JPS5914353B2 - 点滴書字方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインクの点滴でプリント或は書字するための装
置に関する。

本発明は特に、インク供給源に接続された書字ヘツドが
インクの点滴を形成してそれをプリント目標に向けて出
射し、選択された点滴がプリント目標を打つとともに選
択されない点滴がインク供給源に戻されるようにした点
滴書字装置に関連する。この形式の点滴書字作用の間、
インクは２通りに減少する。第１は、インクがプリント
目標を打つので装置を離れるインク部分があることであ
る。第２は、空気に晒されて蒸発するインクの液体部分
があることである。蒸発は水ベースのインクよりも溶媒
ベースのインクの方が速い速度で起り、蒸発による損失
はインクがより多く再循環されるほど増大する。従来の
装置においては、インクの供給源はいわゆる調合インク
と呼ばれる特別に形式化されたインクを付加することに
よつて補給されていた。この形式化はプリントの性質に
依存している。もし、ある装置においてプリントに使用
されるインクの量に対してかなりの量のインクが再循環
され、そして他の装置においてはプリントに使用される
同じ所定の量に対してずつと少ない量のインクが再循環
されるならば、最初の装置に対する調合インクはより多
量の溶媒を与えられる。点滴書字装置に対する種々のタ
イプの応用に適切に合うように調合インクを形式化する
ことは困難であつた。

さらに、多くの形式化された調合インクをつくることは
金がか＼りかつ負担であつた〇結局、選択的に形式化さ
れた調合インクを使用することによつてインタ供給源を
補給するという従来のアプローチは十分満足できるもの
ではなかつた。何故ならば、もしプリントパターンが変
わつて調合インクが必要とされるものよりもより多くの
溶媒と少ない固体を含んでいたり或はその逆であつたり
して適切でないものになると、インク供給源の中のイン
クの構成が修正されて結果的には適切なプリント結果が
得られないからである。メークアツプ・インク補給装置
を用いているインク・出射装置は米国特許第３９３０２
５８号に示されている。本発明は、プリント目標を打つ
ために点滴書字装置を離れるインク量を合理的な正確さ
で決定し、そのようにして消費されたインクを装置に当
初に供給されたインクと同じ形式の付加的なインクによ
り補給する装置を含んでいる。

従つて、主インク供給源を維持するために特別に形式化
された調合インクを必要とすることなく、点滴書字装置
の作用と維持とが単純化される。本発明はとくに、それ
ぞれが知られたインク量をもつインクの点滴がプリント
目標に向けて出射され、帯電レベル制御手段がデータ信
号に応答してどの点滴がプリント目標を打ちまたどの点
滴が装置のインク供給源に戻されるべきかを選択するよ
うにして点滴の帯電レベルを制御する点滴書字装置に適
用できる。本発明による装置は主インク供給源に接続さ
れた補助インク供給源を含む。主インク供給源内のイン
クと同様な構成のインクの所定の流速を選択的に与える
好適な手段は、プリントに使用された主インク供給源の
インク部分を補給するためセツトされた期間の間周期的
に作用する弁装置である。弁装置はカウンタに応答する
タイマーによつて制御され、そのカウンタは点滴の帯電
レベル制御手段と関連せしめられてプリント目標に向け
られる点滴を代理する信号を監視するようになつている
。カウンタはプリント目標を打つために装置によつて消
費される点滴の所定数を代理するカウントを蓄積する。
この所定数の点滴はインクの或る量に対応する。タイマ
ーはカウントされた所定数の点滴によつて代理されるイ
ンク量を弁の流速により分割することによつて計算され
る予めセツトされた時間の間弁を開放状態に維持するよ
うにプログラミングされる。従つて、プリントに使用或
は消費されたインクは最初に点滴書字装置に供給された
インクと同じ構成のインクによつて補給される。

蒸発による溶媒の損失は或る量の溶媒を付加することに
よつて回復され、その溶媒の付加は付加されたインク量
に加えて装置内の重量バランス手段を平衡させるように
なつている。従つて、インク使用法の限界について考え
ることを削減させるだけではなく、本発明は特殊な調合
インクの形式化の必要をも除去する。本発明によれば、
装置内におけるインク量の維持は、主として特定のプリ
ントニーズにマツチするように開発された標準形式をも
つインクの供給により、またインク構成の維持は主とし
てその形式のインクに使用されている溶媒の供給を保持
させることにより行われる。図面を参照すると、第１図
は例示的な装置のインク処理部或は流体部分を示してお
り、第２図は本発明の便宜的な結果を得るための同じ装
置における電子制御部分を示している。

第１図を参照すると、そこにはコンベア１２により支持
された清涼飲料ガン上にデータコードをプリントするた
めのプリントヘツドアツセンブリ１０が示されており、
上記コンベアはプリントヘツドから出るインクの滴下速
度に関連した速度で駆動されるようになつている。

こ＼に示された形式のインク射出装置のための基本的な
原理は米国特許第３５９６２７５号に示されている。好
ましくは溶媒相と固体相とをもつインクは、主インク供
給タンク１６に接続された導管１５を介してプリント
ヘツド アツセンブリ１０に供給される。装置は液圧系
統にインクを戻す部分を含み、それはプリントに使用さ
れなかつた点滴を受けるためのとい１８とそのインクを
戻りタンク２１に運ぶための導管２０とを含む。タンク
２１からタンク１６へインクを送るために戻りタンクが
周期的に加圧下におかれるとき、戻りタンクとといとの
間の連通を選択的に閉止するためにインク戻り弁２２が
導管２０内に設けられている。インタ戻りタンク２１は
、通常導管２４を介して真空源（図示せず）に接続され
ている。一方主インク供給タンクは、導管２５を介して
圧力源（図示せず）に接続されている。タンク１６と２
１とはチエツク弁２８を有する導管２６によつて接続さ
れており、インク戻りタンク２１から主インク供給タン
ク１６へのインクの流れは許すがタンク１６からタンク
２１へのインクの逆流を阻止するようになつているｏ上
述したように、もし戻りタンク２１が圧力下におかれる
と、インクは導管２６とチエツク弁２８を介して主イン
ク供給タンク内に送り込まれる。図示の実施例で、プリ
ントに使用されたインクと蒸発により失われた溶媒の補
給は、供給タンク２９内の補助インクと供給タンク３０
内の溶媒とにより行われる。補助インク供給タンク２９
は、制限手段３１と弁３２とを介して装置のインク戻り
部に接続されており、制限手段３１と弁３２とは主イン
ク戻り導管２０に接続された導管３４の一部を形成して
いる。導管２０はプリント作用の間真空下にあるインク
戻りタンクに接続されているので、導管３４は補助イン
ク供給タンクに真空をかけて、後述するように弁３２が
開かれている間該補助インク供給タンクより計量された
インクを引き込む。溶媒供給タンクは、弁３６を有する
導管３５により同じ主インク戻り導管２０に接続されて
おり、弁３６は溶媒補給について後述するように制御に
応じて選択的に作動可能である。第１および第２図に関
連してプリントヘツドをより詳細に説明すれば、それは
本体４１を有するインク射出ノズル４０を含み、本体は
一端において供給導管１５に接続されており、他端には
正確に寸法づけられた孔４２を有し、該孔は本実施にお
いては宝石４４内に形成されている。

ノズル本体には圧電部材４５が取付けられており、該圧
電部材は公知の方法で電気的に付勢されて孔４２から圧
力下で射出する流体の流れの中に周期的な振動を引き起
して該流体を点滴４６に粉粋せしめる。点滴は近くの帯
電リング４８を通過するが、該帯電リングは各点滴に制
御された電荷を引き起すべく選択的に作動し得る。帯電
された点滴が帯電リングを離れた後に、それらは帯電プ
レート４９により形成される一定の静電領域を通して走
行し、それらの帯電レベルによつて偏向せしめられる。
第２図、そして特にインク射出プリント装置の電子制御
装置を参照すると、そこには文字発生器６０が示されて
おり、該文字発生器は部分的に出願人の会社が製造して
いる標準タイプのインク射出プリント装置、例えばモデ
ル９０００シリーズと同じである。文字発生器の作用に
ついて説明すると、それは親時計６１によつて制御され
、該親時計は装置の全体的な作用を６６キロヘルツに同
期させる。データソース６４はプリント表面上に描かれ
るべき特定の文字或は数字記号を表わすデータ情報を与
える。上述したように、インク射出ノズル４０は点滴４
６を帯電リング４８へ指向する。所定の電圧レベルをも
つた信号６２（第３図参照）が文字発生器６０より入力
を受けているチヤージ増巾器６３により帯電リングに与
えられる。電圧レベルは、所定の帯電レベルを各点滴に
与えるような値をもつべく各滴下期間中に選択され、こ
れによつて各点滴の帰着位置を制御する。電荷を有する
点滴は、偏向プレート４９により発生せしめられた一定
の大きさの静電領域によつてそれらのもつ帯電レベルに
応じて偏向せしめられる。点滴はプリント表面上の特定
の位置を打つように向けられるか、とい１８に入るよう
に向けられる。文字発生器を付勢するためデータ源６４
が設けられ、該データ源は７ビツトＡＳＣＩＩコードと
して例示的に示された出力６５をもつ。例えば第３図に
″Ｈ″として示されているように、プリントされるべき
各文字は７ビツトコードにより代理されてその信号は入
力レジスタ６６に受けられて蓄積される。入力レジスタ
は７本の平行なうインを介して一文字メモリ（Ｃｈａｒ
ａｃｔｅｒｆＯｎｔｍｅｍＯｒｙ）に７ビツトコード信
号を供給する。メモリ６８内の特定の情報装置は１０ビ
ツトコードにより番地付けが可能であり、このため付加
的な３ビツトコードが要求される。この付加的な信号の
特性は、例示的に示された装置が、第３図において文字
″Ｈ″により示されているように、文字をプリントする
ために５×７のマトリツクスを使用するということに注
目することによつて理解される。

各文字は５行或は５ストロークからなり、各行或はスト
ロークは７つの点滴高さをもつ。この場合には３ビツト
コード信号は、一つの文字の５ストロークの中どのスト
ロークがメモリから呼び出されるべきかを識別する〇こ
のようにして、７ビツトコードと３ビツトコードとの結
合が、いかなる文字のいかなるストロークについての情
報をもメモリに番地付けする。ストロークを示すための
３ビツトコードの発生について述べると、オシレータ６
９が設けられており、該オシレータは例示的にコンベア
１２として示されているようなプリント表面駆動機構に
接続されている。多くの異つたプリント目標駆動機構を
こ＼に示されたインタジェット装置と共に使用できるこ
とは当業者に理解されるであろう。オシレータ６９はプ
リント表面になされるプリントの各ストロークに対して
一つのパルスを与えるべく設計されている。オシレータ
からのストロークパルスは同期装置７０に送られ、該同
期装置は６６キロヘルツの周波数でマスタークロツク６
１よりパルスを受けとる。同期装置は、もし必要ならば
、外部オシレータからのストロークパルスのタイミング
を修正してそれらを６６キロヘルツのマスタークロツク
信号と同期せしめる。一連のストロークパルスはストロ
ークカウンタ７１に供給され、該ストロータカウンタは
本装置によつてプリントされるべき文字の各ストローク
を代理する位置をメモリ６８に番地付けするに必要な１
０ビツト信号を形成するために上記メモリ６８に供給さ
れる３ビツトストローク信号をつくり出す。一文字記憶
メモリ６８はチヤージメモリ７２の７つの入力ターミナ
ルに接続された７本の出力ラインをもつ。各ラインは７
つの高さの列の各々の特定番号の点滴に関連している情
報を運ぶ。すなわち、例示的に示されているように、第
２図の一番上のラインは１つのストロークの一番下すな
わち第１番目の点滴を特徴づけるための情報をつねに運
び、すぐ下のラインは次上のすなわち第２番目の点滴に
ついての情報をつねに運び、以下同様に各ラインは各列
の点滴に対する情報を運ぶ。もちろん、第１番目の点滴
がストロークの一番上にあるようにシーケンスを逆にす
べく装置を構成することもできる。７本のラインに同時
に現われる情報は文字マトリツクスをつくり上げる５つ
のストロークの一つを描く。

チヤージメモリ７２は全ての７本のラインからやつてく
る情報を同時に受けとる。

電気的な情報は一つのストロークに対する特定のパター
ンとして認識される。例えば、もし文字″Ｈ″がプリン
トされるべきでありかつ３ビツトコードが第１番目のス
トローク（こ対してプリントされるべきであると要求さ
れたならば、チヤージメモリは全ての７つの点滴がプリ
ント表面を打つように認識する。メモリにプログラミン
グされるものは、個々の点滴が選択されたストローク、
この場合には″Ｈ″の左側、を形成するためにプリント
表面を正確に打つことを保証するために、点滴への空気
力学的および電気的な相互作用力を補償するように互い
に対して関連せしめられた帯電レベルの一つのパターン
である。例えば、チヤージメモリ７２は″Ｅ〃の第１ス
トロークは″ＨＩの第１ストロークをプリントするため
のパターンと同じ帯電レベルのパターンによつてプリン
トされることを認識する。電荷は点滴に順次に与えられ
るので、チヤージメモリ７２内の帯電レベルの情報は順
次に供給されねばならない。

例えば、第１番目の点滴に対する電荷の情報が帯電リン
グ１６に最初に供給され、第２番目の点滴に対する電荷
の情報がすぐ後に供給され、このようにして１つのスト
ロークにおける７つの点滴の各々に対する帯電レベルが
帯電リングに供給される。順次に点滴の帯電レベル情報
をつくり出すために、点滴セレクタカウンタ７４がチヤ
ージメモリに３ビツトの信号を供給する。点滴セレクタ
カウンタは、実施例装置においては１／６６０００秒ご
とに３ビツト信号をつくり出し、もちろんそれはマスタ
ータロツタの周波数と同期している。点滴セレクタカウ
ンタ７４は７組の３ビツト信号をつくり出し、その各々
の組はそれぞれ一つのストロークの第１番目から第７番
目までの点滴の一つを代理している。チヤージメモリ７
２は５ビツトコードをつくり出し、それはデジタル対ア
ナログ変換器７５に送られる。変換器７５は、第３図に
おいて段７６により例示的に示されているように、特定
の帯電レベルをつくり、該帯電レベルは点滴を帯電させ
るために増巾器６３を介して帯電リング４８に供給され
る信号であり、これによつて各点滴を正しく指向させて
プリントされる文字の一つのストロークを形成すべくプ
リント表面上の領域を打つ。もちろん、点滴に与えられ
る帯電レベルは該点滴をとい１８に到着するようにする
ことができる。点滴セレクタカウンタ７４は、７組の３
ビツト信号をつくり出した後パルスを発生する。

ストロークカウンタ７１に与えられた上記パルスは該カ
ウンタを１カウント進めて他の３ビツト信号を生ぜしめ
、該３ビツト信号は上述したように入力レジスタ６６か
らの７ビツト信号と共働して一文字メモリから文字マト
リツクスの次のストロークに関する情報を読み出す。点
滴セレクタ７４はまたその時点で自身でりセツトし、他
の一連の７つの３ビツト信号のカウントを始める。スト
ロークカウンタ７１の出力は文字完成デコーダ７８によ
り監視され、該デコーダはストロークカウンタが５組の
３ビツト信号をつくり出した時に感知して、文字マトリ
ツクスがカバーされかつ文字をプリントするための全て
の情報が帯電リングに供給されたことを示す。文字完成
デコーダはデータ源６４にデータ要求信号を送り、プリ
ントされるべき次の文字を識別している他の７ビツトＡ
ＳＣＩＩコード信号の搬送を開始させる。文字マトリツ
クスは多くの他の形式をとることができ、例えば、１つ
のストロークに対し９つの点滴を有しかつ７ストローク
よりなる９Ｘ７マトリツクスが使用可能であることは当
業者に理解される。また、ＡＳＣＩＩ以外のコードも使
用できる。

これらのそして他の多くの変形は当業者に知られている
。本発明によれば、プリント表面を打つべく指向される
ように特徴づけられた点滴の数をカウントするために、
電子的な監視手段が文字発生器に接続されている。本実
施例においては、監視手段は点滴カウンタセレクタ８０
の形式をとつており、該セレクタは点滴をしてプリント
目標１１を打たしめる点滴帯電レベルが呼び出されたこ
とを示すために一文字メモリ６８からの出力を検出する
。点滴セレクタ７４は１／６６０００秒ごとに３ビツト
信号をつくり出す。該速さは点滴が形成される速さであ
る。上記信号は、７本のラインに同時に現われる点滴帯
電レベル情報を順次に呼び出すようにセレクタ８０の作
用を共働させるために、一組のライン７４ａ，７４ｂ，
７４ｃによつて点滴カウンタセレクタ８０に接続されて
いる。点滴カウンタセレクタ８０からの出力はライン８
０ａを介してカウンタ８１に供給され、該カウンタはプ
リント帯電レベルをもつことを検出された各点滴に対し
て１回カウントし、これによつてプリント目標に向けら
れた点滴の数の代理を与える。所定のカウントを達成し
た際にカウンタ８１はプログラム可能なタイマー８２に
信号を送る。該タイマーは好ましくは、例えばソレノイ
ド（図示せず）を介して、弁３２を開閉すべく該弁３２
に接続されており、これによつて計量された量の新しい
インクがインク戻りタンク２１を経由して主インク供給
源１６内に流れ込むのを可能とする。タイマー８２は、
プリント表面への蓄積によつて消費された所定数の点滴
内に含まれるインク量を補給するのに十分な予めセツト
された時間の間、弁を開放状態に維持する。本発明は、
各点滴がほマ同量のインクをもつイックジェット装置に
使用するに好適である。

本発明の好適な実施例においては、インクの点滴のカウ
ントと補給インクが主インク供給源へ流れ込む時間の長
さとの間に次のような関係が存在する。ＮＸＸ時間 Ｙ 時間：プログラム可能なタイマー８２により弁３２が開
放状態に維持される分数ｎ：カウントされた点滴の数 Ｘ：点滴当りのインクのミリリツトル Ｙ：補給インク装置がインクをして主インク供給源へ流
れるのを許す１分間当りのミリリツトル表示における流
速 一実施例における各点滴のインク量即ち容量Ｘは、１．
０×１０−６ｍ１と計算された。

点滴の間の距離λは、当業者に周知のようにノズルオリ
フイス４２からインクを吐出している圧力源によつて与
えられる圧力レベルから設定されるように０．０３１７
５センチメートルであつた。ノズルの孔又はオリフイス
の直径は６３ミクロンであつた。公知のように、概ね円
筒状のインクのセグメントがひき離されて点滴を形成す
る。円筒状のセグメントは孔４２を介してノズルから突
出する。このようにして、円筒体の容積は周知の円筒体
の容積の公式：πＸ半径×長さを使用することによつて
許容できる程度の正確さまで近似させることができる。
円筒体の半径は３１．５ミクロン（オリフイス直径の１
／２）、円筒体の長さλは０．０３１７５センチメート
ルであつた。それ故、インクの円筒体セグメントの容積
は１，０×１０−６ｍ１弱と計算された。このような点
滴が１００万個あると１ミリリツトルのインクを形成す
る。本発明の前述の具体例では、カウンタ８１は５ミリ
リツトルのインクを形成する５００万個の点滴（上記公
式中のｎ）のカウントに応答するようにセツトされ、そ
のような点滴の数をカウントした際にカウンタにより信
号がタイマー８２に送られるようにされた。制限手段３
１は１０インチＨｇの真空度で５ｍ１／分（上記公式中
のＹ）の流速であつた。それ故、プログラミング可能な
タイマー８２は弁３２を１ ！分間開放状態に維持する
ことによつてカウンタ８１からの信号に応答するように
セツトされ、これにより５ミリリツトルのインクが補助
インク供給源から主インク供給源に流れるようにされた
。主インタ供給源内へ計量される補給インタの量は、当
業者に知られているように、流速コントロールとぱ異つ
た他の手段によつても与えられる。例えば、補助インク
の供給源はｎ個の点滴に含まれる量と等しい量のインク
を保持するワンシヨツト容器を有していて、カウンタ８
１から要求されｊた際にインクを主供給源内に排出する
ようにすることができる。主インタ装置内にあるべき溶
媒レベルを維持するために、本発明は一例として米国特
許第３９３０２５８号に示されたような計量手段或はス
ケール装置を使用することを意図している。

すなわち、スケール装置は点滴カウンタにより示される
量のインタを補助タンク２９から主インク供給タンクに
供給した後、タンク１６とタンク２１の加重重量を計量
し、該加重重量が所定のレベルにあるか否かを調べる。
所定レベル以下の加重重量の不足は蒸発によるインク中
の溶媒の損失を示し、このとき制御手段８４が弁３６を
開き、これにより溶媒供給タンク３０から主インク供給
タンクに溶媒が補給され、スケール装置が所定レベルに
到達すると制御手段８４により弁３６が閉じられる。こ
れにより蒸発により失われた溶媒を補給する。本発明装
置が１つ以上のプリントヘツドを監視するのを可能とす
るために、多重器（Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘｅｒ）８４が例
示されている。

本実施例において、多重器８５はシフトレジスタ８６を
含み、該レジスタは６６キロヘルツのマスタークロツク
の信号と２．１１２メガヘルツの多重信号（Ｍｕｌｔｉ
ｐｌｅｘｉｎｇｓｉｇｎａｌ）を受けとる。多重信号は
クロツクと同期化されて各クロツク信号の間に６パルス
を発生し、これらのパルスはそれぞれ例示的に示された
６ヘツドプリンタの６つのヘツドの各々の点滴カウンタ
データセレタタを読み出すように指向される。このよう
にして、１／６６０００秒ごとの或る時点においてパル
スが６つの点滴カウンタデータセレクタの各々の状態を
読み出す。そのように走査作用を時間合わせすることに
よつて、各滴下期間の間に点滴を特徴づけ従つてそれら
の点滴がプリント目標を打つように予定された装置内に
おける全ての点滴帯電レベル制御信号の存在が決定でき
る。これは、点滴が１／６６０００秒ごとに１つの割合
でつくられ、そして各点滴の流れが１／６６０００秒ご
とにチエツクされるから可能である。前述のことから明
らかなように、本発明はプリント表面を打つように約束
された点滴を識別するためイックジェットプリント装置
においてインク点滴を特徴づける信号を使用している。

それ故、こ＼では電気的に帯電して特徴づける方法が示
されているが、磁気による特徴づけのように他の手段を
も使用することができ、この場合でも本発明の内容はプ
リント点滴をカウントしかつそのようにして消費された
インクを補給するために有効に利用できる。また、実施
例は文字或は数字記号のプリントを示しているが、本発
明は他の形式のプリントが使用されかつ同様に選択され
た点滴がプリント目標上に蓄積されることによつて消費
され、一方他の点滴が循環されてインク供給源或は供給
槽に戻されるような場合にも利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による点滴書字装置のインク処理部を線
図的に現わした図、第２図は同点滴書字装置の電気制御
部を線図的に示す図、第３図は文字をつくるために例示
的に点滴のコントロールと位置決め技術とを線図的に示
す図である。 １１・・・・・・プリント目標、１６・・・・・・主イ
ンク供給源、２９・・・・・・補助インク供給源、３２
・・・・・・弁、４０・・・・・・プリントヘツド、４
２・・・・・・オリフイス、４６・・・・・・点滴、６
０・・・・・・文字発生器、８０・・・・・・点滴カウ
ンタセレクタ、８１・・・・・・カウンタ、８５・・・
・・・多重器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 主インク供給源と、補助インク供給源と、インク溶
   媒供給源とを備え、既知のインク量をもつインク点滴の
   流れがプリント目標へ向け射出され、前記点滴のあるも
   のはプリント目標を打つべく選択されかつ残りの点滴は
   インク供給源へ戻され、前記インクが溶媒相と固体相と
   を有する点滴書字方法において、インク供給の維持が、
   （ａ）プリント目標を打つべく指向された点滴のみがカ
   ウントされ、（ｂ）所定量のインクが点滴書字システム
   により消費されたことを示すために前記プリント目標を
   打つ点滴の所定数がカウントされた時点を検出し、（ｃ
   ）前記所定量のインクに等しいインク量を前記補助イン
   ク供給源から主インク供給源へ搬送することによつて行
   われ、該補助インク供給源内のインクの構成が主インク
   供給源内のインクの構成と実質的に等しいことを特徴と
   する点滴書字方法。 ２ 主インク供給源と、主インク供給源内のインク構成
   と実質的に等しい構成のインクを有する補助インク供給
   源と、インク溶媒供給源とを備え、既知のインク量をも
   つインク点滴の流れがプリント目標へ向け射出され、前
   記点滴のあるものはプリント目標を打つべく選択されか
   つ残りの点滴はインク供給源へ戻され、前記インクが溶
   媒相と固体相とを有する点滴書字方法において、インク
   供給の維持が、（ａ）プリント目標を打つべく指向され
   た点滴のみがカウントされ、（ｂ）所定量のインクが点
   滴書字システムにより消費されたことを示すために前記
   プリント目標を打つ点滴の所定数がカウントされた時点
   を検出し、（ｃ）前記所定量のインクに等しいインク量
   を前記補助インク供給源から主インク供給源へ搬送する
   ことによつて行われ、さらにインクの全枯渇量を検出す
   る段階を含み、該段階が、（ｄ）前記所定数の点滴をカ
   ウントして、（ｅ）前記インクの全枯渇量と前記プリン
   ト目標に指向された点滴により消費された前記インクの
   所定量との差に等しい量の溶媒を主インク供給源に付加
   するようにしたことを特徴とする点滴書字方法。 ３ プリント目標に向けてインク点滴が射出され、イン
   ク供給源として主インク供給源を有し、インク点滴のあ
   るものはプリント目標を打つように選ばれるが残りのイ
   ンク点滴はインク貯槽に戻されるようにした点滴書字装
   置において、主インク供給源からインクを受け取るべく
   接続され、かつプリント目標に向けて既知のインク量の
   インク点滴を形成および射出するために所定の断面積の
   オリフィスを有するプリントヘッドと；前記インク点滴
   のあるものをプリント目標を打つべく選択するために該
   インク点滴を記号化する手段と；補助インクの供給源と
   ；所定量のインクを構成している或る数の点滴がプリン
   ト目標を打つべく選択されたことを示すカウント信号を
   つくるために前記記号化手段に応答するカウント装置と
   ；前記所定量のインクにほゞ等しいインク量を前記補助
   インク供給源から主インク供給源へ指向するため前記カ
   ウント信号に応答する流量制御手段とを備えている点滴
   書字装置。 ４ 前記点滴を記号化する手段が点滴の帯電レベルをコ
   ントロールし、かつデータ信号源と複数の点滴帯電レベ
   ル信号をつくり出すために該データ信号に応答する文字
   発生器とを含んでおり、前記信号の或るものはプリント
   目標を打つべく選択された点滴を代理しており、さらに
   前記カウント装置はプリント目標を打つ所定数の点滴の
   選択を示している前記信号をつくり出すために前記文字
   発生器の帯電レベル信号に応答するようになつているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第３項による点滴書字装
   置。 ５ 前記流量制御手段が計量されたインク量を前記補助
   インク供給源から主インク供給源に注入する手段を含ん
   でいる特許請求の範囲第３項による点滴書字装置。 ６ 前記インク点滴はほゞ一定量のＸミリリットルのイ
   ンクを有し、前記流量制御手段は前記補助インク供給源
   と主インク供給源とを接続する弁手段を含み、該弁手段
   は１秒間当り一定量のＹミリリットルの割合でインクが
   インク貯槽に流れ込むのを可能とすべく作動可能であり
   、さらに前記カウント信号に応答して前記弁手段を作動
   せしめる弁作動手段を含んでおり、該弁作動手段はプリ
   ントに消費されたインクを補給するため所定の時間の間
   インクが主インク供給源に流れ込むのを可能とし、該所
   定の時間が前記所定数の消費された点滴の数と前記Ｘミ
   リリットルとの積を前記１秒間当りの流量Ｙミリリット
   ルで除した値に等しいことを特徴とする特許請求の範囲
   第３項による点滴書字装置７ 前記点滴を記号化する手
   段が点滴の帯電レベルをコントロールし、かつデータ信
   号源と複数の点滴帯電レベル信号をつくり出すため前記
   データ信号に応答する文字発生器を含んでおり、前記信
   号の或るものはプリント目標を打つべく選択された点滴
   を代理しており、さらに前記カウント装置がプリント目
   標を打つ所定数の点滴の選択を示している前記信号をつ
   くり出すために前記文字発生器の帯電レベル信号に応答
   するようになつていることを特徴とする特許請求の範囲
   第６項による点滴書字装置。 ８ 前記弁作動手段が前記弁手段を所定の時間の間開放
   するために前記カウント装置の信号に応答するタイマー
   を含んでいる特許請求の範囲第７項による点滴書字装置
   。 ９ 前記１秒間当りＹミリリットルの所定流速をつくる
   ために前記弁手段との流体通路内に制限手段が設けられ
   ている特許請求の範囲第８項による点滴書字装置。