JPS5914434Y2 - カプセル輸送用パイプライン - Google Patents

カプセル輸送用パイプライン

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Publication number
JPS5914434Y2
JPS5914434Y2 JP18263879U JP18263879U JPS5914434Y2 JP S5914434 Y2 JPS5914434 Y2 JP S5914434Y2 JP 18263879 U JP18263879 U JP 18263879U JP 18263879 U JP18263879 U JP 18263879U JP S5914434 Y2 JPS5914434 Y2 JP S5914434Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pipeline
sleeve
noise
pipes
Prior art date
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Expired
Application number
JP18263879U
Other languages
English (en)
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JPS56100425U (ja
Inventor
佐内 小杉
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 住友金属工業株式会社 filed Critical 住友金属工業株式会社
Priority to JP18263879U priority Critical patent/JPS5914434Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はカプセル輸送用パイプラインに係り、特に伸
縮可能な連結部を有するパイプラインに関する。
この種のパイプラインとして第1図に示すパイプライン
1が一般的であり、このパイプライン1では第一のパイ
プ2の端部2Eに第二のパイプ3に向って突出する内ス
リーブ4を突設し、パイプ。
3の端部3Eには内スリーブ4の外周に遊嵌する外スリ
ーブ5を突設し、両パイプ2,3の伸縮を両者の連結部
6で吸収するようになっている。
そして連結部6の外周はパイプ2,3の軸方向に伸縮可
能な気密室7によって包囲され、連結部6の気密性が確
保されている。
ところがスリーブ4,5は両者の嵌合が可能になるよう
にインロー状に形成され、内スリーブ4の先端と外スリ
ーブ5の内面との間、および外スリーブ5の内面とパイ
プ3の内面との間には段差が生じ、これをカプセルの車
輪が乗り越える際に騒音が発生することになる。
この事実を確認するために次のような試験を行った。
長さL (m)のパイプを直列に連結してなるパイプラ
インにおいて、速度y(m/5ec)でカプセルを走行
させ、ある連結部の近傍で騒音レベル51(dB)を測
定したところ、第2図に示すように、騒音レベルS1に
はT=L/V(sec)ノ周期テヒーク値が生じた。
これによってパイプラインの騒音はもっばらパイプ相互
の連結部で生じていることが分る。
また同様の騒音測定において騒音の周波数f(ル)の分
布を音圧レベル52(dB)について測定したところ、
第2図に示すようにf+210Hzの音圧レベル52(
dB)が最大になった。
そしてパイプのだ円振動の固有振動数f。
を測定したところf。!=i210 Hzであることが
判明し、騒音はもっばらパイプのだ円振動に起因するこ
とが分った。
以上の結果からパイプラインの騒音は、カプセルの車輪
が連結部の段差を乗り越えるときにパイプに衝撃力が加
わって生じたパイプのだ円振動に起因するという結輪を
得た。
このようなパイプラインの中間部において発生する騒音
は積込ステーションや荷御ステーションにおける騒音よ
りも小であり、従来はあまり重要視されていなかった。
しかし積込ステーションや荷卸ステーションは工業地帯
あるいは山間部に設けられるため騒音による公害はほと
んどなく、また騒音発生源が集中しているので遮音、吸
音対策も容易である。
これに対して中間部は市街地や人家の近傍を通過するこ
とが多く、パイプラインの稼働率を高めるためには夜間
操業も必要になるので騒音対策の必要性が高い。
この考案はこのような従来の問題点を解消すべく創案さ
れたものでパイプの連結部から生じる騒音自体のレベル
を低下し得るカプセル輸送用パイプラインを提供するこ
とを目的とする。
この考案に係るカプセル輸送用パイプラインは内スリー
ブの内面に先端に向って大径となるテーパを与え、第二
のパイプの端部内面に外スリーブに向って大径となるテ
ーパを与えるとともにこの端部内面と外スリーブ内面と
を連続させ、これによってカプセル車輪が滑らかに連結
部を通過し得るようにしたものである。
次にこの考案に係るカプセル輸送用パイプラインの一実
施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、パイプライン1は従来例と同様にパイ
プ2,3をそのスリーブ4,5において嵌合し、かつ連
結部6の周囲を軸方向伸縮自在の気密室7で包囲したも
のであるが、次のような対策によって連結部6から発生
する騒音のレベルを低下させている。
(i)内スリーブ4の内面に先端に向って大径となるテ
ーパを与え、パイプ3の端部3Eの内面に外スリーブ5
に向って大径となるテーパを与えるとともにこの端部3
Eの内面とスリーブ5の内面とを連続させる。
これによってカプセルの車輪は滑らかに連結部6を通過
し、このときパイプ2,3およびスリーブ4,5に加え
られる衝撃力は著しく減少する。
従ってパイプ2,3に生じるだ円振動の振幅もわずかに
なり、連結部6から生じる騒音のレベルが低下する。
(ii)気密室7の近傍においてパイプ2,3に、パイ
プ2,3半径方向に張り出すフランジ8,9をそれぞれ
突設する。
このフランジ8,9はだ円振動に対してパイプ2,3を
補強し、パイプ2,3に生じるだ円振動を抑制する。
これによってだ円振動によって生じる騒音は著しく低減
される。
ここにフランジ8.9ノ高さをh (mm)、パイプ2
,3ノ直径をD(mm)とするとき、h =0.05
Dのときに騒音レベル51(dB)が3〜5 (dB)
低下することが判明しており、加工性、経済性、取扱性
などを考慮すれば、0.05D≦h≦0.3D程度にす
べきであることが実験的に分っている。
(iii)フランジ8,9の高さhを気密室7の高さよ
り大とし、フランジ8,9の外周を薄鋼板よりなる円筒
状のカバー10で包囲する。
フランジ8,9、カバー10および気密室7の外壁によ
って形威される空間内にグラスウールなとよりなる吸音
、遮音材Mを充填する。
これによって連結部6の周囲に吸音・遮音室11を形威
し、連結部6において発生した騒音の外部への伝播を極
力阻止する。
(i)〜(iii)の対策によってパイプライン1から
発生する騒音は最小限に抑えられる。
ここで気密室7の構成を補足的に説明すると、気密室7
は、端部2Eの周囲にフランジ12を突設し、このフラ
ンジ12の外周からパイプ3方向にスリーブ13を延在
させ、このスリーブ13の先端内面にフランジ14を突
設しである。
そしてフランジ12の内面とパイプ3の外面との間に隙
間を設けて、フランジ12,14、スリーブ13をパイ
プ3に対して軸方向移動自在とする。
また外スリーブ5の先端周囲にフランジ15を突設する
とともに、このフランジ15とフランジ14との間にベ
ローズ16を介在させ、フランジ14.15間を伸縮自
在かつ気密的に連結しである。
これによって連結部6は気密的に軸方向伸縮可能になる
前述のとおりこの考案に係るカプセル輸送用パイプライ
ンは、カプセルの車輪がパイプ相互の連結部を滑らかに
通過するので連結部において生じる騒音を低減し得ると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のカプセル輸送用パイプラインを示す縦断
面図、第2図はこの考案に係るカプセル輸送用パイプラ
インの一実施例を示す縦断面図である。 1・・・・・・パイプライン、2,3・・・・・・パイ
プ、2E、3E・・・・・・端部、4・・・・・・内ス
リーブ、5・・・・・・外スリーブ、6・・・・・・連
結部、7・・・・・・気密室、8,9,12,14.1
5・・・・・・フランジ、10・・・・・・カバー、1
1・・・・・・吸音、遮音室、13・・・・・・スリー
ブ、16・・・・・・ベローズ、M・・・・・・吸音、
遮音材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ相互を直列に連結してなるカプセル輸送用パイプ
    ラインであって、第一のパイプ端部には第二のパイプ端
    部に向って突出する内スリーブを突設し、第二のパイプ
    端部には前記内スリーブの外周に遊嵌する外スリーブを
    突設し、該内スリーブの内面には先端に向って大径とな
    るテーパを与え、第二のパイプの端部内面には外スリー
    ブに向って大径となるテーパを与えるとともにこの端部
    内面と外スリーブ内面とを連続させ、両パイプ連結部の
    外周をパイプ軸方向に伸縮可能な気密室で包囲しである
    カプセル輸送用パイプライン。
JP18263879U 1979-12-28 1979-12-28 カプセル輸送用パイプライン Expired JPS5914434Y2 (ja)

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JP18263879U JPS5914434Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28 カプセル輸送用パイプライン

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JP18263879U JPS5914434Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28 カプセル輸送用パイプライン

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JPS56100425U JPS56100425U (ja) 1981-08-07
JPS5914434Y2 true JPS5914434Y2 (ja) 1984-04-27

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ID=29692963

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JPS56100425U (ja) 1981-08-07

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