり、
その両端対角線方向に嵌合部1を形成すると共にその上
面2の一側縁に樋溝3を形成する副部材すが付設される
ようになる。
その両端対角線方向に嵌合部1を形成すると共にその上
面2の一側縁に樋溝3を形成する副部材すが付設される
ようになる。
直径5〜15cm程度の小径木を使用するのは、造林の
間に自然に生育する雑木を伐採して廃棄する間伐材の中
から豊富に得られること、そして、その周面に加工を施
す度合が少いこと等で、経済性が高いからであり、また
、大径本に比し早くしかも防腐処理により腐植化の時期
を大径本、小径木からの製材と異なりコントロールし易
いという特性を有効に利用できるからである。
間に自然に生育する雑木を伐採して廃棄する間伐材の中
から豊富に得られること、そして、その周面に加工を施
す度合が少いこと等で、経済性が高いからであり、また
、大径本に比し早くしかも防腐処理により腐植化の時期
を大径本、小径木からの製材と異なりコントロールし易
いという特性を有効に利用できるからである。
即ち、芯材率の一定しない製材品や芯材率の高い小径木
や大径本と異なり、防腐処理の容易な辺材が殆どである
小径木は防腐剤の種類、量により、防腐期間を調整でき
る。
や大径本と異なり、防腐処理の容易な辺材が殆どである
小径木は防腐剤の種類、量により、防腐期間を調整でき
る。
副部材すは、樋溝3の溝壁3aを形成する桟部材4、三
角状土壌安定板5などからなる。
角状土壌安定板5などからなる。
桟部材4は、主部材aの上面2の一側縁に設けた嵌合部
2aに嵌合固定される場合(第、1,2図参照)と、そ
の上面2の一例縁側にそのまま固定される場合(第3,
4図参照)とがある。
2aに嵌合固定される場合(第、1,2図参照)と、そ
の上面2の一例縁側にそのまま固定される場合(第3,
4図参照)とがある。
三角状土壌安定板5は、主部材aの側面に付設されて、
専ら、土壌安定としての作用のみ営む場合(第2,4図
参照)と、この作用の他に、該安定板5の上縁部5aを
主部材aの上面2より高く臨ませて樋溝3の溝壁3aを
兼用させる場合(第5図参照)とがある。
専ら、土壌安定としての作用のみ営む場合(第2,4図
参照)と、この作用の他に、該安定板5の上縁部5aを
主部材aの上面2より高く臨ませて樋溝3の溝壁3aを
兼用させる場合(第5図参照)とがある。
三角状土壌安定板5の土壌安定としての作用は第6図に
示すように4本の部材Aを接合して構成された格子状枠
体B内に盛られた植生用土壌が雨水等の侵入によって流
出するのを防止するにある。
示すように4本の部材Aを接合して構成された格子状枠
体B内に盛られた植生用土壌が雨水等の侵入によって流
出するのを防止するにある。
即ち、枠体Bは傾斜面に形成されるため枠体B内に盛ら
れた土壌は重力で谷側に圧縮され、山側の部材Aと土壌
間に断面V字状の隙間を生じ、この隙間から雨水等が侵
入して土壌の流出が促進されるが、三角状土壌安定板5
を部材Aの主部材a側面に付設することにより上記V字
状の隙間が除かれると共に土壌と部材Aとの密着性が三
角状土壌安定板5を介して良好に保持され土壌の流出防
止がはかられる。
れた土壌は重力で谷側に圧縮され、山側の部材Aと土壌
間に断面V字状の隙間を生じ、この隙間から雨水等が侵
入して土壌の流出が促進されるが、三角状土壌安定板5
を部材Aの主部材a側面に付設することにより上記V字
状の隙間が除かれると共に土壌と部材Aとの密着性が三
角状土壌安定板5を介して良好に保持され土壌の流出防
止がはかられる。
次に、上述のように構成される部材Aの主な作用を枠体
Bの枠組方法と併せ説明する。
Bの枠組方法と併せ説明する。
先ず、部材Aをバラにした状態で、工場から現場近傍ま
で訃ラック等で運搬し、これを施工個所に引き上げ゛る
。
で訃ラック等で運搬し、これを施工個所に引き上げ゛る
。
そこで、施工個所を整地せずにそのまま、四本の部材A
の端部を互に交叉して士状に突き合せ、樋溝3の交角が
谷側に位置するように格子状枠体Bを枠組する。
の端部を互に交叉して士状に突き合せ、樋溝3の交角が
谷側に位置するように格子状枠体Bを枠組する。
そして、その千成の交叉部上面に十字金具6を釘付けし
、その枠体B内に盛土し、そこに緑化用種子を播く。
、その枠体B内に盛土し、そこに緑化用種子を播く。
種子が発芽し、生育する間の雨雪による流水は、部材A
上の樋溝3に沿って山側から谷側に移動する。
上の樋溝3に沿って山側から谷側に移動する。
なお、部材Aには適宜防腐処理を施して、植林の成長度
合に応じてその腐植化を調整する。
合に応じてその腐植化を調整する。
以上述べたように、本考案においては、防腐処理を施し
た直径5〜15cm程度の小径木よりなる主部材aの両
端対角線方向に嵌合部1,1をそれぞれ反対方向に形成
すると共にその上面2の一側に樋溝3を形成する副部材
すを付設して枠組用の部材Aを構成し、該部材Aの嵌合
部1を前記樋溝3の交角が谷側に位置するように円状に
組合せて、格子状枠体Bを形成すると共に、該千成の交
叉部上面を十字金具6で固定して、これにより植生工法
に用いる法面又は斜面の安定化促進装置を構成したので
、資源豊富な小雑木が簡単な加工を施して当該安定化促
進装置の部材に利用できるから、経済性、労働性が著し
く高められ、また、施工個所の整地の有無に拘わらず軽
快かつ確実に枠組される等の利点がある。
た直径5〜15cm程度の小径木よりなる主部材aの両
端対角線方向に嵌合部1,1をそれぞれ反対方向に形成
すると共にその上面2の一側に樋溝3を形成する副部材
すを付設して枠組用の部材Aを構成し、該部材Aの嵌合
部1を前記樋溝3の交角が谷側に位置するように円状に
組合せて、格子状枠体Bを形成すると共に、該千成の交
叉部上面を十字金具6で固定して、これにより植生工法
に用いる法面又は斜面の安定化促進装置を構成したので
、資源豊富な小雑木が簡単な加工を施して当該安定化促
進装置の部材に利用できるから、経済性、労働性が著し
く高められ、また、施工個所の整地の有無に拘わらず軽
快かつ確実に枠組される等の利点がある。
第1.2,3,4.5図は安定化促進装置を構成する本
考案を実施せる部材の端面図及び平面図、第6図は同上
部材により枠組される枠体の平面図、第7図は同上梓体
の交叉部の拡大平面図及びその部材の断面図、第8図は
同上交叉部上面に釘打する十字金具の平面図である。 A・・・・・・部材、a・・・・・・主部材、b・・・
・・・副部材、1・・・・・・嵌合部、2・・・・・・
上面、3・・・・・・樋溝、3a・・・・・・溝壁、4
・・・・・・桟部材、5・・・・・・三角状土壌安定板
、B・・・・・・枠体、6・・・・・・十字金具。
考案を実施せる部材の端面図及び平面図、第6図は同上
部材により枠組される枠体の平面図、第7図は同上梓体
の交叉部の拡大平面図及びその部材の断面図、第8図は
同上交叉部上面に釘打する十字金具の平面図である。 A・・・・・・部材、a・・・・・・主部材、b・・・
・・・副部材、1・・・・・・嵌合部、2・・・・・・
上面、3・・・・・・樋溝、3a・・・・・・溝壁、4
・・・・・・桟部材、5・・・・・・三角状土壌安定板
、B・・・・・・枠体、6・・・・・・十字金具。
Claims (2)
- (1)防腐処理を施した直径5〜15cm程度の小径木
よりなる主部材aの両端対角線方向に嵌合部1,1をそ
れぞれ形成すると共にその上面2の一側に樋溝3を形成
する副部材すを付設して枠組用の部材Aを構成し、該部
材Aの嵌合部1を前記樋溝3の交角が谷側に位置するよ
うに4本の部材Aを互に交叉して組合せて格子状枠体B
を形成すると共に、該交叉部上面を十字金具6で個定し
たことを特徴とする植生工法に用いる法面又は斜面の安
定化促進装置。 - (2)実用新案登録請求の範囲第1項記載の副部材すが
桟部材4よりなることを特徴とする植生工法に用いる法
面又は斜面の安定化促進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977076649U JPS5914514Y2 (ja) | 1977-06-14 | 1977-06-14 | 植生工法に用いる法面又は斜面の安定化促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977076649U JPS5914514Y2 (ja) | 1977-06-14 | 1977-06-14 | 植生工法に用いる法面又は斜面の安定化促進装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS544501U JPS544501U (ja) | 1979-01-12 |
JPS5914514Y2 true JPS5914514Y2 (ja) | 1984-04-27 |
Family
ID=28992133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977076649U Expired JPS5914514Y2 (ja) | 1977-06-14 | 1977-06-14 | 植生工法に用いる法面又は斜面の安定化促進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914514Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0439300Y2 (ja) * | 1985-01-21 | 1992-09-14 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4881306A (ja) * | 1972-02-01 | 1973-10-31 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830504U (ja) * | 1971-08-13 | 1973-04-14 |
-
1977
- 1977-06-14 JP JP1977076649U patent/JPS5914514Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4881306A (ja) * | 1972-02-01 | 1973-10-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS544501U (ja) | 1979-01-12 |
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