JPS5914394Y2 - 生鮮食肉の包装体 - Google Patents
生鮮食肉の包装体Info
- Publication number
- JPS5914394Y2 JPS5914394Y2 JP13802379U JP13802379U JPS5914394Y2 JP S5914394 Y2 JPS5914394 Y2 JP S5914394Y2 JP 13802379 U JP13802379 U JP 13802379U JP 13802379 U JP13802379 U JP 13802379U JP S5914394 Y2 JPS5914394 Y2 JP S5914394Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen permeability
- synthetic resin
- resin film
- film
- meat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、長期保存用の生鮮食肉の包装体に関する。
従来、食肉販売店に於ては、毎日−日分の肉をスライス
しトレーにのせストレッチ包装して販売していた。
しトレーにのせストレッチ包装して販売していた。
ストレッチ包装された食肉は、冷蔵保存しても酸素ガス
の影響で鮮紅色から変色を防止することはできないし、
細菌による腐敗も防止できなかった。
の影響で鮮紅色から変色を防止することはできないし、
細菌による腐敗も防止できなかった。
耐酸素透過性の優れたフィルムによる包装体で生鮮食肉
を窒素ガス及び炭酸ガスよりなる混合ガスにてガス置換
して包装すれば0〜5℃で5週間程度腐敗せずに保存で
きるが、肉の色が酸素欠乏の為暗赤色を示し、商品価値
が無い。
を窒素ガス及び炭酸ガスよりなる混合ガスにてガス置換
して包装すれば0〜5℃で5週間程度腐敗せずに保存で
きるが、肉の色が酸素欠乏の為暗赤色を示し、商品価値
が無い。
本考案は上述の点に鑑みてなされたものであって、スー
パーマーケット等で大量に製造備蓄し、必要時に必要量
販売できるようにすることを目的とする。
パーマーケット等で大量に製造備蓄し、必要時に必要量
販売できるようにすることを目的とする。
以下、本考案について図面を参照しつつ説明する。
まず、第1図は本考案に係る生鮮食肉の包装体を例示す
る模式断面図であって、該包装体は容器本体1と蓋材2
とからなり、生鮮食肉6を収容している容器本体1は耐
酸素透過性の悪い(好ましくた酸素透過率が200 c
c/m2/24 hrs以上)合成樹脂フィルム3(以
下、内側フィルムという)と耐酸素透過性の良い(好ま
しくは酸素透過率が20cc/m2/24 hrs以下
)合成樹脂フィルム4(以下、外側フィルムという)と
を易剥離性を有するように接着してなる積層体を上記内
側フィルム3を内側にして成形してなり、一方、蓋材2
は耐酸素透過性の良い(好ましくは酸素透過率が20
cc/m2/24 hrs以下)材料からなり、容器本
体1の内側フィルム3面と易剥離性を有するように接着
してなり、さらに、上記外側フィルム4の端部に取手5
を取りつけてなる。
る模式断面図であって、該包装体は容器本体1と蓋材2
とからなり、生鮮食肉6を収容している容器本体1は耐
酸素透過性の悪い(好ましくた酸素透過率が200 c
c/m2/24 hrs以上)合成樹脂フィルム3(以
下、内側フィルムという)と耐酸素透過性の良い(好ま
しくは酸素透過率が20cc/m2/24 hrs以下
)合成樹脂フィルム4(以下、外側フィルムという)と
を易剥離性を有するように接着してなる積層体を上記内
側フィルム3を内側にして成形してなり、一方、蓋材2
は耐酸素透過性の良い(好ましくは酸素透過率が20
cc/m2/24 hrs以下)材料からなり、容器本
体1の内側フィルム3面と易剥離性を有するように接着
してなり、さらに、上記外側フィルム4の端部に取手5
を取りつけてなる。
このような構成をもつ包装体は、容器本体1及び蓋材2
が耐酸素透過性に優れるため、たとえば容器内のガスを
酸素3〜5%、窒素80〜87%、炭酸ガス10〜15
%の混合ガすにして充填すると、0〜5℃で約5週間保
存できる。
が耐酸素透過性に優れるため、たとえば容器内のガスを
酸素3〜5%、窒素80〜87%、炭酸ガス10〜15
%の混合ガすにして充填すると、0〜5℃で約5週間保
存できる。
この状態では肉の色は酸素欠乏により暗赤色を示してい
る。
る。
第2図は、長期保存した生鮮食肉を店頭で鮮紅色にしで
販売するため外側フィルム4を取手5により剥離してい
るところを示し、それを剥離してしまって、内側フィル
ム3を介して空気中より酸素ガスを透過させて、包装内
の肉6に酸素を与える。
販売するため外側フィルム4を取手5により剥離してい
るところを示し、それを剥離してしまって、内側フィル
ム3を介して空気中より酸素ガスを透過させて、包装内
の肉6に酸素を与える。
このようになった構成を示すのが第3図である。
第3図示の状態で店頭販売される。この状態では、肉は
、約2日で変色を開始する。
、約2日で変色を開始する。
消費者等は、この包装内を購入し、第4図示の如く蓋材
2を剥離して、肉を取り出して調理に供する。
2を剥離して、肉を取り出して調理に供する。
次に、上記本考案において内側フィルム3は食肉が接し
ても衛生的で耐酸素透過性の悪いフィルムで食肉をのせ
る容器として、熱成型出来るものでポリエチレン、ポリ
プロピレン、アイオノマーなとのポリオレフィン、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等で、その単
体又はそれらの数種からなる複合フィルムが使用できる
。
ても衛生的で耐酸素透過性の悪いフィルムで食肉をのせ
る容器として、熱成型出来るものでポリエチレン、ポリ
プロピレン、アイオノマーなとのポリオレフィン、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等で、その単
体又はそれらの数種からなる複合フィルムが使用できる
。
その厚さは望ましくは100〜500μである。
また、外側フィルム4は、耐酸素透過性が良く、熱成型
出来るもので、ポリ塩化ビニリテツ、ビニロン、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(例、クラレ社製商品名
エノく−ル)等でその単体またはこれらの複合体が使用
できる。
出来るもので、ポリ塩化ビニリテツ、ビニロン、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体鹸化物(例、クラレ社製商品名
エノく−ル)等でその単体またはこれらの複合体が使用
できる。
該フィルムの厚さは望ましくは5〜30μである。
内側フィルム3と外側フィルム4との間は易剥離可能に
(好ましくは、接着強度が20〜150g /15 m
m)接着した積層体とする。
(好ましくは、接着強度が20〜150g /15 m
m)接着した積層体とする。
これには共押出し法を用いるのが好ましい、外側フィル
ム4の端部に取り付ける取手5はたとえば外側フィルム
4の端部に粘着剤でフィルムの小辺を貼りつける様な簡
単なものでよい。
ム4の端部に取り付ける取手5はたとえば外側フィルム
4の端部に粘着剤でフィルムの小辺を貼りつける様な簡
単なものでよい。
さらに、蓋材2は、耐酸素透過性の優れた基材、即ち、
ポリ塩化ビニリデンやそれがコートされたフィルム、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物、ビニロン、アルミ
ホイル等である。
ポリ塩化ビニリデンやそれがコートされたフィルム、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物、ビニロン、アルミ
ホイル等である。
該蓋材は」二記容器本体1の内側フィルム3面と熱融着
又は熱接着後易剥離性を有するように(′好ましくは、
接着強度が100〜300 g/15mm)、感熱接着
剤をコートしたり、ポリオレフィン系フィルムを貼合わ
して包装体を構成する。
又は熱接着後易剥離性を有するように(′好ましくは、
接着強度が100〜300 g/15mm)、感熱接着
剤をコートしたり、ポリオレフィン系フィルムを貼合わ
して包装体を構成する。
さらに、本考案において容器内をガス置換する際のガス
の濃度は下記の組成のものが好ましい。
の濃度は下記の組成のものが好ましい。
酸素ガス 3〜5%
窒素力ス 80〜87%
炭酸ガス 10〜15%
この状態で0−5℃放置で約5週間保存できる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、容器
本体が内側の耐酸素透過性の良い合成樹脂フィルムと外
側の耐酸素透過性の悪い合成樹脂フィルムとの積層体か
ら構成され、両フィルム間が易剥離性を有するので、生
鮮食肉の販売時に外側フィルムを剥離して所期の目的で
ある生鮮食肉の鮮紅色を得ることができる。
本体が内側の耐酸素透過性の良い合成樹脂フィルムと外
側の耐酸素透過性の悪い合成樹脂フィルムとの積層体か
ら構成され、両フィルム間が易剥離性を有するので、生
鮮食肉の販売時に外側フィルムを剥離して所期の目的で
ある生鮮食肉の鮮紅色を得ることができる。
従って、食肉生産部門と販売部門を分けて合理化する事
が出来る。
が出来る。
又蓋の面積に比べて、容器本体の面積が広く、蓋に本考
案の様にしたよりも効果が大きく、均一に肉色を鮮紅色
にして販売出来るのである。
案の様にしたよりも効果が大きく、均一に肉色を鮮紅色
にして販売出来るのである。
さらに本考案では外側フィルム端部に取手を有するため
、外側フィルムが極めて容易に剥せる。
、外側フィルムが極めて容易に剥せる。
以下、実施例を示して本考案をさらに具体的に説明する
。
。
実施例
耐酸素透過性の良い合成樹脂フィルムにエチレン・酢酸
ビニル共重合体鹸化物の20μ厚を使用し、耐酸素透過
性の悪い合成樹脂フィルムにポリスチレンの300μ厚
を使用した2層の共押出による複合シートを作り、ポリ
スチレン層を内側にして真空成型し食肉容器とした。
ビニル共重合体鹸化物の20μ厚を使用し、耐酸素透過
性の悪い合成樹脂フィルムにポリスチレンの300μ厚
を使用した2層の共押出による複合シートを作り、ポリ
スチレン層を内側にして真空成型し食肉容器とした。
エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物に、紙の片面に部
分的に粘着剤を塗布した取手を貼りつけ、ポリスチレン
層と剥し易くした。
分的に粘着剤を塗布した取手を貼りつけ、ポリスチレン
層と剥し易くした。
次いで、該容器に生肉を入れた。蓋は、延伸ポリプロピ
レンフィルム、ポリ塩化ビニリテ゛ンコートシたセロフ
ァン、エチレン・酢酸ビニル共重合フィルムの3層より
なる複合シートでエチレン・酢酸ビニル共重合フィルム
面と、容器材のポリスチレン層とをヒートシールして封
緘する。
レンフィルム、ポリ塩化ビニリテ゛ンコートシたセロフ
ァン、エチレン・酢酸ビニル共重合フィルムの3層より
なる複合シートでエチレン・酢酸ビニル共重合フィルム
面と、容器材のポリスチレン層とをヒートシールして封
緘する。
10℃で冷凍保存4週間後に容器のエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体鹸化物のフィルムを取手を引張って取去し、
店頭に出した所、肉は鮮紅色となり販売できた。
ル共重合体鹸化物のフィルムを取手を引張って取去し、
店頭に出した所、肉は鮮紅色となり販売できた。
この物の生肉の容器からの取出しは、蓋材が容器より剥
離し易く楽であった。
離し易く楽であった。
第1図は本考案に係る生鮮食肉の包装体を例示する模式
断面図であり、第2図〜第4図は本考案に係る生鮮食肉
の包装体の使用状態を説明するための模式断面図である
。 1・・・・・・容器本体、2・・・・・・蓋材、3・・
・・・・耐酸素透過性の悪い合成樹脂フィルム、4・・
・・・・耐酸素透過性の良い合成樹脂フィルム、5・・
・・・・取手、6・・・・・・生鮮食肉。
断面図であり、第2図〜第4図は本考案に係る生鮮食肉
の包装体の使用状態を説明するための模式断面図である
。 1・・・・・・容器本体、2・・・・・・蓋材、3・・
・・・・耐酸素透過性の悪い合成樹脂フィルム、4・・
・・・・耐酸素透過性の良い合成樹脂フィルム、5・・
・・・・取手、6・・・・・・生鮮食肉。
Claims (3)
- (1)耐酸素透過性の悪い合成樹脂フィルムと耐酸素透
過性の良い合成樹脂フィルムとを易剥離性を有するよう
に接着してなる積層体を耐酸素透過性の悪い合成樹脂フ
ィルムを内側にして成形した容器本体に生鮮食肉を収容
し、容器本体の耐酸素透過性の悪い合成樹脂フィルム面
と耐酸素透過性の良い蓋材とを易剥離性を有するように
接着してなり、かつ上記耐酸素透過性の良い合成樹脂フ
ィルムの端部に取手をつけてなる生鮮食肉の包装体。 - (2)耐酸素透過性の良い合成樹脂フィルムがポリ塩化
ビニリデン、ビニロン、エチレン、酢酸ビニル共重合体
鹸化物から選ばれた一種又は二種以上の積層体である前
記第1項記載の包装体。 - (3)耐酸素透過性の悪い合成樹脂フィルムが、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、アイオノマー、ポリスチレン
、ポリ塩化ビニル、ポリエステルから選ばれた一種又は
二種以上の積層体である前記第1項記載の包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13802379U JPS5914394Y2 (ja) | 1979-10-05 | 1979-10-05 | 生鮮食肉の包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13802379U JPS5914394Y2 (ja) | 1979-10-05 | 1979-10-05 | 生鮮食肉の包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5656783U JPS5656783U (ja) | 1981-05-16 |
JPS5914394Y2 true JPS5914394Y2 (ja) | 1984-04-26 |
Family
ID=29369410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13802379U Expired JPS5914394Y2 (ja) | 1979-10-05 | 1979-10-05 | 生鮮食肉の包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914394Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57199656A (en) * | 1981-06-03 | 1982-12-07 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Plastic vessel having excellent preservation |
JPS57199658A (en) * | 1982-03-31 | 1982-12-07 | Kishimoto Akira | Laminated plastic web |
-
1979
- 1979-10-05 JP JP13802379U patent/JPS5914394Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5656783U (ja) | 1981-05-16 |
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