JPS5913950Y2 - セントラルクリ−ナ用差込口装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は家屋内の床あるいは壁面等の適当な所に設けら
れるセントラルクリーナ用差込口装置に関するもので、
覆い板に設けた吸込口の位置を可変自在にすることを目
的としたものである。

一般にセントラルクリーナ用差込口は家屋内各部屋の床
あるいは壁面に取付けられ、家屋適所に配置したセント
ラルクリーナ本体に接続しである。

そしてこのセントラルクリーナ用差込口の一つに吸込具
を接続すればセントラルクリーナ本体が動作してそれの
吸引力が働き掃除ができるようになっている。

また不使用中は覆い板に設けた蓋によって吸込口が閉塞
され見栄えの良いものとなるようにしである。

以上のようなセントラルクリーナ用差込口は前述した如
く各部屋の床あるいは壁面等に取付けられるものである
が、この差込口の使用に適した位置と、配管工事に適し
た位置とは必ずしも一致せず、特に配管内に長物塵埃等
が直接入らないよう差込口部で通路を曲げである場合に
は床あるいは壁面裏の根太との関係で床あるいは壁面の
表側に取付ける覆い板を最適位置に設けることができず
、使い勝手が悪くなったり、床あるいは壁面の模様と一
致せずに見栄えが悪くなる問題があった。

本考案はこのような従来の欠点を解消したもので、以下
その一実施例を図面に従って説明する。

まず第１図によってセントラルクリーナ装置の概要を説
明すると、１はセントラルクリーナ装置のクリーナ本体
、２はこのクリーナ本体１より導出した吸込管で、家屋
内の床あるいは壁裏面を通して各部屋へと配管しである
。

３は各部屋において前記吸込管２と接続した差込口で、
第３図に示すように床面４ （これは床面に限られるも
のではなく壁面であってもよく、以後基板と称する）に
開口５を設け、この間口５に埋設することによって設置
してあり、以下その構成を第２〜５図を用いて説明する
。

第２図〜第５図において、６は略箱状に形成した継管保
持体で、その底壁部にはクリーナ本体１からの吸込管２
に接続する継管８が一体形成してあり、その外側立上り
壁の上端に形成したフランジ部９を根太１０に取付けて
基板裏面に固定しである。

１１はこの継管保持体６の外側立上り壁内面に形威した
放射状のリブで、相対向する位置に形成しである。

１２はこのリブ１１と対向する如く前記継管保持体６の
上面に取付けた補助板で、略中央部に比較的大きな開口
１３が形威しである。

１４はこの補助板１２とリブ１１との間に嵌合させたド
ーナツ状の摺動板で、横方向にスライド自在としである
。

なお上記補助板１２とリブ１１はこの摺動板１４を挾持
する挟持体の役目を果し、以後これらを挟持片と称する
。

１５は上記継管保持体６の継管８に吸込口筒１６を嵌合
させた覆い板で、基板４の表面側に覆設して前記継管保
持体６の摺動板１４に連結してあり、１７はその連結用
のビスである。

この覆い板１５は上記ビス１７を締め付けることによっ
て基板表面に圧接され強固に固定されることになる。

また吸込口筒１６はその下端部にヒレ１８ ａを有する
パツキン１８を介して継管８に嵌合し、このパツキン１
８の弾性変形骨だけ継管８に対して横方向に移動できる
ようにしである。

そしてさらにこの移動を助けるために上記吸込口筒１６
の一部はゴム等の可撓性を有する蛇腹筒１６ ａで構成
しである。

なお図中１９は覆い板１５の吸込口筒１６を閉塞する蓋
板である。

上記構成において、この差込口装置ではビス１７をゆる
めると、覆い板１５を摺動板１４とともに第５図の想像
線で示す如く横方向に摺動させることができ、根太１０
との関係で継管保持体６を最適場所に設けられなくても
覆い板１５は最適場所に設けることができる。

この場合継管８に嵌合させた吸込口筒１６は蛇腹筒１６
の弾性変形によって無理なく摺動移動することになり問
題はない。

なお、この実施例のものでは摺動板１４を継管保持体６
の挾持片１１，１２に挾持させであるだけであるから覆
い板１５を回動させることもでき、上記横方向の摺動と
も合わせて如何なる位置へも固定することが可能となる
。

このように本考案によれば、覆い板を横方向に摺動させ
て最適場所に固定することができ、使い勝手の良いもの
とすることができるとともに外観も良好なものとするこ
とができる等、その実用的価値は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図はセントラルクリーナ装置の概略構成図、第２図
は本考案の一実施例における差込口装置を家屋壁面に配
置した時の斜視図、第３図はその断面図、第４図は同継
管保持体を示す斜視図、第５図は同平面図である。 １・・・クリーナ本体、２・・・吸込管、４・・・基板
、６・・・継管保持体、８・・・継管、１０・・・根太
、１１．１２・・・挾持片、１４・・・摺動板、１５・
・・覆い板、１６・・・吸込口筒、１８・・・パツキン
、１８ａ・・・ヒレ。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）開口を有する床面等の基板裏面の根太に取付けら
   れ、かつクリーナ本体からの吸込管と接続する継管を有
   した継管保持体と、前記開口と対向して基板表面に覆設
   され、かつ上記継管保持体の継管にパツキンを介して嵌
   合され、かつ一部に変位部を設けた吸込口筒を有する覆
   い板とを備え、上記継管保持体には相対向する挟持片を
   設けて摺動板を横方向に摺動自在に挟持させ、この継管
   保持体に挾持させた摺動板に前記覆い板を連結したセン
   トラルクリーナ用差込口装置。
2. （２）吸込口筒の変位部は可撓性を有する蛇腹筒で形成
   した実用新案登録請求の範囲第１項記載のセントラルク
   リーナ用差込口装置。