JPS59143816A - 払出し、搬送系路における粉粒体の付着固結防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば、石炭など水に濡れてもよい粉粒体を
扱うサイロなどの貯槽設備、微粉炭焚きボイラ設備など
の払出し、搬送系路における粉粒体の付着固結防止方法
に関する。

従来、石炭などの水に濡れてもよい粉粒体を扱うサイロ
などの貯槽設備、微粉炭焚きボイラ設備などの粉粒体払
出し、搬送系路、例えば、ベルトコンベアにおいては、
リターン側にヌクレーノく−を取りつけて付着粉粒体を
かきとり、リターン側への粉粒体の付着固結を防止する
ようにしたものがあるが、何れにしても付着せる石炭な
どの粉粒体は、その乾燥とともに固結が発生し、スクレ
ーパーなどの手段では除去できない程に固結が成長し、
従って、定期的に人力によるかき落し、エアパージ、蒸
気パージなどの工夫がなされていた。

また、パケットエレベータのパケットの内外面。

サーキュラ−コンベアの内外面、ロータリープラウなど
然シである。このことは、石炭などの粉粒体を取扱う設
備において、全く余分な作業であり、多くの人的労力と
時間を必要とするが、この種の清掃作業を行わないと、
粉粒体の払出し、搬送作業に大きな悪影響を及ぼすもの
で、解決策が望まれていた。

本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、簡単
な而も合理的手段によって従来技術の問題点を解消した
もので、石炭など水濡れしてもよい粉粒体を取扱うサイ
ロなどの貯槽設備、微粉炭焚きボイラ設備などにおいて
、粉粒体の払出し。

搬送系路中の各種の機構９部材に付着せる粉粒体を定期
的に水洗し、水洗により回収された粉粒体を水と共に固
液分離装置に送って粉粒体と水とに１分離せしめ、粉粒
体はそのま＼回収し、−力水は再び水洗部位に循環使用
するか、あるいは放流させ、各種機構２部材に対する粉
粒体の付着固結を防止せしめ、粉粒体の払出し及び搬送
効率の向上、及び、各種機構２部羽のメンテナンスの向
上を計らんとするものである。

図面について、本発明の付着固結防止方法の実施例を説
明すると、４・６図に示すように、一般にサイロ設備な
どにおける粉粒体に関するベルトコンベア、パケットエ
レベータ、サーキュラ−コンベア、各種シートなどに付
着せる石炭などの粉粒体を水洗し、水洗された粉粒体と
水とを固液分離装置に送って粉粒体を回収し、一方分離
された水をポンプにて再び水洗部位に循環せしめるもの
である。この作業は運転中適宜時間をおいて行うか、あ
るいは、石炭などの粉粒体の払出し運転終了後行うもの
で、運転時期は状況において任意である。

このような趣旨に基き、図面について各洗浄部位につい
て具体的に説明する。

矛／図は、サイロなどの大型貯槽設備を示し、図中（１
）はサイロ本体、（２）はコーン、（３）はロータリー
プラウ、（４）はサーキュラ−コンベア、（５）は投入
コンベア、（６）は装入コンベアを示している。上記ロ
ータリープラウ（３）の上側には、洗浄水の放出ノズル
（７）を有する給水パイプ（８）を臨着せ、またこのロ
ータリープラウ（３）を介して放出ノズル（７）の下方
に回収容器（９）を配設する。そして、放出ノズル（７
）から吹出される洗浄水により、ロータリープラウ（３
）に付着せる粉粒体は水とともに回収容器（９）に回収
され、パイプラインα０）を介して矛５図に示す固液分
離装置（１１）に送られ、該装置において分離された粉
粒体（を矢印方向に回収せしめられ、一方分離された洗
浄水はポンプ０２）により上記給水パイプ（８）に循環
せしめられる。

また１７図及び矛３図に示すように、サーキュラ−コン
ベア（４）の払出し直後の部位に、該サーキュラ−コン
ベア（４）の内面清掃用のブラシなどのかき落し部材（
１３１を設け、このかき落し部材α３）の下手側上側に
洗浄水の放出ノズル（１４）を有する給水パイプαωを
臨ませ、更にこの部位の下側に回収容器（１６１を配設
し、放出ノズルα力から噴出される洗浄水によりサーキ
ュラ−コンベア（４）の内面及びかき落し部材（■３）
に付着せる粉粒体を水とともに回収容器（１６）に回収
し、パイプライン（１７）を介して牙５図に示す固液分
離装置αυに送υ、該装置において分離された粉粒体を
矢印方向に回収し、また分離された洗浄水はポンプαり
により上記給水パイプ０５）に循環する。

また１７図及び１２図に示すように、投入コンベア（５
）及び装入コンベア（６）のリターン側にそって放出ノ
ズルα８）を有する給水パイプ（１９）を配設し、該リ
ターン側に設けた案内ロール＋２０１部に上記放出ノ　
゛ズル（＋８）を向け、該案内ロール（２０）及びコン
ベア（５）。

（６）のリターン面を清掃する。また両コンベア（５）
。

（６）のリターン側の上手側に、コンベアに付着せる粉
粒体をかき落すスクレーパー（２Ｉ）を設け、放出ノズ
ルα８）からの放出水による洗浄効率の向上を計るもの
である。また１２図に示すように、コンベアの搬送側内
面にも放出ノズル（／ｇα）を有する給水パイプ（／９
α）を設けることもあシ、更にコンベアのりターン側下
手端にもスクレーバー（２／α）を設け、コンベア面の
付着水のかき落しを行うようにすることもある。

そして上記投入コンベア（５）及び装入コンベア（６）
に設けた給水パイプ（１９）、　　（／？α）の下側に
、夫々回収樋部材（２２１を設け、両コンベア（５）、
　’（６）を洗浄し、付着した粉粒体を含む水は、回収
樋部材（２２から）くイブライン゛（２３）を経て牙Ｓ
図に示す固液分離装置０υに送られ、該装置において分
離された粉粒体はこの装置の下部か″ら矢印方向に回収
せしめられ、一方分離された水は上記供給パイプｕ９１
．　　（／？ａ）に循環される。尚特に図示してないが
、この種サイロ設備における受入コンベア、中継コンベ
ア、払出しコンベア、配合槽への供給コンベアなどにも
上記と同様の放出ノズルを備えた給水パイプ及び回収樋
部材が設けられることは当然で、その構成は、１７図及
び牙コ図で示したものと同様である。牙／図の（２４）
はシュートで、該シュートにも、給水パイプ（’／ｉ）
の放出ノズル（／ｇｈ）が設けである。

、ｌ−ｉｔ図はパケットエレベータ（２５）を示し、　
（２６）はシュート部（コロα）を備えた投入ホッパー
、（潤はパケット（２８）から放出される粉粒体を投入
コンベアなどに移注するシュートであって、該シュー）
　（２７）及び上記シュート部（ムα）に、夫々給水パ
イプＩ２９）、（３０）に設けた放出ノズルＧυ、（３
りを臨ませ、連転時または運転終了時に放水してシュー
ト面を洗浄し、付着粉粒体を水とともにエレベータケー
ス（３３）の下底部に集め、これらをパイプライン（３
４）を介して牙５図に゛示す固液分離装置０υに送シ、
分離した粉粒体を矢印方向に回収するとともに、分離水
を上記給水パイプ翰、（至））に循環せしめる。また上
記エレベータケース（へ）には、図で示すような横向き
及び上向きなどの放出ノズルＧω、０６）を上記一方の
給水パイプ（２９）に設け、パケット（ハ）の内面及び
外周面に付着せる粉粒体を洗い流し、洗い流された粉粒
体を水とともにエレベータケース（２）の下底部に集め
、上記と同様に固液分離装置αυに送シ、粉粒体と水と
に分けて回収し、水を給水パイプに循環させるものであ
る。

尚上記固液分離装置αυは、例えば投入コンベア。

装入コンベアなどのベルトコンベア系毎に、またロータ
リーグラウ、サーキュラ′−コンベ乙材ットエレベータ
毎に設けてもよいし、または、各パイプラインを管寄せ
し、１個の大聖固液分離装置で処理してもよく、“本発
明はその何れかに特定されることはない。

また放水による上記各部の洗浄は、運転中連続的に行う
こと、運転中間歇的に行うこと、及び運転終了後法の運
転再開時までに行うなど任意であって、要は各機構及び
部材に、石炭などが付着固結することが防止されればよ
いのであって、洗浄運転は任意である。更に上記実施例
では、分離後の水は再循環されるよう説明したが、水源
が豊富な場合にはそのま＼放流してもよいので、実施例
のものに特定されるものではない。

このように本発明方法によれば、従来技術のように、石
炭などの固結し易い粉粒体の払出し機構。

搬送機構及びこれらに付属する各種の部材に、粉粒体を
付着固結させることがなく、定期的な水洗作用によシ固
結が合理的かつ容易に防止できる特長がある。加えて、
水洗さ′れた粉粒体は水とともに固液分離装置に送られ
、該装置において分離された粉粒体はそのま＼回収され
、一方分離した水は再循環利用しうる利点があシ、加え
て粉粒体の付着固結がないことから、粉粒体の払出し及
び搬送効率の向上、各種機構２部材のメンテナンスの向
上も計りうるなどきわめて有用な発明である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明方法を実施するに肖り使用する装置の実施例
を示し、牙／図は要部の一部切欠正面図。 第２図はベルトコンベア部の一部切欠正面図、第．３図
はサーキュラ−コンベアの洗浄部を示す要部・の斜視図
、矛ダ図はパケットエレベータの一部切欠正面図、牙５
図は固液分離装置部を示す正票図。 矛６図は洗浄水の循環を示す説明図である。 （１）・・・サイロ本体、（３）Φ・Φロータリープラ
ウ。 （４）・・・サーキュラ−コンベア、　（５＋・・・投
入コンベア、　（６）・・・装入コンベア、（７）・・
・放出ノズル、　（８）＃０給水パイプ、（９）・・−
回収容器、ａＯ）・・・パイプライン、（１１）・・Φ
固液分離装置部（１り・・・ポンプ、α３）・轡・かき
落し部材、（１４）・・・放出ノズル、α５）１１・・
給水パイプ、０６）・・・回収容器、　（１７）・・ｅ
パイプライン。 αＱ、（／ざα）＃　Ｃ／１ｂ）・・・放出ノンル、α
ｇＪ、（／？α）ｅ　（ｉｑｂ）０・給水パイプ、（イ
）・・譬案内ロール、（２υ、（２／α）・・・スクレ
ーパー、（２り・・・回収樋部材、　（２３）・・・パ
イプライン、’ＣＩ！４）・・・シュート、（ハ）・・
・パケットエレベータ、　（２６）Φ・−投入ホツバ−
、（２１，α）・・０シユー’）、０９７）・・・シュ
ート、（２８）・ｅ・パケット、（ハ）、媚・・φ給水
パイプ、Ｃ３υ、Ｏａ−・・放出ノズル、（至）・・轡
エレベータケース、（ロ）・・・パイプライン、（至）
、　（３６）拳・・放出ノズル。 特許「、Ｉ出願人　　川崎重工業株式会社第　２ 第３図 第４図 ４

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）石炭など濡れてもよい粉粒体をｉうサイロなどの
   貯槽設備、微粉炭焚きボイラ設備などにおいて、粉粒体
   の払出し、搬送系路中の各種機構２部材に付着せる粉粒
   体を、定期的に水に固液分離装置に送って粉粒体と水と
   に分離せしめ、粉粒体はそのま＼回収し、一方水は再び
   水洗部位に循環使用するか、あるいは放流させ、各種機
   構９部材に対する粉粒体の付着、固結を防止することを
   特徴とする払出し。 搬送系路における粉粒体の付着固結防止方法。
2. （２）石炭など濡れてもよい粉粒体を扱うサイロなどの
   貯槽設備、微粉炭焚きボイラ設備などにおいて、粉粒体
   の払出し、搬送系路中の各種機構１部材に付着せる粉粒
   体を、ブラシ。 スクレーパーなどのかり取り装置にて除去するとともに
   、定期的に水洗し、水洗により回収された粉粒体を水と
   共に固液分離装置に送って粉粒体と水とに分離せしめ、
   粉粒体はそのま＼回収し、一方水は再び水洗部位に循環
   使用するか、あるいは放流させ、各種機構。 部材に対する粉粒体の付着固結を防止することを特徴と
   する払出し、搬送系路における粉粒体の付着固結防止方
   法。