JPS591386Y2 - 剛性導体用傾斜v吊碍子装置 - Google Patents

剛性導体用傾斜v吊碍子装置

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Publication number
JPS591386Y2
JPS591386Y2 JP1978118705U JP11870578U JPS591386Y2 JP S591386 Y2 JPS591386 Y2 JP S591386Y2 JP 1978118705 U JP1978118705 U JP 1978118705U JP 11870578 U JP11870578 U JP 11870578U JP S591386 Y2 JPS591386 Y2 JP S591386Y2
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JP
Japan
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conductor
insulator
balance
yoke
suspended
Prior art date
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Application number
JP1978118705U
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English (en)
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JPS5535860U (ja
Inventor
忠男 松本
宏司 吉田
洋征 田代
康裕 中島
哲也 中山
克雄 織部
良和 長谷山
Original Assignee
東京電力株式会社
古河電気工業株式会社
日本碍子株式会社
旭可鍛鉄株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は剛性の大きい導体を4つの構造的に連らなった
碍子連で吊下げる傾斜V吊碍子装置に関するものである
例えば変電所、開閉所等においては、第1図および第2
図に示すように、門型鉄塔1を地盤2上に適当な間隔を
おいて植立し、剛性の高い導体、例えばアルミニウム合
金製パイプ母線3を門型鉄塔1内に碍子連4を介して門
型鉄塔1の水平部1aより吊下げる場合がある。
この場合第2図におけるA位置においては、線路方向よ
りみてV字形であり、線路と直角方向よりみて逆■字形
になる4つの碍子連4によって剛性導体3を吊下げ、B
位置においては、線路方向よりみてV字形であり、線路
と直角方向よりみて一方へ傾斜した2つの碍子連4によ
って剛性導体3を保持している。
この装置は、碍子連4を傾斜状に配設することによって
剛性導体3の吊止装置垂下長さを短縮する外、剛性導体
3の横揺動をV字形の碍子連で抑制すると共に、剛性導
体3の線路方向に作用する引張力又は圧縮力を、逆■字
形の何れが一方の碍子連4が緊張することで縦移動を抑
制するものである。
第3図はこのA位置における従来の傾斜■吊碍子装置を
示す斜視図である。
図中1aは門型鉄塔1の水平部材、3はこの水平部材1
aと直交する剛性導体、4は碍子連、5はUボルト、6
はUクレビス、7は長さ調整金具、8,9.10は連結
金具、11は剛性導体3に突設した連結片である。
ところが、このような従来の傾斜■吊碍子装置は碍子や
金具などの製作誤差などで、対向する碍子連相互に碍子
連反差が生じたり、V字状に開脚した碍子連の上端を連
結するための鉄塔取付金具である2個のUボルト5相互
間の距離が、距離測定誤差や鉄構の孔を穿設するときの
誤差などによって、正規の寸法よりも異なった寸法とな
ることもある。
さらに、変電所、開閉所等における前記門型鉄塔等の鉄
構設計においては平坦な所に設置することを前提として
設計し、実際に鉄構部材もそのように製作されているも
のの、実際の鉄構設置にあたっては多少の土地の整地勾
配や設置時における鉄構脚部の高低差が生じる結果、上
部水平鉄構が完全に水平にならないこともある。
このような状況下で碍子連を架設すれば、この碍子連に
よって支持される導体3の剛性が極めて大きく、かつ、
複数の畝溝1にわたって架設されるような長いものであ
るから、吊下点も複数となる。
そしてこの剛性導体3は変形しにくいためこれを吊下支
持するすべての碍子連4には当然大きな張力の不均衡が
生じてくる。
この碍子連4の張力の不均衡を除去するには、架設後長
さ調整金具7の長さを変化させることによって実質上無
視し得るまで小さくしていたが、この長さ調整金具7で
碍子連4の張力の不均衡を調整する場合、たとえば第2
図に示すように導体3の両端部位置B、Bでは調整する
部分が2ケ所であることからさほど問題はないが、導体
3の中間部位置A、Aでは、導体3が4つの碍子連4に
よって吊下されるため、この4つの碍子連4のうち1つ
の碍子連4の長さを変えると、それに伴って導体3が水
平、垂直および長手方向に変位し、他の3つの碍子連4
および他の鉄塔1の4つの碍子連4の張力に微妙な影響
を与えるため、この碍子連の張力調整作業は非常にむづ
かしく問題点が多かった。
本考案は、特に導体3の中間部位置Aにおける傾斜■吊
碍子装置の従来の欠点を解決するために考案したもので
、4つの碍子連を連動させることにより、架設時各碍子
連の張力を自然に均等にすると共に、難かしい調整作業
を不要として作業性を向上させ、架設後張力がバランス
した後にバランスヨークをロックすることにより、導体
を確実に固定すると共に、各部の振動を阻止して連結個
所の摩耗を少なくすることを目的とするものである。
以下本考案の実施例を第4図〜第9図により説明する。
図中第1図〜第3図と同一の符号は同一の部材を示す。
本考案においては第4図に示すように、門型鉄塔1の水
平部材1aの下面に適当な間隔をおいて2個の取付金具
12を固定し、この取付金具12に連結金具13をピン
14を介して水平部材1aの長手方向に回動自在に連結
し、二等辺三角形状の鉄塔側バランスヨーク15の頂部
をピン16を介して前記連結金具13の下端部に連結す
る。
また鉄塔側バランスヨーク15の両側端部にそれぞれ連
結金具17.18,19.20を介して碍子連4の上端
部を連結する。
他方■吊碍子連の下端部は導体の長さ方向に適当な間隔
をおいて開脚させて傾斜■吊碍子連を形成する。
このV吊碍子連4の下端部である剛性導体側に位置する
碍子連先端を導体側バランスヨーク21にピン22で連
結する。
図中23.24は導体側バランスヨーク21と碍子連4
との間に介挿した連結金具である。
また第6図に詳細に示すように、剛性導体3の各V吊碍
子連の連結位置に、それぞれ2個の吊耳25を突設し、
これら吊耳25とピン26により連結すると共に、前記
バランスヨーク21を嵌入するりレビス部27 aを有
する連結金具27と、バランスヨーク21の中間部を枢
軸28により回動自在に連結し、枢軸28を中心とする
所定の半径の円周29上に多数のビン孔30を所定のピ
ッチで連結金具27に配置すると共に、このピッチと異
なるピッチでバランスヨーク21の前記円周29上に多
数のビン孔31を配置し、これら両部材27.21のビ
ン孔30.31を貫通するロックピン32を設ける。
なお第4図中33、34はアークホーンで゛ある。
また第7図は連結金具27に設けるビン孔30を1個だ
けとしたものであり、これとは逆にビン孔31を1個だ
けとしてもよい。
さらに第8図および第9図は連結金具27のクレビス部
27 aの上端開口部を接続してストッパ一部27 b
を形成し、枢軸28が切断した場合等にバランスヨーク
21が抜は出すのを防止したものである。
また第5図は鉄塔1の水平部材1a側の連結金具13お
よびヨーク15に代えて、連結金具27および゛バラン
スヨーク21を使用したもので、その作用効果は剛性導
体3側に使用した場合と同様である。
本考案装置は上述のように構成したから、この装置を碍
子連反差がある場合や、鉄塔への取付位置に誤差がある
場合、および鉄塔への取付面が水平でない個所に使用し
たときには、鉄構側のバランスヨーク15が各碍子連4
′に生じる不平衡力によってピン16を中心に回動する
と共に、同様に導体側のバランスヨーク21も枢軸28
を中心に回動して自動的に張力のバランスを取ることが
できる。
このバランスが取れた位置で連結金具27のビン孔30
とヨーク21のビン孔31が整合した所へロックピン3
2を挿入すればバランスした状態で固定することか゛で
゛きる。
なお、第5図に示すように鉄塔側にも連結金具27およ
びバランスヨーク21を取付ければ、鉄塔相互間に高低
差があって導体が傾いた場合にもバランスを保って固定
することができる。
なお第6図に示したロック装置はビン孔30のピッチと
ビン孔31のピッチとに差を設けたから、非常に微少な
ロック位置の調整が可能となる効果がある。
また第7図に示したものは、ビン孔31のピッチ間隔毎
のロック位置調整が可能で、この場合は第6図のものに
比してビン孔の数が少なくて済む利点がある。
また第8図および第9図に示したように、連結金具27
にストッパ一部27 bを設けると、たとえ枢軸28が
切断したり、脱落しても、バランスヨーク21が連結金
具27から抜は出さないため、導体3の支持態勢をくず
すおそれがなく安全性が向上する。
なお、上記実施態様は本考案の好適な実施例を示したも
のに過ぎず、この外本考案の思想から逸脱しない範囲に
おいて多くの変形例が得られることはいうまでもない。
例えば第2図における導体3の端末Bに用いるV字状の
碍子連の下端部にも本考案の機構を利用することができ
る。
本考案は、上記のように構成されているため、従来と異
なり4つの碍子連が互いに連動し架設時各碍子連の張力
が実質的に均等となる特長がある。
したがって、難かしい調整が不要となり極めて簡単に導
体の平行支持が可能となり作業性が著しく向上するなど
の効果を有するものであり、また、架設後張力がバラン
スした後バランスヨークをロックすればヨークと連結金
具とを連結した連結個所などが横風圧を受けても回転す
ることがなり、シたがってパイプ母線の揺動がなく、振
動も発生しないので連結個所の摩耗が著しく少なくなる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用すべき鉄構に対する傾斜■吊碍子
装置の正面図、第2図はその側断面図、第3図は従来の
傾斜■吊碍子装置の斜視図、第4図は本考案装置の斜視
図、第5図は鉄塔の水平部材にロック機構つきバランス
ヨークを連結した状態を示す斜視図、第6図はロック機
構つきバランスヨークの正面図、第7図はロック機構つ
きバランスヨークの別の実施例を示す正面図、第8図は
ロック機構つきバランスヨークの別の実施例を示す正面
図、第9図は第8図に示した実施例の側面図である。 1・・・・・・門型鉄塔、1a・・・・・・水平部材、
3・・・・・・剛性導体、4・・・・・・碍子連、12
・・・・・・取付金具、13・・・・・・連結金具、1
5・・・・・・二等辺三角形状の鉄塔側バランスヨーク
、21・・・・・・導体側バランスヨーク、25・・・
・・・吊耳、27・・・・・・連結金具、27 a・・
・・・・クレビス部、27 b・・・・・・ストッパ一
部、28・・・・・・枢軸、29・・・・・・所定の半
径の円周、30,31・・・・・・ピン孔、32・・・
・・・ロックピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.導体とほぼ直交する鉄塔の水平部材に適当な間隔を
    おいて2個の取付金具を配置し、その2個の取付金具へ
    線路方向よりみてV字状とした2組のV吊碍子連の各上
    端部をそれぞれ連結し、これら2組のV吊碍子連の下端
    部を導体の長さ方向にそれぞれ適当な間隔をおいて剛性
    導体へ傾斜状に連結する剛性導体用傾斜■吊碍子装置に
    おいて、鉄塔の水平部材に設けた取付金具と連結する2
    個の碍子連の上端部間を線路方向のバランス調整をする
    鉄塔側バランスヨークを介してピン結合し、各■吊碍子
    連の剛性導体側に位置する碍子連先端部を横揺動のバラ
    ンスを調整する導体側バランスヨークにピン結合すると
    ともに、この導体側バランスヨークの中間部と前記剛性
    導体に取付けた連結金具とを枢軸を介して横揺動に対応
    すべく回動自在に連結し、連結金具と導体側バランスヨ
    ークとに設けてあって導体吊下状態で整合するピン孔に
    ロックピンを挿通することにより前記回動を固定する剛
    性導体用傾斜■吊碍子装置。 2、導体側バランスヨークと枢軸を介して連結する連結
    金具に枢軸切断時におけるバランスヨークの抜は止めを
    設けてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の剛性導
    体用傾斜■吊碍子装置。
JP1978118705U 1978-08-30 1978-08-30 剛性導体用傾斜v吊碍子装置 Expired JPS591386Y2 (ja)

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JPS5535860U JPS5535860U (ja) 1980-03-07
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