JPS59143946A - ガス検出装置 - Google Patents

ガス検出装置

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JPS59143946A
JPS59143946A JP1738183A JP1738183A JPS59143946A JP S59143946 A JPS59143946 A JP S59143946A JP 1738183 A JP1738183 A JP 1738183A JP 1738183 A JP1738183 A JP 1738183A JP S59143946 A JPS59143946 A JP S59143946A
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heater
electrode
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
    • G01N27/12Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a solid body in dependence upon absorption of a fluid; of a solid body in dependence upon reaction with a fluid, for detecting components in the fluid

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はガス検出装置に関し、より詳@ 1.: 1ま
LPガスや都市ガスのガスもれ警報器に適用し得るガス
検出装置に関するものである。
従来技術 従来のガス検出装置としては、金属酸化物半導体の内部
に電極と電極を兼ねたヒーターコイルを内蔵し、ヒータ
ーコイルによりカロ熱された金属酸化物半導体の抵抗値
が表面でのガス吸着によって下がることを利用したもの
があるが、消費電力が大きく乾電池駆動には適さな(入
と(lXう問題h(あった。
目  的 本発明は以上の点に鑑み成されたものであって、消費電
力を小さくして乾電池駆動を可能(こするとともに、量
産が容易で、ガス感度力く良く、常に安定に動作し、長
寿命であるようなガス検出装置を提供することを目的と
して(する。
1−腹 本発明の構成について、以下、具体的な実施例に基づい
て一説明する。第1図1よ本発明の1実施例であるガス
検出装置を使用したガス検出器の内部構造を示す概略図
、第2図は第1図のI−I線における断面図である。本
実施例におけるガス検出装置は第1図中10で示され、
1が基板、2が絶縁層、3が金属層である。金属層3は
それぞれが2つの電極部と1つの細線部を有する3本の
パタンに形成されており、7と9がヒーター、7a。
7d、9c、9fがヒーター電極、8がガス検知用リー
ド、8b、8eが検出用電極である。6はガス検知用半
導体層である。4は絶縁層であり、各電極部(7a、8
b、9c、7d、8e’、9f )には絶縁層4の窓開
けの後バンプ5が形成されている。このガス検出装置1
0は、フィルム20上に接着されたリード箔26く6本
)を各電極部(7a、8b、9c、7d、8e、9f)
のバンブ5に加熱ボンディングすることによりフィルム
20上に装着されており、下方は下カバー21゜上方は
防爆ネット24と防塵フィルター25によって覆わねて
いる。防爆ネット24と防塵フィルター25はフィルム
20上に設けられた上カバーワク22に取り付けられ固
定されている。防爆ネット24は着火防止用である。防
塵フィルター25はガス検出装置10が微細構造であっ
て、表面に付着したゴミによって寿命の低下や動作が不
安定になる等の影響を受けるのを防ぐ為であり、本実施
例のガス検出装置10をフィルム20に取り付ける場合
には0.1μm以上のゴミを通さず尚且つガスの流出入
には支障を起さないグラスウールを使用している。ガス
はこの防爆ネット24と防塵フィルター25を通してガ
ス検知用半導体6に吸着される。
第3図はガス検出装置10の動作原理を説明するための
概略図、第4図はガス検出器の駆動方法を示すブロック
図である。 電極7a−7d間と9O−9c間にはヒー
ター7.9を延在して設けてあり、電極8b−8e間に
はガス検出用リード8を延在して設けてあり、一方、1
1は電源とパルス駆動回路である。2本のヒーター7.
9にガス検知用リード8が挾まれているのは、ガス検知
用半導体層6の温度分布を均一にするためで、温度分布
が均一になる条件を満たすならばヒーターバタンとガス
検知用リードパタンか交互に何本配置されていても良い
。電極9cm9f間(7a−7d間も同じ)にパルス電
圧1.5〜3Vが印加されると電流10fが流れ、1〜
4IIlsecでヒーター7゜9は350〜400℃に
達する。同時に絶縁膜2を介してガス検知用半導体層6
も加熱されて抵抗値が下がる。更にガスを吸着するとガ
ス検知用半導体層6の抵抗値は結局2〜3桁下がり、そ
の結果ヒーター7(9も同じ)の電流icfがガス検知
用リード8側をl cbefのかたちで流れ、電極81
)−8e間にパルスの電圧変化として現れる。従ってガ
ス濃度は電極8b−8e間の電圧変動として検出するこ
とができる。第5(a)図はN極9c −9c間に入力
した電圧波形VINに対する電極8b−8e間の出力電
圧波形VOIIIO(ガス濃度O%時)とVOLITI
<カスフッ4g10,3.5%時)である。濃度の高い
ガス、例えば100%の濃度のガスが吸着されると、l
 cbe4は増大しIcfは減少する。Jcfが減少す
ればヒーター7.9の温度が下がるから、それに伴って
ガス検知用半導体層6の温度か低下するとともに抵抗値
は上り始め、l Cbefは再び小さくなる。この減少
はヒーター7.9の熱容量が小さく熱平衡に達する時間
が短いため、ならびに駆動方法によるものであって、電
極8b−8eの出力電圧の安定に要する時間を短縮し、
かつヒーター7.9の温度上昇を押えるという利点があ
る。
第6図は第3図の拡大図であり、本実施例における寸法
は(1−100〜500JIIIl、 Ill −1〜
3pm、 n −5〜20JIm、 s −= 10〜
50pm、 t −15〜50μi、IJ・・・1〜3
μmである。ガス検知用リードパタン8の+imが1〜
3戸と狭くなっているのは、ガス検知用リードパタン8
の抵抗値を上げることによって第4図における電極8b
−8a両端の出力電圧が上り検出電圧のS/N比が改善
されるためと、微細化した方が温度分布が改善されるた
めである。ヒーター7.9の幅がブリッジの中央付近で
広くなっているのは、最も高温になるヒーター中央部で
ヒーター7.9の断面積を増し電流密度を下げるためで
ある。その結果ブリッジの中央部での発熱量が減るから
ヒーター7.9の温度分布を均一にする効果があり、同
時に高温下におけるエレクトロマイグレーションの促進
を防いでヒーター7.9の寿命を向上させる事ができる
。更に、最も高温になるブリッジ中央部でヒーター7.
9とガス検知用リード8が最近接することにより相乗効
果でガス検知用半導体層6の抵抗値が最低となり電極8
b−8e間の検出電圧はより大きくなるからその結果S
/N比が向上し、低温で反応する湿度やアルコールに対
してガス検出装置10の感度を下げ影響を少なくする効
果がある。
次に、上述した如き構成を有するガス検出装置の製造工
程の1例をM7図乃至第14図を参考に詳細に説明する
。まず、第7図に示すように基板1上に絶縁層2.金属
3.レジスト層4を形成する。基板1はガス検出装置の
母体であり、ヒーターパタン、ガス検知用リードパタン
の電極パッドを支持するものであって、上部の層材料に
影響を与えずにアンダーカットエツチングすることが容
易で、高温(500℃の加熱を数〜10時間)で変形、
変質しない材料を使用する。本実施例ではSi  (1
00)を使用しているが、その他にAg。
CLI、N、Orでも可能である。寸法は1〜41角で
0.1〜1m111の厚みとすると良い。ただしブレー
キングを容易にするため薄い方が良い。2はヒーターパ
タンを支持し、各電極間の絶縁を行う為の絶縁層である
。耐熱材料で絶縁性が高く、ヒーター材料と線膨張率が
近い材料を使用する。例えばAff203.IVI(I
O,5t3N4.Ta205でも良い。本実施例では5
f02を公知のRFスパッタリング(Ar圧力0.1〜
0.01 Torr 、投入電力密度1〜10W/cm
’、基板温度350−400″C)により0.3〜2μ
mの厚さに形成している。
3aはヒーター材料層3bと絶縁層2との密着性を高め
るための拡散層である。基板1と絶縁層2の双方のエツ
チング液に耐久性を持つ材料を使用する。本実施例でG
、t M OをR「スパッタリング(条件は前記と同一
)により300〜800Aの厚さに形成している。その
他にCr、 Ni 、Tiでも良い。3bはヒーター材
料層であり長期間安定な材料を使用する。本実語例では
PtをRFスパッタリング(条件は前記と同一)により
0.3〜2戸の17さに形成している。そのほかにSi
 C,TaN2等も使用可能である。4はレジスト層で
あり、後述する如く、金属層3をドライエツチングする
際のマスクどなる他、カス検知用リード層の絶縁や各N
jli部にバンブを形成する際のハンダバンプカラスダ
ムの役割を果−グ。本実施例ではSiO2をRFスパッ
タリング(条件は前記と同一)により0.5〜1μmの
厚さに形成している。以上の過程は全て同一バッチ内の
連続工程処理が可能で人聞生産に適している。連続であ
るため層間の界面が清浄で、密着性に優れている。また
R[スパッタリングの条件として基板温度を350〜4
00℃どしたことは、基板加熱により朕が緻密になり金
属層3の抵抗値の経時変動幅が小さくなるという公知の
利点の他に、ガス検出装置の動作温度が350〜400
℃であるため、動作時に膜に働くストレスを最小にでき
るという利点があり、イの結果信頼性が向上するからで
ある。
次に、4の5IO2を公知のフォトリソグラフィー技術
によりフォトエツチングする。エツチング液は一般的な
緩衝フッ酸(HF+N84 F)を用いる。フォトマス
クパタンは2つの電極部と1つの細線部を有する形状の
ヒーターパタン及びガス検知用パタン複数個から成り、
ヒーターパタンの発熱によりガス検知用リードパタンの
温度分布が均一になるという条件と、基板1の異方性エ
ツチングに際して電極部を除いてヒーターパタンの周辺
の基板1がアンダーカットエツチングされるという条件
を満たすものとする。この場合に使用する一7オjへマ
スクパタン12を第8図に示す。基板1どしてSi  
(100)を使用しているから、エツチングされにくい
(111)面が現れる方位に電極部12′をとれば電極
部に対して45°の角度をなすブリッジ部12″の下側
にはエツチングされやすい(110)面が現れ容易にア
ンダーカットエツチングされて空洞と形成する。又、基
板1として3i  (111)を使用した場合は、フォ
トマスクパタン12の電極部12′とブリッジ部12″
のなす角度を15°にすることにより、アンダーカット
エツチングが行なわれるように操作することができる。
第9図は4のS! 02をフォトエツチングした後の、
第8図のII−II線による断面図である。第9図の4
の5fO2をレジストとして金R層3のドライエツチン
グを行なったのが第10図である。ドライエツチングと
したのは、3aのPtに対してはウェットエツチングが
困難な為である。本実施例では、公知のArスパッタエ
ツチング(Ar圧力0.1〜0.01丁orr 、投入
電力密度1〜10W/cm2.基板温度は常温)にて行
なったが、CFJ +02のプラズマエツチングでも可
能である。ここで、第11図に示したフォトマスクパタ
ン13を用いて第1o図における2と4の8102をフ
ォトエツチングして各電極の窓開け7a“、 8b″、
90″、7d″、 88″。
9f″、基板1のエツチング用窓開け14,15゜ヒー
ターパタン及びガス検出リードパタン上の窓開け16を
行なう。フォトエツチング後の第11図の■−■線によ
る断面図が第12図である。3it金jiH1i テア
ツT: 3 bのMO,3aのPt、3bのMOから栂
成されている。第12図の2と4のSiO2をレジスト
として、更に基板1 (Si )の異方性エツチングを
行なう。エツチング液は公知の異方性エツチング液であ
るKOH又はNa0l−1(30〜60%水溶液、液温
80〜150℃)。
APW(エチレンジアミン+ピロカテコール+水。
液温90〜110℃)、ヒドラジン水溶液(64m。
1%、液温90〜110℃)等を使用する。第13図に
示すように、20〜40分のエツチングにより2′の5
fO2の下側に存在する基板1は深さ50〜300 p
mアンダーカットされて空洞部を形成し、ヒーターパタ
ン7.9とガス検知用パタン8がブリッジ状の構造とな
るようなプロファイルが得られる。これは上述した如く
基板1の結晶方位とフォトマスクパタンの関係によるも
のである。
第11図の14で示される窓開けは、基板1のエツチン
グプロファイルを良好に終了させる効果がある。例えば
本実施例ではブリッジ状の部分の両端にSi  (1i
t)が残りやすいが、これを残さないようにするのに必
要なエツチング液間が1l2稈度に短縮でき、他の層に
対してエツチング液からのダメージをより少なくするこ
とができる。また、エツチングプロファイルが良好であ
れば、ブリッジ状部分の両端付近においてヒータ一層3
がら絶縁層2を介して基板1に対して熱伝導にょる熱拡
散が起こるのを防ぎ、ヒーター7.9の効率が良くなる
と共に温度分布も均一になりゃすい。
更にブリッジ状部分の両端は比較的低温であるが、この
部分にガス検知用′半導体@6が形成されないようにな
るから、低温で反応する湿度やアルコールの影響を小さ
くできる。第12図にアンダーカットエツチングを施し
たものが第13図である。
次にmi窓1’7a、17bに3n、Auをそれぞれ数
〜10JIff+の厚さに蒸着し、基板1を400〜6
00°Cに加熱してドーム状のバンプ5を形成する。
この場合、エツチング用レジスト層4の5fO2がガラ
スダムのパタンを形成し金属とのぬれ性が悪いことを利
用してAu−3n共晶合金のバンプ5を第14図に示す
ようにドーム状にする事ができる。第14図の6はガス
検知用半導体層であり、ヒーターパタン7.9とガス検
知用リードパタン8間にまたがって形成される。S11
02.、 Fe 20s 、Zn O等の金属酸化物か
らなるガス検知用半導体材料を用いて、スパッタリング
や蒸着等により0.3〜3μmの厚さに形成するか、又
は微粉末を水とアルコールで分散・スピンコーティング
して形成する。以上の1稈は、2種のフォトマスクと2
種の蒸着マスクで完成させることができる上マスクアラ
イメント精度も±3胛程度と容易である。これは他のf
CやLSIの製造1稈に比較してはるかに簡便であるか
らコスト心安く信頼性も高い。
次に、本発明の笑施例に付いて説明する。第15図はそ
の概略図、第16図と第17図はそれぞれ第゛15図に
おけるiv −rv線と■′−1v′線による断面図で
ある。21が基板、22が絶縁層、23が金屈層である
。金属R23には、円形?ttffi29f、29fか
ら渦巻き状に伸びて29fの外側に同心円を形成する円
形ヒーター272円形ヒーター27から張出したもう1
つの電極29b2円形電極29fと円形ヒーター27の
間に同心円を形成するガス検知用リード28.ガス検知
用り−ド28から張出した電i 28 e 、独立した
電極29gがバタン形成されている。第17図に示すよ
うに、円形電極29「は独立した電極2’l+と基板1
を介して導通が得られるように絶縁層22に窓開けがし
である。ガス検知用リード28の電極29e側でない方
のリード端は、円形電極29fと接続している。26は
ガス検知用半導体層である。基板21は同心円をなす円
形ヒーター27とガス検知用リード28の外側の部分で
アンダーカットエツチングされ空洞部を形成している。
そのため円形ヒーター27とガス検知用リード28は、
第16図に示すように、円板状の絶縁層22が基板21
の空洞部の上に張出している周縁の部分に搭載されてい
ることになる。即ち、加熱部分は支持体である基板21
と非接触である。電極29bはヒーター電極と検出用電
極を兼ねている。また電極29gはヒーター電極であり
基板21を介して円形電ff29fと導通している。電
m29eは検出用電極である。駆動回路とガス濃度の検
出原理は前述した実施例中の第4図における場合と全く
同じである。即ち、第15図において、電極29b−2
9f間に印加されたパルス電圧により円形ヒーター27
が発熱し、ガス検知用半導体層26が加熱される。高温
になったガス検知用半導体層26はガスが吸着されると
抵抗値が2〜3桁下がるから、ヒーター27の電流がガ
ス検知用り一ド28側を流れ、電極29b−29e間の
パルス電圧変化として検出される。
第18図〜第21図は第15図のガス検出装置の■−・
■線による断面図によって製造工程を示した物である。
第18図では3i  (100)の基板21上に510
2の絶縁層22をスパッタリングにて形成し、第22図
のフォトマスクバタン14を用いてフォトエツチングに
より基板21のアンダーカットエツチング用窓開け22
′ と電極29f−29Q導通の為のコンタクトホール
用窓開け22f、22Qを行なう。次に、第19図に示
すようにMOを使用した拡散層23aとPtを使用した
ヒーター材料層23bと5fOzによるレジスト層24
をスパッタリングにて形成し、第23図のフォトマスク
パタン15を用いて、レジスト層24をフォトエツチン
グすることにより、円形ヒーター27′、ガス検知用リ
ード28′、電極29e’ 、29b’ 、29f’ 
、29g’ のマスクバタンを形成する。このマスクバ
タンをレジストとして、拡散Jti2aとヒーター材料
2bと拡散層2aとから成る金属層23をドライエツチ
ングしたのが第20図である。金属層23の上のレジス
ト層24のSiO2は極薄いので5i02エツヂング液
に浸して除去した後、81基板21を異方性エツチング
にてアンダーカットエツチングして空洞部を形成し、円
形のヒーターバタン27とガス検知用バタン28を同周
上で覆うようにガス検知用半導体層26を形成すると最
終的には第21図のようになる。尚、電極29o−29
f間は基板21を介して導通しているので、基板21の
材料としては高導電率を有していることが必要である。
例えば、高濃度に8又はP等の不純物がドーピングされ
たSi等の他Ax、Cu 、Ni 、Or等を使用する
第22図と第23図のフォトマスクパタン14゜15に
おける寸法は次の様にするとよい。第23図において円
形電極29fの直径φ1は30〜8007II11でそ
の外側に幅1〜10ハのガス検出用り一ド28.更に外
側に幅3〜50J1mのヒーター27が、円形電極29
fと同心円を成して形成されている。ガス検出用リード
28とヒーター27のバタン間のクリアランスは1〜1
0p−である。ヒーター27とガス検出用リード28を
支持している円板状絶縁層22も円形電極29fと同心
円をなしており、その直径φ2は50〜1,000μm
である。
電ff129eと電極29bは、それぞれ同心円から張
出しノているが、第22図中張出し部分と電極が成す角
度qは45°であって、これは基板21のSi  (1
00)の結晶方位と異方性エツチングの関係により、張
出し部分の下がアンダーカットされる様にするためであ
る。張出部の長さqは5〜502mが適当である。
本実施例の如き円形型のヒーターは熱拡散が円の中心に
対して同心円状に同一であるから、直線型ヒーターに比
べて温度分布の均一化という点ではるかに優れている。
また、ヒーター支持層(絶縁層)にかかる荷重負荷に付
いても、直線型ヒーターではブリッジ状の構造になるの
に比べて、円形型ヒーターでは円周縁の張出部に載って
いるだけであって、円形型の方がはるかに荷重負荷が小
さく、強度が大きいと言える。更に、ヒーター長はある
程度以上なければならないが、(例えばヒーターの幅が
3μm〜10μm、厚さが0.3μm抵抗値200Ωの
時、長さはO,’5mm以上必要である。)直線型ヒー
ターでは長ければ長い程熱膨張の影響が大きく特にパル
ス駆動では、パルスに同期して振動運動を行ない、振動
によってヒーターがガス検知用半導体層と剥離したり、
ヒーターを支持している絶縁層に亀裂を生じたりする。
コイル型のヒーターは熱膨服分を吸収することができる
ので、本実施例のガス検出装置においては渦巻状とする
ことにより振動を吸収する様にした。以上の理由からヒ
ーターを円形とすることは温度分布、強度、寿命等の改
善に関して有効である。
第15図では円板状の絶縁層22の円周縁にヒーター2
7とガス検知用リード28が搭載されているが、逆に基
板の空洞部内に張出した張出部上にヒーターとガス検知
用リードが搭載されている形でも良い。その例として、
ガス検出装置30を第24図にその平面を、又第25図
にその断面を示す。この場合、異方性エツチングにより
アンダーカットされるのは33で示す円の部分だけであ
るから、円形の部分から電極部を張出させることが容易
であって、第15図における電極29g−29f間のよ
うに基板21の内部を導電部とする必要はない。31が
基板、32が絶縁層、33が金属層、37が円形ヒータ
ー、38がガス検知用リード、36がガス検知用半導体
層、39b、39eが検出用電極、39c 、39fが
ヒーター用電極である。
更にその他の実施例としてガス検出装M40を、第26
図にその平面を、又、第27図にその断面を示す。41
が基板、42.42’が絶縁層、43が金属層、46が
ガス検知用半導体層、47が円形ヒーター、48がガス
検知用リード、49a。
49e 、49c 、49gがヒーター用電極、 49
b 、49f 、49d 、49hが検出用電極である
。製造方法は、まず基板41の両側に絶縁層42と42
′を形成し片側の絶[)42をフォトエツチングして窓
開けし、別の片側の絶縁層42′面が残るまでエツチン
グして基板41のワクに絶縁層42′の膜をはったドラ
ム状の構造を作る。
つぎに絶縁層42′上に金属層43を形成し円形ヒータ
ー47.ガス検知用リード48.各電極498〜49h
のバタン形成を行なう。最後にガス検知用半導体層46
をコーティングして完成する。
第26図では円形ヒーター47とガス検知用り一ド48
はそれぞれ2本ずつであるが、温度分布が均一であれば
何本でも可能である。第27図に示されるドラム状の構
造は、ヒーター47の熱膨張により絶縁層・42′に与
えるひずみや、外部からの振動による破壊に対して非常
に強度があり、信頼性と寿命の向上という点で有効であ
る。
効  果 本発明のガス検出装置は多層膜構造のため公知の半導体
技術やフォトリソグラフィ技術、薄膜形成技術を利用し
て微細化することが容易であり、その結果ヒーターの熱
容量を小さくする事ができる。又、加熱部と支持体が非
接触であるため熱伝導による熱拡散が少なくなってヒー
ターの効率が向上すると共に熱平衡に達する時間が短縮
゛する。
以上の結果、ガス検出装置の消費電力は著しく減少し、
且つパルス駆動に適するようになるため、従来のAC1
00V駆動のガス警報器に比べてはるかにセットフリー
な乾電池駆動のガス警報器を供給することが可能になる
。また、同一金属層にヒーターとガス検知用リードを形
成するため製造工程は単f1i簡素であり、信頼性の向
上と開度時の低コスI・化に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のガス検出装置を使用したガス検出器の
概略図、第2図は第1図のI−I線による断面図、第3
図は動作原理を説明するための概略図、第4図は駆動方
法を示すブロック図である。 第5(a)、(b)図は第4図における実験データのグ
ラフ図、第6図は第3図の中央部の拡大図である。第7
図、第9図、第10図、第12図。 第13図、第14図は本発明のガス検出装置10の製造
工程を示す各断面図、第8図と第11図は製造工程中使
用されるフォトマスクパタンの概略図である。第15図
は本発明の他の実施例を示す概略図、第16図と第17
図は夫々第15図のIV−■線とIV’−IV’線によ
る断面図、第18図乃至第21図はその製造工程を示す
各断面図、第22図と第23図は製造工程中使用するフ
ォトマスクパタンを示す各概略図である。第24図と第
25図は、第15図により概略が示される実施例に関す
る参考例の平面図と断面図である。第26図は、本発明
のガス検出装置の、更に別の実施例を示す概略図であり
、第27図は第26図の断面図である。 (符号の説明) 1: 基板    2: 絶縁層 3: 金属層   4: レジスト層 5: バンブ   6: ガス検知用半導体層7.9:
  ヒーター  8: ガス検知用1ノー1ニアa、7
d、9c、9f :  ヒーター電極8b、8e : 
 検出用電極 特許出願人    株式会社  リ  コ  −第11
ア1 0 、’、(: 2  (−4 ?−: 第3図 11・5(a)+ 、j          ;i’ヅ
5(b )i ”!第7:゛1 第8ji 2 12’ 第91! 第10図 りH゛;、  +  +  t  ・13 マ:イ′512図 2、′コ13自 zj5141」 L′シ151?1 一些 ;’ 16図 第18図 し・19図 第20図 第2114 第22図 第23図 5 / 第24図 塁9 9e 第251シ1 ス6 手続補正口 昭和58年 3月17日 特許庁長官  若 杉 和 夫  殿 1、事件の表示   昭和58年  特 許 願  第
 17381  号2、発明の名称   ガ ス 検 
出 装 置3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所  東京都大田区大森西1丁目9番17号名称  
  リ コ − 精 器 株式会社4、代理人 5、補正命令の日付   自  発 (符号の説明) 1: 基板    2: 絶縁層 3: 金属層   4: レジスト層 5: バンプ   6: ガス検知用半導体層1.9:
  ヒーター  8: ガス検知用リード7a、7d、
9c、9f  :  ヒーター電極8b、8e :  
検出用電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板、前記基板上に設けられ空中に張出した張出部
    を形成した絶縁層、前記張出部上に互いに離隔して並設
    された少くとも1対の導電層、前記導電層間に接触して
    形成されたガス感応物質層とを有し、前記ガス感応物質
    層がガスと接触反応することによりその抵抗値変化とし
    てガス検出を行なうことを特徴とするガス検出装置。 2、上記第1項において、前記張出部が架橋構造を有す
    ることを特徴とするガス検出装置。 3、上記第1項において、前記張出部が片持梁構造を有
    することを特徴とするガス検出装置。 4、上記第1項及び第3項の何れか1項において、前記
    ガス感応物質層を金属酸化物半導体で形成したことを特
    徴とするガス検出装置。
JP1738183A 1983-02-07 1983-02-07 ガス検出装置 Granted JPS59143946A (ja)

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US06/577,858 US4580439A (en) 1983-02-07 1984-02-07 Low power gas detector
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