JPS5914445Y2 - 荷役装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車或いは汽車等により貨物を移送する
に際して荷積み、荷降しの用に供する貨物用の荷役装置
に関するものである。

従来、この種の装置としては、平板状に形成された荷役
装置と、多数のローラーを配設したローラーコンベア状
に形成した荷役装置とがあり、用途に応じて夫々別個の
荷役装置を用意する必要があった。

本考案は、一つの装置で二様の荷役を満足させようとす
るものであり、−面は剛体で平板状に形成すると共に、
他面には多数のローラーを並行に且つ回転自在に配列し
てローラーコンベア状に形成し、荷役の仕様に応じて表
裏両面を自由に使いわけすることのできる荷役装置を提
供するものである。

即ち、この考案は運送車両等に係止して懸架自在な外枠
に対し、その−面に車両等の走行自在なよう剛体製平板
を張設すると共に、他面には回転自在のローラーを該外
枠の内側面に対し並行に多数配列して軸架したことを特
徴とする荷役装置の構造を要旨とするものである。

これを図面に示した実施例につき説明すると、１は外枠
であり、丸パイプ、角パイプ或はコ型材などの金属材料
で適当な巾および長さに形成されている。

この外枠１の一面には、車両等の走行が自在なよう適当
な厚みと強度を有する剛体製の平板２が張設されている
。

この平板２は、表面に滑り止め用の突起或いは透孔を設
けておくとよく、または、金網状であってもよい。

外枠１の他面、即ち外枠１と平板２とにより形成された
凹部内には多数のローラー３，３・・・・・・を平行に
配列し、その外枠１の内側壁に対して回転自在に軸架さ
れている。

各ローラー３，３・・・・・・の上部は外枠１外に位置
させローラーコンベア状に形成されている。

また、荷役装置を安定よく架設するための保合装置４を
外枠１両端に設けておくことが好ましい。

本考案の荷役装置を利用するについては、例えば自走で
きる車輌或いは農機具等を貨物運送車輛に対し荷積し、
荷降ろしする時には、平板２側を上向きにし、両端の係
合装置４，４を、例えばその一方を貨物運送車輛である
自動車或いは汽車の荷台に他方を地表に掛止することに
より懸架して使用するものであり、その平板２上を移送
する車輌が走行して搭載され、或いは降されるのである
。

また、画状のケース等を荷役する場合等は、同様にして
ローラー３，３・・・・・・を配設したローラ・−コン
ベア状の別面を上向きにして使用するものであり、ケー
ス等を回転するローラー３，３・・・・・・面上を滑ら
せて荷積し、或いは荷降しされるのである。

上述のとおり、本考案は一つの荷役装置により二様の荷
役作業に使用し得る特徴を有するのである。

また、本考案による時は、平板状を形成する平板２の張
設と共に、ローラーコンベア状を形成する多数のローラ
ー３，３・・・・・・の軸架を一個の外枠１によって行
うことができるので、構造が簡単であり、安価に提供で
きる実益をも有するのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図は側面図。 図中の符号を説明すれば次のとおりである。 １は外枠、２は平板、３はローラー、４は保合装置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 運送車両等に係止して懸架自在な外枠に対し、その−面
   に車両等の走行自在なよう剛体製の平板を張設すると共
   に、他面には回転自在のローラーを該外枠の内側面に対
   し並行に多数配列して軸架したことを特徴とする荷役装
   置。