JPS59140231A - 貫通孔を有する樹脂成形品の塗装乾燥方法 - Google Patents

貫通孔を有する樹脂成形品の塗装乾燥方法

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Publication number
JPS59140231A
JPS59140231A JP17928782A JP17928782A JPS59140231A JP S59140231 A JPS59140231 A JP S59140231A JP 17928782 A JP17928782 A JP 17928782A JP 17928782 A JP17928782 A JP 17928782A JP S59140231 A JPS59140231 A JP S59140231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
resin molded
drying
molded product
drying oven
Prior art date
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Pending
Application number
JP17928782A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kobayashi
孝一 小林
Takanobu Mori
貴宣 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP17928782A priority Critical patent/JPS59140231A/ja
Publication of JPS59140231A publication Critical patent/JPS59140231A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、貫通孔を有する樹脂成形品の塗装乾燥方法に
関するものである。
従来、貫通孔を有する樹脂成形品又は樹脂成形品同志の
接合により貫通孔が形成された樹脂成形品を塗装した後
、その樹脂成形品を乾燥する場合、樹脂成形品を搬送具
に載置して塗装乾燥炉に搬送せしめて乾燥している。そ
してその際の乾燥条件としては、樹脂の熱伝導性が低く
、貫通孔内部の空気が断熱層となって貫通孔部の樹脂表
面の昇温を妨げることを考處に入れ、高温で、かつ長時
間の乾燥を行っている。
このため、貫通孔部と貫通孔以外の一般の板形状部の昇
温速度に大きな差が生じ、貫通孔部と他の板形状部の塗
装仕上がり外観に差を生じたりする。また高温で、かつ
長時間の乾燥のために、昇温の早い一般の板形状部の塗
膜がオーバーベークとなり塗膜の劣化、黄変、急昇温に
よるワキの原因となっていた。
本発明は、上記のような欠点を解消するためになされた
もので、その目的は樹脂成形品の貫通孔部とその他の板
形状部の昇温速度差を小さくせしめて塗装後の乾燥時間
を短縮すると共に板形状部の塗装欠陥の発生を防止する
ことができる塗装乾燥方法を提供することにある。
本発明の要旨は、貫通孔を有する樹脂成形品を塗装した
後、該樹脂成形品に形成された塗膜を乾燥する方法にお
いて、前記樹脂成形品を乾燥炉内に搬入し、該樹脂成形
品の貫通孔の内部に乾燥炉内の高温空気を強制的に供給
するようにしたことを特徴としたものであり、樹脂成形
品の貫通孔の内部に強制的に高温空気を送排気させるこ
とにより、貫通孔の内部の断熱作用をなくすと共に熱伝
導性の悪い樹脂成形品の昇温のための熱量を確保するよ
うにしたものである。
以下、本発明の塗装乾燥方法を図面に従って説明する。
図面は本発明の塗装乾燥方法を実施するために使用する
乾燥装置を示す。図において、1はチェーンコンベヤー
であって、このチェーンコンベヤー1の両側には該チェ
ーンコンベヤー1と平行にレール2が敷設されている。
そしてこのレール2の上には車輪3が取付けられている
台車4が配設されており、この台車4はチェーンコンベ
ヤー1に設けられているドグ5に係合して塗装乾燥炉6
に搬入されるよう構成されている。また台車4の上には
被乾燥物である樹脂成形品7が載置されており、この樹
脂成形品7はU字状に形成されている。そしてこの樹脂
成形品7は上方のコーナ一部に貫通孔8が形成され、し
かも該貫通孔8の一方には接続口12aが設けられてい
ると共に他方には排出口12bが設けられている。さら
に台車4の枠体9上には通気装置10が設けられており
、この通気装置10には樹脂成形品7の接続口12aに
連結するためのパイプ11が設けられている。そしてこ
の通気装置10は塗装乾燥炉6内の高温空気を吸引し、
パイプ11を通して樹脂成形品7の貫通孔8の内部に供
給せしめるようになっている。
上記のように構成された装置において、前工程で貫通孔
8部の表面及び板形状部I3の全体に塗料の形成された
樹脂成形品7は台車4に載置され、通気装置10に設け
られているパイプ11を樹脂成形品7の貫通孔8の一方
に設けられている接続口12aに接続して塗装乾燥炉6
に搬入する。塗装乾燥炉6は所定の温度に保たれており
、樹脂成形品7が搬入されると同時に通気装置10が作
動して塗装乾燥炉6の高温空気を吸気し、パイプ11を
通して樹脂成形品7の貫通孔8の内部に供給される。貫
通孔8の内部に供給された高温空気は通気装置10の送
気圧力により貫通孔8の内部を矢印方向に順次通過して
他方に設けられている排出D12bから排出される。こ
のように、貫通孔8の内部への高温空気の通気を所定時
間実施することにより、樹脂成形品7の貫通孔8部の表
面に形成された塗膜及び−殻板形状部13に形成されて
いる塗膜が乾燥される。塗膜の乾燥された樹脂成形品7
はチェーンコンベヤー1の作動によって塗装乾燥炉6か
ら搬出されると共に接続口12aに接続されているパイ
プ11が外され次の工程に搬送される。
以下、本発明の塗装乾燥方法を実施例によって具体的に
説明する。
実施例 ガラス繊維強化ポリエステル樹脂によって図面に示すよ
うな樹脂成形品を作成した。その大きさは長さ1m、幅
1m、高さ0.5mであり、上方のコーナ一部に貫通孔
を有しているとともにその端面に20φの接続口と排出
口が形成されている。そしてこの樹脂成形品の表面全体
にアクリルエポキシ系プライマー塗料を乾燥膜厚で30
μmになるようにエアスプレー塗装をした。次に樹脂成
形品の端面に形成されている20φの接続口に通気装置
であるブロワ−の噴出口を挿入し、これを140°Cに
温度設定されている塗装乾燥炉内に搬入すると同時にブ
ロワ−を作動させ、貫通孔の内部に塗装乾燥炉内の高温
空気(140°C)を供給しつつ10分間乾燥した。塗
膜の乾燥後、樹脂成形品を塗装乾燥炉から用出し、接続
口からブロワ−の噴出口を外して放冷した。
放冷された樹脂成形品の表面に、更にメラミンアルキッ
ド系上塗赤色ソリッド塗料を乾燥膜厚で30μmになる
ようにエアスプレー塗装をした。次に樹脂成形品の端面
に形成されている20φの接続口にブロワ−の噴出口を
挿入し、これを150℃に温度設定された塗装乾燥炉内
に搬入すると同時にブロワ−を作動させ、貫通孔の内部
に塗装乾燥炉内の高温空気(150℃)を供給しつつ3
0分間乾燥して上塗赤色ソリッド塗料の形成された樹脂
成形品を得た。
比較例 1 実施例1と同様な樹脂成形品の表面全体にアクリルエボ
キシ系プライマー塗料を乾燥111JIIで30μmと
なるようにエアスプレー塗装した。その後140℃に温
度設定された塗装乾燥炉に搬入して10分間乾燥した。
更にこの樹脂成形品の表面にメラミンアルキッド系上塗
赤色ソリッド塗料を乾燥膜厚で30μmになるよ°)に
エアスプレー塗装した・その後150℃に温度設定され
た塗装乾燥炉に搬入して30分間乾燥して上塗赤色ソリ
ッド塗料の形成された樹脂成形品を得た。
比較例 2 実施例1と同様な樹脂成形品の表面全体にアクリルエポ
キシ系プライマー塗料を乾燥膜厚で30μmとなるよう
にエアスプレー塗装した。その後140℃に温度設定さ
れた塗装乾燥炉に搬入して20分間乾燥した。更にこの
樹脂成形品の表面にメラミンアルキッド系上塗赤色ソリ
ッド塗料を乾燥膜厚で30μmになるようにエアスプレ
ー塗装した。その後160℃に温度設定された塗装乾燥
炉に搬入して40分間乾燥して上塗赤色ソリッド塗料の
形成された樹脂成形品を得た。
上記実施例及び比較例1.2で得られた樹脂成形品の一
般の板形状部及び貫・通孔部の表面について、塗装仕」
−かり外観、耐候性及び付着性を調査したので、その結
果を第1表に示す。
注1:仕上がり外観 自然光下での目視観察。
注2:耐候性 スガ試験機社製すンシャインウェザオ メーターを使用しこ。
注3=付着性 40°Cの純水に10日間浸漬後、2關角のゴバン目を
100個形成し、そのゴバン目にセロテープを貼着した
後、該セロ テープを急激に剥離した。
上記調査結果から明らかなように、比較例1.2のよう
な通常の乾燥方法を用いると一般の板形状部と貫通孔部
で昇温速度差力(大きくなり、両部での塗料中の溶剤蒸
発速度及び塗膜硬化速度に差を生じ、塗装仕上がり外観
も異なってくる。これに対し実施例の乾燥方法では貫通
孔の内部に塗装乾燥炉内の高温空気が強制的に供給され
るため一般の板形状部と貫通孔部の昇温速度差が小さく
なり、それにともなってオーバーベークを防止すること
ができると共に両部での塗装仕上がり外観の差を無くす
ることができる効果がある。
また、塗膜性能(耐候性、付着性)の点では、比較例1
.2のような通常の乾燥方法を用いると、比較例1では
昇温速度の遅い貫通孔部の塗膜硬化が不十分で耐候性が
悪くなり、比較例2では昇温速度の早い一般の板形状部
の塗膜がオーバーベークとなって付着性が悪くなる。一
方実施例では一般の板形状部と貫通孔部の昇温速度差を
小さくすることができるため、両部での塗膜性能を良好
とすることかできる効果を有する。
更に、実施例では比較例2に比べ、乾燥時間の短縮及び
乾燥温度を低く設定することがてきるので、設備段′R
額の低減ができると共にエネルギーコストを低減するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の塗装乾燥方法を実施するために使用する
乾燥装置の斜視図である。 1−−−−−チェーンコンベヤー 2−−−−−−レール 4−一−−〜一台車 6−・−・塗装乾燥炉 ’1−−−−・樹脂成形品 10−−−−一通気装置 11−−−−−−パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 貫蓬孔を有す名樹脂成形品を塗装した後、該樹脂成形品
    に形成された塗膜を乾燥する方法において、前記樹脂成
    形品を乾燥炉内に搬入し、該樹脂成形品の貫通孔の内部
    に乾燥炉内の高温空気を強制的に供給するようにしたこ
    とを特徴とする貫通孔を有する樹脂成形品の塗装乾燥方
    法。
JP17928782A 1982-10-12 1982-10-12 貫通孔を有する樹脂成形品の塗装乾燥方法 Pending JPS59140231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17928782A JPS59140231A (ja) 1982-10-12 1982-10-12 貫通孔を有する樹脂成形品の塗装乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17928782A JPS59140231A (ja) 1982-10-12 1982-10-12 貫通孔を有する樹脂成形品の塗装乾燥方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59140231A true JPS59140231A (ja) 1984-08-11

Family

ID=16063188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17928782A Pending JPS59140231A (ja) 1982-10-12 1982-10-12 貫通孔を有する樹脂成形品の塗装乾燥方法

Country Status (1)

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JP (1) JPS59140231A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106144457A (zh) * 2016-08-15 2016-11-23 海宁兄弟家具有限公司 一种家具烤漆过程中的输送轨道装置

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